さすがに7日のNYの金価格は反落となった。ドル高で売りがというほどのドル高でもなく、9月1日のISM製造の予想外の50ポイント割れ、2日の雇用統計(予想を大きく下回る就業者増加数)、そして6日のISM非製造業の大幅低下という3連単のような材料を手掛かりに買われ、最後が伸びた分、調整の反動安といったところ。1350ドル超を納得させる目先の材料が出現するのを待つのみだが、上値では売り物も増えそうだ。
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先日ここに8月の米雇用統計はイレギュラーな数字が出やすい季節性(癖)があると書いた。日本時間、昨夜のISM非製造業景況指数もそういった要素があったのかもしれない。それでも総合で前月55.5、市場予想55.0が51.4への落差はちょっとしたサプライズだった。
好悪の分岐点の50を割り込み、最近やっと浮上する気配を示していた製造業景況指数に比べ、安定的に50を大きく上回り続けてきた非製造業のほうは . . . 本文を読む
結局、米8月の雇用統計は、予想値を下ぶれ、やはり統計の癖が今年も現実化することに。後は来月、どれだけ修正されるか、されないか。ただし15万1000人の雇用増は悪くない。仮に20万人以上だと金融市場をはじめ金市場も“景色”変わっていただろう。
この結果は見方によって良くも悪くも取れるもので、どちらかというと良く取れるということか。予想値を下回ったことで買われた(買い戻された)金市場だが、上値の重 . . . 本文を読む
金市場の心理的な節目の1300ドルの攻防を回避させたのはISM製造業景況指数だった。いまや米国経済の主力は製造業ではなくサービス業など非製造業部門。それでも裾野の広さもあり製造業の存在は無視できない。在庫がらみで4-6月期のGDPを抑えたのも製造業。利上げ観測が高まり、ドル高になると影響が及ぶのもこの部門。
伝えられたように8月のISM製造業景況指数は、前月から3.2ポイント低下し49.4と予想 . . . 本文を読む
さて早くも9月入り。朝夕は涼しくなり、本日の明け方、東京でも虫の音が聞こえた。
2日の雇用統計の前哨戦的な意味合いから注目された雇用サービス会社オートマチック・データ・プロセシング(ADP)が中心となってまとめる全米民間雇用報告。民間部門雇用者数は前月比で17万7000人増と予想の17万5000人をやや上回り、ドル高の中で金は売られ1310ドル割れを見ることになった。2日の結果が予想(18万人 . . . 本文を読む