マクロビオティックな歯医者さんの食と暮らし                   食養塾 無何有庵の日々

無(む)と空(くう)の癒しの時間の中で、心食動息の一つ一つを共に考えていきたいマクロビオティックなスペース。

食べ物を口に入れること、噛む事は学習して覚えていく

2014年07月31日 17時25分34秒 | スタッフのブログ
歯科衛生士の今川さえです。
昨日は摂食嚥下のお勉強会でした。

ほ乳の時期、離乳食の時期を通して赤ちゃんはどういう風に飲み込むのか、噛み潰せばいいのかを学んでいくというお勉強。

当院のうがいはコップを置いていません。
小学校にあったウォータークーラー(全国的にこの名称かは分かりませんが)みたいなお水の出方です。
公園の水飲み場のように、ボタンを押すと、お水が上方に出ます。
そのため、口を尖らせてたこの口のようにして、お水を吸って口に含みます。
最近の子供達、この口を尖らせてお水を吸うのが出来ません。
実際に私達が、口を尖らせて、ズズズッとお水を吸って見せて、うがいをしてもらいます。
それでも口にうまく含めず、顔を洗ったかのように顔面水浸しなんてざらです。
口を尖らせる筋力の低下
吸う力の低下を目の当たりにします。
一人や二人ではなく、大概初診で来院されるお子さまは出来なくて、加えて顎骨の発達不全、嘔吐反射の強いお子さまも非常に増えています。

昨日の勉強会では、ほ乳時期、離乳食の時期に口の使い方、噛み方、手の使い方も赤ちゃんの時期から学習するとのこと。
『歯医者は歯が生える時期からお世話になるものだ。』
なんてイメージが強いのですが、現代っ子達の顎骨、顎顔面の筋力低下など…様々な問題点を間近で拝見している立場としては、産まれてすぐ、赤ちゃんの時期からの授乳。
離乳食の取り方など、歯科で伝えなければならないことがたくさんあると感じました。

そして、赤ちゃんの時から歯列のことを考えてアプロ―チするためには、子供を授かる前、結婚する前からでも、そのような知識を女性も男性も身につけておく必要があるとも感じました。

子離れ

2014年07月31日 12時10分04秒 | スタッフのブログ
次女が亡くなってから、一年三ヶ月経ち、少しずつ身体も心も穏やかになってきています。
亡くなった直後、自信を全くなくしていました。
社会復帰をする以前に、外出する自信すらもないほどに。

私が救われたのは、主人や娘、両親・義母、友人達、職場の方々も、何事もなかったかのようにいつものように接してくれたことです。
私は単純だから、
『かわいそうに。』
といつもより同情されたなら、
『私はかわいそうな人なんだ』
と、いつまでも立ち直れなかったと感じます。

周りの方のお陰で、
『私は私のままでいいのかな。』
そう思えるようになり、この一年三ヶ月で少しずつ日常を取り戻すことが出来ました。
ありがとうございます。

しかし、
『二人目は?』
と聞かれた時にいまだに返答に悩みます
『いません』
知央の存在を否定してしまう返答は出来なくて。
笑顔で
『お空に(^^)』
とはまだ言えなくて。

娘が亡くなってから一年間は、
臍の緒で繋がっていた十月十日。
産まれてからの二週間娘と過ごした、まぶしいくらいに幸せな時間。
育てたい私の気持ちとは裏腹に、娘の身体がない虚無感。
そんな思いを大切に大切に抱き締めて過ごしてきました。
『年月が経てば、亡くしたことも気持ちも和らぐのかな。』
そう思っていました。

娘が亡くなってから現在、一年三ヶ月。
娘を思わない日は一日としてありません。
今も毎日、
『愛してるよ。』
と伝えています。
しかし、以前に比べて、知央のことを涙ながらに思うことは減りました。

年月が経ち、悲しみの涙がなくなっていくのは、気持ちが穏やかになった訳ではなく、再び娘を手離す感覚です。

知央を忘れて、再び失ってしまうこわさ
知央のことを忘れてしまっているんじゃないかという罪悪感

今まで一年間、知央の思い出をぎゅっと抱きしめて過ごしてきました。
来年の4月、あなたの二歳の誕生日には、知央と手を繋ぐくらいの距離であなたを思えるように子離れ出来るかな。
笑顔で
『お空に(^^)』
って言えるくらい子離れしたママになっていきたいと思います。

