マクロビオティックな歯医者さんの食と暮らし                   食養塾 無何有庵の日々

無(む)と空(くう)の癒しの時間の中で、心食動息の一つ一つを共に考えていきたいマクロビオティックなスペース。

ちほ先生と「茶菓のコース」

2012年06月30日 19時18分30秒 | マクロビオティックスイーツ 茶菓(ちゃか)
今日は、鹿児島から中平ちほ先生をお招きして、
マクロビオティックのお菓子作りを楽しみました。

今日のメニューは「夏のお菓子」がテーマ。

可愛い「飾りまきビスケット2種類」とおしゃれな「トマトのブランマンジェ」、ほっこり「とうもろこしの蒸し饅頭」を作りましたよ。















今回は土曜日だったので、小学生と中学生のご参加もあってうれしかったです。
飾り巻きビスケットは、スイカとヨットを作ったのですが、なんだか、工作しているみたい!
可愛い出来上がりで、大満足でした。

トマトのブランマンジェも美味しかったですよ。

ワタシ個人的には、とうもろこしの蒸しまんじゅうが好き!


こちらは、ちほ先生からのお土産です。











こんどは、カエルくんも作ってみたいですね。


講座が終わってから、ちほ先生とおしゃべり。

3年後くらいに、本を出したいというちほ先生。
どんな切り口がいいかなぁって話になって、
ちょっと提案してみました。

「毎日のおやつと、たまにうれしいお菓子」の本。

おやつって、本当の意味はスイーツとかお菓子とかっていうのではなく、「八つ時の食事」という意味なんです。成長期の子どもたちは、3回の食事では足りないので、もう一回、八つ時の食事で補う必要があるんです。ですから、成長を助けるものでなくてはいけません。

スイーツで成長しますか?

答えは「NO」です。

お砂糖は脳の栄養素って言う方がいらっしゃるかもしれませんが、
それは、ブドウ糖が必要ということで、砂糖ではありません。

そして、人間に歯と唾液があるのは、穀類を口の中に入れてよく噛み、唾液の消化酵素によりブドウ糖に分解して体内に取り入れるためです。つまり、口の前にすでに糖化されているものを食べる動物ではないということなのです。

スイーツは、ココロの栄養って反論する方もいるかもですね(笑)
でも、甘いものは、身体を酸化させますので、身体のPH(ペーハー)、約7.4という弱アルカリ性を保つためには、体内のアルカリ性である骨を溶かして(骨粗鬆症になるということ)中和させます。つまり、カルシウムが不足するということです。イライラの原因になります。
また、砂糖などの精製度の高いものを食べると、代謝の過程で、体内に取りこんでいたビタミンB群を奪い取って代謝します。ビタミンB群は、ココロの栄養素と言われ、不足すると、躁・うつ病、引きこもり、パニック障害、自傷行為、統合失調症などを引き起こす要因となります。
さらに、血糖値の乱高下が起こり、低血糖になった時、肝臓に貯蔵しているグリコーゲンをブドウ糖に分解して血中に送り込むのですが、その際に肝臓に刺激を与えるため、体内にアドレナリン、ノルアドレナリンを充満させるのです。怒りのホルモン、恐怖のホルモンと言われるそれらは、凶暴になったり、不安になったりさせるものなので、またまたココロの不安定を招くのです。

このように折り重なってココロの問題を引き起こす糖類は、決してココロの栄養素とは言い難いのです。

だから、子どもたちに必要な「おやつ」は食事になるもの。
一番は「ごはん」です。
さつま芋やかぼちゃ、トウモロコシなど、デンプン質なものがいいですね。
昆布や切干大根をそのまま食べるのも、子どもたちは大好きです。

穀類や豆、野菜でつくる「毎日のおやつ」、そしてたまに(松見歯科では一週間に1回)食べるお菓子。
そんな住み分けのできる、本があるといいなぁ。
もちろん、「毎日のおやつ」だって見た目はとってもオシャレな方がいいに決まってる!
そこで、ちほ先生の出番ですね。

ちほ先生の本、早くでるといいですね。







































夏の定番、梅干作り。

2012年06月29日 12時47分07秒 | 伝統食をつくろう 庫裏(くり)のコース
昨日は「庫裏のコース」を開催いたしました。
お久しぶりの、庫裏仕事でした。

今年は、巷で梅が不作と聞いていましたが、
いつもの、オーガニックの紀州南高梅の完熟梅はとっても綺麗で
長いお付き合いになる梅農家さんに感謝でした。
木で完熟した梅なので本当にフレッシュでおいしい梅干しになります。






塩は、平戸の(有)トキさんが開発しているエネルギー変換加工を施した「イキな塩」を使って作りました。
とても波動の高い塩なので、贅沢な梅干しになりますね。

今回は、徳島からのご参加が多く、遠路はるばるありがとうございました。

最近、県外の方が多いなぁ(^_^)☆

梅干しは、今回、下漬けなので来月また、赤紫蘇をいれます。


そして、もう一つ、甘塩こうじを作りました。

こちらも、厳選材料です。
イキな塩、イキな水、オーガニックの麹を使いました。



あれ?
材料費だけで9688円ナリ(^^;;
これに塩麹を使ったレシピで、マクロビランチの実習。もちろん、試食も!
ふた月に渡って、10000円の講座で、アッチャ~、赤字ですぞヽ(´o`;









次回はランチなし~?

いえいえ、来月も美味しいランチ作ろうね。

それまでしっかり、梅ちゃんを育てておいてね!










































講師も燃える夏。

2012年06月26日 22時47分36秒 | マクロビオティック料理基礎 飯(はん)
先日、飯のコースの卒業制作が終わり、
新期がスタートする前に、講師緊急ミーティング(笑)


って、三木町の「玄季旬菜食堂 こにこ」さんでランチを頂きながらが
いや、ランチがメインだったりして?


