ごまめ~の~いちょかみ・Ⅱ

趣味(落語と本)の話と大好きなうどんを中心に、ごまめになってもいちょかみで幅広くお届け

第31回浪切寄席・せんしゅう亭~2021.09.11

2021-09-11 16:16:16 | 浪切亭・せんしゅう亭・落語


第31回浪切寄席・せんしゅう亭~2021.09.11
~話芸 三きょうだいの会~

講談、浪曲、落語、の話芸の競演。各自30分ずつにたっぷりとそれぞれの芸の違いと良さが一目瞭然。
「読む」「語る」「話す」、感心、泣きに笑い、のバランスに微妙なる違い、いずれもこころ揺さぶらるひとときに感動でおます。


一、旭堂南龍・・・・・・「光秀の祝言」

主君である斎藤道三が親子の戦に敗れ、浪人になった十兵衛(光秀)がのちに妻となる煕子との出会いのお話。
やはり講談、主役なので裏切者ではなく、心やさしいの一言。
尚、唯一残っている光秀の肖像画は、この岸和田の本徳寺に残されている。

二、菊地まどか・・・・・「温かい手」

まどかさん、よろしいな。浪曲、よろしいな。あの浪曲の唄聞いているだけで、心がジーンと目が潤んでくる。ひもじくてパンを盗んだ子供に、諭しながらもお腹いっぱいおにぎりを食べさす八百屋夫婦。それから月日は経って30年後、八百屋の女将さんが夫が入院していた病院で・・・。
「情けは人のためならず・・・」。またまた、まどかさん、聴きたくなりましたな。

三、笑福亭鉄瓶・・・・・「火焔太鼓」

鉄瓶さん、病気中だった時の家族の状況をマクラに、噺は「火焔太鼓」。今大阪でも演じる方も増えましたが、どこか江戸の匂いも漂わす鉄瓶さんの「火焔太鼓」。オチは、半鐘ではなく、笛。元気いっぱいの鉄瓶さんを見れて、うれしくなりましたな。



第31回浪切寄席・せんしゅう亭~話芸の三きょうだい~
2021年9月11日(土)午後2:00開演
南海浪切ホール・交流センター

一、旭堂南龍・・・・・・「光秀の祝言」
二、菊地まどか・・・・・「温かい手」
三、笑福亭鉄瓶・・・・・「火焔太鼓」

 


①、南海浪切ホール、一階ロビー
市民のサークル等の催しもないようで、ガラリとしています。
注目の岸和田のだんじり祭りも昨年に続いて今年も中止みたいです。


②、岸和田市立浪切ホール
ホールでの催しものは減ってガラッとしていますが、お向かいのカンカンではオリンピックで一躍注目のスケートボードの練習場があって子供たちとその親御さんの熱いまなざしででいっぱいでおます。


③、4階、交流ホール
コロナ禍で、ゆったりとしたお席が並ぶ。もちろん完売御礼。

 

並ぶ、もちろん完売御礼。

第32回浪切寄席・せんしゅう亭~桂かい枝の会~
2021年12月26日(日)午後2:00開演
南海浪切ホール・交流センター

次回は年末の26日、かい枝さんに、瑞さん、雪鹿さんの出演です。

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釆なりうどん きらく・岸和田店~2021.09.11

2021-09-11 15:15:15 | うどん・蕎麦・そうめん


釆なりうどん きらく・岸和田店~2021.09.11

“肉うどん”

落語会終わったのが3時半その時間でやっているうどん専門店はないので、カンカンにある“釆なりうどん きらく”さんへ、ハルカスあるお店とはメニューも少し違うようで“九条ねぎ蕎麦”もなくがっかり、そこは諦めてごまめの定番の“肉うどん”を、お肉は味がついていない肉なんばん風、シャリ感のある玉ねぎは美味しいがお肉が少なくて満足度は低し。店によって屋号も微妙に違えているようですが、残念。



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利他と料理~中島岳志

2021-09-11 06:06:06 | 本の少し

 

☆☆☆☆

政治学者の中島岳志さんと、料理研究家の土井善晴さんが、このミシマ社主催のオンラインイベントの対談記録。
テーマは「利他的であるということ」、この本読んでも今一つ「利他」とは何ぞやと説明できませんが、土井さんの料理を通しての生き方、日々の過ごし方は思っているそのままで、おもしろい。

あの本「一汁一菜」が出た時、テレビ番組を持っている料理家としては、自分の首を絞めているのではないかと危惧しましたが、その後も活躍、土井さんは料理から過剰なものをそぎ落とし、シンプルにすることで、素材の本質に肉伯しようとしている。それなりに覚悟されてのメッセージ発信だと思いますが、その言葉は「いい加減でええんですよ」「まあ、だいたいでええんですよ」と自然体で、特にケハレの日(日常)の食事を大切される。
たとえば、家庭料理でも手をかけることが愛情だと思い込んで、「おいしさはひと手間ですね」とテレビのアナウンサーが言っていますが、土井さんは昔の日本人のように自然に目を向けて、レシピの分量にとらわれることなく、食材と会話する、現代が過剰になっているので、「混ぜない」「味を付けすぎない」とか「しない」ということ。「味付けよりも火加減」「見るからに気持ちよさそうな湯加減」、気持ちの良い料理はそれだけで豊かな味わいになる。

和食というのはマイナス的料理、そこにやはり「自然と心がつながって、ええ加減」がよろしいようでおます。

 

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