マクロビオティックな歯医者さんの食と暮らし                   食養塾 無何有庵の日々

無(む)と空(くう)の癒しの時間の中で、心食動息の一つ一つを共に考えていきたいマクロビオティックなスペース。

久しぶりの料理教室

2015年02月19日 18時37分35秒 | マクロビオティックZERO PT.講座
先週、13日から福岡に行っておりました。

14日は、ある大手企業の労働組合の中四国、九州支店のレディースセミナーということで、女性組合員の方とご一緒にマクロビオティックのお料理と、ビギナーの方のためのお話をさせていただきました。
アシスタント無しでの講座でしたので、写真を撮る時間がありませんでしたが、
楽しくお料理を作ることができました。

メニューは、玄米ちらし寿司、精進貝柱のお吸い物、ココナッツマカロン、さつま芋のトリュフを作りました。

前日入りして、青物の葉野菜などは天神界隈の自然食品店さんで調達いたしましたが、塩、醤油、ゴマ油、柚子酢、梅酢などの調味料や、根菜、手作り紅生姜や、お菓子の材料などなど、そしてセルクルなどの道具や押し型、物相などは、香川からの持ち込みの大荷物での教室でした。

最初は高松で、とのお話で、私に白羽の矢が立ったのだと思うのですが、最終的に福岡での開催となり、九州にはたくさんのマクロビオティックの講師の先生がおられる中、かなり恐縮しながらの出張講座となりました。
交通費や、宿泊費などが余分にかかるので、なんだか申し訳ない気持ちでしたが、その分、喜んで頂けるようにと精一杯勤めさせていただきました。

みなさん、明るくて、楽しい雰囲気で終始笑い声が聞こえる講座となり、緊張するかなとドキドキでしたが笑顔に助けられました。ありがとうございます。

IHのキッチンでしたので、いつもと違う使い勝手でしたが、お伺いするとやはりお家もIHの方が多いようでした。私などよりも使いなれておられて助かりました。おひとり妊婦さんがおられたので、電磁波カットのエプロンをおススメしておきました(^_-)-☆

とても立派で綺麗なキッチンでしたが、調理器具などの事前チェックができませんでしたので、多少、困惑しましたが、なんとか形になりホットいたしました。

皆さんの試食タイムに、食べることの意味や、カラダの構造、機能などがどのように進化して出来上がり、どのようにシステムされているかをお話させていただきました。

写真は、委員長さまがたくさん撮ってくださいましたので、データをお送り頂きましたら、また、ご報告いたしますね。


本当は、このお仕事で終わりだったのですが、グッドタイミングにお問い合わせを頂き、翌日、小さな講座を開催させていただくことになりました。

お話を伺うと、無何有庵の講座に興味を持っていただき、なんと昨年の秋から皆さんでブログを見てくださったりいつか香川に来たいとお話ししたりしながら、私の講座を受講されたいと思い続けてくださっていたのだとか。
きゃぁ~、こんなうれしいことはありません。とても感激いたしました。

8名の皆さまは、同じマクロビオティックの教室の学びの友ということで、マクロビオティック2年目の皆さまでした。主にお料理中心に習われてこられたとのことで、理論などを学びたいというリクエストでした。

無何有庵のアドバンスクラスの方の講座<マクロビオティックZERO PT.>講座のような内容をご希望でしたので、通常6回コースなのですが、それぞれのエッセンスを盛り込んだ内容の「上級者のための<マクロビオティック ZERO Pt .> 講座 アドバンス集中レッスン」ということで、1回完結の講座の内容に組み直しました。

はじめは、玄米ごはんの炊き方、ゴマ塩、鉄火味噌、三年番茶、そして理論という内容をご提案させて頂いたのですが、内容が地味(滋味)なので、少し華やかなメニューも作られたいとのことで、プラス、「豆腐と山芋のア・ラ・ヴァプールムース  ヴリュノワーズ葛ソース」という創作メニューを加えました。
まぁ、なんてことはない、豆腐と山芋のふんわりした蒸し物に、小さくカットした野菜の葛ソースを添えていただくというものですが、全てのお料理にレシピなしで挑んでいただきました。

マクロビオティックの考え方や、お料理の技術やコツなどは、紙に書き留めてずっとそれを見ながら生かすのは、とても大変。それは取扱説明書を毎回広げて道具を使うようなもの。そんなことしている方はいませんよね!?

マクロビオティックも同じです。

季節や一日、ひと月という時間のめぐり、性別、年齢、住んでいる環境、お仕事の違い、などなど、ひとりひとり、条件が違いますし、お料理するなら、道具も材料も産地も違うわけですから、その時々の変化に対応しないといけないのです。元気な方とそうでない方とでもご飯かお粥か絶食かなどと変わるのです。
それをいちいち、この時は、何ページのこの方法、この時はこのレシピで分量計ってなどとやっていてはいつまでたってもマクロビオティックを使いこなすことはできません。

ある程度習われたら、そのテキストは引き出しの奥に仕舞って、自分の五感、六感、直観、イメージ、感覚、センスなどなどを駆使して対応しながら、その経験を次にまた生かして行くことが大切なのです。

十年前に、マクロビオティックの大家、故松本光司先生の出版されたばかりの著書「穀菜和食」にサインをお願いいたしましたら、


「食養の座敷は広い

 どなたでも理屈というクツを

 脱いで おあがり」



と、標してくださいました。

何かに囚われてしまったり、気持ちをガンジガラメに縛り付けたり、こうでなければならないと頑なになったり、変化に応じることなく視野が狭くなってしまったり、まじめにすればするほど身動き取れなくなってしまうのもマクロビオティックの面白さです。誰もが通る道なのかもしれませんね。

でも、そこであまりにも辛いばかりでは続けていくことはできませんね。なぜ続けられなくなってしまったのかを省みて、一つ一つタガを外して行かなくてはなりません。

絡みついた糸をほぐして、一本の使える糸にしなくてはですね。

その糸を編んだり、解いたり、編んだり、解いたりしながら、だんだん上手に編めてくるというものなんです。

そのためにも、一通りマクロビオティックを学んだら、一旦、その学びを手放してみて、また、五感、六感・・・に問うてみる。自分との相性はどうなのか?楽しいのか苦しいのか、好きなのか嫌いなのか、と。

大切なのは、生きることなのです。

お料理なら、元気を生み出すものでなければなりません。

ひょっとしたら、無農薬ではないかもしれない野菜でも、あったかいスープを作って、夜遅くに寒空の下から帰ってきた大切な人の緊張をほぐすことができたなら、無農薬の野菜でいやいやめんどくさいなと思って作るスープより断然!温まって生き返ったと思ってくれるのではないでしょうか?

