マクロビオティックな歯医者さんの食と暮らし                   食養塾 無何有庵の日々

無(む)と空(くう)の癒しの時間の中で、心食動息の一つ一つを共に考えていきたいマクロビオティックなスペース。

◇ 『牛乳なし給食』を応援しています ◇

2015年02月25日 09時00分30秒 | スタッフのブログ
新潟の三条市では、一時的に学校給食で牛乳を停止しています。
「牛乳なし給食」をしている三条市を応援しませんか?
下の方にアンケートがありますので、ぜひ皆さんの意見をお送り下さい。


『牛乳神話』とも言われるように、牛乳の栄養価は過大評価されている所がありますね。
社員食堂やお店で、ごはんと焼き魚に牛乳が付いてきたら『なぜ?』と感じませんか?
大人だったらクレームになりそうですね。



ここからは、幕内秀夫先生が出されている「おむすび通信」より抜粋します。



<新潟・三条市>「牛乳なし給食」賛成は9割超 反響メール

いよいよ、新潟県三条市の牛乳中止が始まりました。この問題について、新聞やテレビがどれほど取り上げたでしょうか?
そのこと自体が、実は異常なことなのです。
学校給食の「献立」に1つの食材を使うか、使わないかが全国のニュースになること自体がおかしいのです。
なぜ、全国のニュースにまでなったのか?
それは、父母も給食関係者も学校給食に「牛乳」は付けなければならないもの。そういう決まりがあるものと考えてきたからにほかなりません。
「決まり」があるのに出さないのはおかしいのではないか?
これが大きなニュースになった理由です。
実際は文部科学省の資料でも明らかなように、すべての公立小学校で牛乳が出されていたわけではありませんが、それを知る人は極めて少なかったのです。
また、文部科学省もそのことをあやふやにしてきました。

そのため、今でも子供に無理やり飲ませようとする教員、あるいは「牛乳を飲みたくない」という父母に対して、「診断書」を求める自治体があります。
その意味で、三条市の試みは非常に大きいものがあります。
ただし、三条市に対しては、たくさんの圧力があるのでしょう。
4月からは、「一旦」、牛乳を再開する可能性が高くなっています。
その後は、決まっていません。
このままでは、何事もなく元に戻ってしまう可能性があります。
4月から三条市の牛乳がどうなるかは、三条市にとどまらない全校給食の問題でもあります。
皆さん、4月からの「牛乳廃止」が決定されるように応援しましょう。
三条市教育委員会に「アンケート」があります。

「三条市 学校給食の牛乳 一時停止」で「検索」すると、教育委員会のサイトがあります。
その下段にアンケートがあります。
是非、投稿をよろしくお願いします。
http://www.city.sanjo.niigata.jp/kyouikusoumu/page00092.html


よろしくお願いします。

4歳児自力での炊飯

2015年02月24日 09時37分49秒 | スタッフのブログ
そして昨日、娘が初めて、全部の手順を自分で行って炊飯しました(*^-^*)
まずはじめのお手伝いは、お汁(製作者は母33歳)をよそうところから(’-’*)♪
あたたかいお汁に気を付けて、一滴残らずママと自分のをよそってくれました(^^)

その後、ご飯炊きにも挑戦\(^o^)/
ご飯炊いてみる?
との質問に、
『えっ(*^O^*)
ののずっと炊いてみたかったんや~o(^o^)o』
『パパに食べてもらいたい(’-’*)♪』
料理をするということは、自分がなし得たい目標と、それを食べて欲しい相手が見えてくると感じた瞬間。
いきなり土鍋に挑戦するそうです(*゜Q゜*)

まずはお米をはかります♪
こんなに楽しそうにお米をはかる人初めて見ました(*^.^*)
すりきり一杯が小さい手で出来るように、割り箸を右手に(’-’*)♪
左手の親指がカップにしっかり入っていました。
はかりなおし~(・ε・` )
2合はかるのに諦めずに何度も何度もやり直して、自分ではかれました\(^o^)/
『出したお米片付けてね(*^.^*)』
はい(^o^)
と、素直に片付ける4歳児(*^-^*)
その横で4歳児が一生懸命はかったお米をばらまいてしまう母、33歳( ̄□||||!!

