マクロビオティックな歯医者さんの食と暮らし                   食養塾 無何有庵の日々

無(む)と空(くう)の癒しの時間の中で、心食動息の一つ一つを共に考えていきたいマクロビオティックなスペース。

滋味深い「しぐれ味噌」をつくりました。

2013年08月24日 13時40分58秒 | マクロビオティック料理基礎 飯(はん)
昨日は、基礎クラスの飯のコースの第6回目を開催いたしました。

長崎からお勉強仲間のご同輩が遊びに来てくださることになり、朝の内は食材の準備をすませてから中原先生にお任せさせていただき、高松駅までお迎えに行きました。せっかくなので「がもう」と「山下」に讃岐うどんをはしごしてから教室に顔を出させてもらいました。

今回のメニューは、ごぼう、蓮根、人参、玉ねぎをそれはそれは細かく丁寧に切り、野菜ごとに陰性の順番に土鍋でじっくりと蒸し煮(水無調理)し、素材の旨みをギュ~って濃縮したところに、生姜のみじん切りと味噌を乗せ、また、時間をかけて・・・。
柔らかくなった野菜に生姜と味噌をなじませて作る「しぐれ味噌」を実習しました。

ごはんに乗せて頂いても、サラダのドレッシングや、田楽味噌の代わりに、そのまま熱いお湯を注いでスープにしても美味しい保存食となります。

作る手順は簡単なのですが、何しろ野菜を切るところからとても手間ひまかけて作りますので、現代人のインスタントな食スタイルとは逆行しているお料理ですが、インスタントな現代人にこそ大切なものが作る時も頂くときにも潜んでいる気がします。

さっそく作られたと、ネットで生徒さんのご報告を頂きました。とてもうれしいですね。
何度も作るうちに、うんとおいしい「しぐれ味噌」が作れるようになりますよ。
おかあさんの味として、ぜひ、家族に食べさせてあげてくださいね。

今回は、食養な献立をご用意しました。

主食は、南瓜と小豆の玄米粥を作りました。
私も大好きなメニューです。
南瓜の甘味、小豆の香り、夏バテ気味な胃腸にやさしい主食です。
7号食などの回復食にもいいですね。

マクロビオティックのお料理に使うお出汁は、基本的には精進出汁となりますので、昆布と干しシイタケを使うことが多いです。その残りとなる昆布と椎茸は捨てるにはもったいない高級食材ですから、これも佃煮にして、保存食として、ごはんのお友にするとおいしいひと品になります。

今回は和風な盛りつけにしましたので、プチトマトなどあまり似合いませんので、紫玉ねぎを薄くスライスして、塩と玄米酢を振りかけて、色よく発色させて添えました。
お味もあっさりとおいしくなります。紫色の食材をきれいな色にするひと工夫は、柑橘系のしぼり汁や酢のけのものを使うといいですね。お家でも彩りに試してみてくださいね。

お汁はお吸い物にしました。
精進出汁に塩と醤油で味をとったものです。
シンプルですが美味しいですよ。

今回はちいさなおやつを添えました。
吉野の本葛をつかって葛もちをつくりました。
ちょっと小粋にパフェにしましたよ。

手作りのジャムとリンゴのペースト、玄米甘酒を少しづつ重ねて、玄米フレークを間にいれながら、葛もちを飾りました。ちょっとうれしい和風のデザートでした。

無何有庵では、飾り付けもお料理のひとつとして、丁寧に盛りつけをいたします。
ほんのひと工夫で、うんとごちそうになるものです。
目で頂くことも大切ですね。
今回は和風プレートにいたしました。
よく見ると、玄米がゆとお吸い物、しぐれ味噌、佃煮だけ(笑)

お腹もココロも、幸せになられたでしょうか?














盛りつけのコツは、むつごく(デコラティブ)ならないこと。
お皿であれば、盛りつける量よりふたまわりくらい大きめのものを選ぶこと。
余白(ホワイトスペース)を大切にすること。
立体感を持たせること。
彩りのバランスが程よく、ごちゃごちゃしないこと。
食材の向きを考えること。
主食、汁もの、主菜、副菜のポジショニングに気をつけること。(ごはんは左、汁ものは右)

そして、それらの盛りつけが生えるように、食材の切り方から気を配ることができるといいですね。

講義は、子どもの成長と食事についてお話いたしました。
カラダを整える意味、出産の在り方、母乳について、歯の萌出の意味、歯並びなど、ご参考にしていただけると幸いです。

次回は、変わりいなりずしですね。
楽しみ~。





































マクロビオティック料理教室 <飯のコース(基礎)> 第6回開催いたしました。

2013年08月18日 17時26分59秒 | マクロビオティック料理基礎 飯(はん)
基礎クラスの第6回を終了いたしました。

講義では、「食事改善と家族」についてお話いたしました。

食事を改善したいけれど家族との軋轢があって、なかなかうまくいかないというご相談をよくいただきます。マクロビオティック離婚みたいなお話もあるくらいです。

人間の身体を知るということは、宇宙の秩序につながっていきますし、その結果として食事の在り方が見えてくるわけですが、特に戦後、資本主義の大きな流れのなかで、時代はどんどん動かされてきて、知らず知らず、他国や企業、資本家の思惑によるプロパガンダが「あたりまえ」の常識として刷り込まれてきたことを、冷静になって知り、そのことを考え、どう対処しなくてはいけないかということが、今ほど求められている時はないのではないかと思います。

実際に、戦後70年足らずで、子供たちの身体は大きく変わってきました。
歯科の領域だけで見ても、それは驚くばかりで、このまま見過ごすわけにいかないところまで来てしまっています。

そこには、栄養学の先駆者でもあり、歯医者でもあるW.A.プライス博士が「食生活と身体の退化―先住民の伝統食と近代食その身体への驚くべき影響」という著書に記したとおりのことが、今現在、まさに松見歯科の診療室で起こっています。

(参考になる文献をまとめてくれていますので、ここをクリックしてみてください。食について家族とうまく共感できていない方はぜひごらんください。きっとお役に立てる内容が見つかると思います。)



マクロビオティックというフィルターを通さずに、これらの著書や資料に出会っていたなら、もう少し家族ともいろいろ共有できることもあったのではないかとも思います。

それは、桜沢如一という天才食養家が構築した体系を、その弟子たちが弟子たちの感受性とその能力の程度で理解し、都合を足し、またそれぞれの程度の弟子に伝えてきたために起きた、功罪によるものかもしれません。盲目的に、盲信的に、マクロビオティックが伝えられてきたのであれば、それはあたかも宗教のように独善的な一面を持ってしまのかもしれませんし、マクロビオティックの考え方が教義(ドグマ)のような扱われ方となれば、信者とし見られてしまう誤解を招いても仕方のないことなのかもしれません。

それは、師匠も弟子も、その未熟さから自らの墓穴を掘ることとなって、マクロビオティック=偏った考え方と扱われてしまうのではないでしょうか?

