『マインドマップが本当に使いこなせる本 ― ペンとノ-トで発想を広げる“お絵描き”ノ-ト術』(遠竹智寿子・月刊アスキ-編集部著、アスキ-・メディアワ-クス)を読む。
マインドマップとは、表現したい概念の中心となるキーワードやイメージを図の中央に置き、そこから放射状にキーワードやイメージを繋げていくことで、発想を延ばしていく図解表現技法。最近若手向けの教育でマインドマップを使って行うワークがあり、少し勉強しておこうとムックタイプの本書に目を通した。
昔からこういった方式の発想法は存在するし、中心概念から数珠つなぎに発想していくというやり方は、仕事でもプライベートでも、モノを考えたり文章を組み立てる時にわりと使っていた。
面白いのは、この手法は発想法だけでなく「記憶術」としても有用であるということ。一般的にノートやメモは、例えばタイトルを左上に書いて、そこから左から右・上から下へ展開していくのが普通だが、タイトルを真ん中に書き、そこから中身を放射線状に繋げて全体を「絵的」に表現する方が記憶にとどまりやすいらしい。人間の脳の構造とシンクロしやすいというのだ。本書に何例か掲載されていたが、確かに全体像が記憶に残りやすい。
トニー・ブザンという提唱者は、この「マインドマップ」を商標登録しており、それを定義する12のルールを遵守していないものはマインドマップではない、と主張するがそんなことはどうでもいい。こういったスキルは自分の気に入ったやり方を“俺流”でどんどん使っていくことが大切なのである。
マインドマップとは、表現したい概念の中心となるキーワードやイメージを図の中央に置き、そこから放射状にキーワードやイメージを繋げていくことで、発想を延ばしていく図解表現技法。最近若手向けの教育でマインドマップを使って行うワークがあり、少し勉強しておこうとムックタイプの本書に目を通した。
昔からこういった方式の発想法は存在するし、中心概念から数珠つなぎに発想していくというやり方は、仕事でもプライベートでも、モノを考えたり文章を組み立てる時にわりと使っていた。
面白いのは、この手法は発想法だけでなく「記憶術」としても有用であるということ。一般的にノートやメモは、例えばタイトルを左上に書いて、そこから左から右・上から下へ展開していくのが普通だが、タイトルを真ん中に書き、そこから中身を放射線状に繋げて全体を「絵的」に表現する方が記憶にとどまりやすいらしい。人間の脳の構造とシンクロしやすいというのだ。本書に何例か掲載されていたが、確かに全体像が記憶に残りやすい。
トニー・ブザンという提唱者は、この「マインドマップ」を商標登録しており、それを定義する12のルールを遵守していないものはマインドマップではない、と主張するがそんなことはどうでもいい。こういったスキルは自分の気に入ったやり方を“俺流”でどんどん使っていくことが大切なのである。