亀井幸一郎の「金がわかれば世界が見える」

マクロな要因が影響を及ぼす金(ゴールド)と金融の世界を毎日ウォッチする男が日常から市場動向まで思うところを書き綴ります。

NY金もハイテク株も一応自律反発に

2025年01月29日 20時04分20秒 | 金市場
1月28日のNY金は反発した。前日比29.10ドル高の2767.50ドルが引値に。前日の株式市場の急落に際し、利益確定の売りが膨らみNY金も急落したが、この日は株式市場とともに自律反発となった。金市場ではトランプ新政権による関税引き上げなどの政策の不透明感を背景とした買いも続いてる。 一方で、2日間の日程で開かれている米連邦公開市場委員会(FOMC)の政策発表を29日に控え、内容を見たいとの動き . . . 本文を読む
コメント

益出し売りに沈むNY金

2025年01月28日 20時12分22秒 | 金市場
週明け1月27日のNY金は比較的大きく反落した。 昨日ここに、NYコメックスの買い残(ネットロング)が、最高値の更新を続けていた10月来の高水準として、内部要因からの過熱感を指摘したが、27日週初のアジア時間から売り優勢の流れに転じていた。 最高水準の買い残は、上昇基調(モメンタム)に陰りが出ると売り先行の流れに傾きやすい状況にあった。 27日は、そこにNY株式市場でハイテク株が大幅安とな . . . 本文を読む
コメント

NY金過去最高値接近、一方で残高減少目立つ金ETF

2025年01月27日 16時23分16秒 | 金市場
先週末1月24日のNY金は反発。トランプ新政権が打ち出す政策の中で、関心の高い関税に関する方針が迷走する中で不確実性を手掛かりに押し上げられた。CTA(商品投資顧問)と呼ばれる短期筋のファンドの買いを背景に週初から徐々に水準を切り上げ、概ね2760~2770ドルを中心レンジに週末24日には一時2794.80ドルと24年10月31日以来の高値を付け2778.90ドルで週末の取引を終了。 前日23 . . . 本文を読む
コメント

国内金連日の最高値更新、一方NY金は2番天井の正念場

2025年01月23日 20時28分35秒 | 金市場
1月22日のNY金価は続伸した。トランプ政権の貿易政策や不法移民問題など政策を取り巻く不透明感から、リスク回避の際の受け皿とされる金(ゴールド)が買われた、というのが一般的な解説になる。 しかし、実態としては選挙戦時の大言壮語を含む公約と政権発足後に公表されている政策方針のかい離に、追加的な政策発動があるのではと市場内に残る警戒感が不透明要因となり金市場では買いが見られているということだろう。 . . . 本文を読む
コメント

円建てゴールド過去最高値更新

2025年01月22日 19時41分58秒 | 金市場
連休明け1月21日のNY金は反発した。 20日に就任したトランプ米大統領は、選挙戦時の発言などから就任初日のいわゆる「Day1」にでも世界一律関税や中国などへの追加関税の即時発動などが警戒されていたが、具体策を打ち出すことはなかった。もともと選挙用のトークとして本人は気にもしてないのだろう。 気候変動対策の国際的枠組み「パリ協定」と世界保健機関「WHO」からの離脱の決定など、まずは前政権の政策 . . . 本文を読む
コメント

カザフスタン中央銀行がゴールド売却計画を発表

2025年01月20日 20時10分25秒 | 金市場
NY金は、先週末17日に一時2757.90ドルまで上昇、前日の高値を更新した。 来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)を前に、18日以降金融政策に関連する発言を控えるブラックアウト期間入りを前にした16日のウォラーFRB理事のかなりハト派的な発言は相応の意外感があり価格を押し上げた。 インフレと労働市場の動向次第では0.25%の利下げが今年最大3~4回あり得るとも述べた。年初から多くのFRB . . . 本文を読む
コメント

ゴールドとドル、間に割り込むビットコイン

2025年01月17日 19時46分22秒 | 金市場
FRBは1月28~29日に米連邦公開市場委員会(FOMC)を予定しているが、来週からFRB関係者が政策関連の発言を自粛するブラックアウト期間入りする。 その期限入りが迫る16日、ウォラーFRB理事が経済チャンネルCNBCのインタビューで前日に発表された24年12月の米消費者物価指数(CPI)が「非常に良い内容だった」と指摘し、同様の内容が続けば今年前半に利下げが行われると考えるのが妥当だとした . . . 本文を読む
コメント

ガザ停戦でも上がるNY金

2025年01月16日 21時28分16秒 | 金市場
日本時間本日未明に伝わったイスラエルとイスラム組織ハマスが、パレスチナ自治区ガザでの戦闘停止に合意したとの話。23年10月から続いていた衝突が収束に向かい、中東での地政学リスクを巡る懸念が後退するとの見方が浮上した。 ただし、16日午前のアジア時間のNY金は、前日比プラス圏となる2720ドル台で推移し、現時点は日本時間21時だが2740.50ドルまで買い進まれ、2730ドル台での取引となっている . . . 本文を読む
コメント

底堅い金(ゴールド)、米財政収支(10〜12月期)過去最大の赤字

2025年01月15日 20時09分01秒 | 金市場
14日のNY金は反発した。引き続き米長期金利が1年2カ月ぶりの高水準に滞留する中で上値を抑えられながら、この日はドルが主要通貨に対しやや軟化し、NY金は反発した。   発表された12月の米生産者物価指数(PPI)が前年比で小幅に加速したことで、いったんは売り優勢に転じたものの、前月比では鈍化が認められたことから売り一巡後に買い戻された。通常取引は前日比3.70ドル高の2682.30ド . . . 本文を読む
コメント

NY金反落も意外な強さ

2025年01月14日 20時05分41秒 | 金市場
日本が祭日となった1月13日のNY金価格は5営業日ぶりに反落した。先週末比36.40ドル安の2678.60ドルで終了した。 先週来発表されている米経済指標が予想を超える堅調さを示していることを受け、米連邦準備理事会(FRB)が利下げを当面休止するとの見方が強まっている。その中で米長期金利の基準となる10年債利回りが一時4.808%と23年11月1日以来1年2カ月ぶりの水準に上昇。 米国との景 . . . 本文を読む
コメント