本来は、極めて自然な在り方で、お金や権力や支配とは全く無縁の、生命としての最も単純でシンプルな<生きる>ための法則を見つけるためのツールのはずが、人のいろいろな嗜好によって、曇りや汚れ、たたけば出る誇りにまみれてしまった、と言わざる得ないことになってしまって、それが、家族の理解を得られないところに結びついているのかもしれません。

無何有庵のマクロビオティック基礎クラスでは、たとえば、砂糖を使っていないとか、肉を使っていないとか、わざわざ家族に言う必要はなく、まずは、とにかく美味しいものを作りましょうと申し上げます。

マクロビオティックは<特別>でもなんでもないのです。

低血糖症で意識が朦朧としたら、とにかく砂糖をなめさせることがまずは第一のこともあるでしょうし、島国に住めば魚を捕って食べるでしょうし、極寒の地において玄米菜食などすれば凍え死んでしまうことでしょう。そんなことはちょっと冷静に考えれば判ることです。

何をどのようにどのくらい食べるのか!

宇宙の秩序に則って誕生した人類は、当然その法則に基づいた基本的な食べようがあるのです。
それは、パンダが笹しか食べずとも、コアラがユーカリの葉しか食べずとも、パンダとして、コアラとしてちゃんと行きぬいているのを見ればわかることです。

人間は人間の食べ方があるのは、あたりまえのことなのです。

ただ、社会を形成するいろいろな思惑によって、都合良く変えられて、現在があることは事実であり、ほとんどの方が、そのことを当たり前にして営みをしているということを、しっかりと理解していないマクロビアンは、自身の正しさを他者に押しつける結果になり、人間関係がぎくしゃくするということを招いてしまっているようです。



何のために食べるのか?

生きるための他に理由があるでしょうか?


そして、どんなふうに生きるのかによって、食べようも違うでしょうし、それぞれの人生である以上、それぞれがそれぞれの決定していけばいいことなのです。

松見歯科でお伝えしているマクロビオティックは、大人の方は、気がついたり、納得がいけば、実践していただければいいと思っています。ただし、子どもは違います。大人の都合で子どもたちの育成を阻むものがあってはいけないと考えています。
だからこそ、食ってなんだろうって、しっかり考えてほしいのです。

そこには、常識とか、普通はとか、すでに作られてしまっている概念を持ち出してしまうと、判断に誤りが生じることになるかもしれません。

資本主義の息がかかっていないかどうか、しっかりと見極める必要があるでしょう。
健康はお金で買えるものでもないし、お金に変わるものでもないのです。

食の改善の方向性は、家族がいれば、独善では成り立ちません。
もし、独善でやるのであれば、先に書いたとおり特別なものではないことをしっかりと認識をし、普通の顔をして実践するべきで、これは砂糖を使っていないとか、肉を使っていないとか言わないことです。家族の表情を見て、美味しく感じているのかどうか、味の濃い薄いはどうかなどを、判断しながら信頼関係を崩さないように、実践しなくてはいけません。

もし、家族と一緒に取り組むのであれば、「夢を語る」ことを忘れてはいけません。どんな家庭を築きたいか、どんな子どもを授かりたいか、どんな子どもに育てたいか・・・。誰しも健康で笑顔が絶えない家庭を持ちたいと思うのではないでしょうか?そのためにはどうすればいいかなぁって、共に考え、共に実践してみて、答えを導き出していくことが大切です。

マクロビオティックの先人たちに何を見、何を感じるのか。
また、自分の中に、何を見、何を感じるのか。

常に自問自答しながら、自然に則しているのかどうかを検証しながら取り組んでほしいと思います。

こうして書いている私自身が、まだまだ、間違いを繰り返しますし、間違いとわかっていながら嗜好に走ることもあります。すべては自己責任なのです。自らまだ食の選択をすることができない子ども以外は。

講義の内容をすべてここには書ききれませんが、また、折に触れ書いていきたいと思います。



さて、第6回目のお料理の写真はこちらです。







ひじき蓮根の復習を兼ねて、ひじき蓮根の混ぜご飯



蓮根の棒煮



飛龍頭



白みその和風ミネストローネ



玄米あられ



食養のお手当<椎茸スープ>





今回は、包丁の研ぎ方の実習もいたしました。






































飯のコース(マクロビオティック基礎クラス)第5回 開催しました。

2013年08月17日 17時47分53秒 | マクロビオティック料理基礎 飯(はん)
なんだかバタバタとしていて、ご報告が遅くなってしまいましたが、飯のコースの第5回の様子です。
7月の初めのクラスは、平戸に出張となり、アサ先生に羹のコースのミニ版のおまけクラスといたしましたので、最終回の卒業制作の日にちがずれることになりました。すみません、ご了承くださいませ。

さて、第5回の講座は『食事の調整法』と、『太極図と五行』についてお話させていただきました。

五行については、とても奥が深いものなので、一回の講義ではすべてを理解していただくには時間がたりませんので、広く浅くになりますがぜひ、使いこなせるようになられると、とても役にたつものです。また、機会があれば、レッスンしたいと思います。

今回のクラスの写真です。





マクロビオティックの夏のちらし寿司





茶山椒



クリアスープ



春雨のサラダ





煎り玄米のスープ



玄米粉のクレームブリュレ




お手当は『枇杷の葉の温灸』を実習いたしました。
















































直耕の思想

2013年06月23日 00時05分04秒 | マクロビオティック料理基礎 飯(はん)
昨日はマクロビオティックの料理教室(基礎クラス)の「飯のコース」を開催いたしました。

「飯のコース」の名前の由来は、道元禅師が説いた「典座(てんぞ)教訓」という中にあります。

修行僧だけのことをひたすら思い、毎日、来る日も、来る日も、ご飯を作るという仕事を担うお坊様のことを「飯頭(はんず)」と申します。
ちなみに、おかずを作る係のお坊様は「羹頭(こうず)」と呼ばれています。
この食事を作る係の「飯頭」「羹頭」は<典座>という名を持ち、とても高い役職に位置づけられています。

10年前に、無何有庵を作った時、偶然道元禅師の「典座教訓」に出会うことができ、基礎クラスは「飯」、応用クラスは「羹」と名付けさせていただきました。。

つまり、「飯のコース」はご飯を頂くということを中心に置きたいという願いを込めたクラスとしています。なので、このクラスでは、マクロビオティックで言う、5号食、4号食という段階の食事の構成で献立を組んでいます。

