マクロビオティックな歯医者さんの食と暮らし                   食養塾 無何有庵の日々

無(む)と空(くう)の癒しの時間の中で、心食動息の一つ一つを共に考えていきたいマクロビオティックなスペース。

今日のつむぎランチ

2011年11月30日 18時58分21秒 | 庵主の日記
今日は、庫裏のコースだったんですが、あらかた準備が出来たので
中原先生と意見一致で、「つむぎランチ」に出かけてきました。



今日のつむぎのランチは玄米おむすび3個、南瓜饅頭、大根と人参のうま煮、焼き白ネギ、里芋の柚子味噌田楽、青菜の胡麻和え、高野豆腐のローフ、野菜とリンゴのサラダ、椎茸と玉ねぎのお味噌汁でした。(あってる~?)









デザートはリンゴのアーモンドケーキでした。写真撮るのも忘れ食べ始めちゃって、あわてて撮ったらピンボケでした(><)

「つむぎ」さんのお料理は、無何有庵の料理教室でいうと<飯のコース>ですね。

「ビルド」さんは華やかな<羹のコース>かな?
ビルドさんの牛蒡は10時間くらい火にかけてお口の中でとろけるような味を作り上げます。
華やかなその奥に、マクロビオティックの基礎がしっかり息づいています。

中原先生とそんなことを話しながら帰りました。
<飯のコース>のお料理は、基本をしっかり踏まえていますので、毎日食べてもカラダに美味しいお食事です。つむぎさんのオーナー荻田さん(元無何有庵料理教室講師)の思いが伝わるお料理です。
お病気治しの方も、毎日頂ける、そんな優しさがうれしいです。

新しくOPENした「こにこ」さんはまた違う雰囲気をもっておられますが、こちらも陰陽バランスや甘みについてのポリシーがしっかりしておられます。

どのカフェも、個性豊か!
香川のマクロビカフェが楽しくなってきました。
王道を行きながら、表現力が豊かです。

そんなことを思いながらのランチでした。
みんな、がんばってくれてありがとうございます。





































黒豆の味噌を仕込みましたよ。

2011年11月30日 17時29分28秒 | 伝統食をつくろう 庫裏(くり)のコース
今日は初冬の風物詩、味噌の仕込みを行いました。
無何有庵の<庫裏のコース>の味噌作りはいろいろな麹を使って作りますが、今回は黒豆のお味噌です。

麹がたっぷり入った少し甘めの味噌です。

昨夜から浸水していた黒豆は、三木町の立石農園産の有機無農薬の大粒の黒豆を使いました。
丹波の黒豆もびっくりな美味しさで、県外からも引き合いがあるほどの人気のお豆です。
(松見歯科診療所、待合室マルシェでも販売していますよ。)

朝から3時間以上の時間をかけてゆっくりと煮ていきます。



親指と小指で軽くつまんでつぶれるくらいになるまでやわらかく煮詰めて行きます。

煮汁と豆を分けて、熱い豆をミンチ機にかけてつぶしていきます。

その間に麹と塩を混ぜ合わして「塩切り麹」を作っておきます。

麹は、いつものマルカワ味噌さんの天然麹を使いました。
マルカワ味噌さんもどんどん進化していて、10年前では、同じ天然麹でもお米は有機とまではいかなかったし、当然白米に麹菌を付けたものでしたが、いまや、当たり前に有機無農薬の玄米麹です。
もちろん天然麹なので、蔵に住み着いた麹菌で作ったもので、培養麹を使ったものとは格段の差で美味しさが違います。







今回、我が家用の味噌には、自然栽培玄米麹を使ってみました。あの奇跡のリンゴの木村さんが指導される木村式農法で作った玄米を使用した麹です。
どんな味になるか楽しみです。

塩は500g1760円もする「イキな塩」を使いました。原材料は塩の結晶の一番セルであるフルールドセルと深層海塩や天然岩塩を使用し、海、山の陰陽のバランスを整えたものを、天然エネルギー変性加工という特殊なエネルギー処理を施した気の高いものです。



これらの材料と黒豆の煮汁を加えて、美味しい味噌玉を作ります。

黒豆の煮汁は、本当に甘くて美味しいものです。
のどの痛みを押さえる効果や、血圧を下げる効果、血液をサラサラにしたり、ダイエット効果もあります。
VB1も豊富で疲労回復にも役立ちますよ。



お味噌作りは、一人で作るより、何人かで作った方が楽にできますよ。ワイワイお話しながら、楽しく仕込んでみてください。とっても簡単で、しかも美味しい手前味噌ができますので、冬の庫裏仕事としてお勧めです。ぜひ、日本の伝統を受け継いで、また次の世代に伝えていってほしいと思います。

2時間ほどで完成。容器に仕込んでお持ち帰りとなりました。

今回はついでに、さつま芋を使って干し芋を作る実習もいたしました。
天気のいい日に一度トライしてみてくださいね。
自然のおやつは、ココロとカラダと歯にやさしいですよ。

次回の庫裏のコースは年越し蕎麦を作りますよ。

<12月の庫裏のコース>

年越し蕎麦を作ろう♪

日 時 12月28日(水)10:00~13:00  
      
参加費 3,000円

*蕎麦がきも作ります。





お申し込みは松見歯科診療所 087-881-2323 メディカルコンシェルジュ宮本まで。



































紅葉を見にいきました。

2011年11月29日 17時46分38秒 | 庵主の日記
21日の月曜日は休診日だったので、紅葉を見に行きました。

東京からの友人とうどんツアーの後、まずは五色台の根来寺に。

今一つな紅葉でしたが、それでも赤く染まるもみじは可愛らしく、そして華やかでした。













空港に友人を送って行った帰りに少し足を延ばして、徳島まで行きました。

土々呂の滝ってご存知ですか?