マクロビオティックが大切なのではないのです。
マクロビオティックはあくまで指針であり、指標であり、いわば人間の取り扱い説明書、参考書みたいなものです。

人間である自分が、自分をどう取り扱うかなんて、それは本能を磨くこと以外に方法はないのです。

自然の(宇宙の)中にいながら、自然から随分遠くに生きるようになってしまった今、多くの人はやっぱり参考書くらいは必要になるのです。だから、桜沢先生がマクロビオティックとして、まとめてくれたわけです。

だから、ある程度、参考になるものと実際を見比べてみることができたら、その後は、実際を生きるしかないのです。そのためにも、参考書は忘れて、実際をもっとよく見つめる必要があるのです。

失敗はつきもの。気にしてはいけない。

本来は、その過程を親から子に受け継ぎながら、親のすることを真似て、失敗して、成功して、身につけていくのが、動物のならわしですが、お金のために、出世のためにと勉強が大事とかやっているとそんな時間が無くなって、ふと気がつくと、これでいいのかなってマクロビオティックなんかにたどりつくわけです。

でも、たどりつけた人はしあわせです。


伝い歩きをしながらも、赤ちゃんは、いつかその手を外して、ふらふらして転びながらも一人で歩く喜びを獲得します。

私たちは、そんなことをちゃんとやってのけて今があるのですから、マクロビオティックの杖はいつまでも離さないでは前に進めません。

そのためにも、今ある知識を一度ZERO化するのです。

知識が邪魔をすることもあるのです。

今回は、まず、玄米ごはんの炊き方から、頭の中の常識を壊すことから始めました。
どのように炊かれているのかと伺いましたら、習った通りにとのこと。
洗い方、浸水の方法、何故そうなのか、場合によってそうでないのか、などを説明しながら、感じていただきました。

いつも通りの道具で、いつも通りに炊く玄米ごはんと、
いつも通りの道具で、いつもとは違う炊き方の玄米ごはん。

圧の掛け方、圧とはなにか?など、できれば近いうちに、水もはからず、感を駆使してコツをつかみ、目分量でいつもおいしい玄米ご飯が炊けるようになっていただくためのレッスンをいたしました。

いつも通りの道具で、皆さんの常識を破った炊き方の玄米ごはん、「今まで食べた玄米ごはんの中で一番おしいい」「え~、なぜ~」(笑)となりました。
でもね、このおいしさが、ず~っと続くわけではないのです。
同じ炊き方が通じるのはせいぜい3か月。味覚は変わっていきます。
それは、カラダが変化していくからです。季節も変化しますしね。

ガンジガラメになってしんどかった皆さん、ふんわりと気持ちが弾むように少し炊き方を変えただけなのです。だから、次に違う味を求めるようになってきたら、今度は皆さんがよく考えて、五感、六感を、働かせて、美味しいと思える炊き方を見出してみてください。そのレッスンが、いつかは、いつ炊いても美味しく感じるように少しずつ調整できる人になれるはずです。

そんな感じで、あり得ないと思うだろう配合の胡麻塩。胡麻塩の役割を知っていただき、今どんな胡麻塩が自分に必要なのか、家族に必要なのかを時々に七変化できるような魔女になっていただくためのレッスン。

そして、鉄火味噌は、日本中のどのクラスよりも、砂粒よりも細かくふわふわに野菜を切り、作っていただきました。口の中で溶けるように、ぜひ、また、皆さん力を合わせて作ってみてください。
そして、3回目には、少し粒を大きくしてみてください。その次は、野菜の量を色々にしてみてください。
そうして、鉄火味噌は皆さんの強い味方になるはずです。

最後に、創作料理。全くレシピなしですから、皆さんのアイディアやこれまでの経験を生かして、調味料の分量も「おいしい量で」と(笑)お願いたしました。
でも、さすが、みなさんお料理上手。とっても美味しく、綺麗に仕上げてくれました。

残り物で、スープまで作ってくれましたよ。













玄米ごはんは、洋ナシ形に成形して、パン粉を付けて揚げました。
蕪の葉っぱやレタスの葉っぱで飾り付け。
鉄火味噌、ゴマ塩をあしらって、カラフルな野菜たちで彩りました。





リクエストの豪華な一品。とってもシンプルなメニューを華やかに演出しました。



残り物の野菜くずでスープを一品。昆布だけのお出汁に、塩と醤油だけの味付けです。



素敵なテーブルクロスを敷いていただいて、春らしいコーディネートになりました。


座学講座のテーマは


「マクロビオティックをZERO化する
      マクロビオティックのテキストは人生の羅針盤ではない」

でした。皆さんのココロに響くことができたでしょうか?


●潜象の物理について・・・見えるものと見えないもの

●食べることは生きること・・・食べるとはどういうことなのか?

●人間の起源について・・・カラダの構造と機能(生命からのメッセージ)

●糖質と私たちの歴史

などについて、お話させていただきました。





ご参加の皆さま、短い一日講座でしたが、いかがでしたでしょうか?
皆さまのマクロビライフに、少しでも生かされますように・・・。
楽しい時間をありがとうございました。













上級者のための基本食<マクロビオティックZERO Pt.>講座

2011年02月20日 14時51分54秒 | マクロビオティックZERO PT.講座
先週水曜日は、<マクロビオティックZERO Pt.>講座@無何有庵でした。
上級者の皆さんと過ごした半年間。
半年、たった6回で伝えられるものは限られていますが、
無何有庵でずっと学んできたくださった皆さんには、十分届いてくれているという気持ちがしています。なんの根拠もありませんけれど(笑)。

この講座は、横浜の青葉台と同じカリキュラムでいたしましたが、
やはり私のホームグラウンドである、無何有庵で学んでくださった方が対象となる講座だったのかもしれません。

それは、今までどんなことを学んで来られたかがわかる方と、そうでない方では
話の落とし所が変わってしまうからでしょうね。

青葉台でのご参加の方は、反対に初心者の方がほとんどでしたから、
こちらはこちらで、開催させていただけてよかったです。
上級者向けの内容を、初心者向けに組み立てなおして、マクロビオティックのスタートラインに知っていただけていると、きっと、大きな迷いやブレが最小限にとどまってくれるのではないかと願いを込めました。

マクロビオティックの意味を私というフィルターを通しての解釈でお伝えいたしました。
受講された方が、また、ご自身のフィルターを通して、どんどん本質だけが残ってくれることでしょう。

今回のカリキュラムは


<料理>
座学:料理のテーマについて・・・基本食とは何か
 
実習  ●雑穀和風ハンバーグ
    ●重ね煮しぐれ味噌 または 鉄火味噌
    ●切り干し大根の焚いたんのケークサレ
    ●里芋の味噌スープ(豆味噌)
 