マクロビオティックの食事法には10段階のレベルがあり、7号食というのが一番シンプルな食事の在り方で玄米ごはんだけというものです。具体的には、最低10日間、一日1合の玄米ご飯を数回にわけて頂く。それ以外は水か三年番茶を350ccから500ccくらいの範囲で許されているという食事体系の究極の在り方です。(7号食は、デトックスの効果が強く、ひ弱になった現代人では、指導者の管理のもとで実施しないと、瞑眩反応(好転反応)による排毒の対応ができない方が多いので、耳齧りでされるのはお勧めできません)

7号から数字が小さくなりマイナスに向うに連れて、動物食や、甘いものの摂取が入ってきます。私的見解を申しますと、この段階もマクロビオティックの考えに基づいた食事法の範囲なのだと思っております。つまり、それくらい、マクロビオティックは全天候型だということです。

基礎的な理論では、マクロビオティックを根拠なき拡大解釈することなく、ベーシックでありながら、囚われることなく、自由に自己の意思を育みながら感受できるようにありたいと思いつつ、お話しをさせて頂いております。

今回の理論は、<マクロビオティックと暮らし>ということをテーマにお話をさせていただきました。

私たちは、イノチを守る最も基本の「食べもの」についてさえ「今、自分が、何を、どのくらい食べるべきか」の正しい感覚を失ってしまい、天然の甘みと、化学合成品の判別もおぼつかなくなってしまいました。

おそらく、数万年前までの私たちの祖先の人々は、他の生物と同様に、鋭敏な体覚を持っていたに違いありません。そして、人間が他の動物から大きく進化することになった大脳皮質の発達も、その初期にはこの体覚に基づいて、つまり「アタマはココロと一体となって、イノチを守るために働く」という本来のまともな姿を保っていたはずです。

本来のまともな姿とは、自然界のすべての生物がそうしているように、本能や学習によるチエによって、自分の食べるべきものを選択し、その年の寒さや地震を予知して、安全に暮らすべき場所を定め、敵から身を守って、ふさわしい異性にめぐり合い子孫を残すということです。他の生物がいずれも備えているこのチエを、最も進化したはずの人類はどのように発達させてきたのでしょうか?

本来、科学や哲学というものは、人間の生存意欲と好奇心から出発して、自然界や人間社会の現象事象の実相を探り、その本質本性を追及して、実生活の幸福向上に奉仕しようとする学のことをさすのではないでしょうか?

実際、人間にとって最も必要なことは、自分たちの常識を健全に育成することにあります。

それによって、私たちは時々刻々起こってくる身の周りの事柄を判断し、処置し、未来を予見して、できる限り将来の仕合せをはかって、生命を全うすることができるのです。

あらゆる学問が出そろった感のある今日ですが、それら従来の学問は全て人間の側からの判断を出ないものです。神や仏を云々する場合でさえ人間の側の視野です。

要するに人類は「人間意識」の自我の伸長につれて、かつて人類が持っていた宇宙を生み出した天然と密着した一体感を喪失し、直感性能は退化し、人間の側からの視野に固定してしまったのです。

私たちはこのことを直感し、人間の側の意志やハタラキを極力抑えることにより、天然の姿を感受して、人間の社会を離れ、できるだけ人間的な欲望や関心を没却することに目覚めなくてはいけません。

それによって、生物本来の在り方を学ばなくてはいけません。

自然のここかしこに、八百万の神様を観ることができた、直観力。
潜象の物理を、もう一度取り戻すために、マクロビオティックの哲学、食事法が一役を担うということをお話いたしました。

皆さんは、どうお感じになられるでしょうか?

直耕・・・直ら耕す(てづからたがやす)、それが「自り然る(ひとりする)」にシフトし、天然の姿の感受につながる気がしています。

さて、昨日のお料理はこちらです。





玄米三色どんぶり。豆腐の煎り卵風、ソイそぼろ、醤油漬けのにら。





梅ごぼう。



オニオンスープ



人参のベリーヌ、花弁菓子そえ。





試食前の撮影タイム。































胡麻豆腐を作ったよ!

2013年06月08日 11時01分17秒 | マクロビオティック料理基礎 飯(はん)
昨日は、本当に梅雨?ってくらいいいお天気で、暑かったですね。
今日も洗濯日和です。
でも窓全開にして風を通すと、少しいい気持ち。
庭の緑は一層生き生きとして、イノチを感じる季節でもあります。

教室のまわりは、緑に包まれてます。
この庭を残してくれた、おじいちゃん、おばあちゃんに感謝です。

私が嫁に来てから、せっせと挿し木して増やした紫陽花も、今、色づき始めて本当にきれい!色々な種類の紫陽花を毎日楽しませてもらってます。



さて、昨日は無何有庵のマクロビオティックの定期講座「飯のコース」の第3回目。
食養のメニューは、<切干大根と高野豆腐の焚いたん>。
じっくり時間をかけて作るこのお料理は、本当に滋味深く、砂糖なんかいらないなって思わせてくれる一品ですね。切干大根の戻し汁は、大根とお陽さまが作ったうま味がたっぷり。そのまま味見をしていただきましたが、みなさん「甘い~!」って驚かれていました。



本日の副菜のメインは、何といっても「胡麻豆腐」です。
吉野の本葛を使った贅沢な一品。
長時間練り上げて、なめらかに艶よく仕上げます。



日本の葛とか寒天、西洋で使われるゼラチンと違って植物性で、しかも常温で固まるという優れモノです。エコですね~。冷蔵庫で冷やす程度でしたらいいのですが、冷蔵庫保管をすると返って触感が悪くなり美味しくなくなります。昔は井戸水の冷水で冷やす程度で十分だったのですね。

最近では、スーパーで売っている葛粉は、よく見るとタピオカデンプンとか馬鈴薯デンプンとかが混ざっているものが多く、胡麻豆腐として販売しているものも、混ざりものがたくさんで、本物の胡麻豆腐はなかなか口にすることができませんが、手作りならではの厳選素材で、胡麻豆腐ってこんなにおいしいんだ!って感動の体験です。

作り方もいたって簡単。根気よく時間をかけて火の上で練り上げるという作業さえ厭わなければ、誰にでも美味しく作ることができますよ。

主食は、茶飯を作りました。
今日は青大豆をフライパンで煎り上げて、玄米と一緒に三年番茶で炊き上げたものです。
陰性の強い大豆が、煎ることによって陽性化し、玄米と一緒に炊きあげても玄米の上に上がることなくちゃんともぐりこんでいます。そして、豆の色も濃い茶色に変化して、しっかり陰性さを飛ばして中庸になっているのがわかります。植物たちは、煮炊きするとその持っている性質をちゃんと表してくれるので面白いです。





ご参加のお一人が、「前回の教室で頂いたお料理で、その日はず~っとお腹が温かくて、こんな経験は初めてのことでした。これがマクロビオティックの素晴らしいところなんだって、身を持って感じることができました。」とご感想を頂きました。

