昨日は
ほんとうによい天気で
心ゆくまで
春を満喫出来た
いつもの場所で
いつものように
友と語り合えば
お決まりの蝶々の舞いが
時空間を鮮やかに彩る
陽気に誘われて
人々が集まり始めた
それでも蝶々は
入れ代わり立ち代わり
往き来する
しかし
さすがに蝶々の
翔びかたがいつもと違う
しゃくるような軌跡と
速さだ
よく見ていると
誰も蝶々に関心を
示す人がいない
もしかしたら
見えてはいるけれど
観えてはいないのかもしれない
ただ一人
小さな子供が
大人の集団から離れ
蝶々を不思議そうに
観ていた