週明け12月9日のNY市場の金価格は、狭いレンジ内取引の小動き。本日からのFOMC(米連邦準備理事会)はじめ15日の関税発動期限までECBや英選挙とイベントが並ぶ中で様子見の市場でほぼ前日水準の1464.90ドルで取引終了。
本日10日から2日間の日程で開かれる米連邦公開市場委員会(FOMC)。すでに10月の会合終了後から11月下旬に至るまでパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が講演や議会証言 . . . 本文を読む
今週はいよいよ中野サンプラザでの2時間セミナーです。
もちろん話のコアな部分、とりわけ中長期の見方は前回の内容と重なる部分がありますが、この間の様々な出来事を経て、それらも新たな要因も加わっています。今回は、金市場にフォーカスします。もっとも、そのためには金市場以外を語らないわけにはいきません。
当初、FOMCとECB理事会を想定した日程設定でしたが、そこに英国の総選挙、さらに米国による中国へ . . . 本文を読む
11月の米雇用統計は報じられたように大きく上振れとなった。もともと多少予想よりいい数字が出ることで、FOMCでの利下げ見通しがさらに遠のき、金が売られる状況を読んでいた。しかし、直前のISM製造業景況指数の中の雇用指数の低下やADP全米雇用報告の大幅な下振れから、これは逆にネガティブ・サプライズかとも思ったがフタを開けたら何のことはない、前月比の非農業部門雇用者数(NFP)は市場予想18万人増に対 . . . 本文を読む
米中合意について唐突に飛び出した「期限を設けない、2020年の大統領選の後でもいい」というトランプ発言について一昨日ここで、「この発言自体も思惑と中国への牽制からくる不規則発言ともいえ、明日には変わるかも・・・というのが、ドナルド・トランプのトランプたるところ」と書いた。やはり翌日には「うまく行っている」に変わった。
自己顕示欲が非常に強い人ゆえに、記者会見中に一定の高揚感の中で流れの中で浮かぶ . . . 本文を読む
この2週間の金市場の価格イメージなどと書いたら、さっそく政治要因で動きが出てしまったという感じ。大西洋条約機構(NATO)首脳会議のためにロンドンを訪れているトランプ大統領。
中国との通商交渉合意に期限はないとし、来年11月の大統領選挙後まで待った方が良いかもしれないと発言。先月は、合意にきわめて近いとし市場に期待が高まっていただけに、一部の投資家は梯子を外された感じなんだろうか。。。しかし、この . . . 本文を読む
感謝祭前に署名された香港人権・民主主義法案は、放置すれば週明けの今週初めにも議会に諮られ3分の2以上の賛成をもって成立するとみられていた。感謝祭直前まで引き延ばしたのは、その発言にもあったように中国側に対するシグナルだった。結局、中国政府もが「断固とした報復措置」を取ると反発したものの、具体的な内容については公表されず市場には一定の安ど感も。国市場が感謝祭で休日となった28日には例の環球時報(グロ . . . 本文を読む