備北の深い森にヒメフタバラン(姫二葉蘭)を訪ねました。ラン科フタバラン属の背丈10~15センチメートルほどの細くて小さな花でした。私にとっては初見の花でした。〔4月17日(水)〕
↓ 深い森の樹下に自生したヒメフタバランです。茎の中ほどに2枚の葉を付けた淡紅褐色の小さな花でした。
↓ 細くて小さな花ですので良く目を凝らさないと視認し辛い花でした。小さいながらも2枚の葉が目印になりました。
↓ 大きく2裂して逆Y字になって下に垂れている唇弁が特徴的な花です。
↓ 茎に淡紅褐色の花をまばらに付けています。
↓ 総状花序に付く花は2~6個とのことです。この写真の個体は5~6個の花を付けているようです!
↓ ヒメフタバランは国内では宮城・山形県以南の本州、四国、九州、琉球列島に分布するそうです。
↓ 林床の一画に足の置き場がないほどに密集して咲いていました。一本も傷めないで観察することはとても出来そうにありませんでした。
↓ ヒメフタバランは暖地の常緑樹林のやや湿った林床に生育すると聞きましたが、将にこの森はその条件にピッタリのところでした。