鼻洗い

2014年07月24日 13時04分40秒 | スタッフのブログ
3歳児、鼻を洗っています。


風邪の時の鼻水には、鼻に入った異物やウイルスなどを洗い流す意味があります。
この3歳児、土曜日夜に風邪をひきかけて鼻水とくしゃみと鼻づまりから、なかなか寝付けなかったようです。
体温は37、2℃と微熱。
朝に起きて来て一番に、
『ママ、ののは鼻洗うわ( ̄ー ̄)』
意欲満々。

小さい時から私が鼻洗いをしているのを見て、自分もやりたいと少しずつ練習していたので鼻洗いの意味を分かってくれていたようです。
『ママ!
いっぱい出てきた!(*゜Q゜*)』
とうれしそうに汚れが取れたのを報告してくれました。

洗った直後には、
『あ、鼻が通ったわ( ・∇・)』
ご機嫌でした(^^)

4月から保育園に通いだして4ヶ月。
娘が高熱を出すこともなく、元気に通園してくれるお陰で、私もお仕事に毎日出勤出来ています。
子供の健康ってありがたいです。

後日、3歳児が自主的に鼻洗いができるようになるまで、私がやっていたことをアップしたいと思います。

どくだみ茶

2014年07月23日 16時28分26秒 | 自然医食のお手当て 掌(しょう)のコース
三年番茶が切れたので、しばらくはどくだみ茶をいただきます。
どくだみ茶と決明子(別名、はぶちゃとも言い、母は毒消しと呼んでいつも飲ませてくれました。香川ではエビス草とも呼ばれています。)はなんとなく夏の味。
小さいころから、母が庭で採取しては飲ませてくれました。

それからずっと、母からもらった株と種を庭とベランダのプランターで栽培して、どくだみは毎年刈り取っても出てきて花をさかせてくれますし、また毒消しもこぼれ種で生えてくるという繰り返しです。

どくだみ茶は、今年も花が咲いた頃に刈り取って、軒先に干しておいたものを、ハサミで短く切って、煎じていただきます。











生葉は独特のいやな臭みがあるのですが、よく揉んでその汁を虫さされや切り傷などにつけると嘘のように痛みが取れて、腫れも引いてきます。先日、facebookに少し紹介いたしましたので、ここをクリックしてご覧ください。
乾燥してお茶にすると、胃腸病、高血圧、動脈硬化に優れた効果が在ると言われています。
特に胃腸病に効きますので、吹き出物や肌のアレなどあらゆるお肌のトラブルを解消してくれるようです。

中学の頃、慢性胃炎だった私は、このどくだみ茶に助けられました。
母に感謝ですね。

また、乾燥したどくだみを煎じてお風呂に入れると、冷えや風邪の予防、あせもや水虫、肌荒れ、痔にも効くと言われています。

原爆が投下された不毛の広島の地に、真っ先に芽を噴き出したのはどくだみだと言われています。その生命力の強さはすごいですね。



毒消しは花の後細長い鞘が出来て、そのまま乾燥させて、鞘の中の実を採取してお茶にします。
しばらく休んでいたベランダ菜園なのですが、先日、良二農園の瀬尾さんが、トマトの茎を剪定して、苗になるからとくださったので、水にしばらくつけていましたら勢いよく根をだしましたので、さっそくプランターに植えました。天才庭師の天さんが、今まで使っていた土を手入れして、植えてくれたのですが、なんとその土から、毒消しの芽がいっぱい出始めました。
数年、乾いた土の中に眠っていた種が、一斉に眼を醒ましてまたおひさまの下に顔をだしてくれたのです。
イノチってすごいですね~。
こんなパワフルなイノチにまた今年もお世話になります。うれしい恵みです。







毒消しは、別名、決明子と呼ばれるごとく、一切の眼の病気にとても効果があるといわれています。便秘にも効果がありますので、整腸、健胃が望めます。
また、胃下垂や糖尿病、膀胱炎、二日酔い、肝臓病、心臓病、扁桃腺、口内炎、黄疸などに効くとされ、幅広い薬効があるそうです。

