神原の枝垂れ桜を見た足で湯戸のモチヅキザクラを訪ねました。広島市佐伯区五日市町石内の湯戸地区にある一本桜です。現地にあった案内では樹種はヤマザクラとエドヒガンの交雑種のモチヅキザクラ、樹高18.30m、幹周3.25mの巨樹で、広島市の保存樹に指定されているとのことです。この日はほぼ満開で、樹下では地元の方々が花見を楽しんでおられました。〔4月3日(水)〕
↓ 教徳寺観音堂の境内に立つモチヅキザクラです。
↓ 湯戸地区は石内にありますが佐伯区八幡の飛地とのことです。観音堂の本尊は奈良時代の高僧行基の作とのことですが、盗難に遭って改作されているようです。
↓ 樹高18メートルを超える巨樹ゆえ、観音堂を遥かに超えて聳えていました。
↓ 花はエドヒガンと同じ白色でした。周りの竹藪の緑や青空を背に際立っていました。
↓ 樹下には観覧席が設けられており、地元の方々が賑やかに花見の会を開いておられました。この樹は地元の自慢の桜のようです。
↓ 白色の花、葉よりも花が先に出るなどエドヒガンの血を引いている要素が濃いようです。
↓ モチヅキザクラのひこばえに咲いた花です。白く、大きな3連の花でした!
↓ モチヅキザクラは広島県下にはこの一本だけとのことです。近県では島根県浜田市三隅町の太平桜がこの仲間のようです!
↓ 現地への案内用の幟です。