ごまめ自家製うどん・427~2021.09.28
“おでんカレーうどん”
この前に続き、おでんが残っているのでカレーうどんに。この頃嫁さんとふたりだけになると、つくり過ぎるのか料理がどうしても残ってしまう。今日も、もったいないのでカレーうどんに、お出汁はやはり茅乃舎で作りましたが、動機が食べたくて作ったのではないのでこの前ほどの美味さを感じませんな・・・食というのはいかに気分に左右されているかでおます。
樹齢200年・久米田池~2021.09.27
散歩で出くわせた、樹齢200年の木。クレーンを使っての剪定が終わったよう、棟梁に「樹齢何年ですか」と聞くと、お家の方に聞いていただいて「200年」と、200年前というと11代徳川家斉の時代、葛飾北斎とか十返舎一九が活躍した時、寺院とか神社ではなく普通の民家の中にその時からあるとは・・・凄い。200年もの間、こうして大事に育て見守って来られた証ですな。
みなぎる逞しさになにか、生命、神が宿られている気がしますな。
☆☆☆☆
久しぶりに読むと小説もおもしろいもんですね。まさに等身大みたいなお話、適齢期娘がいて結婚すべきかどうか、実家を離れ一人住まいをする。両親はリタイアして毎日顔を突き合わせて新たな生活をはじめている。娘の仕事はアパレルの販売員、売場での店長とスタッフのイザコザ。アパレルに45年間いた者としてはよくわかる出来事。まさに等身大小説で楽しめました。
でも山本文緒さんの凄いところは、最初の出だしで伏線を張って、最後のオチ、まで引っ張り込む手法ですな・・・。
私の好きな落語でいうと、「植木屋さん、植木屋さん、あんたもう・・・」で始まり「弁慶」のオチ。「いてるかいなぁ」「あぁ、甚兵衛はん、でっか」で始まり「酔って件の如しか」のオチ。
さてこの小説「今日は私は結婚する」ベトナム人の恋人と結婚すると決めてから・・・で始まり、この伏線に惑わせられながら・・・読みすすむ。
これ以上は、ネタばらしになるのでこのあたりで、でも上手いですな。
プロローグとエピローグ、「自転しながら公転する」でおますな。