私は、中学の頃から視力が悪く、近眼でしたので、母がこれからの夏の時期、よく飲ませてくれたものです。

煎じる前に少し焙じると美味しいですよ。

野草茶、もっと見直されてもいいですね。
身近にある野草は、本当に自然の暮らしの大きな味方になってくれますよ。

そうそう、ベランダと院長のユニットの前に見えるアケビにもう10cmくらいの実がなってました。
アケビもいろいろ効能があります。
また、写真とともに後日記事にしたいと思います。

*野草茶は人によって合う合わないもあります。その効果は薬にもなりますし、過ぎると毒にもなります。
 利用する時は、ネットなどでいろいろ調べてみるのもいいですね。


































「きゅうりのキューちゃん」と「きゅうりのク~ッ(>_<。ちゃん(からし麹漬け)」

2014年07月19日 10時16分00秒 | 伝統食をつくろう 庫裏(くり)のコース
このところ、きゅうりをたくさんいただいて、その上週に3回宅配で胡瓜が届き、糠漬けでは追いつかないほどのきゅうりが冷蔵庫からあふれてしまい、きゅうりの保存食をふた品作りました。

まずは「きゅうりのキューちゃん」!

自己流なので、本当の作り方とは違うかもですが、美味しいのでご紹介。

胡瓜を5mmくらいの輪切りにして、塩をします。





鍋に醤油とみりんと米酢、昆布と鷹の爪を入れて火にかけます。



分量は適当です。醤油とみりんと酢は3:2:1弱くらいかな?なめてみておいしかったらOKです。
昆布は10cmくらいの長さを細く切って入れます。
鷹の爪は2本くらい(好み)を輪切りにしていれました。

沸いたところに、胡瓜を入れて(そんなに絞ってないです)再び沸騰したらしばらく調味液をきゅうりになじませて火からおろします。







冷めたら容器に入れて冷蔵庫で保管。

冷めた頃にいただいたら、美味しくて、好評で無くなりそうな勢いでした。
今朝、味見したら、とってもいい感じ。



簡単なので、おためしあれ。




さて、もう一品は「きゅうりのク~ッ(>_<。ちゃん」!
これは、麹を入れたからし漬けです。
辛子が効いてク~ッ(>_<。っていう、夏の保存食です。

こちらもきゅうりはキューちゃんと同じように切って塩をします。

ボウルに生の米麹をほぐし、そこに塩と辛子を入れてよく混ぜます。
今回は、きゅうり5本に麹300g、塩30gぐらい(計っていない(^_^;)、辛子を粉のまま15g(これはホントに好みです!)入れてよく混ぜて、そこに塩をまぶして5分くらいおいたきゅうりをそのままいれて、塩麹辛子とよく混ぜ合わせます。



それを容器に入れて重石をしてそのまま冷蔵庫に入れておきます。



そうするとかなりの水分が出るので、毎日混ぜながらいただきます。
もうすでに、一晩でおいしくなってますが、2、3日置いた方が味がなじんで美味しいと思います。



実家の母が遊びに来ていたのですが、作っているのを見ていて、「大胆やな~」とか「え、辛子練らんの?」とかいろいろ言いたいことがあるみたい(笑)。

ええ、ええ、私の作り方は、自己流だからこんなもんよ!と開き直りながら作ってました。

確かに、辛子は熱湯でよく練り(母には右回しと教わってきましたが←これって陰陽の極意!なかなかやるじゃん)練った後、和紙を貼って灰汁を取るのが一番いいけれど、「忙しい主婦はちょっと手抜きして、楽ちんにつくっちゃいます!」が自己流たる所以。
それでも美味しいから、作ってみてね。




































えのきの佃煮

2014年07月16日 14時09分45秒 | 伝統食をつくろう 庫裏(くり)のコース
昨日、オルターさんからえのき茸が届いたので、
昼食の後、えのきの佃煮を作りました。

