歯科衛生士今川さえです

日曜日、高知で開催された、安保先生、大田先生の講演会非常におもしろかったです

おもしろかったので、帰って母に話をすると、
『その先生香川で講演会して欲しいなぁ

』と。
私もそう思いました
今日は、
~生きるヒントを与えてくれたお坊様~
女優の藤原紀香さんがインドで出会ったお坊様のお話です。
『紀香魂』(藤原紀香)より、抜粋してご紹介させて頂きます。
-------------------------------------------------------------------------
インドで、ある一人のお坊様との出会いがあった。
中村行明さんという、お坊様たちからも尊敬されている32年間インドに住んでいるお方。
彼は、スマトラ沖の地震の時もすぐに現地に飛んで、お経を読んだり、困っている人に施しをしたり、世界中を飛び回っているような人。故マザー・テレサさんとも交流があった。
偉い方なのに、腰が低くて、いつもニコニコ笑顔で、それでいて、言うことに説得力がある。
すごく勉強になったのは、魂のことやスピリチュアルなことだ。彼にとっては普通のことなのだろうけど、私は興味津津でいろいろと質問を浴びせかけてしまった。
「天国、あ、仏教でいえば極楽浄土って本当にあるんでしょうか?」
「ありますよ。でも、ほとんどの人が行くことができません。本当にこの世で大変な修行をしたり、人のために、いろんなことをしないと極楽浄土には行けません。」
「え?でも中村さんみたいにすごい修行をされて、世界のためにいろんなことをしてる人だったら行けるのでしょう?」
「僕でも行けません」
「中村さんで行けないのだったら、ほとんどの人は行けないですね」
彼は笑って「はい」と答え、「じゃあ行けない人たちはどうなるの?」と聞くと、
「次のお腹を探すんですよ」
人は、生き返るために死んでから49日以内に次のお腹を探す。天国ではなくて、また次の肉体を探して世の中のために生きていくというのだ。まさに目からウロコだった。
今、出会っている人たちは来世でも会うものだもおっしゃった。会わない人とは一生会わない。それが人のご縁というものだそうだ。もちろん関係性は今とは違うらしい。友人、両親、恋人、兄弟、師弟、自分を成長させるためのいいライバルなど。
また、「人に何かをしてあげたことは必ず返ってくる」とよく言うけれど、その関係性はプラスマイナスになっているのだという。
例えば、ものすごく今世であなたのことを好きだと言ってくれてる人がいて、でもどうしてもその人の気持ちに応えられず「ごめんね」と何度も断っているとする。するとそれは、前世であなたのことが好きでしょうがなかったのに何回も振られた人だと。その逆もある。
前世は1回ではなく、何度もあり、肉体は滅びても魂だけはいろんな人生を生きているという。でもどこかでプラスマイナスゼロになっていて、もし前世で悪いことをしていたら、今世で自分もそういう目に遭うなど”因果応報”全部そんなふうになっているという。
こんな話もあった。
「今この世に必要なのに、なんであの人こんなに早く死んじゃったの?っていう人がいますけど、どうしてなんでしょうか?」
私はずっとそれが分からなかった。今、この世に必要な人なのに、「どうしてあの人が」とか「なんであんないい人が」とか「世界のためにこれから何かする人が」亡くなってしまうのだろうと。
故ダイアナ妃もそうだ。私は彼女のことが大好きだったからニュースを聞いたとき、とても悲しかった。彼女の笑顔を思い出して「神様って本当はいないのかな?なんで今、彼女が死んじゃうの?」と。
すると彼の答えはこうだった。
「次の世界にすぐ必要だからですよ」
世紀末があると言われていたり、ものすごい戦争が起こったり、未来に大変なことが起こると言われている世の中だから、その危機から人々を救うためや、そのときに人のために何かをするために。次の世界に、働き盛りの2、30代に生まれるために、今”死ぬ”のだそうだ。
すでに今の世界では他にそれをできる人がいるから、今死んで、すぐ次のお腹を探し当てて、違う人物か何かになってどこかで生まれているのだいう。だから故ダイアナ妃ももうどこかで生まれているかもしれない。肉体はまったく変わって記憶もなくなるけれど、魂は一緒なんだそうだ。(ただし、自殺はいけないと。どんな理由であれ、授かった命を自分で絶つと、一生魂はさまよい、生まれ変われないそうだ)。
そして、私達がまだ天に召されないのは、この世に、他の誰でもない自分がやらなければいけないことがあるからなのだ!それが使命だ。世界にかかわる大きなことだけが使命ではない。隣にいる誰かを幸せにすることも使命なのだ。
「ああ、だから私達は生きてるんだ」
インドですばらしい出会いをした私。
インドに呼ばれた意味がわかった気がした。
この出会いに感謝である。
---------------------------〈引用終了〉------------------------------
『私は今、隣にいる人を幸せにすることができているだろうか?』
考えていた時、こんなお話とも出会った。
------------------------------------------------------------------
ある人が浜辺でヒトデを拾って海に返していましたが、波とともに浜辺に打ち上げられてくるのです。
潮が引くと浜辺に残されてしまいます。
そのまま放っておいたら干上がってしまいます。
それを見た人がいいました。
「この浜には何千というヒトデがいる。全部を海に返してやるなんてできないでしょう。数が多すぎる。こんなこと、どこの浜ででもあることだ。あなたがやろうとやるまいと、たいした違いはないんじゃないかな。」と。
すると彼はにっこり笑って身を屈め、もう一つヒトデを拾って海に投げ返していいました。
「でもね、〈この〉ヒトデにとっては大きな違いだろうね。」と。
----------------------------------------------------------------
少し前だったら母に私が受講した講演会の話なんてしなかったなぁ…。
大衆に向けて動くのではなく、私に携わってくれている人達に何が出来るか。
それを思う、今日この頃です。