ママのお手伝い失敗したらこんな気持ちなんやな…(T-T)
寛容に
いいよ(・ε・` )
って言ってくれる4歳児の言葉がありがたかったです(T-T)

お米を洗うときに自然に出てきた言葉
『おいしくなぁれ(*^O^*)
おいしくなぁれ(*^O^*)』
なるわぁ…(ToT)
絶っっっ対なるわぁ…(ToT)

お米を一粒残らず土鍋に入れました(*^-^*)

洗いものもしてくれました(*^-^*)

我が子の作ってくれたご飯がこんなにおいしいとは(*^O^*)
幸せです(^^)

2月22日(日)お勉強してきたこと

2015年02月24日 09時32分53秒 | スタッフのブログ
『人はおかれた環境に適応する。』
竹下和男先生の講演会で一番印象に残った言葉です。

講演会の始まりに竹下和男先生がこんなことをおっしゃいました。
『講演会の時にね、子供を遊ばせるスペースを作ってるでしょ。
人はおかれた環境に適応するんです。
大人が真剣に聴いているときに、子供がゲームをしたり折り紙をしたり遊んでいなさい。
って言うでしょ。
人に迷惑をかけないように。
ってね。
自分の横で人が真剣に話を聴いている。
自分は人が真剣に話を聴いているときに、遊んでていいって環境になるんです。
そうして育ったらね、小学校で授業中にゲームをしたりするようになるんです。
大学でも、授業中に携帯でゲームをしていたりするんです。
人に迷惑をかけていないでしょう?
って。』

『最近は、料理が出来るよりも学歴が花嫁道具になっている。
中学3年間でいい高校に入るように育てられる。
料理や食器の上げ下げよりも勉強をしなさいって。
そうして育つと、自分のことを優先して育ってしまう。
子育てするときになって、
「自分の時間がない。
なんで自分がこんなことしないといけないのか。」
と、子育てが楽しくなくなる。
料理を通じて、自分が作ったものを家族がおいしいって食べてくれるのを見て、喜びを感じる子供になるんです。』

7歳までの子供は、そっくりそのままマネをする。
過去は100回1000回考えても変わらない。
子育てを楽しんだ親に育てられた子は、子育てを楽しむ親になれる。
村一人の子供を育てるのに村中の大人の協力が必要だ。

家事をして、作ったものを家族が
『おいしい(*^-^*)』
って食べてくれる幸せを娘にも感じながら成長してほしいと思う講演会でした(*^-^*)

竹下和男先生は
2000年綾南町立滝宮小学校校長
2003年国分寺町立国分寺中学校校長
2008年綾川町立綾上中学校校長
を歴任されています。
著書
『できる』を伸ばす弁当の日
“弁当の日”がやってきた
など
全国で講演活動をされています。

吉田俊道先生は、いい野菜作りにはまずいい菌ちゃんが育つ土作りが大切と活動をされています。
いい土は発酵。
悪い土は腐敗。
腐敗した土には、虫がくる。
虫は腐った土を食べてくれるいいやつなんです。
いい土では虫は育たない。
コガネムシの幼虫(カブトムシの幼虫みたいな白い虫)ミミズとか、害虫って言われてるやつは、実はみんな悪い土をよくしてくれる、いいやつなんですよ。
もぐらだってね、いいやつ。
悪いもん食ってくれてるんだもん。
だってね、もぐらはミミズを食べに来てるだけなの。
もぐらって目が見えないんですよ。
だから、目じゃなくて臭いで、ミミズがいる腐った土の方に移動してきてるだけなんですよ。
もぐらが作った穴から、土にしっかり空気が入るでしょう。
いい土ではもぐらはね、下の方でしか穴掘らないんですよ。
もぐらも悪い土をよくしてくれるいいやつなんですね。
いい土はどうやって作るか?
いい菌ちゃんが育つために、生ゴミを土に混ぜる。
生えている草でもいい。
生ゴミをたっぷり土に入れて、雨で濡れないようにビニールをかぶせる。
そうしたらどんどんどんどん…菌ちゃんが育って、ふわふわの空気がしっかり入ったいい土が出来る。
いい菌ちゃんが育つと、土にびっしり白カビが生えます。
いい菌ちゃんが育った土は、生える草が双子葉類になる。

1999年大地といのちの会を結成
2007年大地といのちの会が総務大臣表彰受賞(地域振興部門)
2009年食育推進ボランティア表彰(内閣府特命大臣表彰)
著書
生ゴミ先生の元気野菜革命
お野菜さんありがとう子どもと一緒に元気野菜作り
いのち輝く元気野菜のひみつ
など

大変勉強になりました(*^-^*)

土脈潤起(つちのしょううるおいおこる)