先日、パントリーの大掃除をした時に出てきた10年以上たったニンニクの醤油漬け。



なめてみたら、甘くてとっても美味しくなっていたので、小分けにしてスタッフにもおすそ分け。
そうしたら、ニンニク醤油だけで、おいしいえのきの佃煮になるとスタッフに教えてもらい、さっそくつくってみたんです。



えのきは袋ごと石づきのところを薄く切って、後は3等分に切り分けて鍋に放り込み、少しお酒を入れて炒り煮すると、すぐにしんなりとなって粘りがでます。
そうしたら、例のニンニク醤油を入れるだけ。
我が家には甘すぎるので、お醤油を足しましたが、みりんなど入れなくても本当に美味しい~♪
ニンニク醤油作っている方、年数が経ったら、ぜひ試してください。





ニンニク醤油の無い方は、お醤油とみりんで味付けするだけですから、やってみてくださいね。
10分もかからなくって、おいしいごはんの友ができあがりますよ!

後は、密封容器に入れて冷蔵庫保管。
無添加なので、お早めに召し上がってくださいね。
































糠漬けに塩麹レモンがおいしい~。

2014年07月14日 11時27分12秒 | 伝統食をつくろう 庫裏(くり)のコース
休診日の月曜日は、いつもは朝ご飯を頂かない院長なんですが、
朝から「メシメシメシ!!!」とうるさいので、
朝昼兼用の10時半ころにいただきます。

今日は、昨晩に漬けた糠漬けにそろそろ熟成してきた「塩麹レモン」を乗せて食卓に出してみました。

これがなかなか美味ではありませんか!



それから、最近お気に入りのズッキーニの糠漬け。
こちらもとってもおいしいですよ。



我が家では、糠漬けには、おろし生姜や、ゴマ、山椒の佃煮とかを乗せていただきます。
そのままでも美味しいのですが、お漬物ってなんだか脇役な感じがしますが
いきなり、主役になった感じで、あとは玄米ご飯とお汁があれば十分です。



今朝は、久保さんの厚揚げがあったので、茄子と一緒に炊いて照り焼き風にして、
ご飯に乗せてどんぶりに。



おいしい~。

うな重の季節ですが、ちょっと気分になりました。

こんなどんぶりにはあっさりとお吸い物が合いますね。
今日は紫蘇醤油のお吸い物にしましたよ。

































赤紫蘇のジェノベーゼと塩麹レモン

2014年07月08日 17時52分27秒 | 伝統食をつくろう 庫裏(くり)のコース
今日は松見歯科の週初めなので、良二農園の瀬尾さんが新鮮な炭循農野菜を届けてくださいました。

診療室の待合室では、野菜やお米などのご紹介をさせていただいておりますが、
頑張っている農家さんの応援でもあるのですが、患者さまに新鮮で栄養価が高く安心安全な農作物が一般のお店よりもお手頃価格でお求めいただけることで、少しでも元気の源となればとも思っております。

ぜひ、ご利用くださいね。
そして、香川県がオーガニック野菜のメッカになるように応援もしてくださいね。

さてさて、そんな良二さんから、今日はトマトや空芯菜とともに、赤紫蘇をいただきました。



今年は、梅干しをお休みしようと思っていましたので、さて、どうやっていただこうかと思ったのですが、そうそう、香りがよく少し癖のある味の赤紫蘇は、きっとジェノベーゼにしたら美味しいとひらめいて、赤紫蘇のジェノベーゼを作りました。

作り方は簡単。

葉っぱはよく洗って、ボールに葉っぱと塩(適量)を入れてなじませ、よく揉みこみます。
そうすると真っ黒な灰汁が出ますのでそれをギュッとしぼって捨て、きれいな水ですすぎます。
それをまたよく絞って、黒い汁が出なくなったら、小さく刻み、ミルサーにオリーブオイル、塩、オールスパイスのホール、コリアンダーなど、好みのスパイスを入れ、コク出しに松の実とにんにくを好みの量入れます。赤紫蘇の綺麗な色を出すために、レモンなどの柑橘果汁と少し米酢を入れて、スイッチオン。