   ●お手当
    《枇杷の葉の飲用・外用(枇杷の葉の蒟蒻シップ・枇杷の葉の温灸)お手当て法》

<座学>

氣を通す生き方について・・・日本スタイル

●型(形)を整える
 礼で変わる→礼を尽くす
 正しい作法で変わる
 伝統的な所作で変わる

●身体先にありき
 上虚下実の意識 
 日本料理の言葉に観る身体脳
   塩梅
   匙加減
   味見
   手間
   
●呼吸で変わる
 
●己(マクロビオティック)を消す(ゼロ化)ということ
 滅私奉公
 断行
 捨行
 離行





私は、この6回の講座を通してお伝えしたかったことは
マクロビオティックを消化してご自身の生きるエネルギーに変えていただきたいということでした。

消化するということは、消えるまで化すということです。
マクロビオティックを消えるまで化すことで、生きるための血となり肉となるのではないかと思います。

毎日、マクロビオティックが頭から離れない生活なんて、不自然です。

マクロビオティックを生きることが素晴らしいのではなく、あなた自身の人生を生きることが素晴らしいのです。

お料理を作るとき、マクロビオティックの方法を考えながら作っておいしいでしょうか?
食べてくださる方の笑顔を思いながら作る方が幸せなのではないでしょうか?

食べることは生きることです。

食べ方は生き方です。

どなたかがステーキを食べているのを見て、眉をしかめますか?

その方の食べ方=生き方を否定しますか?

全ての方がマクロビオティックを実践しなくてはいけませんか?

わたしたちマクロビアンのどこかに潜んでいる、そんな思いはなぜ生まれるのでしょうか?

自分たちが正しいという傲慢です。
マクロビオティックが全てという、思いこみと思いすごしと思い違いです。

マクロビオティックをZEROにする。
消えてしまうまでゼロにする。
ここからマクロビオティックの吸収が始まる気がします。

そして、基本食の意味。

レシピ通り作ることが基本食ではなく、本質に基づいて人を良くするものが「基本食」。

本質とは、

本=生命のおおもと。食材と食べる人。言い換えれば植物と動物。食べる、食べられる両者。

質=変化する状況。

つまり、基本食とは、食べる人と食材を見極めて理にかなうように調整して、人が良くなるように料理したものです。

だから、毎日食べてどんどん元気になる食べ物のことです。
基本食を食べて、どんどん陽性化していったり、陰性化していったりというのは、
基本食の意味を取り違えているからです。

基本食は変化しないもの(レシピ通り)では決してありません。


私は大阪のマクロビオティックの拠点でもある正食協会の正食クッキングスクールの師範科を卒業しましたが、師範クラスの最初の授業で、こんなことがありました。

岡田昭子校長先生から、きんぴら牛蒡とひじき蓮根をレシピなしで作りなさいというテーマがあたえられました。

あたりはざわざわっとして、「覚えてないよ~」って生徒の泣き顔。
校長先生は「あなた方は、幸せなのですよ。周りに病気の方がいらっしゃらないから毎日つくることがないでしょう。だから基本食のレシピを覚えていなくても毎日が過ごせているんですよ。」と優しく戒められました。

「あ~、本当だなぁ」って皆思ったのでした。

その日の午後からは当時の岡田定三会長の講義でした。
開口一番に発せられたのは「料理教室スタッフにもの申す!」という言葉でした。

基本食のレシピはいつもいつまでもどんな時でも同じだというのはおかしいという内容でした。

私たちは「え~???」

午前中に習ったことを真っ向から否定された気がしました。


マクロビオティック初心者の私たちは、この時右往左往したのでした。


今考えれば、どちらもとても大切なことを教えて下さり、どちらも正しいことです。
しかし、場合によってはどちらも正しくないということになる、陰陽の振り子でした。

あの時の何人の方が上手に受け止めることができたでしょうか?


正食クッキングスクールでは様々な方が習われていました。
ある方は、野菜は葉っぱからゆでた方がおいしいのよ。
陰性から火をいれるのが正しいのだからとおっしゃられました。
また、ある方は、ゴマ塩は右回しじゃないといけないのよ。
陽性にしなくてはいけないからとおっしゃられました。

少し違和感を感じながら聴いた記憶が懐かしいです。

以前にブログにも書きましたがこういったことが、「マクロビオティックへのご批判」につながることなのでしょう。

私は、同窓の方々がおっしゃられたことが間違いでもなく、あり方によっては正しくもなくということを今になっては理解いたしますが、やはり初めての方、あるいは、数年マクロビオティックを実践されてこられた方の中には、まだまだ理解しにくい状況であるのではないかと思っております。

特に、病気からはいられた方、料理だけを学んでこられた方が陥りやすい「マクロビオティックの落とし穴」があるのではないかと思います。

こんなご感想をいただきました。

「頭の中をかき回された感じ」

「マクロビに出合って数年、必死にお料理を習ってましたが、今は、生き方、日々の暮らし方を見つめていきたい」

「マクロビオティックは自然に対峙するための知恵なのだと思いました。自然を見つめてこそ私たちはより生かされるという気がしました」

「マクロビオティックを無にするということがどういうことなのか、受講して始めて納得しました」




今回のお料理。



雑穀のハンバーグと時雨味噌



里芋の揚げ団子の味噌スープ



切干大根の焚いたんのケークサレ



切干大根の焚いたんとピュレを添えて



お料理の全体写真



青葉台の教室の写真。



雑穀ハンバーグと野菜のまるごとグレイビーソース



里芋の揚げ団子の味噌スープと鉄火味噌



切干大根の焚いたんのケークサレ

お手当は枇杷の葉の温灸&こんにゃくシップの実習でした。
お手当だけのご参加も頂きました。



無何有庵と青葉台では若干内容が違います。
時雨味噌と鉄火味噌の違いや実習のあるなしなど・・・。
受講料の違いもございますので、無何有庵の皆さんにはご了承願います。

半年間、ありがとうございました。
また、皆さんのZERO Pt.を経たマクロビオティックを見せてくださいね。


















マクロビ 理論 セミナー 料理教室 野菜料理 オーガニック 









上級者のための基本食<マクロビオティックZERO Pt.>講座 第5回

2011年01月23日 17時54分38秒 | マクロビオティックZERO PT.講座
19日は<ZERO Pt.>講座でした。
第5回目と終盤になりました。

大阪からのご参加もいただいて、上級者の皆さんが持っている保守的な体質改善をいたしております(笑)