2015年02月20日 10時42分12秒 | 庵主の日記
福岡での仕事を終え、京都で一泊、その後福井の勝山に雪男に会いに行ってきました。

丁度、患者さまが住んでおられる地でもありますので、夜はご一緒においしいお酒とお久しぶりの近況報告。
楽しい時間を過ごさせて頂きました。

スキージャム勝山は、時々訪れるスキー場ですが、勝山の山の上にありますので、地元の町中と比べるとやっぱり雪だらけ。雪男はその雪につられて早朝からウキウキ出かけて行くわけですが、私はもう随分と前にスキーを止めたので、インドアでひとり時間を満喫します。
スキージャム勝山の一番大きなホテルの中に、素敵なイタリアンレストランがありまして、そこで朝から晩までワインを飲みながら、本を読むというのが最高の贅沢なのです。
ま、頑張ってきた自分へのご褒美ということで・・・(笑)

で、18日の午後までそこで過ごして、一路香川に戻ってきたのですが、道中は標高がさがると雪から雨に変わり、まさに「土脈潤い起こる」という雰囲気でした。

冷たい雪が暖かい春の雨に代わり、大地に潤いをあたえる頃。寒さもゆるみ、眠っていた動物も目覚めます。

そんな自然の営みを肌に感じながら、この豊かさを壊してはいけないという思いが大きく膨らみました。

福井は原発銀座でもあり、丁度、この春再稼働かと世論高まる「高浜」の標識を通り過ぎるその時、周りの田畑の水温む風景に心が痛み、それでも季節は変わらぬ巡りを淡々と繰り返していることとのギャップに、なんだか夢を見ているような心現にあらずというような感じでした。

日本海側の地の独特な雲に覆われた空は、さらに不安が増すようで重たく思いましたが、それでも少しずつ雪国にも春が訪れているのだなと、どこか救いのようなものを大地に見ることができました。

一週間も家を空けていると、我が家の庭にはすっかり梅の春がやってきておりました。







私の安物の一眼レフではこれが精一杯のショットですが、老木の白梅の木がいっぱいの花をつけて誇らしげに凛としているのがうれしい朝でした。

梅が満開になると、次は雪柳、山吹、小手鞠と、一年で一番美しい我が家の庭へと一気に移り変わります。
もうすぐ、です。

そして、日当たりが悪いのでいつも遅い色づきの金柑も、随分黄色くなってきました。



少し青いまま、ちぎってエプロンでこすって口に放り込むと、もう、すっかり甘くなっていて、これでは熟れる前になくなるかも~っと、庭に出る楽しみが増えてニンマリ・・・。

やっぱり香川の方があったかいです。
ありがたいことですね。

久しぶりの料理教室

2015年02月19日 18時37分35秒 | マクロビオティックZERO PT.講座
先週、13日から福岡に行っておりました。

14日は、ある大手企業の労働組合の中四国、九州支店のレディースセミナーということで、女性組合員の方とご一緒にマクロビオティックのお料理と、ビギナーの方のためのお話をさせていただきました。
アシスタント無しでの講座でしたので、写真を撮る時間がありませんでしたが、
楽しくお料理を作ることができました。

メニューは、玄米ちらし寿司、精進貝柱のお吸い物、ココナッツマカロン、さつま芋のトリュフを作りました。

前日入りして、青物の葉野菜などは天神界隈の自然食品店さんで調達いたしましたが、塩、醤油、ゴマ油、柚子酢、梅酢などの調味料や、根菜、手作り紅生姜や、お菓子の材料などなど、そしてセルクルなどの道具や押し型、物相などは、香川からの持ち込みの大荷物での教室でした。

最初は高松で、とのお話で、私に白羽の矢が立ったのだと思うのですが、最終的に福岡での開催となり、九州にはたくさんのマクロビオティックの講師の先生がおられる中、かなり恐縮しながらの出張講座となりました。
交通費や、宿泊費などが余分にかかるので、なんだか申し訳ない気持ちでしたが、その分、喜んで頂けるようにと精一杯勤めさせていただきました。

みなさん、明るくて、楽しい雰囲気で終始笑い声が聞こえる講座となり、緊張するかなとドキドキでしたが笑顔に助けられました。ありがとうございます。

IHのキッチンでしたので、いつもと違う使い勝手でしたが、お伺いするとやはりお家もIHの方が多いようでした。私などよりも使いなれておられて助かりました。おひとり妊婦さんがおられたので、電磁波カットのエプロンをおススメしておきました(^_-)-☆

とても立派で綺麗なキッチンでしたが、調理器具などの事前チェックができませんでしたので、多少、困惑しましたが、なんとか形になりホットいたしました。

皆さんの試食タイムに、食べることの意味や、カラダの構造、機能などがどのように進化して出来上がり、どのようにシステムされているかをお話させていただきました。

写真は、委員長さまがたくさん撮ってくださいましたので、データをお送り頂きましたら、また、ご報告いたしますね。


本当は、このお仕事で終わりだったのですが、グッドタイミングにお問い合わせを頂き、翌日、小さな講座を開催させていただくことになりました。

お話を伺うと、無何有庵の講座に興味を持っていただき、なんと昨年の秋から皆さんでブログを見てくださったりいつか香川に来たいとお話ししたりしながら、私の講座を受講されたいと思い続けてくださっていたのだとか。
きゃぁ~、こんなうれしいことはありません。とても感激いたしました。