久しぶりにきれいな滝を観ました。





















滝の下から滝つぼを横切り、滝の上まで遊歩道がついていますので、存分に滝を観ることができます。
上にはお寺があります。

滝の周りはマイナスイオンがたっぷりです。
少しリフレッシュしたいとき、いいかもですね。

夏だったら、滝つぼで泳げそうでしたよ。

もうそろそろ、紅葉も終わりでしょうか?
まだな方は、土々呂の滝はお勧めです。道すがら紅葉も楽しめますよ。


































お宝市のうそば???

2011年11月29日 13時39分46秒 | 庵主の日記
この前の20日に、観音寺のお宝市に行きました。
そこで、頂いたのが「うそば」


「うそば」?





はい、これが「うそば」です。





うどんとそばで「うそば」

「うそや~ん」ってつっこみたくなるけど、
正真正銘のうどんとそばでした。


ま、それぞれの通の方には信じがたい組み合わせかもしれませんが、
ちょっと得した気分になるのは、
わたしが、ただのおばちゃんだから?

でも、なんだかかわいいでしょ?


これを作った人に会ってみたいでしょ?

毎週、日曜日に開催の、観音寺のお宝市にいけば、会えるよ~。































平戸で和菓子の教室を開催しました。

2011年11月29日 13時07分03秒 | マクロビオティックスイーツ 茶菓(ちゃか)
早いですね~。
世間ではもうクリスマスツリーが飾られる季節になりました。
クリスマスイベントもいろいろ目白押しですね。

先週の土曜日に平戸の柿本和子先生のお教室で、和菓子のクラスを担当させていただきました。
季節的に和菓子でクリスマスがテーマ。














植物性の自然素材だけで作っています。
甘みは玄米甘酒と米飴です。
アウェイの出張教室は、ホームで作るのとは少し勝手が違いますので、なかなか緊張な時間です。
品数が多かったので少し時間がかかりましたが、皆さん、初めての創作和菓子もなかなかかわいらしく作られました。全ての方がマクロをされているわけではないのと、九州という温かい土地柄、甘いものが大好きな方が多くて、私のレシピでは少し物足りないのかもしれませんが、甘みは好みで調整してくださいね。



ちいさなランチは、玄米ごはんのスノーマンと、焼き大根餅に特製和風BBQソースをかけました。

さて、無何有庵でも、12月のクリスマスのクラスを企画しました。
クリスマスプレゼントに喜ばれる内容ですよ。
是非、お集まりくださいませ。



<第1弾!>

クリスマスブレッド<パネトーネ>
      




プチクリスマスブレッド<リース><ツリー><スノーマン>








日 時 12月1日(木)10:00~15:00
受講料 4,500円


*ちいさな玄米ランチ付(クリスマス仕立て)


<第2弾!!>

クリスマスの<夢見るマクロビオティック和菓子>教室



ブッシュドノエル



クリスマスツリー



クリスマスリース



スノーボール



スノーマン

日 時 12月8日(木)10:00~15:00

受講料 4,500円


*ちいさな玄米ランチ付(クリスマス仕立て)

もちろん、両講座とも、全てシュガーフリーです。
甜菜糖やメープルシロップやアガベも使いません。
甘みは、玄米甘酒、米飴、ドライフルーツです。
乳製品、たまごも使っていません。
着色は、自然素材を使います。

お申し込みは、松見歯科診療所 087-881-2323 メディカルコンシェルジュ宮本まで。
まだ、若干お席に空きがありますので、お気軽にお問い合わせくださいませ。































四季のJ.YAKUZEN 第11回 開催しました。

2011年11月28日 21時15分41秒 | マクロビオティック薬膳<神草の慧古>
今年から始めた、薬膳教室第2弾。
薬膳茶を頂きながら、中医学の基礎を習って頂くコースです。
<神草の稽古>という無何有庵の講座のカテゴリーは、中医学・薬膳のエッセンスをマクロビオティック的に解説しながら、食材の持つ薬効や特徴、その活かし方を知っていただくのが目的ですが、薬膳茶というシンプルな形で活用できるのがいいなと思っております。

薬膳料理となると、少しハードルが高くなりますものね。

11月は第11回目。
早くも10回を越えました。

今回は、冬の薬膳を意識して、カラダが温まるお茶にしました。
生姜を使ったりしますが、マクロビオティックでは生姜は陰性。カラダを冷やすと習われたと思います。
でも、中医学(薬膳)では、生姜は温性。カラダを温めるものと位置づけています。
マクロビオティック、中医学をちゃんと学ぶとその違いとその同意性が見えてきます。