うれしいお声を頂くことができて、よかったです。

今日のお味噌汁は、白玉団子のお汁でした。プレーンとグリンピースと人参を練りこんだ3色の白玉。
もち米のモチモチ感がいいですね。



盛り付け次第で、お家ごはんが素敵なランチプレートになりますね。
ぜひ、ひと手間かけて、家族をおもてなししてくださいね。










































ご報告が遅れましたが、第2回<飯のコース>を開催いたしました。

2013年06月03日 21時31分18秒 | マクロビオティック料理基礎 飯(はん)
5月17日に、無何有庵 マクロビオティック料理教室<飯のコース>の第2回目を開催いたしました。
ご報告が遅れましたが、ご紹介させていただきたいと思います。

この5月からスタートしたマクロビオティック基礎クラス<飯のコース>は、現在、13名のエントリーで、開催しております。定員を超えておりますが、補講の方もいらっしゃるので、なんとか受け入れをさせていただいております。

でも実に驚くことは、まだ、第2回の開催で、2回目からのスタートの方もいらっしゃるというのに、あっという間に皆さんが打ち解けて仲良くされていることです。

私は、facebookを通じて、反原発や、TTP反対や、なんやかんやを毎日、毎日、書いていて、大きな組織に流されていく私たち普通の人々の暮らしのあやまちを食い止められないジレンマや悔しさやで、潰れそうになる時があるのですが、そんなときに、この教室で起きている初めての出会いを大切にしている生徒さんたちの自然な流れに接することで、ココロの伝達の回路の違いを教えてくれている気がします。

主催をさせていただきながら、大きな気付きや学びを頂いていることに感謝の気持ちでいっぱいです。

今回の座学のマクロビオティック理論のお話は「進化と食べ物」というテーマでお話をさせていただきました。私は、この講座の中で、このマクロビオティックの原点でもあるこのテーマが大好きで、いつもお話に力が入ります。私たちは健康に幸福に生きるために、何を食べたらいいのかって、永遠のテーマだと思いませんか?なぜ、これを食べるのか?なぜ、これは食べない方がいいのか?どうして、私たちは、その選択ができなくなってしまったのか?そんなことを、それぞれが考えるきっかけになってくだされば、うれしく思うのです。

何を食べてもいいと私は思います。
あなたは陰性ねとか陽性ねとか、そんなことどうでもいいと思います。

大切なのは、陰陽の本質、宇宙の法則を知り、そこにシフトすること。
誰かが誰かを値踏みすることなど、まったく関心がないのです。

ただ、それぞれの生き方をしっかり生きて、誰かにその判断を頼ることなく、自信を持って全うしてほしいと思うのです。

半年、全12回のクラスなので、たったその期間で、それぞれがしっかりと自立するには短すぎる時間ですが、どうぞ、卒業生の皆さんが、少なくとも、まずは自分で考えて、自分で判断することができるようになってもらえたらいいなと思うのです。正解か不正解かはまた、そこで考えればいいと思います。たった1つの正解しかないような世界を生きているわけではないので、その時その時の判断力を持って、次につなげていけたらいいなと思うのです。人生を他人にゆだねない生き方をしてもらいたいと、講師陣一同、頑張りたいと思っております。進化と食べ物のお話は、どうぞ、皆さんの中でも何度も何度も繰り返して熟成していってほしいと思います。

今回のお料理は、

○黒豆と小豆の玄米ごはん
○ひじき蓮根
○季節の蒸し煮サラダ
○油揚げと季節野菜の味噌汁(白味噌)

お手当・・・梅醤番茶

でした。

 











基本食のひじき蓮根を自在に作れるようなマクロビアンに成長していただけるように頑張りたいなと思いました。

































20期生ってことは10年!

2013年05月11日 09時33分12秒 | マクロビオティック料理基礎 飯(はん)
昨日は、マクロビオティック料理教室の基礎クラス<飯のコース>を開催いたしました。

20期生の生徒さんをお迎えできるのは、本当にうれしいことですね。
半年ごとの開催なので、無何有庵ができてちょうど、10年ということになります。

料理教室自体は無何有庵ができる前から始めていましたので、もう少し年数が経ちますが、
今のスタイルになっては10年。今期も素敵なメンバーが集まってくださいました。

今期は11人の顔ぶれで、男性がお二人。
男性のご参加も久しぶりなので、それだけでも何だか楽しそうですね。

今日は、マクロビオティック概論と陰陽のお話。

マクロビオティックを実践していると、年々、マクロビオティックに対する思いや、とらえ方が変化していきます。私自身は、本当に自由に解放されてきたと感じています。
この自由感を伝えられたらいいなって思います。

マクロビオティックは窮屈って思われる方も多いと思いますが、
ゆるマクロっていうことではなく、マクロビオティックは本来自由にあふれているものです。

遊ばざる者食うべからず!の実践をご一緒にできればと思っております。

そんなことをいくつかのワークを通してお話いたしました。

また、陰陽については、毎回、毎回、いろいろなところでお話していきますが、大まかなことをお話できたかなって思います。でも、陰陽って、本当に面白くって、「あ、なるほど!」って発見は常にありますし、今頃になって、「あ、そうか!」って腑に落ちることがいっぱいあります。
でも、それが面白いなって思います。
だから、全部を理解するなんて思う必要もないし、陰陽をひも解くための基礎づくりだと思って取り組んで下さったらいいなと思います。

「飯のコース」は楽しいです!

講師の私が楽しい!って、ごめんなさ~い(笑)
もちろん、受講されている生徒さんをほっぽり出してるわけではないですが、私自身の学びの場でもあるので、この講座を続けることができていることに、感謝の気持ちでいっぱいです。
皆さんも、楽しい学びの場となるように、これからも進化していきたいと思います。

教室の様子とお料理の写真です。



















お手当は三年番茶の煎じ方と三年番茶を使ったお手当あれこれをご説明いたしました。

これから、半年。どうぞ、よろしくお願いいたします。








































飯のコース、卒業式。

2013年04月09日 15時34分51秒 | マクロビオティック料理基礎 飯(はん)
先日、無何有庵のマクロビオティック基礎クラス「飯のコース」の卒業式を終えました。

お仕事の都合などで、欠席なさった方がいらっしゃいましたが、
無事に卒業を迎えることができて、今日はとてもうれしい日でした。

マクロビオティックをどう捉えるかで、自由で楽しいマクロビオティックの実践ができるか、窮屈で視野の狭いマクロビオティックの実践となるか、大きな分かれ目となります。

マクロビオティックは、玄米菜食で、お肉は食べてはいけないんでしょ?って良く聞かれます。

まず、マクロビオティック=料理ではなく、マクロビオティックという生き方の指針にそった料理法があるという認識を持っていただくことからのマクロビオティック事始めになります。

食べ方は、その方その方で違いますし、環境でも変わってきます。

たとえば、イヌイットの方に玄米菜食をおすすめしたら、きっと、すぐに凍えて健康を害することでしょう。それに、氷の張る寒い土地では、米を作ることなど不可能ですから、日常的に食べられるものではありません。