8名の皆さまは、同じマクロビオティックの教室の学びの友ということで、マクロビオティック2年目の皆さまでした。主にお料理中心に習われてこられたとのことで、理論などを学びたいというリクエストでした。

無何有庵のアドバンスクラスの方の講座<マクロビオティックZERO PT.>講座のような内容をご希望でしたので、通常6回コースなのですが、それぞれのエッセンスを盛り込んだ内容の「上級者のための<マクロビオティック ZERO Pt .> 講座 アドバンス集中レッスン」ということで、1回完結の講座の内容に組み直しました。

はじめは、玄米ごはんの炊き方、ゴマ塩、鉄火味噌、三年番茶、そして理論という内容をご提案させて頂いたのですが、内容が地味(滋味)なので、少し華やかなメニューも作られたいとのことで、プラス、「豆腐と山芋のア・ラ・ヴァプールムース  ヴリュノワーズ葛ソース」という創作メニューを加えました。
まぁ、なんてことはない、豆腐と山芋のふんわりした蒸し物に、小さくカットした野菜の葛ソースを添えていただくというものですが、全てのお料理にレシピなしで挑んでいただきました。

マクロビオティックの考え方や、お料理の技術やコツなどは、紙に書き留めてずっとそれを見ながら生かすのは、とても大変。それは取扱説明書を毎回広げて道具を使うようなもの。そんなことしている方はいませんよね!?

マクロビオティックも同じです。

季節や一日、ひと月という時間のめぐり、性別、年齢、住んでいる環境、お仕事の違い、などなど、ひとりひとり、条件が違いますし、お料理するなら、道具も材料も産地も違うわけですから、その時々の変化に対応しないといけないのです。元気な方とそうでない方とでもご飯かお粥か絶食かなどと変わるのです。
それをいちいち、この時は、何ページのこの方法、この時はこのレシピで分量計ってなどとやっていてはいつまでたってもマクロビオティックを使いこなすことはできません。

ある程度習われたら、そのテキストは引き出しの奥に仕舞って、自分の五感、六感、直観、イメージ、感覚、センスなどなどを駆使して対応しながら、その経験を次にまた生かして行くことが大切なのです。

十年前に、マクロビオティックの大家、故松本光司先生の出版されたばかりの著書「穀菜和食」にサインをお願いいたしましたら、


「食養の座敷は広い

 どなたでも理屈というクツを

 脱いで おあがり」



と、標してくださいました。

何かに囚われてしまったり、気持ちをガンジガラメに縛り付けたり、こうでなければならないと頑なになったり、変化に応じることなく視野が狭くなってしまったり、まじめにすればするほど身動き取れなくなってしまうのもマクロビオティックの面白さです。誰もが通る道なのかもしれませんね。

でも、そこであまりにも辛いばかりでは続けていくことはできませんね。なぜ続けられなくなってしまったのかを省みて、一つ一つタガを外して行かなくてはなりません。

絡みついた糸をほぐして、一本の使える糸にしなくてはですね。

その糸を編んだり、解いたり、編んだり、解いたりしながら、だんだん上手に編めてくるというものなんです。

そのためにも、一通りマクロビオティックを学んだら、一旦、その学びを手放してみて、また、五感、六感・・・に問うてみる。自分との相性はどうなのか?楽しいのか苦しいのか、好きなのか嫌いなのか、と。

大切なのは、生きることなのです。

お料理なら、元気を生み出すものでなければなりません。

ひょっとしたら、無農薬ではないかもしれない野菜でも、あったかいスープを作って、夜遅くに寒空の下から帰ってきた大切な人の緊張をほぐすことができたなら、無農薬の野菜でいやいやめんどくさいなと思って作るスープより断然!温まって生き返ったと思ってくれるのではないでしょうか?