マクロビオティックでは、生姜をたくさん摂ると、その陰性の拡張する力によって毛穴を広げ、体温を逃すため、温かくなるが何れは寒くなりカラダが冷えるという論理です。

また、中医学では温性でカラダを温めるがたくさんとってはいけないと教えます。

つまり、結果は同じ。

少量を上手に摂ることが大切だというわけです。

このところ、生姜流行りで生姜紅茶がとってもブームですが、摂り過ぎは帰って逆効果になることを知っておいてくださいね。

マクロビオティックと中医学では陰陽が逆だったりするわけですが、ちゃんと考えると、同じことを言っています。表現の視点がちがうだけなのです。

今回の授業の内容は

●ウエルカムティ<肉桂紅茶>
●初冬の薬膳茶実習<紫蘇茶>
●薬膳プラス<胡桃パン>


<理論> 
■季節の薬膳
 ●夏について

でした。次回、今期最終回となりますので、季節の薬膳については「秋・冬」を学んで頂きます。





乾燥紫蘇



生姜



黒糖



紅茶



シナモンパウダー

 



薬膳プラスは胡桃パン



ウエルカムティーの肉桂紅茶





紫蘇茶

次回は12月16日(金)です。
そのあと、女子会寝袋パーティです。
ご参加の方はお知らせくださいね~。



































素敵なマクロビカフェが、またまたOPENしましたよ。

2011年11月28日 16時53分11秒 | 庵主の日記
ブログに早くアップしなきゃと思いながら、仕事が山積していてアップアップな状態で
すっかりご報告が遅くなってしまいました。

高松の三木町でマクロビの料理教室&自宅カフェを月いちくらいで開催されてきた<玄季旬菜食堂 こにこ>さんが、自宅の駐車場にカフェスペース新築されて、本格的に活動を始めましたよ~。

11月25日、大安の新月の日にOPENされました。

私は、この日から九州に出張することになっていましたのでOPENには行けなかったのですが、プレOPENにご招待頂き、いそいそと行って参りましたよ。

とっても可愛い素敵なスペースで、お料理も本当にココロがこもった美味しいものでした。

まず、お店の雰囲気はこんな感じです。


















お店の裏には神社の鳥居さんがありますよ。




私が頂いたお料理は、週替わりのランチプレートで、デザート、ドリンク付きで1,000円です。







































そして、この方が「こにこ」のオーナーの猪熊恵子さんです。



このお花は、単身赴任されているご主人からプレオープンのお祝いに届いたお花です。



ランチは一日限定15食です。
朝は9時からモーニングもされています。
使う素材はすべてオーガニックで、お野菜は自家菜園のものもたくさん使用されている安心なものです。
糖類は、玄米甘酒と米飴のみです。
アニマルフリー、ケミカルフリーのココロとカラダに優しいお料理ですよ。
是非、お問い合わせいただいてお運びください。

香川に、マクロビオティックのお料理を楽しんでくださる方が増えてきて、本当にうれしいですね。


とっても素敵なお店でした。
遊びに行ってね~。





























ちょいワルオヤジのいい話

2011年11月28日 15時13分33秒 | 庵主の日記
九州平戸から帰ってまいりました。
またまた、ブログ更新が滞ってましたが、元気に生きています。

九州からの帰りの新幹線さくらの中でのおはなし。

私が座っていた座席の通路をはさんで反対側で、リクライニングして膝を組んでビジネス本を読んでいるちょっと派手目なおじさまの横に、広島からかなり美人の若い女性が座りました。
仕事の書類を出して目を通しだしたその女性に、すかさず声をかけたちょいワルオヤジさん。
あ゛~、ほらほら、ナンパしてるやん!って感じでしたが、
この女性、資○堂の社員だそうで、おっちゃんの話に相槌を始め、なんだか話が弾んでいるじゃないですか!
だめ~、そんな簡単に知らないおじさんとやりとりちゃ(><)

な~んて、聞くとも聞かないともなく、やり過ごしていたのですが、
ちらりと聞こえてきた会話が、なかなかいい話なんです。

かいつまんで書くと、

おっちゃん曰く:
「あのね、新幹線に乗っているひとにどちらまで?って聞いて、わからないって答えられたらどう思う?
おかしいって思うよね。
ぼくたちは人生っていう乗り物に乗っているのと一緒なんだよ。
だけど、最近の若いものに人生のゴール、目的を聞くと、いとも簡単にわからないって皆が答えるだろ?
おかしいよ。
人生と言う乗り物に乗った以上はどんなことでもいいから目的を持たなくちゃね。
行き先がわからないで新幹線には乗れないでしょ。
目的がないと人生を進めていくなんてできやしない。方向もわからないんだから、一歩前にでることさえできないでしょ。
簡単にわからないと答えてすませてはダメなんだよ。」