その土地、その土地の食べ方、その方その方の体調、年齢、性別、季節、時間の違いによる食べ方があること、そしてその根拠を知ることで、こうしなければならないという窮屈なマクロビオティックから、自由で楽しいマクロビオティックに変わるのです。

時々、マクロビオティック批判を頂くことがあります。

マクロビオティックを浅くかじった位では、本来のマクロビオティックを理解するには無理があるかもしれません。また、マクロビオティックを実践していると自負なさる方の中には、とても偏っており、こうでなければならないという固い信念のようなものに囚われて、融通のきかないような方がいらっしゃり、傍からみると、どう見ても変人であり、しんどそうであり、窮屈な方が結構おられるのも事実です。
そんなことから、マクロビオティック批判になるのでしょう。

事実、私自身も、学びの過程で頑なだった時期もありますし、しかし、それは通る道であり必ずしも悪いことではないのだと思うのですが、周囲との親和性をなくしてしまうと、誤解も生じますし、本人がそこで立ち止まってしまうと、変人で終わるということなのかもしれませんね。マクロビオティック批判もで出てくるわけです。

松見歯科で食養相談の仕事をしていますが、あるとき「私はカラダが弱かったので、いろいろ模索している中でマクロビオティックに出会い信じてきたのに、ちっとも元気になれません。」とおっしゃられる若い女性がいらっしゃいました。

その方は、見るからにか弱い雰囲気の色白の華奢な娘さんでしたが、ネットをいろいろ調べては、ああでもない、こうでもないと、情報に振り回されていました。

無何有庵の料理教室にお誘いしたりしましたが、彼女はアメリカでマクロビオティックを学んだので大丈夫です。と言って自己流のマクロビオティックを続けておられました。

まるで、玄米が薬のように、肉が毒のように捉えておられました。体調はなかなか良くなりません。

最終的には「私はようやく目が覚めました。マクロビオティックを信用したのが悪かったのです。」といって、マクロビオティック投棄宣言をされたのです。わたしは、「それでいいよ、それがいいよ。そうしなさい。」とだけ申し上げました。

彼女にとって、彼女が描いたマクロビオティック観というものがあまりにもねばならないという万人統一な考えであったことが、健康不良という不幸を招いてしまったのです。でも、彼女にそう伝えても伝わるものでもないほどの思いこみがありましたので、マクロビオティックを棄てていただいて、ほっとしたのです。
少しは普通の健康をとりもどせたのかどうかは定かではありませんが、彼女のマクロビオティックでは、彼女をつぶすばかりでしたので、思いこんでいるマクロビオティックをやめることが、最善の方法と思いました。

私が思うのは、マクロビオティックに問題があるのではなく、マクロビオティックを自分都合で実践するところに問題があるということです。
マクロビオティックの考え方は、ごく自然のもので、イノチの営みの中にあるものです。
ですから、本来、イノチが一番輝いて、そのイノチを全うすることの「あたりまえ」のことなのです。

イヌイットにはイヌイットのあたりまえがあるでしょうし、日本人には日本人のあたりまえがあるのです。
日本であっても、北海道と沖縄ではあたりまえが違うのが当然です。

そんなあたりまえが理解出来ずに、生きるというライブな感覚を忘れて、活字や目の前の情報をあたかもライブに錯覚してしまうと、そこに大きな誤りが生じてしまいます。

100人が100人、玄米が食べられるわけではないのです。



無何有庵のマクロビオティック料理教室の事始め、「飯のコース」では、半年12回のレッスンの中で、基礎をしっかり、そして柔軟な(ゆるゆるということではありません)マクロビオティックを学んでいただきたいので、マクロビオティックの講義が2時間、調理実習が2時間、試食、お手当がセットになったクラスにしています。講義も、自然との共生と暮らしに密着した内容でマクロビオティックの捉え方、マクロビオティックとは何かをお話しいたします。また、料理実習でさらにマクロビオティックの陰陽理論を深め、料理の手順の根拠などもお話ししてまいります。
さらに、お手当もしっかりと実際にやってもらいながら、家庭ですぐに実践できるように指導いたします。

そんな半年を終えて、まずは基礎の第一段階を終えたメンバーの卒業。

最終日は、卒業制作の発表です。





Nさんは、ご自身の体質改善と家族の健康を目標に、いつも明るくてキュートな笑顔を絶やさずに頑張られました。半年間ムードメーカーとしてメンバーを支えてくださってありがとうございます。
お料理苦手なんですなんて、おっしゃっておりましたが、何が何が!とっても可愛い炊き込みご飯とアスパラとコーンの玄米ポタージュ(間に丸麦をサンド)、基本食の高野豆腐と切干大根の焚いたん、小松菜のお浸し、春野菜のサラダを作られました。盛り付けもとってもセンス良く飾り付けされましたね。





























Kさんは、ご結婚前から松見歯科に来られるようになり、将来のご主人の食改善に取り組まれました。そうして、めでたくご結婚。さらにおめでたと、順調に過ごしてこられました。仕事を離れ、時間が出来たので料理教室にも通われるようになられて、めきめき腕を上げられました。

今回のメニューは、トマトソースの蓮根ボール ソイマヨ添え、あずきかぼちゃの和風焼きムースです。お味もとても優しくて、大人気でした。




























東京から香川に越されてきて間もないMさんは、いつもさわやかな笑顔が素敵なママさんで、学ぶ姿勢もとても素晴らしく、よく頑張られました。
玄米飾り稲荷ずしもとてもかわいらしく仕上がりました。
新玉ねぎのかき揚げも甘さがひきだせていておいしかったです。人参とリンゴの蒸し煮は、色よく、甘みを付け足さずとも、とても上手に素材の甘みを最大限に引き出せていました。




















西の都会、博多っ子のKさんは、美容と健康に関心が高く、いろいろなことにチャレンジして輝いている素敵なママさんです。今回は、玄米焼きおにぎりを和風のスープ仕立てにしました。根菜をふんわり柔らかく炊き上げて、とてもおいしい一品でした。他にはクラスで作ったラタトゥイユをどうしても作りたかったと挑戦してくれました。基本食のきんぴらごぼうを使って、パンケーキも作ってくれました。

























今回の最優秀賞はかわいい妊婦さんのKさんでした。もうすぐ出産です。
感動と喜びでくしゃくしゃの笑顔が素敵でした。










半年12回の全カリキュラムを終了した方だけに、卒業証書をおわたしいたしました。
お休みがあった方は補講終了時にお渡しいたします。






最終日少しメンバーが減ってしまいましたが、半年間ご一緒した仲間同士、素敵なご縁となられたようですね。この絆が、これからのマクロビオティックライフの大きなココロの支えになるはずです。いつまでも仲良しで繋がっていてくださいね。

皆さん、お疲れ様でした。
次のステップに上がられる方、もう一度基礎をしっかりおさらいする方、これからの道はそれぞれ違いますが、これからもがんばってくださいね。



































今日は、さぬきオーガニックマルシェでした!