いえいえ、真剣に。
これからの教室について、あれこれ意見交換をいたしました。

こういう時間って本当に大切。


料理担当のあさちゃんこと中原先生、アシスタントのいくちゃんこと小山さん。
そして私で、三人、文殊の智慧となります。

生徒さんお一人お一人をしっかり見つめて
我が子を育てるように。それが、新期の生徒さんへのテーマとなりました。
遠慮せず、厳しさも持ちながら、行きますよ!

7月からの生徒さんは少人数で
講師たちのトライを実験的に試みようと思います。
モデルクラスとして、挑みます。

クラス編成ですが、
今年から前期、後期としましたが
やはり、春夏、秋冬の編成がやりやすいことが判明しましたので、
この秋、もうひとクラス新期スタートさせることにいたしました。
詳細はまた、後日ご報告いたしますね。


ところで、今日のこにこランチ。





野菜プレートにはなんと16種類ものお野菜が!

ふんわり玄米ごはんに、紫蘇と紫蘇の実でさわやかな香り。

デザートは、甘栗のカップケーキ。ベーキングパウダーもつかっていませんよ。いちごのジャムがアクセント。オーガニック珈琲でいただきました。

これで、1000円。

おいしい、マクロビオティックのランチをお召し上がりくださいませ。






































私がデモに行くワケ?

2012年06月26日 20時18分27秒 | 庵主の日記
このごろ、どうしたんですか?ってよく聞かれます(笑)


伊方や大飯に行っている私を見て、そんなことを聞かれます。


どうもしませんよ。どうしてですか?

え、変ですか?



確かに、昔から変わりものだったかもしれません。


ま、したいようにしているだけです。





あなたも、行きませんか?





え、私は・・・。






そうですか。
それでいいですよ。




そんなカンジ。





やりたいことをやるだけ。

つまり、やりたくないことはやらない。




そんなカンジ。








明日、四国電力本社前に、朝9時前に行きます。



素敵に、可愛くおしゃれして、
「伊方原発再稼働反対!」って
カッコよく声を上げてきます。

ビラも配ってきます。

ノリのいい音楽があればワタシ踊るかも。
清志郎とか、マイケルだと、やっちゃうかも。



明日のお供はこの子たち。





































「生ごみリサイクルで元気野菜を作ろう」の吉田俊道さんからお知らせ。

2012年06月26日 10時38分00秒 | 松見歯科診療所にようこそ
香川での活動の詳細が届きました。




以下、メールの転載です。



大地といのちの会 吉田俊道です。

香川県にお住まいと思われる方々を検索して送信しています。
内容は、講演会のお誘いです。

7月16日(月祝)10:00~

講演会 元気野菜作りと、元気人間作りの話

香川ではじめての一日講演会です。
いつもより詳しくわかりやすく最新情報をお伝えします。
しかも、あっという間に時間が過ぎると思います。


AMは野菜作りの話

PMは4週間で心と体が変わる食の話です。

9時30分~10時…受付
10時~12時…第一弾 有機野菜作りのコツ
12時~12時15分…香川県漁連山本様より“いりこ”のお話と試食
12時15分~13時…お昼休憩(各自お昼持参)
13時~14時30分…第二弾 食のお話
14時30分~15時…プランターでの土作り実演


場所:四国ガス生活ピポット 坂出市江尻町1580番地

対象:一般

参加人数:30名(先着順)

参加費:一人一日参加:1000円 半日参加: 500円

申し込み・お問い合わせ:さぬきフレンズ代表 則久郁代

TEL:090-9778-4380 *FAX:0877-22-3220
アドレス:sanuki-friends@fol.hi-ho.ne.jp

申し込み締め切り:7月10日〔火曜日〕


以上です。
野菜作りに興味のある方、食に関心のある方、子どもの健康に興味のある方、吉田さんに興味のある方(笑)、ぜひ、お誘い合わせてご参加ください。
本当に、楽しい講演会になると思います。

































<Desserts>裏返せば<Stressed>

2012年06月23日 23時34分06秒 | 庵主の日記
Facebookで友達にしていただいている方のシェア記事で面白い発見をいたしました。

<Desserts>の綴りを反対にすると<Stressed>


記事の内容は、ストレスがデザートを欲し、ストレス解消となる的な内容だったのですが、
これを松見歯科的に解説すると

<Desserts>裏返せば<Stressed>

つまり、デザートの裏にはストレスと言うコワイ病気の元が潜んでいるということです。

ちょっと、これ、最近なかった大ヒットだなぁ(笑)


単糖類や二糖類などその代表選手は砂糖ですが、
砂糖業界は“脳の栄養素的”な表現で消費者を騙そうとあの手この手のプロパガンダ。

でも、虫歯の多い人は確実に鬱傾向にあります。
つまり、ストレスを受けやすい状態にあります。
虫歯の原因は糖類。
デザート好きは、要注意です。

砂糖など全く使わなくっても、美味しいスイーツが作れます。
ご相談くださいね。




息子が作ったチーズケーキ風ベイクドソイケーキ











































無何有庵 講師研究会を始めます。

2012年06月23日 17時57分43秒 | 基のコース(マスター講師認定講座)



料理教室を始めて、かれこれ13年になりますが、
お陰さまで、卒業生もいろいろなステージで活躍され、
最近では、香川はマクロビオティックのお店とか多いですよねって
言ってくださる方もいらっしゃいます。
日本一長いアーケードと言われる高松の中心の商店街も都市開発で素敵に生まれ変わって
オーガニック系のお店もどんどん増えています。
料理教室も、各地で開催されて
マクロビ人口も少しずつ増えてきているのを実感いたします。

今、無何有庵の教室では、今年から講師を目指して修行中のアシスタントの郁ちゃんと
ABCや、クオカ、自宅教室でも講師をしてきた講師歴も長い中原先生に料理指導をお願いしています。
中原先生は、無何有庵でアシスタント時代から入れると丸3年になります。
飯のコースは都合6回をアシストしてくれたことになります。