はは~、ごもっともです(笑)
ちょいワルオヤジでもいいこと言うね~。

そのあと、どうなったかは知りませんが、一足お先に岡山で下車しました。

息子の卓志がこの話を聞いたとしたら、どう感じるのでしょうか。
今、一人立ち中で、暗中模索な毎日のようです。
これを乗り越えると、人生がスルスルとほどけていくのかもしれませんね。
母は見守るだけです。
































マクロビオティック料理教室<飯のコース(基礎)>第11回開催いたしました。

2011年11月17日 17時42分48秒 | マクロビオティック料理基礎 飯(はん)
先週の土曜日は飯のコースでした。
春夏クラス最終実習の日で、半年間の学びの集大成を復習いたしました。

マクロビオティックに基づいた料理は、調整する判断力が大切になります。
それは、一年の中でも春夏秋冬があり、一日の中でも朝、昼、夜とトキは移り変わります。人生も誕生から最期まで、年齢という変化があります。男と女という性別もありますし、東西南北、海抜高度というトコロの違いもあります。肉体的生産(活動)と知能的生産(活動)という仕事やライフスタイルの違いもあります。田舎暮らし、都会暮らし。活動時間の違いもあります。そして、健康か不健康あるいは病気という違いも出てきます。

そんな様々な場面に対応する能力を身につけることができるのが、マクロビオティックならではのロジックです。

残念なのは、ここ十年でマクロビオティックもうんと知名度が上がってきましたが、実践者の中に調整ができないまま偏ってされている方が結構いらっしゃること、特に病気治しから入られた方に多いかもしれません。また、浅い知識のまま指導者として料理教室などを開かれていたり、料理テクニックだけで理論が疎かになっていたりと、まだまだ未熟さを否めません。

マクロビオティック批判をされる有識者の方の最大の突っ込みどころですね(笑)

最近マクロビオティックは危険だと著書に書かれる方も多いように思います。
玄米食批判であったり、動物性を取らないことへの疑問であったり、砂糖だって必要なんだとまで書かれる方がいらっしゃいます。

もっとマクロビオティックを深く知っていただければそんな批判はないのかもしれませんが、マクロビオティック実践者自体が右往左往していたり、偏った考え方をされていると、そうなるのかもしれませんね。

でもね、マクロビオティックを学ぶ過程では、迷いもするし、一度はかなり偏る時期もあるものです。
そこを通り過ぎると、本当に自分にも他人にも楽なマクロビオティックになるんですけどね。

無何有庵でのマクロビオティック料理教室<飯のコース(基礎クラス)>は私自身の失敗や経験を踏まえて、出来るだけ迷わないように、そして、他人に対して批判的になったり、批判されてしまったりしないようなバランスのいいマクロビオティックの実践ができるよう、理論、料理実習、台所でできるお手当をご指導しています。最終回の料理実習では、基本食の調整を中心に、そしてバリエーションを楽しめるような内容をいたしました。









サムライひじき蓮根を使った玄米混ぜご飯のコロッケ。旬の洋ナシの形にいたしました。
砂糖フリーのオーガニックケチャップを添えました。



こちらもサムライきんぴら牛蒡のパスタです。



付け合わせにはミニ青梗菜とミニキャロット(まんがら農園産)。人参の葉っぱは刻んでジェノベーゼにして添えました。まんがら農園さんのお野菜は自然農法で丹精込めてつくってくださっているので、本当においしいですよ。



また、赤カブと紅芯大根のお漬物を彩りに添えました。塩と梅酢を使うことで和の食材もこんなに色鮮やかになります。



今回は、黒体のぢわもん鍋で炊いた玄米ご飯をセルクルで抜きました。圧力鍋やステンレスでは出ない香ばしさがとっても美味しかったです。



作りそびれていた梅牛蒡をトッピングしました。牛蒡も夏場よりうんと美味しくなってきましたね。梅は40年物の逸品です。



付け合わせに、乙女ひじき蓮根と和えたレタスのサラダです。



こちらは乙女きんぴら牛蒡で作ったプリンです。



お手当に、熱さましや利尿を促す第一大根湯と第二大根湯を作ったのですが(写真撮り忘れました)、その残りのおろした大根を使ってスープを作りました。







基本食のきんぴら牛蒡とひじき蓮根を陰陽の調整を考えて<サムライバージョン(陽)>と<乙女バージョン(陰)>で作りました。どちらが陰陽なのかわかりますか?


次回はいよいよ卒業制作です。
みなさん、基本食の枠をどのように守ったり取り外したりして作られるか楽しみです。
がんばってくださいね。
























































マクロビオティック料理教室<羹のコース(応用)>第16期開催します。

2011年11月14日 14時42分15秒 | マクロビオティック料理応用 羹(こう)
『羹(こう)』とは、道元禅師が書き記した<典座教訓(てんぞきょうくん)>の中にその意があらわされておりますが、「おかず」という意味です。

「おかず」といっても、決して奇を衒ったご馳走ということではありません。
季節の中で陰陽のバランスをとりながら、召し上がる方がココロからホッとし、活力とならなくてはなりません。

道元禅師は「食べる人の事だけを思って料理を作ることに専念することが、典座(料理を作る修行僧)の仕事(修行)」となることを説いています。
そして、とても高い位を授けました。

