土橋のしだれ桜を見た後で友人と近くの 野草園に寄り、そこを出た後で単騎臥龍山の南麓にある旧河野邸(今は「空域さくら亭」という会席料理店に改装されています)のソメイヨシノを訪ねました。海岸部から1か月近く遅れてソメイヨシノが咲くという特異な所です。花期の早かった今春の桜でしたが、ここでは散り始めのソメイヨシノがまだ残っていてくれました。〔4月18日(水)〕
↓ 散り始めたソメイヨシノに包まれた「空域さくら亭」の佇まいです。
↓ 4年前から営業を開始した会席料理店は平日のこの日は閉店していました。
↓ 時折花見の車が立ち寄ることを除けばこの山間の邸宅は静寂に満ちていました。
↓ 料理店に改装された本宅の裏手の高台の桜も満開でした。この邸宅は築後100年を超えると聞いています。
↓ 鍵の掛かった本宅のガラス戸に散り始めた桜が映り込んでいました。
↓ 後背の高台から山深い空域の郷にある邸宅周辺の佇まいを俯瞰してみました。
↓ 桜の花に包まれて将に春爛漫の邸宅周辺です!
↓ 西に傾いた陽を浴びて春色に染まる邸宅周辺です。
↓ 緑公団の大規模林道の通る邸宅前にソメイオシノの古木の植え込みがあります。
↓ ほぼ満開のソメイヨシノと周辺の森林とのコラボレーションも良いものです!
↓ 一時衰えていたソメイヨシノの樹勢も料理店が開店してから回復し、見事な花を見ることが出来るようになりました。
延べ39回に亘った今年の「広島の桜」シリーズを今回をもって終了させて頂きます。3月6日に訪ねた上蒲刈島の河津桜以降1か月を大きく超えるシリーズとなりました。3月22日の広島のソメイヨシノの開花からフィナーレの4月18日の旧芸北町空域のソメイヨシノまでやはり1か月ほど、この間広島県に桜前線が停滞してくれたようです。今年の広島の桜は概して「一斉に早咲き」した桜であったと言えるかと思います。行きたいところ、写真に納めておきたいところは沢山あったのですが、実現出来たのはほんの一握りで終わったようです。途中、広島から飛び出して現存する12天守のうちの5つの城を桜咲く季節に訪ねることが出来たのは楽しい思い出となりました。シリーズをソメイヨシノで締め括るというのは初めてのことです。種類と問わず、種々の桜が一斉に早咲きした今年の特色を具現した象徴的な出来事かと思います。多くの方々から励ましの言葉や情報提供も戴きました。皆さまに感謝すること頻りです。有難うございました。