回転がうまくいかない時は、オイルを足してください。



綺麗に紫蘇の葉っぱが細かくなったら出来上がりです。
味を見ていただき、好みに足りないものを足して整えていただければOKです。



これで、パスタやピザのソース代わり、サラダのドレッシングに足したりと、いろいろに使えます。

とっても美味しく出来ました♪

ついでに、先日患者さまから無農薬のレモンをいただき、スタッフと仲良くシェア。
前から作ってみたかった塩レモンを作ることに。



冷凍室に麹が残っていたので、そうそう、「塩麹レモン」にしようと思いつき、赤紫蘇ジェノベーゼ同様、適当思いつきレシピ(ま、つまりはレシピなどないのですが・・・笑)で作りました。



あえてレシピということでしたら、
麹300gに塩60g(麹に対して20%の塩)で塩切麹を作り、そこに水を200cc。レモンが入るのでもう少し少なくてもいいかも~。
よく混ぜて、レモンを大きさにもよりますが1~2個、3mmの銀杏切りにしたものをよく混ぜて容器に入れて後は冷蔵庫でゆっくり熟成させたらOKです。



今日は、少し麹が多いかなと思ったので塩麹用に少し取り分けて、塩麹レモンを作りました。



混ぜたなり味見しましたが、すでに美味しい♪

こちらも、暑い夏におススメの保存食です。
白身魚を焼く時とか、サラダのドレッシング、冷ややっこにも合いそうです。

赤紫蘇のジェノベーゼと両方作っても1時間くらいで出来ますので、お手軽なのもうれしいですね。

































集中治療について。

2014年07月08日 11時49分00秒 | 院長のブログ <歯医者さんの健康常備学>
院長の松見です。

遠くアメリカからご来院いただいた患者さまに想いを寄せて、少し書かせていただこうと思います。



この6月は、お三家族の方々がアメリカから治療に来られました。お一家族は東海岸のボストンから3週間高松にウイークリーマンションを借りての集中治療となりました。

とても、ご満足いただけたと感じてはおりますものの、治療者としてはやはり心配が尽きません。

集中治療の良いところは、相乗効果でしょうか。

治療をあるラインまでしてその続きを進めていくときに、予定よりも期間を置かれると治療効果が減退する後戻りが生じますが、集中治療することによって、一般的な進め方より治療スピードが向上するという利点です。

しかし、治癒の過程には「経過を診る」という意識的にある一定期間を置くというのも大切な治療方法であり、今回のそれぞれの治療にあたって、そこが十分でないことを補うのに、かなりの苦労をいたしました。

どなたも次回のご来院は1年後、2年後のこと。

それまでの日常生活が快適に過ごしていただけるように進行性の虫歯や歯周病、根尖病巣の問題についてはやはりきちんとしておいて差し上げたいと思いますし、その期間に新たな問題が生じないように指導もしっかりとしておきたいという思いから、許される限りの時間をいただいての治療となり「集中治療」ということになったのですが、遠いだけに何かあったらすぐにご来院いただけないというリスクに持ちこたえてくれることを願うばかりです。

しばらくはメールなどで経過のご報告をいただきながら対応させていただきたいと思っております。

最善をつくしておりますが、フォローが完全にはできないということが歯がゆいところです。


今回集中治療を受けられた患者さまについては、是非とも普段の食事の見直しの徹底をいただき、松見メソッドの励行をお願いしたいと思います。

治療者としましては、次回お会いできます時に、私自身が初めて、「松見歯科に来ていただいてよかった」と実感できることだと考えております。

これまでにも、遠く海外からや、日本であっても遠方の県外からお越しの患者さまがおられますが、近隣からお越しの患者さまと違い、急ぐ間に合わないという、距離の制約におけるできることの限りがあるのが現状です。出来る限りのことはさせていただきたいと思いますが、松見歯科においてのこれからの大きな課題でもあります。