台所に立つ人が、それが自分のためだけであっても、食をおろそかにしない姿勢は
食事を作るということが全て心身の成長となり、自分を高めていくことになります。
それが、この世においての役目を全うすることにもなるということです。

<羹のコース>は、おかずのバリエーションを広げる目的もありますが、
コースの名前は、典座のココロをウツシ、伝えていきたいとの思いからつけられたものです。

かといって、精神修行を目的にするというわけではありませんよ(笑)

内容はマクロビオティックをさらに楽しく広げていけるように、お料理のレパートリーをしっかりと学んでいただける特別カリキュラムです。
肉魚、卵、乳製品、砂糖などから解放されるマクロビオティックのお料理は、厳選された素材のみを使用しますので、その中からお料理を創造するのはとてもクリエイティブでエキセントリックです。世界のセレブたちを虜にするのが良くわかります。
ワクワクしながら美味しさと健康を生み出していくマクロビオティックのお料理の数々を体験していただきます。
これから、仕事に活かしたい方も、マクロビオティックの可能性にきっと胸を躍らせることでしょう。

毎回10品~20品におよぶメニューの数々。カテゴリー別に深く掘り下げていきます。




羹のコースの様子やお料理の内容はこちらをご参照ください。




羹(こう)のコース(2012年第16期)応用 毎月第1土曜日(第1でない場合もありますのでご注意ください) 10:00~16:00




■第1回  1月 7日(土)       
玄米をマクロビオティックする。        

主食からデザートまで、全て玄米を使って料理します。
玄米完全使いこなし術をマスターします。                                                  

■第2回  2月 4日(土)        
出汁、スープをマクロビオティックする。     

和洋中の出しの作り方、植物性出汁のいろいろを使って様々なお料理を作ります。


■第3回  3月 3日(土)       
野菜をマクロビオティックする。    

葉物、根菜、果菜を使って、煮る、蒸す、揚げるなどの調理法を完全マスターします。


■第4回  4月 7日(土)                
雑穀をマクロビオティックする。      

雑穀を使った主食、さまざまなおかずを作り、お料理のレパートリーを広げます。
                                           
                
■第5回  5月 12日(第2土)        
フェイクフィッシュをマクロビオティックする。

植物性の食材で魚介類の雰囲気を楽しく創作いたします。      


■第6回  6月 2日(土) 
フェイクミートをマクロビオティック。        

ベジタブルな材料で肉風料理を創作いたします。
 

■第7回  7月 7日(土)
乾物をマクロビオティックする。

海藻、きのこ、麩、高野豆腐、切り干し大根などを使った様々なメニューを実習いたします。


■第8回  8月 4日(土)
豆類をマクロビオティックする。

様々な豆を使い、豆料理の達人になります。


■第9回  9月 1日(土)
ソース、ドレッシング、たれをマクロビオティックする。

様々な雑穀を自由自在に使ってバリエーションやアレンジ力のつく品々。


■第10回 10月 6日(土)
和のスイーツをマクロビオティックする。

和風スイーツの基礎を集中講座いたします。


■第11回 11月10日(第2土)
洋のスイーツをマクロビオティックする。

洋風スイーツの基礎を集中講座いたします。


第12回 12月 1日(土)

卒業制作、パーティ。






 12月22日(土)

卒業生のマクロビオティックランチカフェ<ゆるりまんま>OPEN





<ご参加に当って>

このコースは、マクロビオティック料理の経験のある方を対象としています(未経験の方は、飯のコースの第1~3回、理のコースを受講なさってください。陰陽テキストブックは2,500円でお分けいたします)。

マクロビオティック料理の基本を踏まえ、毎回10品~20品ほどを実習。

主食からデザートまでしっかり学べる上級~師範、料理講師レベルのレシピをご指導します。
通常の料理教室ですと4品程度のメニューですが、当講座は品数が多くなりますので終了時間が遅くなるときもございます。余裕を持ってご参加くださいませ。

受講料は、品数からするとかなりリーズナブルな設定にいたしております。

全12回・1年、歯科診療を受診される方は72,000円/1回6,000円、受診されない方は84,000円/1回7,000円となります。)単発での受講も受け付けています(1回8,000円)。税別。開始10分前に集合してください。できるだけ歯科受診の上の受講を頂き、総合的な健康管理をお薦め致します。

補講につきましては、次回の同カリキュラムのご参加のみお受けできます。


今期からは、材料費の都合で受講料の改定もいたしましたので、ご了承願います。
羹のコースのカリキュラムに連動した、お手当講座も別途開催いたします。
併せての受講を御薦めいたします。


お申し込みは松見歯科診療所 087-881-2323 メディカルコンシェルジュ 宮本まで。
受講料のご入金を持ちまして受付完了とさせていただきますのでよろしくお願い申し上げます。
分割でのお支払いにつきましては、2回(36,000円×2回)もしくは3回(24,000円×3回)も可能です。2月、もしくは3月までにお支払いを済ませて頂くようになります。











