2013年03月10日 19時33分51秒 | マクロビオティック料理基礎 飯(はん)
3月に入って、初めての投稿です(>_<)

今日は、毎月恒例<さぬきオーガニックマルシェ>を開催いたしました。

早いもので、まる2年、頑張って来れました!
これも、メンバーの熱い思いと、お越しくださるお客様、そして応援くださる、開催場所の料亭公楽さんのお陰ですね。本当にありがとうございます。

今日は、4月の2周年記念イベント「オーガニックフェスタ四国」のチラシを配りながら会場に向かったのですが、行く先々で話がはずみ、会場に着いたのが30分遅れ(>_









昨日と打って変って、結構な雨が降った一日でしたが、たくさんのお客様にお越しいただいて、
本当に毎回感謝です。ありがとうございました。





来月は、いよいよ、さぬきオーガニックマルシェ2周年記念イベント「オーガニックフェスタ四国」の開催です。恒例第2日曜日、丸亀市綾歌文化総合会館にて、元気に開催いたします。
是非、たくさんの皆さんにお越しいただきたい内容です。

県外からのご予約もたくさん頂いております。
遠くは上海から!
鹿児島、長崎、東京、などなど、本当にうれしいです。

前売りチケット絶賛発売中なので、お早めにお申し込みくださいませ。
松見歯科でもチケットを扱っておりますので、ご連絡くださいね。
電話087-881-2323 火~土曜日が診療日です。
FAXは、087-881-8499です。お名前とご連絡先いただきましたら、こちらからご連絡させていただきます。













































丸亀教室の卒業制作。

2013年02月26日 19時34分11秒 | マクロビオティック料理基礎 飯(はん)
無何有庵料理教室の講師を勤めてくださっている中原あさ先生は、<natural food te-ma>というパン教室を主宰されていて、無何有庵にマクロを習いに来て下さり、そのご縁で、3年前からマクロビオティック対応のパン教室を始められました。昨年からは、パン教室のスペースで、マクロビオティック料理教室のベーシッククラスをしてくださるようになり、私も、いつものお礼に、理論を担当させていただいてきました。

そして、無事、今日卒業式&卒業制作の日を迎えることができました。

生徒さんも、あさ先生も、一年間お疲れ様でした。

皆さんの卒業制作を見せて頂いて、あさ先生が一生懸命育ててきただけのことはあるなぁって、関心をいたしました。

きちんと、基礎を大切にしながら、アレンジもし、盛り付けもとても素敵になさっておられて、何より美味しいお味でした。

理論を担当させていただきましたから、もちろん、私の生徒さんでもありますが、初めてのご挨拶をしてから1年。今日を迎えることができたことをとてもうれしく思いました。

今日、私は、うっかりカメラを持参しなかったため、写真を取ることができませんでしたが、たぶん、今夜あたりに、中原先生がブログに写真を載せてくださると思うので、あさ先生のブログを貼っておきますね。

とても、素敵なお料理を見せて頂けると思います。

4月からは、第2期生のクラスが始まります。
丸亀の周辺の方は、ぜひ、ご参加くださいませ。

また、ステップアップクラスもスタートします。
無何有庵の羹のコースと同じ内容です。
こちらも併せて、お勧めのクラスです。

あさ先生は、私にはない柔らかさをお持ちで、いつも、やんちゃな私をしっかりサポートしてくださって、感謝しきれないくらい、感謝しています。
素晴らしい先生のもと、マクロビオティックが学べるなんていいですね。

写真は、昨年9月のte-maのベーシッククラスのお料理です。

































マクロビオティックは基礎が大切。

2013年02月19日 14時42分20秒 | マクロビオティック料理基礎 飯(はん)
マクロビオティック料理教室「飯のコース」は、マクロビオティックの基礎を学んで頂くためのクラスです。

でも基礎って、知識の習得ではないのです。

勘働きといいますか、宇宙の秩序に逆らわず、寄り添い、宇宙そのものに同化する、自然のあり方を感じる、そんな時間の共有です。



飯のコースを半年過ごすと、なんだか魔女になっていく感じ(笑)

だって、なにやら、ぶつぶつ呟いて、ことこと時間をかけて、ぐつぐつ美味しいにおいを醸し出します。ほら?「おいしくなれ、おいしくなれ、ぶつぶつ、ことこと、ぐつぐつ・・・」って聞こえてきませんか?



穀類を大切に真ん中に置き、野菜をキラリ~ンと美味しく変身させ、あるときはごちそうに、あるときはお薬に、あるときはお化粧にって魔法をかけて、家族を健康にしてしまうんですから。やっぱり、魔女みたい。

























無何有庵マクロビオティック料理教室基礎クラス「飯のコース」第19期生の魔女たちです。
もうすぐ、卒業。輝いていますね。


































初めてのマクロビオティック。

2013年02月13日 17時57分47秒 | マクロビオティック料理基礎 飯(はん)



春の訪れを少しずつ感じるこの頃ですが、無何有庵でも、クラスの卒業式の季節となりました。一年を終え、あるいは半年を終え、皆さんが、自信を持って胸を張って卒業頂けることが、講師陣の願いですし、喜びでもあります。

そして、その後は、新しい顔ぶれのクラスがスタートします。今年も4月スタートのクラスが基礎クラス、応用クラス、薬膳クラス、望診法クラスと、続きます。

無何有庵の教室は、少しでも季節を感じ、狭いながらもガーデンビューで、庭の緑の中で学んでいただけるよう、自然を取り込んだくつろぎのスペースです。ゆったりとした時間の流れを感じて頂けることと思います。

最近は、今まで以上に、マクロビオティックが楽しくて、本当に出会うことができて良かったっておっしゃってくださる生徒さんがとても増えました。

私がマクロビオティックを学び始めた時は、まだまだ市民権のないマイノリティなものでしたから、マクロビオティックに魅了されながらも、多くの人と楽しさを共有できるような環境ではありませんでした。

だから、今、まさに学びのスタートに立たれている生徒さんは、たくさんの同志とともに声高らかにマクロビオティックを学んでいることを宣言しても、決して異端にはなりません。むしろ、時代が求めている最先端なイメージすらありますから、世の中のド真ん中を堂々と歩くことができる素晴らしい環境が整ったことが、「楽しくてたまらない」につながるのではないかと思います。

楽しいマクロビオティックの実践を、謳歌してほしいと思います。

まずは、基礎のクラスから。



4月から<飯のコース>が新期スタートいたしますよ。
第20期生!どんな方にご縁を頂けるのでしょうか、楽しみです。

20期生に臨むことは、未来を見つめる目を養うことです。
食にまつわる環境がどんどん悪化する中、どうしても子どもたちを守らなくてはいけません。
私たち講師の後に続いてくださる方をしっかり養成して、子どもの健康を育む力のある方を創造したいと思います。もし、本気で取り組みたいという方がいらしたら、是非、この機会にご参加ください。


もちろん、お気軽にご参加いただいて大丈夫です。
まずは、ご自身を見つめる機会になればうれしいです。
楽しくも、日々の暮らしに役に立つマクロビオティックをはじめませんか?