今回は食事法についてと調整についてのお話をいたしました。

「身土不二」「一物全体」という原則の発生学的な根拠や「意識」の生まれえたエネルギー学的な根拠、そしてマクロビオティックから(によって)私に帰る「食事の調整」という生命のシナリオについて皆さんに考えていただきました。

世界には(日本においてさえ)たくさんの食事法があります。
水飲み療法や減塩を推奨する食事法など、多種さまざまです。
これらの食事法は、確かに効果を発揮する方もいますが、誰にでも対応できるのかといえばそうではありません。

私がマクロビオティックが素晴らしいと思うのは、あらゆる状況に対応する「調整」という考え方です。
これは、母なる地球の環境と私たちの生物の発生を根拠にしていることから、刻々と変化していることを大前提に状況をカバーするという七変化な側面を秘めているからです。
緊急の場合によっては肉も必要、砂糖も必要というわけです。

のべつまくなしいつまでも続けるものではありませんが、ある時には多量の水も必要でしょうし、またある時は減塩も必要です。


しかし、マクロビオティックを料理から習い始めると、マクロビオティックの理論の上澄みをすくう形で学びが始まりますので、ある意味片手落ちな知識を周到することになります。
それは、いつしか固定観念になり、がんじがらめに私たちを縛り付けるのです。

上級者になればなるほど、その傾向があるように思います。
自由な発想やしなやかな身のこなしに欠けてしまいます。


NEVER,NEVER,NEVER・・・。

~せねばとどんどん窮屈になっていきます。
人を批判的に見てしまったり、ステロタイプな物差しで万人を測るような愚行に陥ってしまうのです。

食べ方は生き方ですから、食べ方の否定は生き方の否定です。
誰かの生き方を否定できるほど、自分自身の生き方がすべてでしょうか?

本来ならば、上級者こそが
自由ですべてを受け入れることができるのが理想ですよね。

ZERO Pt.講座で、そんな素敵なマクロビアンになってくださるとうれしいですね。















お料理は
●炊き込みご飯
●小豆かぼちゃのテリーヌ
●冬野菜のエテュベ ヒジキレンコンのパテ
●里芋の皮のベニエ

お味はいかがでしたでしょうか?












ZERO Pt.講座@青葉台 第5回目終了いたしました。

2011年01月09日 08時54分46秒 | マクロビオティックZERO PT.講座
昨日は、横浜青葉台のMY kitchenを主宰されていらっしゃる中西みか先生の素敵なキッチンで<マクロビオティックZERO Pt.>講座を開催させていただきました。

この講座は上級者のための講座として企画したものですが
青葉台教室のご参加者は初心者の方。
細かなご指導が必要になりますので、予定時間より1時間以上オーバーしてしまいますが、ご質問もたくさんいただけて、私にとってはとても貴重な時間となります。

そして、上級者での修復ともいえるカテゴリーとは違い、初心者の方のまっさらな学びのキャンバスに、マクロビオティックの奥深い色彩をとても繊細な緊張の細筆で、より新鮮にピュアに描いていくような感覚です。

大胆なコントラストも大切。

自然界の美しい法則(宇宙の秩序)どおり、小宇宙である私たちが大宇宙の中の小さな一部分として内外共に美しく生きることができるようにとの思いをこめます。

12回コースの基礎クラスの<飯のコース>をより濃縮して6回にまとめさらに初めからZEROを伝えるという、とても思いもよらなかったクラスとなっております。

この教室に来てくださっている皆さんは、どんなマクロビオティック実践者になるのかとても楽しみです。

特に38歳の独身の女性がいらっしゃいますが、きっとこれからの人生に変化が訪れる予感がいたします。
学びの姿勢が私を共振させてくれます。
私が打ち鳴らした彼女の感受性の音が、私の感受性に響き、倍音となって静かに広がっているのを感じるからです。

少人数のクラスですが、たったお一人でもお二人でもこうやって響き合えることができることこそ、私ができる小さなマクロビオティックの種まきです。

今回のカリキュラムは

■第5回  1月8日(土)

<料理>:実践食事法について
      ■食事の原則
         マクロビオティックの食事の根拠
         地球と生物の進化
     

  ●炊き込み玄米ごはん                 
  ●小豆かぼちゃと小豆かぼちゃのテリーヌ
  ●根菜の温野菜 ひじき蓮根パテ
  ●里芋の皮のベニエ
《里芋パスターお手当て法》

<座学>

食事の調整・・・マクロビオティックから私に帰る(生命のシナリオ)

■食事の比率

 ●時間の比率と食べ物の比率
 
 ●食事比率による食事様相の違い

 ●温帯性気候の食事比率

■食事の影響

 ●食べる順序

 ●塩の調味の意味

 ●植物性食品と動物性食品の陰陽とカラダとの親和性について

 ●カラダの内外の水について

■食事の調整

 ●調整の意味

 ●調整の原則

■食事とは何か?

 ●食事法が指し示すもの

 ●生きることとマクロビオティック食事法のパラドックス


料理の写真は、みか先生が送ってくださってから掲載いたしますね。












   

上級者のための基本食<マクロビオティックZERO PT.>講座@無何有庵

2010年12月17日 17時17分24秒 | マクロビオティックZERO PT.講座
この水曜日に無何有庵でもZERO Pt.講座を開催いたしました。











このクラスは、青葉台教室でのZERO Pt.講座のメンバーよりも
数年長きにわたってマクロビオティックを学んでこられた方ばかりなので、
調理についてはあまり口を挟むことはないのですが、
料理が作られていく過程を見ていると
蒸し煮の仕方一つをとっても
いろいろな工夫をされているのがよくわかります。

青葉台教室では、細かなところまでお話をして作ってまいりますが
とても素直なお料理に仕上がります。
大変おもしろいことです。

今回の座学では、青葉台同様<マクロビオティックのゼロ化・・・無になるマクロビオティック>をテーマにお話をいたしました。

これも、教室によって個性が随分でてきますね。
青葉台では質問が多かったのですが、無何有庵での講座ではたくさんのご意見をお伺いすることができました。

同じ講座でも、随分内容も変わってくるものです。
私自身、毎回が新鮮で学びになります。

今回はゼロ化することの意味などについて話をいたしました。
ディスカッション的な雰囲気でしたので、
いろいろな思いを聞くことができました。

どんなお話をしているかは、
また、機会があれば書きたいと思います。












上級者のための基本食<マクロビティックZERO Pt.>講座@青葉台

2010年12月13日 11時35分41秒 | マクロビオティックZERO PT.講座
この土曜日は、横浜の青葉台にあるMY Kitcehnさんで講座をさせていただきました。