マクロビオティックが大切なのではないのです。
マクロビオティックはあくまで指針であり、指標であり、いわば人間の取り扱い説明書、参考書みたいなものです。

人間である自分が、自分をどう取り扱うかなんて、それは本能を磨くこと以外に方法はないのです。

自然の(宇宙の)中にいながら、自然から随分遠くに生きるようになってしまった今、多くの人はやっぱり参考書くらいは必要になるのです。だから、桜沢先生がマクロビオティックとして、まとめてくれたわけです。

だから、ある程度、参考になるものと実際を見比べてみることができたら、その後は、実際を生きるしかないのです。そのためにも、参考書は忘れて、実際をもっとよく見つめる必要があるのです。

失敗はつきもの。気にしてはいけない。

本来は、その過程を親から子に受け継ぎながら、親のすることを真似て、失敗して、成功して、身につけていくのが、動物のならわしですが、お金のために、出世のためにと勉強が大事とかやっているとそんな時間が無くなって、ふと気がつくと、これでいいのかなってマクロビオティックなんかにたどりつくわけです。

でも、たどりつけた人はしあわせです。


伝い歩きをしながらも、赤ちゃんは、いつかその手を外して、ふらふらして転びながらも一人で歩く喜びを獲得します。

私たちは、そんなことをちゃんとやってのけて今があるのですから、マクロビオティックの杖はいつまでも離さないでは前に進めません。

そのためにも、今ある知識を一度ZERO化するのです。

知識が邪魔をすることもあるのです。

今回は、まず、玄米ごはんの炊き方から、頭の中の常識を壊すことから始めました。
どのように炊かれているのかと伺いましたら、習った通りにとのこと。
洗い方、浸水の方法、何故そうなのか、場合によってそうでないのか、などを説明しながら、感じていただきました。

いつも通りの道具で、いつも通りに炊く玄米ごはんと、
いつも通りの道具で、いつもとは違う炊き方の玄米ごはん。

圧の掛け方、圧とはなにか?など、できれば近いうちに、水もはからず、感を駆使してコツをつかみ、目分量でいつもおいしい玄米ご飯が炊けるようになっていただくためのレッスンをいたしました。

いつも通りの道具で、皆さんの常識を破った炊き方の玄米ごはん、「今まで食べた玄米ごはんの中で一番おしいい」「え~、なぜ~」(笑)となりました。
でもね、このおいしさが、ず~っと続くわけではないのです。
同じ炊き方が通じるのはせいぜい3か月。味覚は変わっていきます。
それは、カラダが変化していくからです。季節も変化しますしね。

ガンジガラメになってしんどかった皆さん、ふんわりと気持ちが弾むように少し炊き方を変えただけなのです。だから、次に違う味を求めるようになってきたら、今度は皆さんがよく考えて、五感、六感を、働かせて、美味しいと思える炊き方を見出してみてください。そのレッスンが、いつかは、いつ炊いても美味しく感じるように少しずつ調整できる人になれるはずです。

そんな感じで、あり得ないと思うだろう配合の胡麻塩。胡麻塩の役割を知っていただき、今どんな胡麻塩が自分に必要なのか、家族に必要なのかを時々に七変化できるような魔女になっていただくためのレッスン。

そして、鉄火味噌は、日本中のどのクラスよりも、砂粒よりも細かくふわふわに野菜を切り、作っていただきました。口の中で溶けるように、ぜひ、また、皆さん力を合わせて作ってみてください。
そして、3回目には、少し粒を大きくしてみてください。その次は、野菜の量を色々にしてみてください。
そうして、鉄火味噌は皆さんの強い味方になるはずです。

最後に、創作料理。全くレシピなしですから、皆さんのアイディアやこれまでの経験を生かして、調味料の分量も「おいしい量で」と(笑)お願いたしました。
でも、さすが、みなさんお料理上手。とっても美味しく、綺麗に仕上げてくれました。

残り物で、スープまで作ってくれましたよ。













玄米ごはんは、洋ナシ形に成形して、パン粉を付けて揚げました。
蕪の葉っぱやレタスの葉っぱで飾り付け。
鉄火味噌、ゴマ塩をあしらって、カラフルな野菜たちで彩りました。





リクエストの豪華な一品。とってもシンプルなメニューを華やかに演出しました。



残り物の野菜くずでスープを一品。昆布だけのお出汁に、塩と醤油だけの味付けです。



素敵なテーブルクロスを敷いていただいて、春らしいコーディネートになりました。


座学講座のテーマは


「マクロビオティックをZERO化する
      マクロビオティックのテキストは人生の羅針盤ではない」

でした。皆さんのココロに響くことができたでしょうか?


●潜象の物理について・・・見えるものと見えないもの

●食べることは生きること・・・食べるとはどういうことなのか?

●人間の起源について・・・カラダの構造と機能(生命からのメッセージ)

●糖質と私たちの歴史

などについて、お話させていただきました。





ご参加の皆さま、短い一日講座でしたが、いかがでしたでしょうか?
皆さまのマクロビライフに、少しでも生かされますように・・・。
楽しい時間をありがとうございました。













タマと雪の女王(タマ雪)!?