<講座概要>


マクロビオティックのベーシックな食事スタイルのご指導と、季節、時間、性別、年齢、体質、体調などに合わせた食事の調整法、マクロビオティックの考え方や哲学を自然科学(宇宙、進化、生命、人体、物理、宗教、哲学などなど)の領域から捉え、判断力を高めていくためのアプローチをさせていただきます。

基礎だからこそ、深く充実した内容です。
料理・内服お手当実習(約2時間)+ 外用お手当実習(約1時間)+ 理論講座(約1時間)、試食、片づけから成ります。お手当は、内服、外用によって時間がかわります。
開催時間は10時~15時を予定しておりますが、少し時間のゆとりを持ってお越しください。
子どもさんのお迎え等のある方は、中座していただいて結構です。

このコースは、基本的にはマクロビオティック料理初めての方を対象としています。
玄米ごはんの炊き方からマクロビオティック理論、陰陽の話、食事の調整法、お手当て実習など即実践できるようにご指導致します。

また、基本をしっかりと学びなおしたい方にもお薦めの講座です。前期、後期と食材、メニューの違いもありますので再度受講される方、理論のみの受講も受付いたします。


■全12回・6ヶ月。
■歯科診療を受診される方は34,800円(2900円/1回あたり。)
■受診されない方は48,000円(4,000円/1回あたり。)
■単発での受講も受け付けています(1回4,800円)。
■陰陽がわかりやすいテキストブックは2,500円で別売となります。
■理論のみの受講につきましては、3,000円×全11回となります。
(全ての料金は税別の金額です)


スタート時間に遅れないように、10分前には集合願います。
できるだけ歯科受診の上の受講を頂き、総合的な健康管理をお薦め致します。レギュラーの方は、受講期間中に食改善のお話・理のコースを必須で受講(受講料735円)願います。
主食の話、玄米の話、パンについて、砂糖の害などのお話になります。
全回、理のコース受講修了者には、修了証書を授与いたします。

飯のコースの様子はこちらから。

さらに、インターンシップ制度として、飯のコース、羹のコースを卒業した受講生の中で、審査の上、研修生としてアシスタントに入ることができます。経験を積んだ後は料理講師、カフェの開業、マクロビオティック指導士などの分野で活躍できるように指導いたします。自己申告頂ければと思います。



飯(はん)のコース 第20期 (2013年春夏)基礎 

金曜日 10:00~

■第1回  4月 5日(金)

       <料理>玄米の炊き方(圧力、土鍋)・・・玄米と健康について(好転反応など)
           きんぴら牛蒡(季節の調整)
           ごま塩 (季節の調整)
           厚揚げとふのりの味噌汁(豆味噌)

       <手当>《三年番茶の煎じ方・お手当て》

       <理論>マクロビオティックとは<陰陽について・・・宇宙の法則>

■第2回  4月19日(金)

       <料理>黒豆と小豆の豆ご飯
           ひじき蓮根 (季節の調整)    
           野菜の蒸し煮サラダ
           油揚げと季節野菜の味噌汁(米味噌)
          
       <手当>《梅醤番茶》

    <理論>マクロビオティック食事法<進化と食べ物>      

■第3回  5月10日(金)
       <料理>茶飯(圧力鍋)
           黒胡麻豆腐
           切干大根と高野豆腐の焚いたん
           よもぎの白玉団子スープ(麦味噌)

       <手当>《第一大根湯・第二大根湯》

       <理論>マクロビオティック観<身体と心の構造と機能(感受性について)>    

■第4回  5月17日(金)

       <料理>三色丼(圧力鍋)
           梅牛蒡
           無水煮野菜のピュレ ベリーヌ仕立て
           玉ねぎのスープ          
           人参の花びら菓子と豆乳ムース

       <手当>《生姜シップ》

       <理論>マクロビオティックと暮らし<太陽と地球と月・・・気候風土>
                            
■第5回  6月 7日(金)

       <料理>夏のちらし寿司                  
           春雨サラダ
           茶山椒
           炒り玄米のスープ                      
           玄米粉のクレームブリュレ

       <食養料理>《蓮根湯》

       <理論>マクロビオティック食事法の調整<太極図と五行>

■第6回  6月21日(金)

       <料理>ひじきの混ぜご飯(炊飯器)  
           飛竜頭
           蓮根の棒煮
           豆乳チャウダー
           玄米あられ

       <手当>《椎茸スープ》

       <理論>マクロビオティック栄養学<献立の立て方>

■第7回  7月 5日(金)

       <料理>南瓜入り小豆粥
           昆布と干し椎茸の佃煮
           精進出しのお吸い物
           甘酒の葛餅

       <手当>《枇杷の葉の温灸》

       <理論>マクロビオティックと家族1<子どもの食事、子どもの成長>

■第8回  7月19日(金)

       <料理>変わり稲荷寿司(低圧炊飯)
           梅酢の巻き寿司
           きんぴら牛蒡の揚げ春巻き
           キュウリの冷汁

       <手当>《青菜パスター》

       <理論>マクロビオティックと家族2<大人の食事、生活習慣の改善>

■第9回  8月 9日(金)

       <料理>精進カレー
           冬野菜のラタトゥイユ
           車麩のカツ
           玄米ポタージュ
           
       <手当>《豆腐パスター》

       <理論>マクロビオティック医学<望診法>

■第10回 8月23日(金)

       <料理>玄米五平餅
           季節の生春巻き
           ひとくちお萩
       
       <手当>《小豆かぼちゃ》

       <理論>マクロビオティック気学<精神の開発法>

■第11回 9月 6日(金)

       <料理>基本食と基本の調理の復習
           きんぴら牛蒡、ひじき蓮根(乙女:サムライ)
           玄米土鍋炊飯
           玄米団子のお月見スープ

       <手当>《時雨味噌》
       
       <理論>マクロビオティック総論

       
■第12回 9月20日(金)

       卒業制作
       審査
       卒業パーティ&卒業式

献立は、材料調達の都合で変更する場合がございます。ご了承願います。


<講 師>
理 論 担 当  松見 千奈美
料 理 担 当  中原 亜 智
アシスタント 小山 郁 子


お申し込みは、松見歯科診療所 087-881-2323 メディカルコンシェルジュ 升本まで。

お寿司を作りました。

2013年01月28日 19時16分02秒 | マクロビオティック料理基礎 飯(はん)
先週の金曜日、マクロビオティック料理教室<飯のコース(基礎クラス)>を開催いたしました。

