鹿 2015-07-14 11:13:00 | ノンジャンル 鹿に 遭遇した。 彼女は 不意に現われた。 ごく普通の市街地で それなりの県道だったが そんな設定にはお構いなく 気高い淑女が 毅然と振る舞う如くに 車の前に現われ 停車を促した。 彼女のために 即時停止をすると 艶ある毛並みを躍動させ ゆっくりと横断をした。 蝶や鳥は 慣れっこになっているが このような大型の野生生物は さすがに初めてだ。 なぜか 人間より 遙かに高いと思われる気品を 放っていた。 自然に護られ 生き抜くことを 願うばかりである。