こちらのクラスは少人数ですが、いつもあたたかな雰囲気で
主催のみか先生のお人柄がかもしだす優しさがあふれている時間です。

雑誌「チルチンびと」の1月号(もう発売されています)に掲載されていますので、是非、本屋さんで見てください(もちろんご購入も!)。
とっても素敵な、みか先生もアップで登場ですよ。


今回のお料理は
コーフーを使った三色丼と根菜と玄米団子のお味噌汁、きんぴら牛蒡入りアマランサスと豆乳の子持ち羹、第一大根湯、第二大根湯を作りました。









コーフーは、よく成長期の子どもたちに食べさせると頭がよくなると言われていますね。上質の植物たんぱく質なので、質の悪いお肉などとは比べ物になりません。
そして、本当に美味しいです。
今回は蒸した後に切って、米飴とお醤油と少しのお水で照り焼き風にいたしました。
米飴を使うときは、食べる直前に調理しないと少し硬くなりますのでご注意くださいね。

黄色く入り卵に見えるのは豆腐の炒り煮ですが、この時期よく目にするクチナシの実で色づけしたものです。

クチナシの薬効を聞かれましたが、今回は薬効が目的ではなく色づけの為に使いましたが、せっかくなのでちょっと書いておきますね。

クチナシは中国では山梔子(さんしし)といいます。
薬効は消炎、止血、利胆、解熱薬として黄胆、諸出血、諸炎症、食道狭窄などに用い、民間では粉末を黄柏末とともに酢で練って打撲などに外用されます。

苦味がありますので、色づけといえどあまり使いすぎると御料理の味に響きます。

また、寒性なので冷え性の方の多用はお薦めできません。

クチナシの選び方は、皮が薄く、7~9本の稜線があり、赤黄色の丸手のものが上品です。それよりも大ぶりで、黄色くて、細長いものは次品です。


今回は、基本食の応用として、きんぴら牛蒡を挟んでアマランサスと豆乳の淡雪の羹にしました。無何有庵のお節料理でよく作ってきたメニューです。
見栄えもいいので、おもてなしに使ってくださいね。
アマランサスですから穀類も取れてしかも数の子風になりますので、喜ばれる一品です。

座学講座は<マクロビオティックのZERO化・・・無になるマクロビオティック>というテーマでお話をいたしました。

私達は、マクロビオティックに出会ったとき、陰陽を学びましたが
立体的な学び方をしていない方が殆どではないでしょうか?
そのことにより、マクロビオティックを宇宙的視野で観ることが出来ずに
陰と陽という二つのファクターで捉えてしまい、全てを受容することの大切さを
この段階でかなりの確率で相当な割合を忘れてしまうという
とても残念な結果を招いてしまっています。

ですから、あえて、マクロビオティックのゼロ化をはかり、今お持ちのマクロビオティック観を一度リセットするための試みをいたします。

あなたにとってのゼロとは何か?
ゼロ化とは、無とは、中庸とは・・・。

自ら考えて検証し答えを出すことも大切です。



無何有庵でのこの講座は明後日です。


無について考えてきてくださいね。















上級者のための基本食<ZERO PT.>講座@青葉台

2010年11月25日 23時20分16秒 | マクロビオティックZERO PT.講座
11月13日は、横浜青葉台のMY KitchenさんでZERO Pt.講座を開催させていただきました。

無何有庵でのZERO Pt.講座にご参加の方は、本当に上級者の方ばかりなのですが、青葉台では初心者の方もいらっしゃいますので、基礎的なこともお話いたします。
基本的にレジュメは同じですが、内容は随分違っています。
この違いはさせていただいていて、かなりおもしろいです。











お皿やキッチンの雰囲気が変わると、盛り付けもうんとイメージがかわりますね。











上級者のための基本食<マクロビオティックZERO Pt.>講座@無何有庵 第3回

2010年11月25日 22時53分46秒 | マクロビオティックZERO PT.講座
11月17日にZERO Pt.講座を開催いたしました。

上級者の方が、もう一度基本食に立ち返って、
マクロビオティックを意識的に無にしていき、より深くマクロビオティックを理解していくための講座です。

今回は■カラダと脳と心についてのお話■をいたしました。

私たちは、カラダと思いという見えるものと見えないものという二面性を持っています。
これは東洋の宇宙観が月と太陽の運行変化の原則を二面性に捉えてきたことと同じ、宇宙の秩序そのものです。

それは、私達自身を宇宙と置き換えてみれば理解できるでしょう。

この運行変化はまさに秩序であり、順序です。

しかし、人間は他の動物と違い大脳を発達させてきたことにより、ココロを大脳に響かせて経験という記憶(意)の保管(ウツシ)装置として使うようになりました。

そのことによって、順を追うことなく結果を出すことができる能力を作り上げました。

ところが、経験の未熟なものにとって、未経験のことがらに対しては不可能という答えしか見い出すことができなくなりました。
出来るかどうかもわからないにもかかわらず、出来ないと判断するのです。

しかし、脳の発達していない動物のカラダ(身)は、判断以前に行動する先天的な能力を発揮することが出来ます。

私たちが持ちえた大脳をより生かすためには、判断以前のスピードを持って手足などの機能を動かさなくてはいけません。つまり、ココロそのものを動かす力を取り戻すということです。

ココロをもっと信頼して本能を生かしてこそ、体壁系のシンボルである脳と内臓系のシンボルである心が一つになり<気>を発することが出来るようになります。脳から心へ、心から脳へ自由に行き来できる能力であり、本来生まれたときから持っているものなのです。

<ココロメソッド>・・・カラダに現れる見えないもの。
●ケッシテウソヲツカナイ
●ミを守るということ

ボディワークをご一緒にしていただいて、見えていない私達の能力を実際に体験していただきました。

<料理実習>
●雑穀ごはん(昆布炊き)
●切干大根と高野豆腐の焚いたん(陰陽の調節)
●胡麻豆腐
●きのこの味噌汁(米味噌)
《蓮根を使ったお手当て法》















講義は<陰陽五行を使いこなす>というテーマでお話をいたしました。

















上級者のための基本食<マクロビオティック ZERO Pt.>@無何有庵 第2回

2010年10月20日 18時53分32秒 | マクロビオティックZERO PT.講座
今日は、上級者のための基本食<マクロビオティック ZERO Pt.>講座を開催いたしました。

本当に有り難いなって思うのは、県内からのご参加も車で1時間以上をかけての方もいらっしゃいますが、朝5時に家をでて、関西からご参加くださる方もいらっしゃいます。

身がひきしまります。

本日は、私、絶不調でご迷惑をおかけいたしました。

実は塩化亜鉛という薬剤を点鼻、点喉し、出血多量で痛々しい状態(ちょっとオーバーですが)。
これは、塩化亜鉛がアデノイドや咽頭の腫れを取り除き、改善するというもの。
点咽というよりは擦過するので出血するのです。
しかし、これは一過性のもので腫れを改善させて出血はなくなります。
かなりの効果だそうです。

で、実験台です。

明日も、理のコースがあるのになぁ・・・。
すみません。


さて、今日は調理と料理についてのお話からはじめました。
そして、陰陽のおさらい。

青葉台での教室とは違い、メンバーは全員本当に上級者。
もちろん、型どおりの陰陽論ではありません。

でも、でもね。
みんな陰陽をもっと納得できるまでもっと突き詰めてほしいなって思いました。

そう、話を聞いて、それなりに納得して、そうしているだけでは、自分で語れないということを学んでいただけたらOKです。
語れないということはわかっていないということです(笑)

さて、今日のお料理は・・・





今日の盛り付けは、マジ上級者なので、タッチしなかったのですが、ちょっと地味?