まずは、患者さまとともにいろいろ模索しながら、その方に応じた対応となることと思います。
どうぞ、ご理解くださいませ。




















二年に一度。

2014年07月08日 09時49分43秒 | 庵主の日記
患者さまのご主人が大切に育てている「淀の松」

株分けをしたからといただいてからかれこれ6年は経つのでしょうか・・・。

3度目の開花に、ココロが弾む朝です。


とっても可憐で、ただただひっそりと佇む姿に、
芯の強さと、動じない美しさを感じます。



私もこうありたい・・・。



一眼レフだけど、型落ちで一番安かったカメラ。
レンズも特別なものではないのですが、写真が撮りたくなって写してみました。

ちっともうまくは撮れていませんが、朝の小さな喜びをお届けしたいと思います。








































ジャンボニンニくん

2014年07月07日 11時33分45秒 | 庵主の日記
にんにく、嫌いじゃないんだけど、たくさん食べると翌日までカラダがしんどくなるので、たべても少しだけで十分。
鰹のたたきにおよんでは、まず刺身が苦手な私は(昔はすきだったんだけどなぁ~。今は一口で満足できる)よっぽど新鮮でおいしいものでなければ、あれだけのにんにくも使ってるので目の前に出てきても食指は動かないくらいなんです。

で、「ジャンボニンニくん」!!!!



炭素循環農法で農薬も肥料も使わないで野菜づくりをされている良二農園の良二さんおススメということで松見歯科受付にて絶賛発売中なんです。

見てください、この大きさ!
私のこぶしと変わらない大きさなんです。



院長はにんにく大好きなので、さっそくシンプルにオリーブオイルと塩、ブラックペッパーで蒸し焼きにしてみました。



なんと、ポテトのようにほくほく!
にんにくの匂いが柔らかくって、食べた後、にんにく臭が全く気になりません。

これなら、わたしも食べることができました。
にんにく1個ぶん。十分これだけでビールのおつまみになりますね。

みなさんぜひお試しあれ!

































3週間の集中治療を終えて

2014年07月06日 11時38分32秒 | 庵主の日記
ボストンから来られた患者さんの集中治療が終了いたしました。


6月17日から3週間。
ご実家が東北で通院には遠く、1歳半の子どもさんを抱えての帰国でしたので、高松のウイークリーマンションを借りての滞在治療でした。

日本に滞在中になんとか問題をクリアしたいとのご希望で、毎日、朝から夕方まで頑張られました。
なにより、おチビちゃんも本当に頑張りました。

こんなに長く診療室で過ごした子どもちゃんは、スタッフの今川の子ども(生後8カ月から2歳半まで子連れ出勤)に継いでのこと。もう、ほんと快挙でしたね

他にも、カリフォルニアから子どもさんと受診された二家族はご実家やご姉妹のお住まいの愛媛、広島から通院してくださいました。
お一家族は、4年前からのご来院で、久しぶりのリコールでした。このご家族がご紹介くださり、遠く海外からのご来院となったのです。通院をお決めになられるには相当のご決意が必要だったのではと思いますが、わざわざ香川の田舎の小さな歯医者まで、本当によくご来院くださいました。
ありがとうございます。
ご紹介くださったWさんにも、感謝の気持ちでいっぱいです。

昨日の夕方診療が終わり、片づけもほぼ終了して
そうそう、記念撮影をしようということになりました。
カリフォルニアからの方もご来院だったのに、お帰りになられた後でご一緒にお写真が取れずに残念でした。早く気がつかずにごめんなさい。

はい、スタッフと院長と患者さんと、笑顔のショットが撮れました。



ウイークリーマンションでは、炊事ができるので、毎朝5時起きでおチビちゃんの朝ごはん、昼のお弁当、そして夕ご飯としっかりと玄米を炊いて、地元の自然食品店のちろりん村さんの会員カードも作られて、お野菜や食材を求め、慣れない環境ですのに頑張られたSさんには、本当に頭が下がりました。

高松最後の夜となりましたので、我が家で夜ごはんをとお誘いして、玄米がたっぷりいただける恒例手巻きずしでおもてなしいたしました。



手巻きずしをするのには理由があります。
もちろんご飯も野菜も一杯食べることができるということと、もうひとつ大切なことなんですが、小さな子どもさんの顎を育てる方法になるということを知っていただくことにあります。

尊敬する歯医者さんの岡崎好秀先生が教えてくださった、ご飯を海苔で細くしっかり巻いて「食いちぎる、噛みついて引っ張る」という食べ方は、子どもの顎の発達を促し、歯列の育成や舌の運動能力などを向上させるためには打ってつけの方法なんです。
それをお家でも実践していただけるように、小さな子どもさんがいらっしゃったら、手巻きずしパーティが始まります。

