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東西寄席演芸家名鑑・2~東京かわら版
新版の東西寄席演芸家名鑑が出ましたので、早速繁昌亭で買いました。東京の落語を見に行くときに手引きとして使っていたのですが、今見ると2011年の増刊号、東京は真打ち襲名の際、名前を変えられる方も多く、舞台を見て確かこの方はと戸惑いも多くありましたが、たまにしか行かないので大いに役に立ちました。
今回のは、東西全員の名鑑で写真もカラーで380ページで2000円の価値ある一冊。(10年前の東京だけの白黒写真でも1600円してたんですよ)。早速今迄に聞いたことがある方をチェックすると、噺家さんだけで上方で225人の方、東京で74名の方。
上方で聞けてないのは、最近弟子入りされた方かなかなか落語をされず希少なる高座に出会えるかどうかという方、いずれにしても早く全員さんの落語聞きたいものです。
東京の方は、さん喬さん、権太楼さん、歌之介さん、さん生さん、市馬さん、喬太郎さん、三三さんの方をお目当てにどうしても寄席を選ぶので、今見るといかに「落語協会」に偏っているようです、もう東京へ行く機会もないので、関西での個別の公演に足蹴に通わないとあきませんな。
①、上方落語家(松鶴、米朝、松之助、福郎、一門)
蛍光ペンが聞いたことのある方です。
③、上方落語家(文枝、春団治、五郎兵衛、染丸、一門)
④、東京落語家(小さん一門)
⑤、東京落語家(圓歌、金馬、馬生、志ん朝、圓菊、圓生、一門)
⑥、東京落語家(彦六、圓蔵、一門)
⑦、東京落語家(今輔、圓馬、柳昇、可楽、一門)
⑧、東京落語家(圓楽、談志、一門)
あと、東京落語家さんで(圓遊、助六、痴楽、文治、小南、柳橋、談幸、一門)もあります。
こうしてみると、席亭の名前も自由で、入船亭に昔昔亭、桃月庵、月の家、三増、鈴々舎など、やはり800人以上になれば、差別化の記号としての、新たな席亭も必然として生まれてくるんでしょうな。