飯のコース、丸亀でも始まります。

2011年11月14日 14時15分27秒 | マクロビオティック料理基礎 飯(はん)
無何有庵で開催してまいりましたマクロビオティック料理教室に姉妹校ができますよ。
香川でも西の方から来てくださっていた方には、本当に遠路で申し訳ないと思ってきましたが、
無何有庵の専属講師を務めていただいています中原先生の丸亀のパン工房<natural class te-ma>でも開催することになりました。中原先生の主催講座です。

こちらは、半年12回コースではなく1年12回コースとなります。

<講座概要>

マクロビオティックのベーシックな食事スタイルのご指導と、季節、時間、性別、年齢、体質、体調などに合わせた食事の調整法、マクロビオティックの考え方や哲学を自然科学(宇宙、進化、生命、人体、物理、宗教、哲学などなど)の領域から捉え、判断力を高めていくためのアプローチをさせていただきます。

基礎だからこそ、深く充実した内容です。
料理実習+お手当実習+理論講座から成ります。

このコースは、基本的にはマクロビオティック料理初めての方を対象としています。
玄米ごはんの炊き方からマクロビオティック理論、陰陽の話、食事の調整法、お手当て実習など即実践できるようにご指導致します。

また、基本をしっかりと学びなおしたい方にもお薦めの講座です。前期、後期と食材、メニューの違いもありますので再度受講される方、理論のみの受講も受付いたします。


■全12回・1年。
■受講料 48,000円(4,000円/1回あたり。)
■単発での受講も受け付けています(1回4,800円)。
■陰陽がわかりやすいテキストブックは2,500円で別売となります。
(全ての料金は税別の金額です)


スタート時間に遅れないように、10分前には集合願います。
レギュラーの方は、松見歯科診療所 理のコースを必須で受講(受講料735円)願います。
主食の話、玄米の話、パンについて、砂糖の害などのお話で、授業では網羅出来ない内容ですので是非受講なさってください。
全回、理のコース受講修了者には、修了証書を授与いたします。


飯(はん)のコース 第1期  

金曜日 10:00~

■第1回 1月31日(火)
      <料理>玄米の炊き方(圧力、炊飯器)・・・玄米と健康について(好転反応など)
          きんぴら牛蒡(季節の調整)
          ごま塩 (季節の調整)
          厚揚げとふのりの味噌汁(豆味噌)

      <手当>《三年番茶の煎じ方・お手当て》

      <理論>マクロビオティックとは<陰陽について・・・宇宙の法則>

■第2回 2月21日(火)

      <料理>黒豆と小豆の豆ご飯
          ひじき蓮根 (季節の調整)    
          油揚げと青菜の味噌汁(米味噌)

      <手当>《梅醤番茶》

   <理論>マクロビオティック食事法<進化と食べ物>      

■第3回 3月27日(火)

      <料理>茶飯(圧力鍋)
          黒胡麻豆腐
          切干大根と高野豆腐の焚いたん
          玄米団子スープ(麦味噌)

      <手当>《蓮根湯》

      <理論>マクロビオティック観<身体と心の構造と機能(感受性について)>    

■第4回 4月17日(火)font>

      <料理>三色丼(圧力鍋)
          梅牛蒡          
          葛きりと無水煮温野菜の和え物
          人参の花びら菓子

      <手当>《玉ねぎの皮のスープ》

      <理論>マクロビオティックと暮らし<太陽と地球と月・・・気候風土>
                            
■第5回 5月15日(火)

      <料理>夏のちらし寿司                  
          夏の酢の物
          茶山椒                      
          玄米粉のプリン

      <手当>《生姜油》

      <理論>マクロビオティック食事法の調整<太極図と五行>

■第6回  6月19日(火)

      <料理>ひじきの混ぜご飯(炊飯器)  
          飛竜頭
          蓮根の棒煮
          玄米あられ

      <手当>《青菜パスター》

      <理論>マクロビオティック栄養学<献立の立て方>


■第7回  7月17日(火)

      <料理>米精進カレー           
          夏野菜のラタトゥイユ
          オニオンスープ


      <手当>《豆腐パスター》

      <理論>マクロビオティックと家族1<子どもの食事、子どもの成長>

■第8回  8月21日(火)

      <料理>変わり稲荷寿司(低圧炊飯)
          梅酢の巻き寿司
          葛餅

      <手当>《椎茸スープ》

      <理論>マクロビオティックと家族2<大人の食事、生活習慣の改善>

■第9回  9月18日(火)

      <料理>玄米五平餅
          きんぴら牛蒡の揚げ春巻き
          温野菜のサラダ
          茶巾しぼり
       
      <食養料理>《小豆かぼちゃ》

      <理論>マクロビオティック医学<望診法>

■第10回 10月16日(火)

      <料理>南瓜入り小豆粥(ありがとう)                                   昆布と干し椎茸の佃煮
          玄米団子汁
          一口お萩

      <手当>《第一大根湯》《第二大根湯》

      <理論>マクロビオティック気学<精神の開発法>

■第11回 11月20日(火)

      <料理>基本食と基本の調理の復習
          きんぴら牛蒡、ひじき蓮根(乙女:サムライ)

      <理論>マクロビオティック総論

■第12回 12月18日(火)