見てください。とっても上手にかぶりついてくれています。(ピントがずれてしまっていてごめんなさい)





この方法はおむすびと違って、ご飯もバラバラ落とさないし、ママもお気に入りの食べ方になられたようです。なるほど、そうかもしれませんね。



さあ、長かった集中治療も終了してようやくパパや他の子どもさんと合流して、またボストンへと帰られます。

次のご来院は2年後です。
虫歯ゼロを目指して、チビちゃんのよい歯並びを目指して、パパや子どもたち家族の健康を目指して、松見歯科の健康メソッドを実践してください。
2年後のお元気な笑顔にお目にかかれることを楽しみにいたしております。

Wさんご家族、Mさんご家族も、はるばる遠くからありがとうございました。
次回のご来院には、息子君たちもうんと大きくなってますね!
元気にご活躍くださいね。






































おすすめのミネラル補給。

2014年07月04日 13時46分50秒 | 伝統食をつくろう 庫裏(くり)のコース
この前の週末は、平戸で柿本和子先生の下お勉強でした。

先生のお勉強会の前に、料理教室をさせていただいているのですが、
今回は、日本の伝統食のひとつ「福神漬」にチャレンジしていただきました。

ちょっと余談ですが、香川では「ふくしんづけ」と呼んでいるのですが九州では「ふくじんづけ」と呼んでいるとのことで、
ワードで漢字変換をすると、「ふくしんづけ」では漢字にならず、どうも「ふくじんづけ」が正しい呼び方のようですね。
カレーライスの味を知ってから福神漬なるものに出会いかれこれ50年ですが、はじめて正しい呼び方を知りました(笑)



また、先生のリクエストでお肉料理に代わるものとして、今回は「ベジタコライスのサルサソースかけ」を作りました。お肉の代わりにお豆腐を使いました。これからの季節にあっさりとおいしいひとしなです。



スープは、平戸でお世話になっている自然食和みさんのオリジナルブランドの「イキな八草海藻」を使った簡単スープを添えました。この「イキな八草海藻」は、生臭さが本当になくって、お結びに混ぜたり、スープにしたり、サラダや、あえ物、お酢の物などに大変重宝いたします。おススメのミネラル補給です。

ミネラルと言えば、平戸名産「焼きアゴ」!

せっかくの平戸出張ですから、お土産にいつも買って帰ります。

そして、吉田俊道先生おススメのミネラル補給の「出汁っ粉」を作ります。

材料は、昆布、干し椎茸、イリコ、鰹の本枯節、そして焼きアゴを全部ミルサーで粉末にします。
これがまたおいしいんです。
長い間、精進出汁、野菜のスープで来たので、初めての時には少し生臭い気がしましたが、
今は本当に美味しくいただいております。







お昼の賄いのお汁に必ず入れるようにしています。

夏の暑い日は、汗をいっぱいかきますから、この手作り「出汁っ粉」は欠かせません。

みなさんも毎日のミネラル補給にいかがでしょうか?



































今日のカウンセリング

2014年07月02日 23時22分00秒 | 庵主の日記
6月の月次の事務仕事完了~。明日、会計士の先生に資料をお送りする予定です!
平戸に行く前に銀行に支払いの手続きをしにいきましたら、今月は早いですねって窓口の方に言われたほど、順調~。本日、無事にボーナスの支給もさせていただきました。

今日は、奈良からご来院くださった女の子のカウンセリングでした。
もちろん、ママと同伴でのカウンセリングです。

まずは撮らせていただいたパントモと言う顎全体の様子がわかる大きなレントゲンで永久歯の存在を確認。今、6歳臼歯が生えてきて、歯の生え換わりが始まったところですが、前から7番目に生えてくる12歳臼歯(12歳頃に生えてきます)が歯茎の中にちゃ~んといい形でありました。

でも、少し上顎が狭いので、装置を使うことになりましたが、これはあくまでサポート役で、基本は自分で顎を育てることが中心の治療になります。
顎が小さい方は、ほとんど例外なく鼻の通りが悪く、鼻腔は粘膜が腫れていて本当に狭いのが特徴です。そして、今、8割、9割の子どもたちが顎が小さく問題を抱えてしまっています。