献立は、変わり稲荷寿司とベジ細巻き、玄米クリームの葛寄せでした。
お手当は豆腐パスターです。

もうすぐ、節分、バレンタイン、桃の節句となにかとお寿司の登場率高そうですよね~。
春らしく、華やかな飾り付けにいたしました。

巻きずしは、具をいろいろに変えて、3種類。蓮根の棒煮ベース、沢庵ベース、キュウリベース。ベジな具材を組み合わせれば、いろいろ楽しめますね。

今回、お寿司と言ってもとっても手軽に作れるように、梅酢と柚子酢をブレンドしたあっさり寿司酢を使いました。これなら、酢を炊いたりする手間もなく、本当に簡単!胡麻やおじゃこを入れてもOKです。

稲荷ずしの方は、きんぴらごぼうを混ぜ合わせただけ。

なのに、驚きの美味しさなんです!




























理論では、食事の調整法について、子どもと大人での具体的なお話をいたしました。

陰陽がとても重要なポイントになる調整法は、それぞれの陰陽を知るところから始まります。毎日の暮らしにお役立て下さいね。

































今年初めての料理教室

2013年01月11日 18時12分21秒 | マクロビオティック料理基礎 飯(はん)
今日は今年初めての料理教室<飯のコース(基礎クラス)>を開催しました。
新年のごあいさつをしながら、皆さんの新しい年の素敵なサプライズを聞きながら、一年の始まりをうれしく思いました。

ある生徒さんのご主人が、年末にO-6という感染症にかかり大変だったそうなのですが、生徒さんはひとりでマクロビオティックを始めて玄米食になっていたためか、うつることもなく元気に過ごせたそうで、少しずつ家族にも食の大切さをわかってもらえるようになりたいとのこと。

また、ある生徒さんは、通販の会社が運営するサイトで、家事ドル(家事アイドル)に選ばれて、高松の良さを発信していくことになったそうで、ちょっとワクワクな感じ。

何よりも、みなさんが、元気に新年集うことができて、本当に有難いなと思いました。

今日は、久しぶりに息子の<包丁研ぎ講座>もできました。



お陰で、新年の教室から切れ味のいい包丁を使うことができて、ちょっといい気持ち。

やっぱり包丁がちゃんと研がれているのはいいですね。

今日のメニューは、
小豆とかぼちゃが入った玄米の黄金粥、根菜の団子汁、昆布と椎茸の佃煮、ちょっと季節が早いけどもち米を炊いて牡丹餅を作りました。

丁度今日は鏡開きということで、玄米の鏡餅を切り、火鉢で焼いて、団子の代わりにお餅を入れることにしました。

鎧などの具足に供えた具足餅を下げて雑煮にして「刃柄(はつか)」を祝う、また、女性が鏡台に供えた鏡餅を開く事を「初顔(はつか・お)」を祝うということで、元々は松の内が終わる小正月(1月15日 (旧暦))後の1月20日 (旧暦)に行われていたものが、徳川家光が慶安4年(1651年)4月20日 (旧暦)に亡くなり、1月20日を忌日として避け、後に松の内後の1月11日 (旧暦)とされた武家社会の風習が一般化したものなのだそうです。

武家社会の風習から、刃物で切るのというのは切腹を思わせるため、手や木鎚で割り、「切る」「割る」という言葉を避けて「開く」という言葉を使うようになったようです。

鏡は円満を、開くは末広がりの意を持つ縁起担ぎでもあります。

昔から、鏡餅を食べることを「歯固め」といい、硬いものを食べて、歯を丈夫にし、年神様に長寿を祈るということをしてきました。歯医者にとっても鏡開きはとても大切な行事なのです。

「よわい延ぶる歯がため」の鏡開きでぜひ、丈夫な歯を持ち続ける気持ちを思い出して下さいね。

















今日のお手当は、生姜シップでした。
実習は、癒しの生姜シップカフェとなりました(笑)
みなさん、うっとり目がとろ~ん、きもちいい~って表情でした。



























































今年最後の料理教室

2012年12月21日 23時40分41秒 | マクロビオティック料理基礎 飯(はん)
今日は冬至ですね。一年の内で最も陰が極まり、昼間が短く夜が長いといわれる日です。
でも、体感ではこれからが冬本番で、寒さもぐっと深まります。

柚子湯であったまって、夜長を過ごしたいものですね。

さて、今日は、今年最後の料理教室でした。
いつもの年なら、庫裏のコースでキムチ作ったり、沢庵作ったり、干し柿や、切干大根を作ったり、茶菓のコースでクリスマスケーキ作ったり、霽華のコースでお節料理を作ったりと、年末はあわただしく過ぎて行きますが、何だか今年のレッスンはゆったり組んでます(笑)

お掃除、お掃除とアタマの中でぐるぐるしているので、そうなったのかなと思うのですが、
結局、なんだかんだといろいろ用事が入ってきて、思う通りにはなりませんね(*0*;

診療室の方も、ボーナス支給は終わったものの、今年最後のお給料の段取りや年末調整の準備、そして、何よりも、初診の方のカウンセリングが多く、一日に複数のカウンセリング。
お一人に2時間くらいかけての初診カウンセリングは当然お一人お一人内容が違いますので、パワー全開の時間を過ごしております。

で、結局、お掃除とは程遠い毎日を過ごしております(笑)

今日は、マクロビオティック料理教室の基礎クラス「飯のコース」の第6回目の開催でした。

理論は、食事の調整法、献立の立て方についてのお話でした。


お料理の方は、

ひじき蓮根の玄米混ぜご飯

飛龍頭

蓮根の棒煮

玄米あられ

お手当は生姜シップでした。



生姜シップの実習はお料理が結構時間がかかり、次回に繰り越すことにしました。
代わりに、青菜パスターの説明をいたしました。

お料理はこんな感じです。















常備食のひじき蓮根は、ご飯に混ぜたり、パスタと和えたり、コロッケにいれたり、アレンジは自由自在です。日々の食卓で、いろいろに登場できるといいですね。
また、飛龍頭の中身も、いろいろ、冷蔵庫にあるものを利用して作ることができますし、蓮根の棒煮は、アツアツも美味しいですが、冷えても美味しいので、お弁当のおかずやサラダに混ぜてもなかなかイケてる美味しさです。ただし、それぞれお料理のポイントがあるので、そこを押さえて作ってくださいね。美味しいかどうかの重要な決め手となります。


教室が終わって、年末のごあいさつ。
「来年もまた、よろしくお願いいたします」って、ああ、年の瀬を感じる瞬間でした。
皆さんに幸多い2013年になりますように。
ありがとうございました。