ゼロ金利のみならず株式ETFや不動産投信(リート)まで購入の対象に入れるという日銀の量的緩和競争への参戦表明で、金市場も予備のブースターに点火となった。燃料の持続が不確かだった11月FOMCエンジンには、入れ替わり立ち替わり各担当技師が燃料の注入を行っている。エンジンの過熱を恐れる技師は傍らでその姿を冷ややかに見つめている。いよいよもって織り込み度は上昇、市場の期待を違えるような方向がリスクとなっ . . . 本文を読む
最高値更新を続ける金価格。先月末からかなりの売り玉を消化して上昇し、これぞモメンタム相場という感じ。乗らない(ロングを持たない)リスクを感じたファンド勢のなかには、月末に手仕舞いし手を空かしたところは再び買い参戦という展開のようだった。今週は例によって雇用統計だが、かなり追加緩和を織り込んで上昇してきただけに、結果に対する反応はいつも以上に読みにくくなった。ある通信社のインタビューで今週のレンジ予 . . . 本文を読む