そんな新人、ベテランのお二人と、
勉強会を始めます。

もう一度、基本食からじっくりと学び直し
何を、どう伝えたいのか、伝えなくてはいけないのか。
ちゃんと伝わっているのか、実践できているのかどうか、指導のノウハウやポイントをしっかり押さえ、
それぞれの個性を生かして、いかに情熱を持ってアプローチするのかを見出して行きたいと思います。

まずは、飯のコースの料理とお手当のカリキュラムのリニューアル。
そこから始めたいと思います。
どうして、この献立なのか、その理解から・・・。

7月からスタートする18期についても一部変更をするかもしれません。

研修を兼ねての研究会。
ある程度方向性が決まりましたら、卒業生にも開放しようと思っております。

教えることは本当に難しいです。
こちらが解っていなければ当然伝わらない。
こちらが解っていても、なかなか伝わらない。
伝えたつもりでも伝わっていない。
生徒さんの数だけ教え方があるのだと思います。

そんなことを省みながら、講師陣のパワーアップをはかります。

今朝書いた昨日の卒業制作のおまけの話。

教室が終わった後、ちょうど治療に来ていた卒業生の方が無何有庵に来られていて、
アシスタントの郁ちゃんが、その子どもさんに卒業制作で余ったケーキを上げようとしたら、
え、飯のコースでスイーツなんてありえん、何があったんですか?と間髪いれずに言われました。

あ~、よかった。
飯のコースの意味をちゃんと伝えることができていると、安堵いたしました。
これが、飯のコースを受講した卒業生の本来の姿です。
もちろん、お菓子がダメというわけではありません。
飯のコースならではのおやつがあるということです。
そして、それをしっかりと刻み込んで実践して、その後に羹のコースのようなおもてなし料理があるのです。おもてなし料理は毎日の普段着のお料理ではないのです。
その使い分けをしっかりできる講師陣を育て、マクロビオティックを学びに来て下さる受講生のみなさんに種をまいていきたいと思います。

私を含めて、講師陣の手綱をしっかり締めていきますね。
お二人には、よろしくお願いしたいと思います。
























































































人見知り

2012年06月23日 15時40分25秒 | スタッフのブログ
最近、成長目覚ましく、赤ちゃんの時に使っていたかごでは、全身が納まりきらなくなってきました。
保育園のようにおふとんを持ってきて、お昼寝をするようになりました。


先日は主人が午前中までの仕事だったので、午後から希羽をお迎えに来てくれました。
主人は患者様やスタッフに迷惑がかかるといけないから…
と、時々希羽を迎えに来てくれます。
2人でお祖母ちゃんちへお邪魔したり、岡山のおもちゃ王国へ出かけたり!
母親の私としては、安心も出来るけれど、私も混ぜてほしくなるほど仲良しの2人です。


主人は勤務形態が不規則な為、仕事の開始時間がとても早く、午前5時には起床し、5時30分ごろには家を出発することもざらです。
当然その時間には希羽は眠っています。

朝7時過ぎ、希羽が目覚めて、横にいるはずの人がいないと…
『ぱぱ…?ぱぱぁ??』
と何度も呼び、各部屋を探して回ります。

『お父さんは希羽にご飯食べさせてくれるために早くからお仕事に行ってくれたよ。』
と言うと、納得したように、パパ探しはやめます。
しかし、ふとした時に、
『ぱぱ
と、(結構頻回)パパを呼びます。

とってもパパが大好きな希羽です。


希羽がパパと一緒に生活を始めたのは、10ヶ月に入ったころでした。
一緒に生活するまでは、お父さんに激しく人見知りをしていました。

それまでは、希羽の嚥下の問題を抱えていたために、私が付きっきりの看病をしていました。
お昼寝の時にも、夜寝るときもパルスオキシメーター(酸素濃度測定器)を装着し、酸素濃度が低下するとアラームが鳴り響く状況だったので、ゆっくり寝られる状況ではありませんでした。
不規則な勤務の主人に迷惑をかけないようにするためと、私が倒れてしまわないように、私と希羽は私の実家に身を寄せていました。

旦那は仕事の合間を見ては、実家に会いに来てくれていましたが、2日に1回、1時間程度の面会では父に慣れることはなく、主人と2人きりになると泣いていました。
パパへの人見知りをしている時には、希羽は男性全般に人見知りをしていました。

その時の旦那の感想…
『つらい…』
の一言でした。

でもあきらめないで、面会を繰り返し、10ヶ月の時3人での生活を開始!!

一緒に生活を始めると、面会の時とは違って、少々ぎこちない2人でしたが、主人と希羽が2人で遊んだり、出かけたりしているうちに、希羽の旦那への人見知りもなくなりました!

希羽が旦那への人見知りをしていた時にはとても不安でした。
しかし、毎日一緒に職場に来ているからか、今は他の方への人見知りも少ないです。
髭のある方は見慣れないからか、少し距離を置いていますが(笑)


お父さん大好きになって欲しくて、子供の前で旦那の悪口を言わない。
なぜお父さんは朝早くから遅くまで、お仕事をしてくれているのかをお話する。
なども気を付けていましたが、泣かれても泣かれても(笑)一緒に過ごす時間を作ってくれた主人にも感謝です。

保育園や幼稚園・小学校に行き出すと、娘も自分の世界が広がってきます。
そうなって来る前に、一緒の時間を大切に過ごしていこうと思います。

大反省!!!!!

