週明け11月25日のNY金は大幅反落に。下げは6営業日ぶり。前週の週足5.5%、1年8カ月ぶりの大幅上昇と一変。
ウクライナ情勢に対する過度な警戒感の後退とともに、中東情勢の緊張緩和が売り要因に。
スラエルとイラン支援下にあるレバノンの武装組織ヒズボラの停戦が近いとの報道に反応した。後にイスラエル政府は、26日に閣議を開いてヒズボラとの停戦案を承認する見通しとされた。 結局、NY金は前週末比9 . . . 本文を読む
結局、先週のNY金は週初から5営業日続伸で週末の引値は2712.20ドルで約2週間ぶりの高値に。週足は前週末比142.10ドル、5.53%高の反発となった。
週足の上昇率としては今年に入り最大で、23年3月17日終了週の5.7%以来の高さとなった。当時は米地銀シリコン・バレー銀行(SVB)の経営破たんなど信用リスクの上昇を懸念する買いを集め上昇していた。
前週11月16日終了週の週足は、終値 . . . 本文を読む
11月20日のNY金は3営業日続伸。引き続きウクライナ情勢に新たな動きあり、地政学リスクを手掛かりにした買いがNY早朝からNY時間に入り先行した。
前日から伝わるウクライナとロシアの戦闘激化は投資家のリスク回避姿勢につながり、金は買われやすかった。
ウクライナは20日、前日の米国製の長距離地対地ミサイル「ATACMS」に続き、英国製の長距離ミサイル「ストームシャドー」を初めてロシア領に向けて . . . 本文を読む
11月19日のNY金は、ウクライナ情勢の緊迫化を懸念した買いに続伸した。
通常取引は前日比16.40ドル高の2631.00ドルで終了した。17日に一部米系メディアがバイデン米政権がウクライナに供与した長距離ミサイルをロシア本土への攻撃に使用することを容認したと伝えていた。さっそくウクライナ側が攻撃に着手したと19日に報じられ、情勢の緊迫化を懸念した逃避需要を集め上昇した。
ただし、一時2643 . . . 本文を読む
週明け11月18日のNY市場の金価格は7営業日ぶりに反発した。
先々週来、連日ファンドのポジション(買い持ち分)整理の売りが続くとともに、現物由来の金ETF(上場投信)にも最大銘柄「SPDR(スパイダー)ゴールドシェア」には11月に入って以降14日まで売り越し状態が続いていた。
週明けNY金はNY時間外のアジア時間の早い段階で節目の2600ドルに到達。しかし、戻り売りに押し戻されその後2580 . . . 本文を読む
先週にNY金は2570.10ドルで終了。9月11日以来の安値で、9月の米連邦公開市場委員会(FOMC)にて0.5%の大幅利下げが決まる前の水準まで押し戻されたことになる。
週足は前週末比128.70ドル、4.6%安と3週連続安となった。2021年6月18日終了週以来の大幅な下げとなる。 15日は一時2558.90ドルまで売られたものの2550ドルの節目は維持し、終盤に下げ幅を縮小して終了した。ド . . . 本文を読む
本日も時間の関係で午前のレポートを転載ということに。
「NY金ファンドの売りは一巡か、米経済に自信を示したパウエル議長」
11月14日のNY市場の金価格は5営業日続落した。10月末にかけて米大統領選を巡る不透明感から逃避資金を集め2800ドル超の史上最高値を更新していたNY金だが、その後トランプ候補圧勝を受け、政治分断や政治的空白発生のリスクが急低下したことで、一転売りが膨 . . . 本文を読む
本日は時間が取れないので、午前中に書いたレポートをそのまま経済することに。
以下、そのまま掲載。
「10月米CPI予想の範囲内で12月利下げ濃厚、NY金下値模索」
11月13日のNY市場の金価格は4営業日続落した。前日に続き長期金利が上昇(約5カ月ぶりの高水準)、ドルも主要通貨に対し1年ぶりの高値に上昇を続ける中で、ファンドの売りに水準を切り下げた。NY . . . 本文を読む
先週末から昨日夜まで出張中につき急落局面のレポートは出先から連載のサイトの方に載せ、こちらの更新は出来ずじまいに。
6日のここに「おそらくここまで見られなかった幅の押し目ということになりそうだ」と書いた。8日には1日遅れでデータが公表されるNYコメックス12月物の7日の出来高36万1313枚(1枚=100トロイオンス)になったことを取り上げ、これを前日にファンドの手じまい売り急 . . . 本文を読む
注目の米連邦公開市場委員会(FOMC)は政策金利を4.50~4.75%と0.25%引き下げを発表した。決定は100%織り込まれていた。
午後2時の結果発表を前に、この日の市場は、トランプ前大統領の当選が地滑り的な圧勝といえるものであることが判明する中で、前日に初動段階で一気に進んだ(トランプ候補の公約に基づいた)ドル高、長期金利上昇に自律的な巻き戻しが見られ流れは一服した。前日に . . . 本文を読む