前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

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原子力専門委・中川委員長に説明を直接要請、「TRIO ACCORD 室内楽の夕べ」

2015年12月11日 | 福井県政
  昨日は、憲法改悪共同センターの会議で福井県内での運動情勢と、2000万署名推進の相談をおこないました。19日におこなわれる総がかり行動のパレードと署名運動にも全力で取り組むことを確認しました。19日午後1時福井市中央公園からパレード、その後、署名運動をおこないます。ぜひ、ご参加ください。

  午後は、福井県原子力安全専門委員会を傍聴。委員から報告書案の記述について不十分な点の指摘はありましたが、報告書をまとめることは委員から異議がだされず決められました。傍聴の市民からは抗議の声があがりました。
 報告書案は中川委員長の責任でまとめられ、西川知事に「高浜3,4号機は安全確保されている」旨の報告書がだされる危険性が高まりました。

 私が求めていた、傍聴者からの質疑はおこなわれませんでした。
私は、委員会終了後に中川委員長に対応について質問、中川委員長は、「この委員会はそういうことをやる委員会ではない。しかし、説明するという点では、機会があれば説明したい」と答えました。国民、県民の大きな不安と反対のなかで、「安全確保」の報告をおこなうのであれば、県民にたいする説明責任を果たすのは、科学者としての社会的責任です。

 今日は、11日の再稼働反対市民行進 午後1時半~福井市中央公園、再稼働反対金曜アクションが夕方から福井県庁・関電前でおこなわれます。
ぜひ、ご参加ください。




 夜は、「TRIO ACCORD 室内楽の夕べ」をハーモニーホールで堪能しました。東京芸大出身の白井圭(ヴァイオリン)、門脇大樹(チェロ)、津田裕也(ピアノ)。今年から本格的にトリオとしての演奏開始したメンバーです。
 ベートーベン、ドヴォルジャーク、メンデルスゾーンのピアノ三重奏曲。私にはふだん聞く機会のない曲ですが、迫力ある演奏の渦に巻き込まれました。会場では、うたごえ合唱団のみなさんや、栗田元知事らとお会いしました。

 

 以下、原発報道です・・・・

■NHK・・・“安全確保対策できている”

  高浜原発3・4号機の安全性を原子力の専門家などが独自に検証している県の安全専門委員会が開かれ、「安全確保のための対策はできている」とするとりまとめの案が示されました。会合では、一部の委員から異論が出ましたが中川委員長は近く、会合を開かずに報告書を知事へ提出する可能性があることも示唆しました。
県庁で開かれた専門委員会には、10人の委員が出席し、まず、関西電力から、11月行われた現地視察での質問に対する説明が行われたあと、これまでの審議のとりまとめの案が示されました。
それによりますと「高浜原発3・4号機は安全性向上の対策が図られている」として、原子炉の安全確保のための必要な対策は図られていると評価しています。
この案について一部の委員からは「安全確保の定義が分からず、どのレベルでの安全性が確保されているのか具体的に書くべきだ」とか、「老朽化対策などこれまでの議論の内容が反映されていない」などの意見が出されました。
しかし、委員会のあと中川英之委員長は報告書のとりまとめ方法は委員長に一任されているとした上で、「いろいろ意見出たので報告書に反映しないといけない。報告書の完成版に異論がなければ知事に報告する」と述べ、近く会合を開かずに知事へ報告する可能性があることも示唆しました。

12月10日 20時09分

■毎日・・・京都・宮津市長が再稼働反対表明
  
  関西電力高浜原発3、4号機(福井県高浜町)の再稼働を巡り、京都府宮津市の井上正嗣市長は8日にあった市議会で「現状ではとても受け入れられるものではない」と述べ、反対の意思を表明した。高浜原発から30キロ圏内にありながら再稼働への同意対象ではない自治体の首長が、反対の意思表示をするのは初めて。

 一般質問で市議から見解を問われた井上市長は「市議会や市民の皆さんの意向を踏まえると、現状ではとても受け入れられない」と答えた。

 高浜原発から30キロ圏は3府県12市町に及び、宮津市の大半の地域が含まれる。関電は再稼働の同意対象を地元の高浜町と福井県だけに限り、高浜町長は既に同意を表明。宮津市は今年1月、関電に対し、立地自治体に準じた安全協定を結ぶように要請している。