亀井幸一郎の「金がわかれば世界が見える」

マクロな要因が影響を及ぼす金(ゴールド)と金融の世界を毎日ウォッチする男が日常から市場動向まで思うところを書き綴ります。

7月2週目

2008年07月08日 16時13分01秒 | 金市場
継続して読んでいただいている方はご存じのように、3週ほど前くらいからドル建て金価格の動きを強気で見ている。下げれば弱気が台頭し、逆に上げれば強気が台頭するというまさに右往左往の金市場だが、金市場を取り巻く環境にテクニカルな要素を加味した上で今月が先を見据えるうえでポイントになると思い、それが上ではないかと判断している。 この先、鉱山のヘッジ外しも期待できないとの見通しも、相応の説得力を持つ。足元 . . . 本文を読む
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早くも50勝

2008年07月06日 22時26分30秒 | 徒然(つれづれ)
鉄壁と言われてきたタイガースのリリーフ投手陣。それぞれの名前の頭文字から略称でJFKと呼ばれている。ここに来てJにあたるジェフ・ウィリアムスの調子がイマイチで、連続して抑えに失敗している。本日の横浜戦、4対4で迎えた8回の裏、3番から始まる横浜打線に連打され結局3点取られ簡単に逆転となった。ほとんどストレート一本で押す配球を読まれたんだろうね。 ところが、9回の表の虎の攻撃、早い話が逆転してしま . . . 本文を読む
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誰も困らない「金の上昇」

2008年07月05日 10時39分11秒 | 金市場
スターバックス米国内で全店舗の5%にあたる600店を閉鎖。もともと100店舗の予定を大幅に上乗せしたものとしている。ガソリン高で外出が減るというのが直接的な理由ではない。しかし、このところ海外でも国内でもガソリン高で車での外出を控える傾向が高まっているとのニュースが増えたのは確か。米国の6月の新車販売台数が前年同月比で18%減少というのは、中身が大型車の落ち込みが目立つことからも、ガソリン高が大き . . . 本文を読む
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大勢に変化なし

2008年07月04日 23時43分52秒 | 金融市場の話題
本日は出張帰り。昨夜の利上げも雇用統計も、結局サプライズはなかったものの、米国市場の連休前を前にして、直前までのポジションの“巻き戻し”が起きたということのように見える。報道的(?)には、「織り込み済み」という表現になる。そう市場も解釈したわけです。少し引いてみると米国とユーロ圏の今の位置関係が浮き彫りになったということか。掲載しているのはドル指数(ドル・インデックス)の5日チャートだが、スケール . . . 本文を読む
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イベント待ち

2008年07月03日 20時13分31秒 | 金融市場の話題
さてさて日本時間の今夜はECB理事会に米雇用統計と、このところの注目イベントが重なる日。10日ほど前だったか「表現が難しいのだが、通常はサラリと行き過ぎる材料が環境によっては、それぞれの影響力が高まり“共振”現象が起きてしまうことがマーケットにはある」と書いたことがある。サプライズは「ECB利上げ見送り」と「雇用を改善」だが、前者はともかく後者は難しいが、それでも「悪化はしているが、予想ほどではな . . . 本文を読む
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ポールソン、トリシェ会談

2008年07月02日 22時22分45秒 | 金融市場の話題
けさのニュースで「米財務長官、ECB総裁と会談」というのがあった。メドベージェフ新大統領やプーチン首相との会談などロシア訪問の後に立ち寄ったかたち。少人数の記者との話では、「トリシェ総裁との間ではユーロやドルに特定せず通貨全般に話し合った」とのこと。ECB理事でドイツ連銀総裁のアレックス・ウィーバー総裁との会談。こちらは金融市場の規制をめぐり意見交換で、緊密な情報交換などで合意と。いずれにしてもト . . . 本文を読む
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ユーロ圏の物価上昇

2008年07月01日 10時11分50秒 | 金融市場の話題
日本時間の夕刻にあたる5~7時の時間帯はロンドンの取引時間帯になるが、昨夜は6月のユーロ圏の消費者物価上昇率が速報値で4%(前年同月比)と5月の3.7%を上回り(通貨統合後の)過去最高水準となったことが伝えられた。これでECBの利上げ見通しがさらに濃厚になり為替市場でユーロが1.58ドル台へと上昇、つれて金も935.28ドルと高値に。そこから期末要因もありユーロに売りが出るとともに値を消し、一転し . . . 本文を読む
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