顎を育てる「顎歯列育成法松見メソッド」は拡大床という装置を使いながら(必要のない子は省きます)、
まずは『食の改善』。出来るだけ未精製のごはんをよく噛んでお代わりして食べてもらいます。

そして、ごはん以外の糖質の制限をいたします。
普段のおやつはごはん由来のもの。週に1回、甘いおやつ(ジュース、アイスなども含む)、果物、パンのどれか一つをいただく程度。もちろん、できるだけカラダに負担のない、ノンケミカルなものがおススメです。

次は、『鼻を通す』。鼻うがい、就寝時の口呼吸を防ぐテープの使用、口の周りの筋肉や舌の筋肉をつけるトレーニング。昔はパタカラなどをしておりましたが、今は「あいうべ体操」を実践していただいております。また、鼻呼吸が出来ていないと、血中酸素量の不足を生じてしまっている子ども(もちろん大人もですが)がいます。知的障害を持っている子どもには多く見られます。これは、反対に考えれば、きちんと顎の育成を促し、鼻呼吸をしていくと血中酸素量が増加し、知的障害の改善にもつながるのではないかと考えています。合わせて呼吸法を勧めているのも、循環器の問題だけではなく、それらの改善にも役に立つからです。

それから『よく噛む』。
と、いうことで、チューブトレーニングをいたします。また、噛む食事のメニューの提案もいたします。
一口50回噛みをおススメしていますが、『ありがとうございます』噛み方法もご指導いたします。


さらに、顎の育成は足の指の状態も大きく関係してまいりますので、ゆびのばソックス、ゆびのば体操もご指導いたします。左右均整のとれたバランスの良い姿勢は、交合や歯並びにもいい影響を与えますので、足の先からしっかりとチェックさせていただきます。わたしたちスタッフも、ゆびのばソックスはもう手放せないマストアイテムです。

そんなやこんなやで、歯列の育成については奈良から毎週通院してくださることに。

根幹治療(神経の治療)と虫歯については、永久歯に問題が起きないように、これから子どもさんとママと一緒に頑張っていきます。
保険診療と違って、自費診療は費用がかかります。
もちろん治療内容は全く異なり、保険治療では出来ないことをさせていただくのですが、
乳歯の治療にこんなに費用がかかって申し訳ない気がしました。
保険治療との違いなどをご理解いただけるようにご説明はさせていただきましたが、「ちっとも高くありません、安いほどです」と言っていただき、子どもさんの将来を見据えたお母さんの思いを改めてしっかりと受け止めさせていただきました。もちろん、お父さんも承知のご来院です。

当院の治療に対して信頼をお持ちくださり、遠く県外から覚悟を持ってご来院いただきましたことに、心からありがたく、感謝の気持ちでいっぱいです。

スタッフ一同、頑張って取り組んで参りたいと思います。












































顆粒タイプの歯磨き粉

2014年07月01日 16時45分56秒 | スタッフのブログ
歯科衛生士の今川さえです。

当院では歯磨剤は使用をやめましょうとご指導させていただいています。
歯を削るという点。
味を感じる部分の変性。
口の中のたんぱく質の変性が起こるからです。

最近はやりの顆粒タイプの歯磨剤。
ポケットと言われる歯肉の溝にその顆粒が留まり、歯肉の炎症を起こすこともよくあるそうです。

知り合いの歯科衛生士さんにこの歯磨剤の話をすると、
『そうですよね~。。
よく歯肉溝から白いつぶつぶが出てきますよね。。』
とさみしそうに話して下さいました。

えっ!?( ̄Д ̄;)
そんなに患者さんの歯肉溝からつぶつぶ出てくるの!?
私は逆にびっくりしてしまいました。

私は、当院の患者様で顆粒で炎症を起こされている方は拝見したことがありません。
『皆さん歯磨剤使わずに歯磨きされているんだなぁ。』
と感じうれしくなりました。

歯科医療者側が、補綴物の形態や残存セメントで歯肉の炎症の原因を作らないことも大切です。
歯の健康状態を維持する情報もお伝えしなくてはならないと感じた出来事でした。