車検では、ブレーキの制動能力を検査するだけだが、パッド残厚の確認を兼ねてブレーキキャリパーの分解・洗浄を行う。
言うまでも無くブレーキは命に関わる大事な装置なだけに定期的メンテナンスが欠かせない。
手間は掛かるが、ブレーキのレスポンス改善が期待できるし、何よりも一番汚れやすい部分だけにやり甲斐のある作業だ。
ただ、重要装置だけに自信の無い方はショップに依頼することをお勧めする。
まずは、ベータピンを引き抜く。
次にパッドピンを引き抜く。この時、ブレーキパッドが落ちないよう手を下に当てておく。

ブレーキパッドを取り出し、内側と外側が分かるように置いておく。

パッドにひびなど無いか確認。また、残厚を測っておく。(後で点検整備記録簿に記載する)
パッドピンはパーツクリーナーで汚れを落とす。汚れがひどいようなら、サンドペーパーで磨く。
組み戻す時にグリスを薄く塗布する。

次にブレーキキャリパーを外したらホースにテンションが掛からないよう、ひもで吊るしておく。

ぬるま湯を入れたバケツにキャリパーを入れ、歯ブラシを使って中性洗剤でピストンおよび周囲の汚れを洗い落とす。

この際、ブレーキレバーを軽く握っては戻しを繰り返してピストンを6~7mmほど引き出す。
ピストンはなかなか均一に出て来ないので、一つが終わったらそれを押さえ込みながら、ブレーキ操作を繰り返して他のピストンを引き出す。これを全てのピストンに対して行う。厚めの木片などをかましてやると作業がし易い。
ピストンは、くれぐれも出し過ぎないよう注意。出し過ぎてピストンが外れると、空気が入ってエア抜きが必要になる。
洗浄が終わったら乾燥させ、ピストンの周囲にシリコングリスを塗布する。
ピストンの露出部分が極力少なくなるよう指で押し戻したら、周囲のグリスを良く拭き取っておく。これを怠ると走行中ダストが付着し易くなる。
パッドを新しくした時は、ピストンの押し込みを十分やっていないとパッドを入れづらいので注意。

規定のトルク(私のバイクは40Nm)でキャリパーを取り付ける。
次に、パッドを戻し入れ、手で支えながらパッドピンを挿入、ベーダピンを差し込んで作業終了。
作業時間は左右合わせて1時間程度。

最後に、当たりが出るまでブレーキレバー操作を繰り返す。これを行わないとブレーキが利いていない状態なので、いきなり走りだすと危険。
便利グッズがこれ。ピストン周囲を満遍なく洗浄するためにピストンを回す工具。ネットで2千円程度で購入。

本日の作業はここまで。
言うまでも無くブレーキは命に関わる大事な装置なだけに定期的メンテナンスが欠かせない。
手間は掛かるが、ブレーキのレスポンス改善が期待できるし、何よりも一番汚れやすい部分だけにやり甲斐のある作業だ。
ただ、重要装置だけに自信の無い方はショップに依頼することをお勧めする。
まずは、ベータピンを引き抜く。

次にパッドピンを引き抜く。この時、ブレーキパッドが落ちないよう手を下に当てておく。

ブレーキパッドを取り出し、内側と外側が分かるように置いておく。


パッドにひびなど無いか確認。また、残厚を測っておく。(後で点検整備記録簿に記載する)
パッドピンはパーツクリーナーで汚れを落とす。汚れがひどいようなら、サンドペーパーで磨く。
組み戻す時にグリスを薄く塗布する。

次にブレーキキャリパーを外したらホースにテンションが掛からないよう、ひもで吊るしておく。

ぬるま湯を入れたバケツにキャリパーを入れ、歯ブラシを使って中性洗剤でピストンおよび周囲の汚れを洗い落とす。


この際、ブレーキレバーを軽く握っては戻しを繰り返してピストンを6~7mmほど引き出す。
ピストンはなかなか均一に出て来ないので、一つが終わったらそれを押さえ込みながら、ブレーキ操作を繰り返して他のピストンを引き出す。これを全てのピストンに対して行う。厚めの木片などをかましてやると作業がし易い。
ピストンは、くれぐれも出し過ぎないよう注意。出し過ぎてピストンが外れると、空気が入ってエア抜きが必要になる。
洗浄が終わったら乾燥させ、ピストンの周囲にシリコングリスを塗布する。
ピストンの露出部分が極力少なくなるよう指で押し戻したら、周囲のグリスを良く拭き取っておく。これを怠ると走行中ダストが付着し易くなる。
パッドを新しくした時は、ピストンの押し込みを十分やっていないとパッドを入れづらいので注意。

規定のトルク(私のバイクは40Nm)でキャリパーを取り付ける。
次に、パッドを戻し入れ、手で支えながらパッドピンを挿入、ベーダピンを差し込んで作業終了。
作業時間は左右合わせて1時間程度。

最後に、当たりが出るまでブレーキレバー操作を繰り返す。これを行わないとブレーキが利いていない状態なので、いきなり走りだすと危険。
便利グッズがこれ。ピストン周囲を満遍なく洗浄するためにピストンを回す工具。ネットで2千円程度で購入。

本日の作業はここまで。