       卒業制作
       審査
       卒業パーティ&卒業式


<講 師>

料 理 担 当  中原 亜 智

理 論 担 当  松見 千奈美


お申し込みは、香川県丸亀市飯山町東小川482-1 natural class te-ma TEL:0877-98-7221 中原まで。


































ミツバチの羽音と地球の回転

2011年11月14日 11時50分42秒 | 庵主の日記





昨日は、徳島の山川町で映画「ミツバチの羽音と地球の回転」が上映され、主人と友人と共に行って参りました。石巻にご一緒したダッシュのメンバーが主催をされてお誘いを頂いたお陰で、仕事で見逃していた映画でしたので、やっと観ることが出来ました。

映画は「ヒバクシャ-世界の終わりに」、「六ヶ所村ラプソディ」を作られた鎌仲ひとみ監督の第3弾ともいえるもので、内容は、1982年に持ち上がった中国電力の原発建設予定地となった山口県上関町田ノ浦の対岸に浮かぶ「祝島」の島民が、千年も昔から自然と共にある暮らしを未来の世代に豊かな海を残すために28年も原発反対運動をし続けているドキュメントと、スウェーデンの過疎地で、脱石油、脱原発を国民投票で決め、着実にエネルギーを自然エネルギーにシフトして持続可能な社会作りが進んでいる様子を同時進行で捉えた映画です。

生物多様性のホットスポットがある、世界でも希少の環境を持つ祝島の海は、上関原発の建設とともに大きく様変わりしようとしています。
福島の原発事故を持ってもさらに原発を建設、あるいは稼働させることを望むのは、一部の利益を求める輩だけであることを国民は知っているはずなのにそれを止めることができないのが、なんとも悔しい現実です。
草の根ではありますが、多くの方がこの映画を見て、もっと行動に移してほしいと思います。どんなに小さなことでも、できることがあるはずです。

◎上関原発計画をめぐる経緯

1982.6    上関原発建設計画浮上

1983.4.24 上関町長選挙で推進派の片山秀行氏が初当選(その後5期20年、町長を務める)

1985.5 中国電力が、四代田ノ浦を「原発立地の適地」と上関町に報告

1988.9 上関町より中国電力に原発誘致を正式に申し入れ

1994.12 中国電力が立地環境調査を開始 (~1996.2)

1996.11 中国電力が、上関町に原発立地の申し入れ

1998.9 中国電力が、原発予定地の用地買収を始める

1999.4 中国電力が、環境リポートを提出(この調査書のずさんさが指摘され、山口県、県技術審査会、環境庁、通産省などから追加調査を要請され、2年2ヵ月後の2001年6月再提出、同7月国が承認)

2000.4.26 第107号共同漁業権管理委員会が、関係8漁協で中国電力と漁業補償契約締結、祝島漁協は提訴

2000.5.15 中国電力が、漁業補償金総額125億5千万円の半額を支払うが、祝島漁協は受取拒否し供託

2000.6.13 祝島漁協が漁業補償契約をめぐって、補償契約を結んだ中国電力と第107号共同漁業権管理委員会、四代漁協、上関漁協を相手取って提訴

2000.10.31 通産省が上関町で第1回公開ヒアリングを開催

2000.12.10 上関原発予定地にある神社の宮司が、県神社庁と話し合いを行い、初めて正式に神社地売却を拒否

2001.1.29 中国電力が国に提出した環境影響評価準備書の追加調査中間報告を県が了承

2001.4.23 経済産業省より、突如山口県知事に上関原発についての意見照会、二井県知事は6項目21分野の条件付で同意

2001.5.16 上関原発が、総合資源エネルギー調査会電源開発分科会で了承(6月11日官報に掲載)

2001.6.15 中国電力が環境リポートを再提出

2001.7.6 経済産業省の環境顧問審査会は、原子力部会で、中国電力の上関原子力発電所建設計画の環境影響評価書を承認

2003.3 神社本庁が四代正八幡宮の林春彦宮司を解任

2004.10 新任の宮成宮司と役員会が、四代正八幡宮の神社地を中国電力に売却

2005.4 中国電力が、予定地詳細調査を開始(2年間の予定が2009年1月まで続いた)

2008.3.27 中国電力、上関原発の7度目となる着工延期を発表

2008.4.14 共有地裁判で、最高裁が二審を支持し住民側の上告を棄却

2008.6.17 中国電力が、山口県に原発建設予定地の埋め立て許可を申請

2008.8.25 中国電力が、山口県に林地開発許可と保安林の指定解除を申請

2008.10.20 祝島の漁業者74人が山口県に対して埋め立て許可を出さないように提訴

2008.10.22 山口県が中国電力に公有水面埋め立て免許を交付

2008.11.4 業補償契約訴訟で反対派の祝島漁業者側の敗訴確定

2008.11.12 山口県が政府要望で上関原発関連を初めて盛り込む

2008.11.13 中国電力の調査により、上関原発予定地近くの海底で新たな断層を発見

2008.11.20 祝島漁民、原発の補償金約5億円の受け取りを拒否

2008.12.2 祝島漁民による埋め立て取消訴訟の初弁論

2008.12.2 「長島の自然を守る会」が、上関原発予定地周辺に生息する動植物6種と、同会会員、祝島島民、周辺住民111人が原告となり「自然の権利」訴訟を起こす