2012年06月23日 13時11分58秒 | マクロビオティック料理基礎 飯(はん)
昨日は、無何有庵マクロビオティック料理教室<飯のコース>の卒業制作でした。
このクラスは、マクロビオティックの基礎クラスで、
私にとって、大切な、大切なクラスです。

皆さん、11時くらいから集まって、家で準備してきた卒業制作のお料理を
お皿に盛り付け、発表をワクワクしながら用意されていました。





料理担当の中原先生から準備が整ったとのことで、
無何有庵の板の間の大テーブルを見て、
私は、思わず目を伏せてしまいました。

そこには、大切に炊き上げた玄米ご飯もなければ、
手塩にかけた胡麻塩もなく、
基本食である、きんぴら牛蒡も、ひじき蓮根もありませんでした。
お腹に染みいるお味噌汁や、
つまみ食いしたくなるような地味深い切干大根・・・。

その代わりに、あまりにも豪華なお料理がそこには並んでいたからです。
おかずとサラダ、デザート・・・・。

このクラスのメンバーは、とてもお料理が大好きな方ばかりで、
7月からは羹のコースを全員が受講することになっています。

少し、卒業制作ということではりきりすぎたのでしょうか?
羹のコースのイメージが膨らみ過ぎていたのでしょうか?

前日、仕事を休んでまで一生懸命作られた方もいらっしゃいました。
朝早くから、ひょっとしたら、前の晩は寝る間を惜しんでの制作発表のお料理だったのかもしれません。
そういう意味では、本当に一生懸命がんばって、みんなに見てもらおうとココロを込めたお料理だということは重々承知いたしていましたが、これで卒業にするわけにはいきません。


卒業の日には講義はないのですが、
今回はもう一度、普段の、日常の食事の在り方、
毎日のことだからこそしっかりとココロに刻んでほしい基本食の意味を再確認のために
お話させていただきました。

これには、料理担当講師、アシスタントも冷や汗をかいたことでしょう(笑)
しっかり胆に銘じてますますの精進をお願いしたいです。

そんなことで、発表前から皆さんをさらに緊張させてしまいましたが、
皆さんが作られたお料理をご紹介したいと思います。
どうも、皆さんが役割分担をしてしまったようです。それがそもそもの間違いだったかもですね。
少し私も介入しておけばよかったです。









Nさんはスイーツ担当(笑)
飯のコースで作ったことのないようなものが作れるのは、素晴らしいことですが、
使用したメープルシロップも、無何有庵では禁じ手です。
このあたりも、何度もお伝えしてきたことなのですが、伝えきれていないことが残念でした。
私たち講師陣の落ち度ですね。
ただ、甘みの入れ方は、本当に控えめで、安心できる味覚の持ち主に成長されたようです。
これはうれしいことでした。
盛り付けなどはとても綺麗です。
もともとのセンスのよさと、講師の中原先生のご指導によるものと感謝です。











Fさんは、ご飯担当ということで、玄米パエリアを作られました。
作られた工程を伺いますと、しっかりと野菜の扱い方など学ばれたことを活かしてくださっていたので安心いたしました。私もぺろりといただきました。自宅でとれた杏を米飴をつかってジャムにし、葛もちと合わせたデザートもさわやかでおいしかったです。
パエリアということで、地中海をイメージして、オリーブの飾り付けや彩りなど
中原先生も絶賛の、キラリと光るセンスの持ち主です。羹のコースがたのしみです。













こちらもFさんですが、徳島から休まず通われました。
目指せ「妊娠!」です。
仕事をバリバリされてきた生活から、手間暇かけて食事を作ることの大切さや喜びを感じ始めてきたと笑顔でおっしゃいます。おかず担当だったそうで、揚げ春巻きなど作られました。春巻きの中に基本食のアレンジをしのばせました。生野菜が主にならないよう、あくまで飾りであったり、揚げものなどの時の消化を助けるための添え物だったりということを、再度アドバイスいたしました。
地元の鳴門金時を使ったきんぴらも添えました。











Aちゃんは一番若かったのですが、とても滋味のある料理を作れる方です。
宿題で提出してくれたきんぴら牛蒡やひじき蓮根など、ひときわ美味しかったです。
今回は主菜と汁物を担当されたようで、豆腐のハンバーグと胡麻の風味を生かしたふのりのお味噌汁でした。ハンバーグのソースはトマトを使うということで、しっかり火をいれ、陰性さを中庸にする工夫をしたそうです。最後に投票で最優秀賞を決めるのですが、Aちゃんの獲得票が際立ちました。



記念品は、私の手造りの10年味噌と、50年梅干し、そしてパン教室を主宰されている中原先生からマクロビ仕様のパンを贈りました。
最優秀賞おめでとうございます。









今期は、出産などでリタイアの方もいらして、最終4名の卒業となりました。
少し仲間が少なくなってさみしいですが、次は羹のコースで仕上げをしていきたいと思います。
半年間、お疲れ様でした。




































自然はいつも横にいる。

2012年06月22日 10時26分53秒 | 庵主の日記

昨日の大雨があがり、薄曇りの香川です。

おとといの台風で、香川のイノチとなる水がめ、早明浦ダムは貯水率100%となり、
今年の夏の水不足も今のところ解消となりました。

この雨が、恵みとなったり、災害となったり。
そして、夏の太陽がエネルギーとなったり干ばつとなったり。

風も、波も、あらゆる自然は、私たちの傍にいて
ココロを慰めたり、身体を癒したり、糧となったり、
そして、苦境を与え智慧をさずけたり。

この自然に同化し、感謝し、自然の秩序、言い換えれば宇宙の秩序を守りながら生きることが
わたしたちに残された選択だと、神様はおっしゃっている気がします。

政治も経済も、もはや私たちのためではないことに気がつきました。

この度の震災が東北ではなく、もっともっと日本の膿みを洗い流してくれたらどんなによかったかと
こればかりは神様を恨めしく思います。

さて、今日は無何有庵のマクロビオティック料理教室基礎クラス<飯のコース>の卒業制作&卒業式です。11時くらいから、皆さんが腕によりをかけて作った卒業制作を持ち込み、盛り付けをし始めます。

このクラスでは、これまでに私が学んできたことを、一生懸命に伝えました。
イノチのこと、食べること、育むこと、精神のこと、気のこと、波動のこと、陰陽のこと・・・・。限りある時間でしたが、ベストを尽くせたと思います。

私を微分した思いが生徒さんに刻まれ、お料理の中で、暮らしの中で、生き方の中で、ゆっくりと根付き、また実となり種をまいてほしいと思います。

半年間、皆さんの中で何かが生まれたでしょうか?