2015年02月10日 15時53分30秒 | 里山「ゆうなうらし」
昨日はほんっとうに、寒かったですね~。
この冬一番の大寒波でした!

そんな中、無謀にも畑仕事の月曜日(笑)

いつものメンバー、院長、私、熱血サポーターの良二農園の良二さんに加え、
3月から、「りりぱっとふぁーむ@里山ゆうなうらし」の施設としてのオープンキッチンや小屋などを作ってもらうことになった、わぁいのまさくん、日曜日にさぬきオーガニックマルシェに出店されて、そのまま我が家にお泊りしてりりぱっとふぁーむに遊びにきてくれたぷくぷくファミリーといっしょに、寒風、雪舞い散る中でディキャンプとなりました。

大活躍の院長作の石積みかまどとロケットストーブで、ほこほこメニューをつくりました。

お汁は、ファームで採れた黒大根をベースに、人参、牛蒡、エリンギ、えのき、ブナシメジ、もやし、バターナッツかぼちゃなどなど、冷蔵庫にあるものを投入して、塩とお醤油で味付け。出汁は、昆布とマルシェに出したタコライスに使った豆の煮汁とイリコ、焼きあご丸ごと。あったかいだけでごちそうになるって、自然の中ってすごいですね(^_-)-☆

あとは玄米おむすび、焼き餅、クミンシード入りの全粒パン、マルシェの余り物のお善哉♪

おなかが満たされると、ココロもあったまりますね。

畑は、大根などを植えていた畝に木材チップを鋤きこんでマルチ掛け。良二さんが、鍬で耕してくれましたよ。
夏野菜が楽しみな土づくりです。

院長は、手伝ってもらいながら石積みを完成させました。(写真獲るのを忘れてしまいました ^_^;)

とにかく寒い一日でした。











雪の女王にかこまれた良二さん。
寒い中の作業、ありがとうございました。




さぬきオーガニックマルシェ、2月の種まき。

2015年02月10日 14時51分38秒 | 庵主の日記
日曜日は「さぬきオーガニックマルシェ」を開催いたしました。

今年から場所を移転しての開催です。
丸亀マドリエ未来館さんが会場をご提供くださり、おかげさまで広い駐車場もありますので、
ご来場のお客様に少しでもご利用頂きやすくなったのではと思います。

お天気は曇り空でのスタートでしたが、夕方4時の閉店時には西日が差すほどになり、お客様も5時頃まで足を運んでくださり、本当にありがたい一日でした。

オーガニックな一日、楽しんでいただけたでしょうか?

今回、私はお正月にご好評をいただきました、「玄米焼き餅入り小豆南瓜善哉」と、里山ゆうなうらしの「りりぱっとふぁーむ」でその日の朝に収穫した元気パワーいっぱいの朝採れ野菜たちを使って、お豆ゴロゴロベジミート&グレイビーソースの玄米タコライス」でおもてなしいたしました。





小豆南瓜善哉の甘みは、三木町の三原飴店の凝煎飴を使いました。そして、なんとカボチャはあの「お弁当の日」の竹下和男先生がご自宅の農園で作られたバターナッツカボチャを使いました!一株で百数十個も採れたんだそうで、そのおすそ分けを皆さんにもおすそ分け(^_-)-☆とってもホコホコして甘くておいしいカボチャのお陰で、凝煎飴も少し控え目で十分美味しく出来上がりました。

タコラスのお野菜は、水菜、ふだん草、ルッコラ、レタス、紫大根を使いました。ぜ~んぶ、自家製!
どれも甘みがあってみずみずしくて、うれしくって、みんなに自慢しちゃいました♪

たくさん、ご注文をいただきまして、ありがとうございました。

他の出店者さんも、腕によりをかけた品ぞろえでしたよ。天然酵母から手作りで石釜で焼いたこだわりの全粒粉のパンも初登場。その場で熱々で頂けるグラタンパンも美味しかったです~(*^_^*)

チリビーンズの玄米ランチや玄米おむすび、マクロビスイーツ、オーガニック珈琲や玄米珈琲、手打ちのこってりマクロビラーメンもイートインで人気でした!
自然農で作られた新鮮野菜もいろいろあって、オーガニックマルシェらしい、雰囲気を出してくれていました。

