今からちょうど30年前、山下達郎のアルバム『FOR YOU』を聴いた時は衝撃を受けた。当時は、中学生で洋楽にはまっていた頃。剛や千春といった日本のフォークミュージックも大好きだったが、アメリカ人やイギリス人の作った曲の方がかっこいいみたいな、「中坊」なりの洋楽コンプレックスを持っていたのも事実。そんな気持ちを吹き飛ばしてくれたのが『FOR YOU』だった。「日本人も負けてないやんっ!?」そんなことを思った記憶がある。
以降も、達郎は良質なPOPアルバムを世に送り続けている。もちろんすべて聴いている。そして今度のニューアルバム『RAY OF HOPE』も、非常に丁寧に作られているなと感じる。作品の幹となるタイアップ曲やシングル曲がすべてバラードだったり、『ON THE STREET CORNER』ばりの一人アカペラの多重録音の曲もあったりして、全体的にはシブめのトーン。完全にAORだ。ここしばらくは、良い意味で老練している感がある。
一ファンの希望を言わせてもらうなら、昔の、突き抜けた夏の青空みたいな“翔んだ曲”をもう一度書きまくってほしいんだけどなあ。
以降も、達郎は良質なPOPアルバムを世に送り続けている。もちろんすべて聴いている。そして今度のニューアルバム『RAY OF HOPE』も、非常に丁寧に作られているなと感じる。作品の幹となるタイアップ曲やシングル曲がすべてバラードだったり、『ON THE STREET CORNER』ばりの一人アカペラの多重録音の曲もあったりして、全体的にはシブめのトーン。完全にAORだ。ここしばらくは、良い意味で老練している感がある。
一ファンの希望を言わせてもらうなら、昔の、突き抜けた夏の青空みたいな“翔んだ曲”をもう一度書きまくってほしいんだけどなあ。