卒業制作のお料理に、感じたいと思います。




































国連が奇跡のりんごの木村秋則さんを「GIAHS」に認定

2012年06月21日 09時56分40秒 | 庵主の日記
奇跡のりんごで一躍時の人となった木村秋則さんの木村式自然栽培実践田が国連のFAO(ファオ=食糧農業機関)が定めるGIAHS(ジアス=世界重要農業遺産システム)に認定されました。

GIAHSとは国連のFAOが認める世界重要農業遺産システム(Globally Important Agrcultual Heritage Systems)の略称です。

今回日本で初認定されたのは石川県の事例ですが、決め手になったのは、木村秋則さんが実践する、肥料・農薬・除草剤を一切使わず水稲を育てている「自然栽培実践田」で、このシステムは木村さんが、石川県・新潟県、そして岡山県・香川県など国内各地で実践している「木村式自然栽培」です。

慣行栽培と比べ、根も茎も長く太く、米の美味しさはもちろんのこと、病気がなく粒が丸いのも特長です。

木村式自然栽培が健康な社会への大きな財産であることを国連が、世界が認めたというニュース。

木村式に限らず、自然と向き合い、秩序を守りがんばる農家さんはたくさんいらっしゃいます。
そんな方を応援するためにも、わたしたち消費者は真剣に農業のことも学ばなくてはいけません。

この度、「木村式自然栽培・消費を広める会」の満岡さんから木村さんのご来県とその準備会のお知らせをいただきました。

会員、ご案内を頂いた方以外でもご参加できるようです。

よろしかったらご参加なさいませんか?


■準備会 日時

6月23日(土)

第1回 14:00~16:00
第2回 18:00~20:00

■木村さんご来県日

7月22日(日)



































マクロビオティック料理教室 基礎クラス 7月開校

2012年06月20日 15時21分02秒 | 松見歯科診療所にようこそ
7月から、マクロビオティック料理教室<飯のコース(基礎クラス)>2012年後期の新クラス(第18期生)がスタートいたします。

1月からスタートした2012年前期クラスは、明後日、卒業制作&卒業式となります。

半年はあっという間ですね。

そして18期。料理教室を始めて13年。無何有庵が誕生し9年目に入り、小さな教室ながら、たくさんの生徒さんとご縁を頂いてまいりました。

本当にあっという間の13年間です。

コピーライターをしていた20代の頃、こうやってマクロビオティックの講師をすることになるなんて思いもよらなかったことです。

その頃は、ヘビースモーカーでしたし、ヘビードリンカーでもありました。ふた晩でバーボンのボトルを空ける毎日という、仕事もほんとに半端じゃなく相当いたしましたが、夜遊びも相当なもんでした。大阪で開業した個人経営のプランニング会社、いつか映画を作りたいと小松左京氏に発起人になってもらい友人たちに押されて成り行きで始めた株式会社。Uターンで再就職した企業勤め、地元のアウトドアプロショップの企画、母の跡継ぎとして始めた割烹の経営と男勝りに仕事に生きてきた気がします。

そんな私が、玄米に出会い、マクロビオティックに出会い、カタカムナに出会い、私の人生180度大回転のパラダイムシフトが起きてしまいました。

もちろん、広告業界に携わっていた頃のマーケティングや商品開発、パッケージデザイン、プランニングなどのクリエイティブな発想や、企業勤めの頃に担った社員教育や能力開発、そしてパンメーカーという業態だからこそ知り得た、食にまつわるあれこれ。全てが、今に繋がっているとは思いますが、それは、たまたま持っていた知識や能力が折々に生かすことができたというだけのこと。

やはり劇的変化としか言いようがありません。

そして、なんと、この運命が変わるさまを、とても冷静に感じることができた十数年でした。
刻々と変化するその時々に私の意思が働いていたということです。運命を変えたのは自分だということです。

つまり「運命は変えることができる!」ということです。

皆さんは、運命は定めと感じていますか?
変えようがないと思っていますか?

私もマクロビオティックに出逢っていなければそう思っていたかもしれません。
でも、マクロビオティックを続けることによって、ようやくそのことに気がつくことができたのだと思います。人生は変えられると。

もちろん、マクロビオティックの理解度によっては、不幸な人生に変わる方もいるかもしれませんが、それは、自らの意思で変えたと言うことではなく、無秩序の結果と言わざるえません。

マクロビオティックがとどのつまり「食」に繋がるのは、私たちは自ら命を育む栄養を体内で合成できない生き物として生まれたため、他の生命を捕食することによって生かされる動物だからです。

原点は「生きること=食べること」なのです。

どのように生きたいかはどのように食べるかで決定するのです。

無何有庵のマクロビオティック講座では、「ことわりをはかる=料理」の教室です。
レシピを持って作り方をお伝えするだけの教室とは違います。
たとえば、無水煮(むしに)の方法を知ったからマクロビオティックがわかると言うことではないということです。宇宙の秩序を知り、それが私たちにどう影響を与えているのか、私たちは、そのことをどう理解し、感受し、一体化するのかを、物理として共に学ぶ教室でありたいと思っています。

興味のある方は、お問い合わせくださいませ。

ホントはね、こんなムツカシゲに書かないで、初心者の方にお気軽にご参加できる楽しい教室ですよ。
マクロビオティックがすぐに実践できて、毎日の暮らしにいかせますよ。
玄米の炊き方の一からを、丁寧にご指導いたします。

なんて書いた方が、みなさん構えなくって参加しやすいと思うのですが(笑)
もちろん、その通りですが・・・でもね、決して広く浅くご指導したいのではないので、つい、つい、回りくどい書き方になってしまいます。ごめんなさい(^^)/




