さて日米首脳会談。国務長官は承認されたものの、日は浅く、財務長官も商務長官の承認も未だならない中での首脳会談。下交渉も出来ていないであろうから、どうなるか。・・・と思っていたら、日経が、双方ともに・・・・ではなく、米国側は今回は本格的な話し合いに持ち込まないという趣旨の観測記事を書いていた。・・・・であれば、戦々恐々と身構えることもなかろうと思うが、流れで何か突飛な発言が出るやもしれず、むしろ本 . . . 本文を読む
それにしても連日にわたって、これでもか!というくらいに話題を提供してくれるトランプ大統領だが、夫人から娘まで舞台にあがって、さながらドナルド劇場という選挙戦そのままが続いている感じだ。日本政治が専門のコロンビア大学のジェラルド・カーティス名誉教授が、トランプ評を「非常にナルシストで周りに偉大なリーダーだと思って欲しい」としていた。
そうだろうなぁ、と思っていた。スタート時から史上最低の支持率が . . . 本文を読む
週明けにかなり売られたフランス国債が、7日は小康状態で100以上もの公約を掲げた国民戦線ルペン党首の支持率も高いとはいえ限定的と思いきや、フランス大統領選で、またぞろ妙な流れが出てきた。選挙戦特有の中傷合戦ということなのかもしれないが、有力候補フィヨン元首相の支持率低下に従い、急浮上してこちらが本命か、と思われたマクロン経済産業デジタル相に性的スキャンダル。同性愛者との不倫疑惑・・・・という、何 . . . 本文を読む
主要経済指標の発表のない中で、本日の注目はまずアジアの時間帯の中国の外貨準備。さらに貿易赤字の削減を原理主義的に唱えているトランプ政権の誕生でにわかに注目を集めることになった、米貿易収支の発表だった。
まず中国の外貨準備の方は、3兆ドルを割れているか否かが関心事だったが、割れていた。2兆9980億ドルと2011年2月以来の3兆ドル割れ。人民元売り抑制のために、金輸入が許可されている銀行に対し“ . . . 本文を読む
入国禁止や制限の大統領令を巡り、アメリカが連邦政府と連邦地方裁の争いが、控訴裁での判断となっている。即時停止を命じたシアトルの連邦地裁に対するペンス副大統領の発言だが、「誤った決定だ!」というのはいいとして、「誰が米国に入国が出来るのかという問題は、大統領が決めることだ・・・」というのは、オイオイオイ・・・本当にそうなのか?という感じだ。そこまで大統領権限は強いかね。もともと共和党保守派で知られ . . . 本文を読む
先週末の米雇用統計のNFPつまり非農業部門の就業者数の増加22万7000人は、サプライズだった。20万人を超える数字は“上振れ”という感覚で見ていたが、予想の17万5000人増からもサプライズ。小売り大手がネット販売などに押され、人員削減を発表していたので(減らすのはこれからだが)良くて市場予想をやや上回るくらいかと思っていた。
失業率は4.7から4.8%に上がったが、これは職を求めている人が . . . 本文を読む
このところの暴走状態のホワイトハウスの動きに、共和党議会指導部が静観するかのようなスタンスに疑問をもっていたのだが、さすがに危機感を募らせたようだ。上院財政委員会は、財務長官に指名されているスティーブン・ムニューチン氏と、同じく厚生長官に指名されたトム・ペンス氏を「緊急措置」として承認し、上院本会議に送ったようで、日本時間の明日の午前中にでもようやく承認されそうだ。先行してティラーソン国務長官、セ . . . 本文を読む
日本時間の明朝4時に声明文が出されるFOMC(連邦公開市場委員会)だが、近年これだけ市場の関心が向けられないFOMCも珍しい。今回の政策金利引き上げは予想されておらず、また引き上げはできないというのがコンセンサス故にそれも止むなしといったところか。
今夜は間もなく米ISM(供給管理協会)製造業景況指数が発表される。昨日発表された1月のシカゴ購買部協会景況指数が市場予想(55.0)を大きく下回る5 . . . 本文を読む