先週土曜日、マクロビオティック料理教室 飯のコース(初級)を開催いたしました。
まだ3回目ですから、陰陽の話など料理以外の理を盛り込んでの教室です。毎回3回目ぐらいまでは、予定時間を大幅に超えてしまうほど質問も多く、私的にはやりがいのある時間です。
今回のメニューは、煎り大豆の茶飯、切り干し大根と高野豆腐の焚いたん、胡麻豆腐、蓬団子の味噌汁、お手当てで生姜シップを致しました。
茶飯は玄米も大豆も香ばしく煎ってから圧力鍋でもっちり炊き上げます。三年番茶の香りがたまらないご飯です。
切り干し大根と高野豆腐の焚いたんは、マクロビメニューの定番。常備食として冷蔵庫に置いておきたい一品です。ゆっくりと火を入れ、やわらかく焚いていきます。砂糖など一切使わなくても切り干し大根の甘さだけで十分。作った翌日など、びっくりするぐらい甘くなります。
そして、今回のメインディッシュはなんといっても胡麻豆腐。
フランスのたん熊で修行をしてきた友達が教えてくれたレシピで作ります。正食クッキングスクールで習う胡麻豆腐よりもさらに時間をかけ約40分じっくりと練り上げていきます。葛と練り胡麻と水の配合も若干違います。
これが、また本当に美味しいのです。やわやわぷり~んとした濃厚な味わいは、料才(料理の才能)賢母じゃないのよ・・とおっしゃるNさんにして、絶対にこれは作ってご主人にあっと言わせるわ!と料理の腕の見せ所と張り切らせてしまうぐらい。初めてこんなに美味しい胡麻豆腐を食べたと皆さんが自作の胡麻豆腐にご満悦です。
せっかくなので、わさび出汁醤油と別に、玄米甘酒クリームをかけて、デザートでもいただきました。
蓬団子の蓬は4月に山で摘んできた蓬の若芽をさっと湯がき冷凍保存していたものを擂り鉢で丁寧にあたりもち玄米粉とあわせて練ったものを団子にしました。
芹が手に入ったので、青みに。今日は、豆、麦に続き、米味噌の味噌汁ということで、5年ものの自家製黒豆味噌を使いました。麹の量が多い白味噌仕立ての味わいで甘味のある味噌汁です。
お手当ては、生姜シップ。生姜の成分が血行を促し、さまざまな病気や症状に効くマクロビオティックの外用のお手当てには欠かせないものです。
あちらこちらで、お手当て中。みんな気持ちよくって寝ちゃいそう。
血行が良くなって赤くなってきます。
生姜シップのお手当ての詳細は、掌のコースのカテゴリーをご覧ください。