<講座概要>

マクロビオティックのベーシックな食事スタイルのご指導と、季節、時間、性別、年齢、体質、体調などに合わせた食事の調整法、マクロビオティックの考え方や哲学を自然科学(宇宙、進化、生命、人体、物理、宗教、哲学などなど)の領域から捉え、判断力を高めていくためのアプローチをさせていただきます。

基礎だからこそ、深く充実した内容です。
料理・内服お手当実習(約2時間)+ 外用お手当実習(約1時間)+ 理論講座(約1時間)、試食、片づけから成ります。お手当は、内服、外用によって時間がかわります。
開催時間は10時~15時を予定しておりますが、少し時間のゆとりを持ってお越しください。
子どもさんのお迎え等のある方は、中座していただいて結構です。

このコースは、基本的にはマクロビオティック料理初めての方を対象としています。
玄米ごはんの炊き方からマクロビオティック理論、陰陽の話、食事の調整法、お手当て実習など即実践できるようにご指導致します。

また、基本をしっかりと学びなおしたい方にもお薦めの講座です。前期、後期と食材、メニューの違いもありますので再度受講される方、理論のみの受講も受付いたします。


■全12回・6ヶ月。
■歯科診療を受診される方は34,800円(2900円/1回あたり。)
■受診されない方は48,000円(4,000円/1回あたり。)
■単発での受講も受け付けています(1回4,800円)。
■陰陽がわかりやすいテキストブックは2,500円で別売となります。
■理論のみの受講につきましては、3,000円×全11回となります。
(全ての料金は税別の金額です)


スタート時間に遅れないように、10分前には集合願います。
できるだけ歯科受診の上の受講を頂き、総合的な健康管理をお薦め致します。レギュラーの方は、理のコースを必須で受講(受講料735円)願います。
主食の話、玄米の話、パンについて、砂糖の害などのお話になります。
全回、理のコース受講修了者には、修了証書を授与いたします。

飯のコースの様子はこちらから。

さらに、インターンシップ制度として、飯のコース、羹のコースを卒業した受講生の中で、審査の上、研修生としてアシスタントに入ることができます。経験を積んだ後は料理講師、カフェの開業、マクロビオティック指導士などの分野で活躍できるように指導いたします。



飯(はん)のコース 第17期 (2012年前期)基礎 

金曜日 10:00~

■第1回 7月 6日(金)

       <料理>玄米の炊き方(圧力、土鍋)・・・玄米と健康について(好転反応など)
           きんぴら牛蒡(季節の調整)
           ごま塩 (季節の調整)
           厚揚げとふのりの味噌汁(麦味噌)

       <手当>《三年番茶の煎じ方・お手当て》

       <理論>マクロビオティックとは<陰陽について・・・宇宙の法則>

■第2回 7月20日(金)

       <料理>黒豆と小豆の豆ご飯
           ひじき蓮根 (季節の調整)    
           油揚げと青菜の味噌汁(米味噌)

       <手当>《梅醤番茶》

    <理論>マクロビオティック食事法<進化と食べ物>      

■第3回 8月 3日(金)

       <料理>茶飯(圧力鍋)
           黒胡麻豆腐
           切干大根と高野豆腐の焚いたん
           キュウリの冷汁(麦味噌)

       <手当>《青菜パスター》

       <理論>マクロビオティック観<身体と心の構造と機能(感受性について)>    

■第4回 8月17日(金)

       <料理>三色丼(圧力鍋)
           梅牛蒡          
           葛きりと無水煮温野菜の和え物
           人参のムース

       <手当>《豆腐パスター》

       <理論>マクロビオティックと暮らし<太陽と地球と月・・・気候風土>
                            
■第5回 8月31日(金)

       <料理>夏のちらし寿司                  
           酢の物
           茶山椒                      
           玄米粉のクレームブリュレ

       <食養料理>《小豆かぼちゃ》

       <理論>マクロビオティック食事法の調整<太極図と五行>

■第6回  9月 7日(金)

       <料理>ひじきの混ぜご飯(炊飯器)  
           飛竜頭
           蓮根の棒煮
           玄米あられ

       <手当>《生姜油》

       <理論>マクロビオティック栄養学<献立の立て方>

■第7回  9月21日(金)

       <料理>南瓜入り小豆粥(ありがとう)
           昆布と干し椎茸の佃煮
           玄米団子汁
           一口お萩

       <手当>《玉ねぎの皮のスープ》

       <理論>マクロビオティックと家族1<子どもの食事、子どもの成長>

■第8回 10月 5日(金)

       <料理>変わり稲荷寿司(低圧炊飯)
           梅酢の巻き寿司
           葛餅

       <手当>《椎茸スープ》

       <理論>マクロビオティックと家族2<大人の食事、生活習慣の改善>

■第9回 10月19日(金)

       <料理>炊き込み玄米ごはん           
           きんぴら牛蒡の揚げ春巻き
           玄米ポタージュ
           りんごの無水煮
       
       <手当>《蓮根湯》

       <理論>マクロビオティック医学<望診法>

■第10回 11月 2日(金)

       <料理>玄米五平餅
           冬野菜のラタトゥイユ
           蕪蒸し
           茶巾しぼり
       
       <手当>《第一大根湯》《第二大根湯》

       <理論>マクロビオティック気学<精神の開発法>

■第11回 11月16日(金)

       <料理>基本食と基本の調理の復習
           きんぴら牛蒡、ひじき蓮根(乙女:サムライ)

       <理論>マクロビオティック総論

       <手当>《生姜シップ》

■第12回 12月 7日(金)