小豆とカボチャの玄米粥



山芋と海藻の葛スープ





今回のテーマ、醤油アレルギーの方のためのひじき蓮根。
醤油を使わずに塩醤油(塩水)での味付けですが、旨みや甘味をみんなで工夫しました。普通のひじき蓮根と遜色なく美味しくできましたね。



食養のひじき蓮根



昆布と干し椎茸の佃煮



さて、ご参考までに、コチラが青葉台での盛り付けのワンショットです。
少し、メニューの内容が違います。
青葉台はひじき蓮根の陰陽調理をいたしました。


今回の座学は、前回、時間が押してお話できなかった生命の誕生や進化、カラダの構造、機能、食性、進化と退化、宇宙の法則などなどと、今回のテーマである私はあなた、あなたは私、私は神様へのアプローチをお話いたしました。

最高判断力を持ちえるために、記憶を呼び覚ますために、どうすることがいいのかというようなお話です。

かなりしつこく、何度も何度もくりかえしてお話いたしておりますが、
どうぞ、インプットで終わらず、必ずアウトプットして、どなたかにお伝えくださるとうれしいです。

みなさん、お疲れ様でした。
















上級者のための基本食<マクロビオティックZERO Pt.>講座

2010年10月17日 10時39分35秒 | マクロビオティックZERO PT.講座
無何有庵での第2回目のZERO Pt.講座は10月20日(水)に開催いたします。

今回はは調理と料理のお話をさせていただきます。
マクロビオティックが目指すものが何かを感じていただきたいと思います。

<料理>

 ●小豆とカボチャの玄米粥

    1.小豆の陰陽
    2.かぼちゃの陰陽
    
 ●ひじき蓮根(陰陽の調整)

    1.ひじきについて
    2.ひじき蓮根の陰陽

 ●昆布と干し椎茸の佃煮

    1.塩昆布と昆布の佃煮
       
 ●海藻と山芋の葛スープ

    1.芋の陰陽
    2.葛と寒天
    3.海の幸、山の幸
 
 ●生姜を使ったお手当て・・・生姜シップ実習

    

<座学>

太極の意味について・・・宇宙観を養う



■宇宙の秩序 七つの原則が示すもの

■二元論と一元論について

  無限からなる物から生まれた二つの極とは

■あなたが私であり、私があなたになることの意味

  生きることの意味と生命の秩序について

■生まれたときにきまっていること

  生まれたときに完成形であることの根拠

■私は何か?

  私は神である
  私は無限である

■最高判断力にたどり着く無私の意味

  最高判断力とは



などなどのお話です。

マクロビオティックという人生の取り扱い説明書、つまりマニュアルですね。
いつまでも取り説を片手に人生を操作していく訳にはいきません。


しっかりとマクロビオティックという取り説をインプットしたら、
そこからは、大切な引き出しの中に仕舞いましょう。

選択の岐路に立ち、いよいよ迷ったときにだけ、また取り出せばいいのです。




それこそがゼロポイントの目的です。

そして、ゼロポイントとは、まさに陰陽をつなぐ出会いのスタート♪

私たちはこの体内に私以外のものを取り入れて化学反応させる。

私たちが食べ物の化身であることは、ゼロポイントで起こるこの世でもっとも素敵な化学反応なのです。

知的欲求を満足させるところでぐずぐずしていないで、
その向こうにある「真実を感じる」ということこそ
あなたの本能を震わせ、宇宙のエネルギーとなることなのです。

それは連綿と繰り返される生命の、種の、存続なのです。



たくさん知識を求めて学んでこられた上級者の方の次なる道。本当は自力で次の段階に歩んでいかれることが望ましいのですが、頭でっかちになってしまった方は、なかなか、抜け出せないでいることが多いです。
特に、お料理をご指導されている方は、お料理のことに気持ちが占められて、目の前も足元すらも見失いかけていらっしゃる方がいるようです。

でも、マクロビオティックを学んでいく道中では、「そんな時もある!」んですよね。

だから、そんな時こそ、マクロビオティックの本質をもう一度考えてみるいい機会なのかもしれません。

マクロビオティックは理解するまではとてもフクザツに感じますが、
本当はとってもシンプルなものだということ。
もう一度思い出していただけるといいなと思っております。



当講座は、お陰さまで定員となっております。
ご希望の方は来期4月からの開催となりますので、お早めにお申込みくださいませ。
基本的に第3水曜日の開催です。



















上級者のための基本食<マクロビオティック ZERO Pt.>講座@横浜青葉台

2010年10月09日 22時26分52秒 | マクロビオティックZERO PT.講座
今日は、横浜で活動をされています<MY Kitchen青葉台教室>主宰の中西先生の素敵なキッチンで、第2回目のZERO Pt.講座を開催させていただきました。

今日は調理と料理のお話を皮切りに

<料理>

 ●小豆とカボチャの玄米粥

    1.小豆の陰陽
    2.かぼちゃの陰陽
    
 ●ひじき蓮根(陰陽の調整)

    1.ひじきについて
    2.ひじき蓮根の陰陽

 ●昆布と干し椎茸の佃煮

    1.塩昆布と昆布の佃煮
       
 ●海藻と山芋の葛スープ

    1.芋の陰陽
    2.葛と寒天
    3.海の幸、山の幸
 
 ●生姜を使ったお手当て・・・生姜シップ実習

    

<座学>

太極の意味について・・・宇宙観を養う



■宇宙の秩序 七つの原則が示すもの

■二元論と一元論について

  無限からなる物から生まれた二つの極とは

■あなたが私であり、私があなたになることの意味

  生きることの意味と生命の秩序について

■生まれたときにきまっていること

  生まれたときに完成形であることの根拠

■私は何か?

