今日も蝶属の浮揚ダンスはとまらない。
言わば彼らは自然と一体である。
大自然と蝶との自然量子交流を同じく自然量子眼で観ていれば
自ずと背後深奥に輝く量子クライン構造がフラクタルに重曹している真実が
それとなく教えられるのである。
「人間」も太古は『人』として自然量子の恩恵をダイレクトに享けて
原初創造の輝きに溢れていたんだろう。
そして 蝶たちはそんな『人』たちと以心伝心で生態系を観護っていたのだろう。
『人』から「人間」へと堕ちた現代人を横目に彼らは今日も自然とともにある。
それゆえに 時々 子どもたちの純真無垢なオーラに吸い寄せられて
その魂に親しく問いかけているのだろう。
子どもには蝶たちの背後の自然愛が感受されるが
周りの『人間』たちは蝶から発する愛は通ぜず その姿すら眼に入らない。
気付いても ただの昆虫としてしか認識できないのだ。
蝶には太古の記憶があるから現状をとても悲しんでいる。
自然の神々も同じ想いなのである。
私は今日も蝶に魅せられながら そんな物語を心に反芻していた。