       卒業制作
       審査
       卒業パーティ&卒業式


<講 師>
理 論 担 当  松見 千奈美
料 理 担 当  中原 亜 智
アシスタント 小山 郁 子


お申し込みは、松見歯科診療所 087-881-2323 メディカルコンシェルジュ 會田まで。




































梅干しの受付を締めきりますよ~。

2012年06月20日 14時30分02秒 | 松見歯科診療所にようこそ
無何有庵 マクロビオティック料理教室<庫裏のコース>


「梅干し&塩麹づくり」

開催決定いたします。
締め切りは明日、21日(木)17:00ですので、
ご検討中の方はお早めにお申し込みくださいませ。




今年は、梅が不作とのこと。
大変気の毒なことに群馬の梅干しが放射能の問題もあって売れ行きが悪く、
梅不足になっているとのことで、梅の価格も高騰しているようですが、
放射能対策としても、減塩やはちみつ漬け、加糖した梅干しではなく昔ながらの梅干しを作りたいものです。放射能が気になる方の梅の干し方などもお伝えいたします。

無何有庵では、例年通り、紀州の有機無農薬完熟南紅梅を使用いたします。
3kgの梅を仕込んでお持ち帰りいただきます。

梅干しのクラスは仕込みと本漬けがありますので、6月-7月の2カ月に渡ります。
今回は、併せて塩麹を作ります。

塩麹の使い方も兼ねてのミニランチを作りますよ。

■持参物 エプロン、筆記用具、梅をつける広口の保存瓶、または壺、琺瑯容器などをご用意ください。

お問い合わせは松見歯科診療所 受付 087-881-2323 メディカルコンシェルジュ 会田まで。

































福井に行ってきました。

2012年06月19日 15時02分55秒 | 庵主の日記
福井県の大飯原発の再稼働決定を受けて、居ても立ってもいられなくなり、
この日曜日に福井県に行って参りました。

13日に、元県議会議員の渡辺さとこさんから、
大飯原発に大型バスを出す計画をメールで受け取ったのですが
14日が締め切り。
スケジュール調整もできないまま、締め切りを過ぎてしまいました。

主人に行こうよって持ちかけたら
「行きたいん?」「ええよ」って言ってくれたので
バス企画の主宰者さんにお電話をしてみたら、集まったのはご本人を入れて4名とのことで中止になったとききました。
そっかぁ、じゃ、個人で行こうかと思っていたら、
その方が何で行くんですかと問われるので「自家用車で」って応えたら
乗れるなら乗せて行ってほしいとのことで、
幸いにも7人乗りの車なので了承し、バスに募った4名と主人と私の6名で往復900kmの日帰りツアーと相成りました。

朝、6時に我が家を出発。

玄米豆ご飯をおむすびにして、わらの船越さんのところで開催された田中優さんの講演会のDVDを聞きながら、一路、大飯町に。

大飯町の運動公園には、オキュパイ大飯テント村があり、原発稼働0になり一旦引き払っていたのですが再稼働の動きがあり、再びテント村を再開。
先月の半ばからそこを占領して原発反対の活動をされているとのことで
まずは陣中見舞い。4人から頂いた交通費をそのままカンパしてまいりました。



運動公園だけに、テント村を横目にして、野球の試合などがのどかに開かれていて
地元の方が再稼働決定に対して、あまり関心がない様子が印象的でした。
もちろん、普通に暮らすことがいけないということではないのですが、あまりにも対照的な光景が同じ所に共存していることが不思議な感覚でした。

テント村の方は、前日は60人くらいが占拠していたそうで、私たちがついた10時半くらいには、30人くらいの若い方々がのんびりしていました。もっといたかな?

自然と声を掛け合って、これからどうするの?って話になり、
こちらでは、午後からミーティングがあるとのことでしたが少しひっそりなので、
福井県庁包囲デモが2時半からあるとの情報で、大飯からは110kmも離れていましたが行くことに。

その前に、大飯原発は見ておきたいと、寄り道いたしました。

入り口は物々しい警戒で、入れないかと思いきや、PR館が中にあるとのことで楽々ゲートの中にははいることができました。





原発までは厳戒態勢で立ち入り禁止ですが、警備の方はえらい柔らかな対応でいろいろお話することができました。













電光掲示板が「ご安全に!」と「ご」までつけて安全にと心配してくれているのが、妙におかしかったです。

警備の方に地元の方ですか?って聞きましたら
「いえ、福井から来ています」とのことで、ま、110kmも離れていればそうかもしれませんが
私たちから見たら同じ福井なんだけどなぁ?ってちょっと?な違和感を感じました。

このトンネルの向こうに原発があります。
もちろん、中には入らせてはくれません。伊方のように原発を見ることもできませんでした。





こんな人たちも来られていました。





PR館でパンフレットとシャーペンシルをもらって(笑)大飯原発を後にして、
ここから2時間、福井県庁横の中央公園に。

すでに2000人は集まっているとの情報を得ていましたが
行ってみると、本当に感動する光景が待っていました。

















80人くらいの方が1分間スピーチをされました。
それぞれの方の思いが大きく深く、そして、重く、ココロに響きました。

そして、主催者発表2200人の県庁包囲デモとなりました。



















前を向いても、後ろを振り返っても、2200人のデモは迫力がありました。



そして最後は、院長の後ろ姿。

前日は雨を心配していましたが、デモが始まるとカラリと晴れ上がり、帽子なくしては暑いくらい。
ただ、県庁周辺は日曜日とあって人影もなく、どこに向かってシュプレヒコールをあげているのか、誰か聞いているのか?とちょっと残念な気持ちもありました。

関東からも大型バスが何台も連なり来ていました。
全国から、個人、団体、いろいろでした。
福島からの難民も。

みんないても立っても居られなかった方ばかりなんでしょうね。

翌日、新聞などチェックしましたが、何にも載ってません(@_@。
日本の報道は、腑抜けです。

以上、熱い一日のご報告でした。










































ベジで創作。畑のお肉をマクロビオティック!

