歯科衛生士の今川さえです。
11月19日、口唇閉鎖力のお勉強会に参加してきました。
ご高齢の方で8020達成者の方は年々増加している。
しかし、同時に胃ろうをされている方も増えている。
その為、歯の残存数は増えているけれど、その機能を十分に使えているかという点は別。
高齢になってくると、肺炎のリスクも上がって来る。
肺炎を起こしやすいかどうかと、口の機能は非常に関連が深い。
口腔の機能の低下は、誤嚥を招く。
むせがあることも上手く食事ができていない症状。
むせなどがあっても、日常的に食事をされている方は多い。
とりあえず食事ができているので、
「お口の機能を維持することは大切なんですよ」
とお話しても、
「食事は出来ているし、大丈夫」
と思ってしまう。
医科は血液検査・血圧などの数値化をたくさん行っているが、歯科は口腔の機能を数値化することが苦手な傾向にある。
口腔機能を向上させるためのトレーニングが必要であるという数値。
身の回りの問題点とリンクするような十分な論理的な根拠が少ない。
その為に、口腔機能のトレーニングが、必要な方が問題点を実感できない。
また、数値化できないことでトレーニングをされている方も、効果が出ているのかが分からない。
などの問題点があった。
そこで開発されたのが舌圧測定器。
舌の筋力がどのくらいあるのかということが数値化されるので、トレーニングが必要か否か。
トレーニング効果が出ているのか。
を数値化することができた。
ちなみに舌圧測定器は、松見歯科診療所でも取り入れております。
老若男女問わず、ご自身でご来院下さる方の舌力を計測しています。
しかし、多くの方の舌の筋力が低いということを実感しております。
デイサービスやショートステイの利用者さんの舌力を計測したデータがとても印象に残っています。
デイサービスなどの施設を利用される方は、その方の状態に合わせて
「普通食」「お粥」「刻み食」「ミキサー食」
を食べていらっしゃいます。
利用者さんのデータを見ると、
普通食の方の舌力が一番強く
2番がお粥食
3番が刻み食
最下位がミキサー食と有意な差がありました。
「栄養士さんや施設の方が、利用者さんの筋力に合わせた食事を作ってくれているとも読める。
しかし、食事の内容に応じて、普通食は筋力を使わなくてはならない。
お粥食になると、普通食よりも少し筋力を使わなくても食べられるようになる。
食事の内容に応じて、筋力が低下しているグラフとも読める。」
というようなことを講師の先生がおっしゃっていました。
これは必ずしもご高齢の方だけに通じることではありません。
日常生活を普通に送っていらっしゃる方が当院にご来院下さいます。
初診の際には、一週間程度の食事記録を持ってきていただいています。
虫歯の多い方は甘い物ももちろんですが、やわらかいお食事をされている方が非常に多いです。
また、舌圧測定器・口唇閉鎖力測定器・咬合力測定器で初診時の筋力を計測しています。
初診で来られる方で、まず基準値を超えていらっしゃる方はいらっしゃらないです。
臨床を通じて、食事の内容に応じた筋力の低下を感じていましたので、非常に納得の内容でした。
是非この記事をご覧になった方は、日常的に柔らかい食事・やわらかくてどうにも噛めない物を食べる習慣はやめましょう。
玄米をよく噛んで食べる。
よくよく噛んで食べる習慣をつけて、一生美味しく自分の歯で食事ができる環境を整えて下さいね。
11月19日、口唇閉鎖力のお勉強会に参加してきました。
ご高齢の方で8020達成者の方は年々増加している。
しかし、同時に胃ろうをされている方も増えている。
その為、歯の残存数は増えているけれど、その機能を十分に使えているかという点は別。
高齢になってくると、肺炎のリスクも上がって来る。
肺炎を起こしやすいかどうかと、口の機能は非常に関連が深い。
口腔の機能の低下は、誤嚥を招く。
むせがあることも上手く食事ができていない症状。
むせなどがあっても、日常的に食事をされている方は多い。
とりあえず食事ができているので、
「お口の機能を維持することは大切なんですよ」
とお話しても、
「食事は出来ているし、大丈夫」
と思ってしまう。
医科は血液検査・血圧などの数値化をたくさん行っているが、歯科は口腔の機能を数値化することが苦手な傾向にある。
口腔機能を向上させるためのトレーニングが必要であるという数値。
身の回りの問題点とリンクするような十分な論理的な根拠が少ない。
その為に、口腔機能のトレーニングが、必要な方が問題点を実感できない。
また、数値化できないことでトレーニングをされている方も、効果が出ているのかが分からない。
などの問題点があった。
そこで開発されたのが舌圧測定器。
舌の筋力がどのくらいあるのかということが数値化されるので、トレーニングが必要か否か。
トレーニング効果が出ているのか。
を数値化することができた。
ちなみに舌圧測定器は、松見歯科診療所でも取り入れております。
老若男女問わず、ご自身でご来院下さる方の舌力を計測しています。
しかし、多くの方の舌の筋力が低いということを実感しております。
デイサービスやショートステイの利用者さんの舌力を計測したデータがとても印象に残っています。
デイサービスなどの施設を利用される方は、その方の状態に合わせて
「普通食」「お粥」「刻み食」「ミキサー食」
を食べていらっしゃいます。
利用者さんのデータを見ると、
普通食の方の舌力が一番強く
2番がお粥食
3番が刻み食
最下位がミキサー食と有意な差がありました。
「栄養士さんや施設の方が、利用者さんの筋力に合わせた食事を作ってくれているとも読める。
しかし、食事の内容に応じて、普通食は筋力を使わなくてはならない。
お粥食になると、普通食よりも少し筋力を使わなくても食べられるようになる。
食事の内容に応じて、筋力が低下しているグラフとも読める。」
というようなことを講師の先生がおっしゃっていました。
これは必ずしもご高齢の方だけに通じることではありません。
日常生活を普通に送っていらっしゃる方が当院にご来院下さいます。
初診の際には、一週間程度の食事記録を持ってきていただいています。
虫歯の多い方は甘い物ももちろんですが、やわらかいお食事をされている方が非常に多いです。
また、舌圧測定器・口唇閉鎖力測定器・咬合力測定器で初診時の筋力を計測しています。
初診で来られる方で、まず基準値を超えていらっしゃる方はいらっしゃらないです。
臨床を通じて、食事の内容に応じた筋力の低下を感じていましたので、非常に納得の内容でした。
是非この記事をご覧になった方は、日常的に柔らかい食事・やわらかくてどうにも噛めない物を食べる習慣はやめましょう。
玄米をよく噛んで食べる。
よくよく噛んで食べる習慣をつけて、一生美味しく自分の歯で食事ができる環境を整えて下さいね。