  私は神である
  私は無限である

■最高判断力にたどり着く無私の意味

  最高判断力とは



などなどのお話をさせていただきました。

マクロビオティックという人生の取り扱い説明書。
いつまでも取り説を片手に人生を操作している訳にはいきません。

進化しないと!

しっかりとマクロビオティックという取り説をインプットしたら、
もう、大切な引き出しの中に仕舞い、
選択の岐路に立ち、いよいよ迷ったときにだけ、また取り出せるようになること。

それこそがゼロポイントの目的です。

そして、ゼロポイントとは、まさに陰陽をつなぐ出会いのスタート♪

私たちはこの体内に私以外のものを取り入れて化学反応させる。

私たちが食べ物の化身であることは、ゼロポイントで起こるこの世でもっとも素敵な化学反応なのです。

知的欲求を満足させるところでぐずぐずしていないで、
その向こうにある「真実を感じる」ということこそ
あなたの本能を震わせ、宇宙のエネルギーとなることなのです。

それは連綿と繰り返される生命の、種の、存続なのです。




上級者のための基本食<マクロビオティックZERO Pt.>講座で
一緒に語り合いませんか?


次回、第3回目は11月13日(土)10:00~スタートです。

<料理>

●雑穀入り玄米ごはん
●切り干し大根と高野豆腐の焚いたん(陰陽の調節)
●胡麻豆腐
●きのこの味噌汁(米味噌)

<蓮根を使ったお手当て法>

<座学>

宇宙を観る陰陽五行学説・・・使いこなし方について

お時間が合えば、ご参加ください。















ZERO Pt.講座スタートいたしました。

2010年09月21日 10時41分16秒 | マクロビオティックZERO PT.講座

横浜青葉台教室に続いて、無何有庵でもZERO Pt.講座が15日からスタートいたしました。

無何有庵でのクラスは定員6名。
上級者のベテラン揃いです。

お陰さまで、たくさんの方がお申込みくださり、県外からのご応募も正直びっくりするほど頂きました。
お問合せくださいました皆さまにココロから感謝申し上げます。
ありがとうございました。

今回は地元の方優先とさせていただきました。
お一人、大阪からご参加ですが、お申込み第1号ということで、受講いただくことにいたしました。
どうぞ、ご了承くださいますようお願い申し上げます。

青葉台クラスは、単発の方もいらっしゃり、ご応募にお応えできますのでよろしければお問合せくださいませ。



この講座は、マクロビオティックをお料理、理論などを習われて、もうすでにどなたかにマクロビオティックをお伝えするお役を担われていらっしゃる方々を対象にいたしております。

基本食をもう一度振り返る意味もありますが、
いつでもマクロビオティックを手放せるようになるための講座でもあります。

マクロビオティックはとても奥が深いので、学びは一生続くのだとは思っていますが、私の根底に、マクロビティックは人間の取り扱い説明書だという持論があり、いつまでも取り説を片手にしては実践できないと思うからです。


マニュアルからミッションに変えていく感覚。
もしくは真逆にオートクルーズでいく感覚。

人間の五感を研ぎ澄まして、直観力を磨くことができるといいなぁと思っての講座です。わたしも、この講座で学ぶことがとてもたくさんあるのです。

今回も発見がたくさんありました。

青葉台教室では、マクロビオティック初心者の方もいらしたので、ある程度コチラで段取りを組みながら進めたのですが、今回のクラスは本当にベテラン揃いですので、自由裁量で、学ぶというよりは考える(感じる)というスタイルで進めました。

きんぴら牛蒡を2種。

①「産地の違う素材、九州産の牛蒡と蓮根、香川産の人参を使って料理を完成させる」②「季節を測って料理を完成させる」

ごま塩を1種。

①「Mさんの欲するごま塩を完成させる」

というテーマにそって、6人で完成させていただくことにしました。



6人の大ベテラン。





切り方も随分違うものですね。
私は、もう少し細く切るのが好みです。


いやぁ(笑)、時間がかかりました!

考えすぎです。
マクロビオティックで学んだ知識がいい意味で邪魔をいたします。

ご参加の皆さんは、健康な方ばかりなのと、ちゃんと学ばれてきている方ばかりなので、ココロのバランスもとても健全ですし、完璧をめざしたり、適当にできる範囲でゆるゆるで良しとすることなく、いい塩梅でのマクロビオティック観をお持ちのことと考えていましたが、これほどまでに、陰陽にとらわれていたり、理論を優先してしまうとは思いもよらなかったことでした。





わたしが求めたものは、「おいしいお料理」という一点において評価できるものを作ってもらいたかったのですが・・・。

マクロビオティックをZEROにする。
そのポイントをさぐるのがこの講座の目的です。

さて、今回、玄米のことについて、いつもはお話をしていない内容をお伝えいたしました。フィチン酸の功罪についてのお話です。

無何有庵の教室では、まずは玄米ごはんを習慣にしていただくために、できるだけハードルを低くして楽に続けられるようにご指導いたしておりますので、浸水時間などについては、あまり多くをお話することはないのですが
私の経験から、特に病気療養に食事法としてマクロビオティックを選択された方の中でどんどんやせて行かれる方、体脂肪が一桁になられる方もいらっしゃいます。
その時には、浸水時間については大切な要素となりますので、今回、お伝えすることにいたしました。

また、現代の野菜自体が栄養失調ですので、玄米ごはんの炊き方はとても大切なことだと思うようになったのも、お伝えすることにした理由でもあります。

さらに、炊く道具についてもお伝えしなくてはいけないかなと思ってもいます。



ちなみに、これは息子の盛り付けです(笑)



さあ、次回も楽しみです。

















ココロビオティックランチセミナー<my style編>

2010年09月17日 13時24分49秒 | マクロビオティックZERO PT.講座
<わたしに帰るプロジェクト>
ココロビオティックランチセミナー
<my style編>


<歯医者さんのHappy Macrobiotic。
歯とココロとカラダと食のお話>


おいしい<ゆるりまんま>ランチ&デザートを楽しみながら、食と生命、生きるということの本質を覗いて見ませんか?