2012年06月16日 18時31分39秒 | マクロビオティック料理応用 羹(こう)
今月2日にマクロビオティック料理教室応用クラス<羹のコース>を開催いたしました。

<羹>とは禅の世界でおかずという意味です。
禅の世界では、典座(てんぞ)という料理を担当する高い位の役職があり、その中に飯頭(はんず)、羹頭(こうず)というご飯の係の長、おかずの係りの長が決められています。
無何有庵の料理教室の飯のコース、羹のコースの名前の由来はここから付けているのです。
基礎はしっかりご飯を!そして上級になればおもてなし料理もできるようにと、カリキュラムを組んでいます。

さて、今回の羹のコースは、「畑のお肉をマクロビオティックする」というテーマでベジな素材を工夫してボリュームのあるお料理を創作いたしました。









羹のコースはレシピはありません。

生徒さんと一緒に、ある素材をオリジナルなメニューに仕立てて、素敵に創作してまいります。





お肉料理は進化の過程で言うととても人間に近い動物(牛、豚)、哺乳動物を食べるということです。
私たちは昔からサルを食べる習慣はありません。
昔観たインディ―ジョーンズの中でサルの脳味噌のシャーベットを食べるシーンがありましたが、誰もが「え゛~」って思ったに違いありませんよね?

何故食べないかというと、それは共食いになるからです。

狂牛病という牛の病気が猛威をふるったのは、まだ、記憶に新しいと思いますが
これも、牛の飼料に牛の肉・骨粉を混ぜたことが原因でした。
つまり共食いをさせたのです。

むかしパプアニューギニアには人食い人種がいたそうですが、その人たちも、やはり狂い死ぬという狂牛病と似た症状がでていたそうです。

私たちの進化の過程における記憶には動植物全てのものを食べてきたことをカラダに刻んでいます。
そして、何を食べてもいいのです。でも、どのくらい食べるかは、ちゃんと決まっています。

成人の歯は全部生えそろって32本あります。これは一番前から奥に8本(8本目が親知らず)前後左右で32本です。
この歯を見ると大きく分けて3つのタイプに分かれます。

まずは前歯。四角い歯です。このような歯を持つ動物は草食動物です。ですから、私たちはこの歯を持って野菜を食べるようになっています。全部で8本あります。

そしてその後ろにあるのが犬歯です。字のごとく肉食動物が持つ歯ですから、これは肉魚を食べる歯になります。全部で4本。

最後に残ったのは臼歯です。臼の歯と書きます。臼という道具は穀類をすりつぶすためにあります。つまり、臼歯は穀類を食べる歯なのです。全部で20本もあります。

換算すると・・・

野菜:2
肉:1
穀類:5

という割合になります。
穀類の5と言う割合を%に直すと、約65%近くになります。
主食といわれるゆえんです。

これから見ても、肉類はそんなに必要ではありません。
動物性の摂取が必要な時期は、成長著しい胎児期、乳児期です。
胎児は臍帯を通してお母さんの血液をもらい、乳児はお母さんのおっぱい(白い血液)ということです。究極の動物食です。

ちなみに、面白いことに気が付きますよ。実は、人間のお母さんのおっぱいの主成分は糖質です。そして、牛のおかあさんのおっぱいの主成分は蛋白質です。

大脳を大きく発達させた人間がまず必要な物は糖質(炭水化物)→穀類なのです。
これによって、ココロや大脳を先に成長させて、1年くらいかけてようやく歩き出すのです。

しかし、四足の動物は赤ちゃんを抱っこしてあげることができませんから、まずは蛋白質の豊富なおっぱいを与えて、すぐに立ち上がり親について走ることができるようにならなくてはいけません。

種の違いによる食性の違いというのは、本当に理にかなっているのです。

人間は、乳児期を越えると、歯も萌出してきて、穀類や野菜などを食べれるようになります。
そうなると、本来動物食はあまり必要とされなくなるのです。

もちろん、住んでいる土地によって、必要な栄養があります。欧米人が肉食となったのは土地柄によるものなのです。
彼らは、そのために、日本人よりも腸を2mも短くしました。肉は臓腑に入ると腐る
(⇒腑の中に肉と書いて腐)ための進化です。

さらに、乳糖を分解する酵素ラクターゼは母乳が終わっても出続けます。
日本人の場合、もともと酪食をしてきていませんので、3歳前後には出なくなるのです。
未分解のものは、お腹を下して出すという仕組みになっていますが、
現代人は牛乳への耐性ができお腹を壊すことはなくなりましたが、未分解のものはカラダに蓄積されて、アトピーとなったり、乳がんや白内障の原因となっています。

このように、日本人と欧米人のカラダの作りが違いますから、当然、食の在り方はそれぞれに合うものを選択しなくてはいけませんが、戦後、アメリカの農業政策(詳しくはNHK制作「食卓の陰の星条旗」を参照。松見歯科に問い合わせてください)により、欧米化されてしまった日本の食卓は、肉や魚がメインディッシュとなり、日本人は体格は良くなりましたが、体質はどんどん劣化(退化)しています。

マクロビオティックで動物食の制限とされるゆえんはそんなところに理由があります。

決して食べてはいけないと言うことではありません。
島国日本は、魚の摂取は当然多いことになります。
ただ、主食を越えて食べることのないようにしなくてはいけません。

そんなことで、マクロビオティックを始めると、一番つらいのが砂糖の制限と動物食の制限だと思います。

なので、動物食に見立てたもどき料理がいろいろあるわけです。

もどき料理を批判される方もいらっしゃると思いますが、美味しく楽しくいただけるのであればいいのではないかと思います。

今回のお料理の写真をご紹介いたしますね。























































たくさんのお料理を作りましたね~。

羹のコースならではのバリエーションです。
創作しながら、次々とアイディアが広がって、それを時間一杯自由に作っていただきます。
レシピは、各自、持ち帰りで次回までにまとめて提出です。

この繰り返しで、どんどん、あるもので美味しいものを作って行く力を養います。

ノンマクロの料理本を見ながらでも、美味しいマクロビ料理に変身!

家族も、笑顔の食卓です。