昨夜、主人の母の葬儀が終わり何か気が抜けたような感じ。
肉体的疲れがあるわけではないけれど、何もしたくない・・・。
主人はもう仕事で朝から大阪に出張。私は今日の仕事をキャンセルさせていただいていたので、10時43分のマリンライナーに乗る主人を車で駅まで送っていき、昼の2時過ぎに高松空港に到着する息子を迎えに行く間の3時間を、家に帰らず、ぼんやりと空港の近くの公園で過ごすことに。
このあたりは冬には結構寒いところで香川でも珍しく雪が積もる。
桜の開花宣言とともに他界した母のことを思いながら、街中と違いまだ4分咲きぐらいの桜を眺めて時間を見送った。
少しだけ冷たさの残る風は、薄いカーディガンだったけれど気持ちよさが勝り空気の透明なシャワーを浴びて心洗われる気がした。
この10年近く、こんな時間の過ごし方を忘れていたかもしれない。
子育てと介護と。家事と仕事と。
妻であることへの要求も応えなくては・・・。
どこかに、いつも窮屈な日々の枠を感じ、結婚てこんなものと諦めていたかもしれない。(ナゼなんだろう・・・自問自答もできないでいた)
勿論、暮らしは楽しく自分自身であったけれど、とにかく走って走ってきたような気がする。いや、追いかけられて、追いかけられてが正しいかも。
数時間の一人っきりの時間。
芝生に座り空を見上げ、一区切りついた安堵とこれからを思う。
桜の花を見る度に思い出すよ。
おばあちゃんのこと。
そうか、桜になっちゃったんだね・・・おばあちゃん。
少しづつ、お花見客が増えていく。
遠くに笑い声。
お弁当を広げる老夫婦が何組も・・・。いいな。
暫くはぼんやりとしていたが、3時間を過ごすのは結構間が取れない(笑)。
久しぶりに、足心道をしてみる。
読めずにいた「中医営養学」という本を開いて眺める。
そのうち、少しうたた寝を。
来る途中で、昔大好きだったモスのスパイシーモスバーガーとコーヒーを仕入れていたので齧ってみるが、あまりにも辛くてふた口で食べられなくなった。
味覚は本当に変わるなぁ・・・。
そうこうしていると、今度はお腹が痛くなる。
んっ、もう。
食べるなってことだよね。ワカッテルって。
まぁ、いいや!
TAKUSHIを迎えに行こう。
日焼けして元気に帰ってきた息子を見て、涙が溢れた。
昨日、一昨日と、ここ3日間泣き倒したのにまだ水分が余っているようだ。
おばあちゃんが亡くなったことを報告。
一番おばあちゃんの面倒を見てくれたのはTAKUSHIだ。
彼がいなかったら、当に介護を投げ出していたかもしれない。
お下の世話も決して嫌がることなく、進んでしてくれた心優しい息子。
言葉を失い、固まったまま暫く黙り込んだ。
「苦しんだん?」
「ううん、大往生やったんよ」
「ほんま・・・」 「会えなんだなぁ」
「でもな、死んだ顔思い出すより、元気だった時の顔を思い出すほうがええやん?」
「そうやな」
その後は、留学先での話を色々と話した。
「僕な、彼女できたで・・」
「おお、オーストラリア人?」
「ちゃうちゃう、同じ学校」
「可愛い?」
「おっとりしとる」
「名前は?」・・・・・・・・・
今、この時間、また一人台所でパソコンに向かっている。
電話機の外線ボタンは点灯したまま一時間になる。
青春やな。
ぽっかりと空いたのは心の穴だけではなかった。
おばあちゃんがプレゼントしてくれた、自分時間。
時間には素敵な穴が空いているらしい。
肉体的疲れがあるわけではないけれど、何もしたくない・・・。
主人はもう仕事で朝から大阪に出張。私は今日の仕事をキャンセルさせていただいていたので、10時43分のマリンライナーに乗る主人を車で駅まで送っていき、昼の2時過ぎに高松空港に到着する息子を迎えに行く間の3時間を、家に帰らず、ぼんやりと空港の近くの公園で過ごすことに。
このあたりは冬には結構寒いところで香川でも珍しく雪が積もる。
桜の開花宣言とともに他界した母のことを思いながら、街中と違いまだ4分咲きぐらいの桜を眺めて時間を見送った。
少しだけ冷たさの残る風は、薄いカーディガンだったけれど気持ちよさが勝り空気の透明なシャワーを浴びて心洗われる気がした。
この10年近く、こんな時間の過ごし方を忘れていたかもしれない。
子育てと介護と。家事と仕事と。
妻であることへの要求も応えなくては・・・。
どこかに、いつも窮屈な日々の枠を感じ、結婚てこんなものと諦めていたかもしれない。(ナゼなんだろう・・・自問自答もできないでいた)
勿論、暮らしは楽しく自分自身であったけれど、とにかく走って走ってきたような気がする。いや、追いかけられて、追いかけられてが正しいかも。
数時間の一人っきりの時間。
芝生に座り空を見上げ、一区切りついた安堵とこれからを思う。
桜の花を見る度に思い出すよ。
おばあちゃんのこと。
そうか、桜になっちゃったんだね・・・おばあちゃん。
少しづつ、お花見客が増えていく。
遠くに笑い声。
お弁当を広げる老夫婦が何組も・・・。いいな。
暫くはぼんやりとしていたが、3時間を過ごすのは結構間が取れない(笑)。
久しぶりに、足心道をしてみる。
読めずにいた「中医営養学」という本を開いて眺める。
そのうち、少しうたた寝を。
来る途中で、昔大好きだったモスのスパイシーモスバーガーとコーヒーを仕入れていたので齧ってみるが、あまりにも辛くてふた口で食べられなくなった。
味覚は本当に変わるなぁ・・・。
そうこうしていると、今度はお腹が痛くなる。
んっ、もう。
食べるなってことだよね。ワカッテルって。
まぁ、いいや!
TAKUSHIを迎えに行こう。
日焼けして元気に帰ってきた息子を見て、涙が溢れた。
昨日、一昨日と、ここ3日間泣き倒したのにまだ水分が余っているようだ。
おばあちゃんが亡くなったことを報告。
一番おばあちゃんの面倒を見てくれたのはTAKUSHIだ。
彼がいなかったら、当に介護を投げ出していたかもしれない。
お下の世話も決して嫌がることなく、進んでしてくれた心優しい息子。
言葉を失い、固まったまま暫く黙り込んだ。
「苦しんだん?」
「ううん、大往生やったんよ」
「ほんま・・・」 「会えなんだなぁ」
「でもな、死んだ顔思い出すより、元気だった時の顔を思い出すほうがええやん?」
「そうやな」
その後は、留学先での話を色々と話した。
「僕な、彼女できたで・・」
「おお、オーストラリア人?」
「ちゃうちゃう、同じ学校」
「可愛い?」
「おっとりしとる」
「名前は?」・・・・・・・・・
今、この時間、また一人台所でパソコンに向かっている。
電話機の外線ボタンは点灯したまま一時間になる。
青春やな。
ぽっかりと空いたのは心の穴だけではなかった。
おばあちゃんがプレゼントしてくれた、自分時間。
時間には素敵な穴が空いているらしい。