また、手作りコスメや石鹸も変わらぬ人気で、私もハトムギの石鹸の愛用者です。

そして、オーガニックアロマのブースには、いつ見ても女子でいっぱい。

今回は、整体も2ブースでておられて、うちの母は整体のはしごでうっとり。
ほんと、楽しい時間を過ごさせていただきました。


































































なにより、たくさんのお客様にご来場いただきまして、心からお礼申し上げます。
毎月第2日曜日は、休まず開催いたしております。
ぜひ、また、ご来場くださいませ。

来月は、3月8日(日)の開催です。
春いちばんのマルシェは、出店者さんも多数です。新しいメンバーも仲間入りですので、ぜひ、遊びにいらしてください。



訪問診療

2015年02月04日 11時13分35秒 | スタッフのブログ
歯科衛生士の今川さえです。
2月1日、足指セミナーおかげさまで多くの方に足を運んで頂きました。
ありがとうございました。
2月2日には、セミナーのチラシ配りやチケット販売などでお世話になった方々に御挨拶に伺いました。
ありがとうございました。

そして訪問診療もさせて頂きました。

患者様にご了承頂き、写真を掲載させて頂いています。



初診より担当させて頂いている患者様です。
お病気をされ、現在は在宅で療養されています。
ホームヘルパーさん
ケアマネージャーさん
様々な方が訪問して下さるそうです。

実は、訪問歯科診療はあまりやったことがない松見歯科。
歯科衛生士学校で訪問歯科診療の基本くらいしか学んでいないスタッフ、私&筒井。。
それでも在宅介護が始まった際に、
『診ていただいたら安心ですので、是非来ていただきたいんです。』
と言って頂きました。
現在、私&筒井でタッグを組み、お家に伺って何ができるだろう???
と訪問診療をさせて頂いています。

今回の訪問は、2月1日の勉強会でお勉強した足指の体操、ひろのば体操からはじまりました(*^-^*)
指の関節を回す、足心道。
爪もみ
唾液腺マッサージ
お口のケアなど…
いっぱいやりたいことの半分くらいはお口以外です( ̄∇ ̄*)ゞ

『昨日こんな勉強会があって(*^-^*)』
と、口からではなく、足から始めた私に、奥さまが一言。
『写真を撮ってもいいですか??』

!Σ( ̄□ ̄;)
歯科衛生士ですが、足触らせて頂いている写真でいいんですか??( ̄∇ ̄*)ゞ
と伺うと、
『松見歯科さんは、歯だけじゃなくて、足も手も、全身を見てくれるから(*^-^*)
講演依頼を頂いていて、この歯科診療の写真をね、主人の講演会で使わせて頂きたいんです(*^-^*)
こういう診療をして下さってる。
って(*^-^*)』

そのように言って頂いて、本当にありがたいです(*^-^*)
ああ、歯科って深い深い関わりが出来るんだなぁ。
患者様に喜んで頂くって奥深いです(^^)

春の神様を見つけた!立春の朝。

2015年02月04日 11時09分34秒 | 庵主の日記
今日は立春。
風の季節がはじまりますね。

款冬華咲くは大寒の初候ですが、我が家の庭も季節のめぐりを寸分もたがわずに一年、一年、繰り返してくれています。そろそろだなぁって土のふくらみを感じながら、よし!と庭に降りたら、やっぱり出迎えてくれました。





小さな、小さな、春の神様。

今年の我が家の庭の「ふきのとう」です。

顔をみせてくれたのは、まだひとつだけ。
大切に、スタッフの賄いのお汁に刻みいれて、春の香りを届けてあげよう。



さぁ、梅の花芽も膨らみはじめました。

庭の花たちが爆発するように咲きほころぶ春はもうそこまでやってきています。

庭を住処としてくれている八百万の神様たち、ありがとう・・・














今井一彰先生の足育セミナー開催いたしました。

2015年02月02日 18時57分05秒 | 自然医食のお手当て 掌(しょう)のコース
「足指、開いてますか~!」

でおなじみ、福岡のみらいクリニック院長の今井一彰先生の足育セミナー「死ぬまで歩ける足づくり}を無事終えました。

日曜日の夕方からのセミナーで、何人の方を動員できるかとても心配だったにもかかわらず、たくさんの方がお越しくださり、おかげさまで定員100名のところ子どもさんの参加を入れると170名ほどのお集まりを頂くことができました。ご協力くださいましたたくさんのサポーターの皆さま、本当にありがとうございました。

そして、今井先生、お忙しい日々にも関わらず、熱のこもった素晴らしいご講演をいただきまして、心から感謝申し上げます。ありがとうございました。

午後一番は歯科医師会の主催によるデンタルショーの催しの基調講演として、おなじみ「あいうべ体操」について<鼻呼吸を日本の文化に><ぺリオを流行語大賞に>の合言葉で、とても貴重なお話を頂きました。