歯科の分野に身を置いていたからこそ、ヒト(生命)と食との関係が
鮮やかに見えてきていることに驚くばかりなんです。
ああ、そうだったんだ!
なるほど、それがヒミツだったんだ♪
次々と、不思議な私たちのリビングコードが飛び出してきます。


だからマクロビオティックなんだ!と腑に落ちるお話を、歯科的な見地も合わせて
お話させていただきます。




第 1回 <宇宙とつながるわたしの誕生物語>

9月29日(水)11:00~15:00


■刻まれた進化の記憶

     ● わたしの中に生きている地球のイノチ(進化と生命の不思議)
     ● 38億年の記憶のリピート
     ● お米をたべるとHAPPYになるワケ(カラダの仕組みと食の関係)

■マクロビオティックリビングコード「齢」

     ● 年齢は歯が命と書くその理由、アンチエイジングは歯の指令
          
         ●セミナーコラム<「乳歯」について>
           乳歯の萌出時期
           乳歯の生え方(すきっ歯)
           母乳育児と顎の発達
           授乳期と離乳期について
           食事について(主食とおやつ)
           乳歯と虫歯
           歯磨きの仕方

         ●セミナーコラム<「永久歯」について>
           永久歯の萌出時期
           永久歯の生え方
           6歳臼歯について
           12歳臼歯について
           親知らずについて
           歯の役割と食事について
           歯磨き(ブラッシングと歯間ブラシ)
           かかりつけ歯医者について

■わたし解剖図
      
     ● 神さまのプラン(人間の身体構造はおもしろい)
     ● 魔法のめがねは「人間マニュアル」
     ● いきものがたりシステム・・・進化と歯周病がうまれた理由

         ●セミナーコラム<「歯周病」について >
           歯周病ってどんな病気?
           歯周病ポケットについて
           歯周病治療について
           歯周病と食事
           抜歯といわれる歯を残す方法




第 2回 <わたしを生きるセンシビリティの開発>

10月27日(水)11:00~15:00
  


■「ココロベイビー」
      
     ● ココロの赤ちゃんの生まれ方、育て方(ココロの問題の発症の仕組み)
     ● 感受性について
     ● 脳と心。ココロの居場所
     ● 割れ物注意!ガラスのココロの扱い方
         
         ●セミナーコラム<「虫歯」とココロについて>           
           「虫歯」はココロの病名
           虫歯の原因は?
           虫歯の進行、種類について
           虫歯治療について
           フッ素・シーラントは必要?
           キシリトールは虫歯にならない?
           抜髄、根管治療について
              ・根管治療とは
              ・保健治療の限界
              ・歯を残すための基本
           虫歯にならない食事法
      

■「魔女の処方箋」「天使のレシピ」

     ● 宇宙のマニュアル
     ● 神様のオーダー(宇宙の法則)
     ● マクロビオティックグッドシングス(二つと無い素敵なアイディア)
         
         ●セミナーコラム<口は陰陽のむすび>           
           動物性器官と植物性器官について
           噛むこと
           上顎と下顎と舌について
           唾液の陰陽
           唾液の効果
           食べ方の進化




第 3回 <わたしをパーフェクトする実践マニュアル>

11月24日(水)11:00~15:00
 


■「MACROBIOTIC ZERO POINT」

     ● ゼロの定義
     ● マクロビオティックをゼロ化する
     ● マクロビオティックから私に帰る
     ● 細胞60兆個のクレジット(DNAに刻まれた記憶)
     ● 進化は進行形でなければならない

         ●セミナーコラム<「歯並び」について>           
           顎の発達と食事(母乳育児、主食と糖質)
           生命の進化と退化
           叢生歯(乱杭歯)がもたらすココロとカラダへの影響
           幼児期に氣をつけること
           顎の拡大(健康顎歯列育成法―松見メソッド)
           一般矯正について

■ 生命の期限
      
     ● 生きることの意味
     ● 私を滅私することとは(意識の自立)
     ● イノチを育てる、意識する
     ● 入れることと出すこと

         ●セミナーコラム<呼吸「鼻呼吸」「口呼吸」について>           
           呼吸の仕組み
           呼吸の意味
           呼吸と歯列の関係
           呼吸と歯の問題
         

     ●締めることと拡げること
           
         ●セミナーコラム<「口と会陰と肛門を締める」について>
           ・体心点呼吸法書籍のご紹介
           
         ●セミナーコラム<「脳、視床下部、鼻腔、顎、肺、胴、骨盤、足の指」について>
           ・健康顎歯列育成法・・・松見メソッド
           ・チューブトレーニング
           ・あいうべ体操
           ・CSソックス
           ・足心道



●参加費 全3回 10,000円(税別)
ランチ付なので、お気軽にご参加くださいませ。














上級者のための基本食<マクロビオティック ZERO PT.>講座 @ 青葉台 開催いたしました。

2010年09月13日 17時18分23秒 | マクロビオティックZERO PT.講座
この土曜日は、横浜青葉台のMY Kitchenさんで、新しい講座を開講させていただくことが出来ました。

初心者の方もいらしたので、上級者のためのということにこだわらずに、マクロビオティックの基本食を基本だからこそ深く掘り下げて、ブレのない、そして自然体であることの大切さをお伝えできればと細かなところまでお話をいたしました。

陰性も陽性も素晴らしいファクターであり、それらがいろいろな割合で組み合わされて全ての事象を作っていることを、五感で判断できるようになれば
とても自由にマクロビオティックを楽しむことが出来ます。

マクロビオティックとあえて区別する必要など何もないのです。





素敵なキッチンは、まっさらなとても気持ちのよい空間でした。

壁は珪藻土で柔らかで、オールステンレスのプロ仕様。
有害な素材を一切排除した、完全オーダーのスペースです。

なんと、今回の教室が杮落としとして、開催させていただくことができ、
このような機会を作ってくださった中西先生に感謝で一杯です。

ご参加の皆さんも、初顔合わせとなりましたが、和気藹々と和やかなムードで
本当に気持ちの良いクラスとなりました。

皆さんが、とても真摯にマクロビオティックに向かい合い、暮らしに取り入れていこうとされていらっしゃることに、少しでもお手伝いが出来ることを幸せに思いました。

みなさん、本当にありがとうございました。




香川では明後日からスタートです。
コチラは、全員がかなりの上級者なので、また、雰囲気の違うクラスになると思います。少しカリキュラムも違います。
このクラスは、私の持ちネタを全て伝授した方が殆どなので、
新たなお話も含めて、お伝えできればと思います。

このクラスを終えたら、私も充電が必要になるかもしれませんね(笑)。















特別ではないマクロビオティック

2010年09月05日 08時04分01秒 | マクロビオティックZERO PT.講座
上級者のための基本食<マクロビオティック ZERO Pt.>講座


マクロビオティックを
自分自身のためだけではなく、
家族レベルのためだけではなく、

マクロビオティックの
料理教室や
カフェやレストラン、
マクロビオティックをベースにしたお仕事を担い、

どなたかの為に
マクロビオティックをお伝えする
大切なお役目を与えられているあなたの

カラダや
ココロが
自由で
健やかで
イキイキとするために

始めます。




あなたがあなたであることこそ
一番大切だということを
失う前に。