その後すぐに場所を変え、息育から足育に!
「あいうべ体操」の後は「ひろのば体操」ということで、足の大切さ、足指を伸ばし広げると、様々な不調、疾患が治っていくお話をいただきました。
とてもキレのあるお話で説得力のあるお話に、会場の皆さんはあっという間に引きつけられて、全員がお話に釘付け!3時間、集中力が切れることなく、最期まで盛り上がった講演会で、先生と参加者が一体になっている空気感に鳥肌が立つほどでした。







とにかく今井先生はお話がうまい!
愛と、そして自信に溢れたトークは本当に魅力満載で、ほれぼれいたしました。

そして、とにかく今井先生は動く!
カメラに収めても、ぶれてる写真ばっかし(笑)





それにつられて、会場のみなさんも手や足を動かす動かす(笑)














理論的なことや、先生のクリニックで起きたミラクルな臨床をたくさんの写真でビフォーアフターで見せてくれたあとは、実際に「ひろのば体操」や「ゆびのばソックス」の効果を被験者を壇上に上げて目の前で見せてくれました。

まずは足指が開くことでしっかりと立つことができるということを小学生の男の子が逆立ちをしてその指が開いている時と指を開かずに逆立ちしてもらってじっけんしてくれました。





一目瞭然。手を開かないと逆立ちはできません!

さらに、脳梗塞で右半身がマヒして杖なしでは歩くことができない年配の女性。



足の指は右足だけぎゅっと縮こまって屈み指になっていました。



今井先生が、その場で「ひろのば体操」を丁寧にして、そして指のばソックス」を履かせてから歩いてみると、なんと最初と比べるとうんと綺麗に歩けるようになりました。指をみると、しっかり伸びています。



小学生の女の子は、靴の選び方が間違っていて、なんとすでに外反母趾になりかかっていて、巻き爪にもなって、足の指が痛いとのこと。





「ひろのば体操」を指導し、加圧に耐えられるかどうかのアームテスト、お母さんのおんぶをしてもらって、体操をする前、した後の違いを見せてくれました。
体操をする前は、引っ張られるとすぐに倒れてしまい、お母さんをおんぶなんてとんでもなかったのですが、ひろのば体操後は、引っ張られてもびくともせず、お母さんを軽々とおんぶすることができるようになりました!

さらに、両手に杖で来られていた年配の男性は、冷え症でソックスの重ね履きをされていました。それがかえって血行を悪くして、足の先の色が変わってしまっていました。爪も変形していました。



指は立派に外反母趾になっています。

ひろのば体操、ゆぼのばソックスで、楽に歩けるようになったと笑顔を取り戻しておられました。

質疑応答でもみなさんkらたくさんの声をいただきましたが、一つ一つ丁寧にお応え頂きました。
閉会後、多くの方から本当に素晴らしいセミナーだったと言っていただくことができて、今井先生の足育セミナーは大盛況、大成功に終了することができました。





足指、開いてますか~!!で、記念撮影。

今日は朝から、<りりぱっとふぁーむ@里山ゆうなうらし>にも足を運んでくださり、野菜を収穫。
寒さの中で甘みを増したルッコラやふだん草、レタスやほうれん草など、その場で召し上がってくださり、美味しい、甘いっていっぱい食べてくださいました(もちろんちぎってそのままです)。







その足で、仁尾小学校に表敬訪問&あいうべミニ講座。全校生徒の前でとっても楽しいお話をなさったそうです。
私は畑のオープンテラスの打ち合わせでご一緒できなかったのですが、夕方、院長が興奮気味に帰って来て、子どもたちがかぶりつきで話を聴いていた様子や、今井先生のお話がとても魅力的で楽しかったことを報告してくれました。

実は先週は、歯科医でもある岡崎好秀医学博士の講義があったのですが、こちらも行きたかったのですが叶わず、校長先生が作っている学校便りだけ見せていただき、うんちのお話に3年生から6年生の子どもたちが楽しそうに聞いている写真を見せていただきました。

それにしても、素敵な先生がたは、やっぱり素晴らしい学校運営をしている先生たちと繋がりますね。香川県の小学校や幼稚園、保育所にどんどん伝染していってほしいものです。

とにかく、今井先生の講演、本当にすごいです!
どこかでお話してほしいなって思う方、ぜひぜひ繋がってください。
絶対に満足度1000%ですよ!

ご来場くださいましたみなさま、夕方から夜の講座にもかかわらずご参加くださいまして、ココロから感謝申し上げます。昨日のお話をご家族や身の回りの方々にいっぱい広めてくださいね。

最期になりましたが、今井先生、本当にお世話になりました。
そして本当にありがとうございました。

また、香川県にきてください!