2008.12.11 上関原発予定地内の神社地訴訟の控訴審始まる

2008.12.12 7つの市民団体が上関原発計画撤回を求め中国電力に申し入れ

2008.12.24 山口県が上関原発予定地の林地開発を許可

2008.12.24 中国電力、断層の影響で詳細調査を1月まで延長

2009.1.26 田ノ浦遺跡の再調査を開始

2009.1.26 中国電力は上関原発に係る詳細調査が終了したことを発表

2009.3.9 中国電力は、3月中の原子炉設置許可申請は厳しく、6月までは埋め立て工事に着手しないことを発表

2009.3.17 中国電力は、県に上関原発予定地の保安林作業許可を申請

2009.3.27 虚偽の宮司退職願訴訟において 、山口地裁は原告の請求を棄却

2009.3.27 中国電力が、上関原発2号機の着工と運転開始を2年ずつ遅らせることを発表 (2号機に関しては5度目の延期)

2009.4.6 県が、中国電力に対して上関原発予定地の保安林作業を許可

2009.4.8 中国電力は、上関原発予定地の敷地造成工事に着手

2009.4.22 「上関原発中止を求める署名」5団体の呼び掛けにより100万人をめざして開始

2009.4.23 「神社地訴訟」の控訴、結審

2009.5.18 原発建設予定地への反対派の監視小屋(団結小屋)建設の禁止を求め、中国電力が反対派住民を提訴

2009.6.16 活断層の追加調査のため、中国電力は、埋め立て着工を7月から2ヵ月延期することを発表

2009.6.25 「神社地訴訟」広島高裁にて入会権(いりあいけん)の審理差し戻し

2009.6 原発建設予定地・田ノ浦の山林伐採を本格的に開始

2009.7 「神社地訴訟」で、反対派住民側、中国電力側双方が最高裁に上告受理申し立て

2009.8.19 「自然の権利訴訟」の初公判で、県は、これを棄却<平成20年(行ウ)20号 公有水面埋立免許処分差止請求事件>

2009.9.3 中国電力が、「原発の影響は少ない」と、カンムリウミスズメの生息調査結果を発表

2009.9.10 中国電力が、埋め立て工事に着手しようとするが、埋め立て区域を示すためのブイ9基を仮置きしている平生町・田名埠頭で反対派の阻止活動により、工事台船は接岸できず、着手ならず (9月10日以降、い
まだ阻止活動は続行中)

2009.10.2 「上関原発中止を求める署名」612,613筆を国へ提出

2009.10.7 中国電力が、田名埠頭に仮置きしている9基のブイではなく、島根原発から運んだ2基のブイを原発建設予定地の海に設置「埋め立て工事開始」を発表し、県がこれを受理

2009.10.16 中国電力が、田名埠頭での阻止活動を行った反対派39人に対し、山口地裁岩国支所に仮処分申請を10月9日提出していたことを発表

2009.10.29 中国電力が、台船7隻を使い、残りの7基のブイを原発建設予定地・田ノ浦海域に一気に設置 (設置作業は、夜明け前から行われたにもかかわらず、中国電力は「夜明けと同時に作業を始めた」との偽りの記者会見をした)

2009.11.4 中国電力が、田ノ浦にて埋め立て作業を開始

2009.11.8 田ノ浦での阻止活動中、今回の阻止行動において、初めて負傷者が出た

2009.12.6 田ノ浦から中国電力の工事台船が撤退

2009.12.9 上関原発・炉心建設予定地の250m先に監視小屋が完成し、監視小屋と祝島とでお祝の餅まきが行われた

2009.12.15 中国電力は、反対派による妨害で敷地造成工事が遅れて損害が 出たとして祝島の住民2人とシーカヤッカー2人を相手取って約4800万円の損害賠償を求める訴訟を山口地裁岩国支部に起こした

2009.12.18 中国電力は、上関原発建設計画において、原子力発電所1号機の原子炉設置許可申請を経済産業省に提出

2009.12.18 中国電力は、上関原発建設計画において、原子力発電所1号機は2012年6月着工、2018年3月の運転開始と2年の延期、原子力発電所2号機の計画も、2017年度着工、2022年度に運転開始と2年の延期と、1994年以降8回目となる延期を経済産業省に届け出た

2010.1.18 反対派による抗議活動の禁止を求める中国電力の仮処分申請について、山口地裁岩国支部は、中国電力の主張を認め、海の埋め立て工事が完了するまで妨害行為を禁止する決定をした

2010.2.14 中国電力の上関原子力発電所建設計画を最大の争点とした上関町議選(定数12)は、2月14日に投開票され、1982年の原発計画浮上後7回目の町議選では、推進派が9名、反対派が3名、選出された

2010.3.16 中国電力株式会社上関原子力発電所原子炉設置許可申請に係る意見聴取会AB合同グループ第1回(原子力発電安全審査課)が、東京・霞が関 経済産業省別館10Fにて開催

2010.3.23~25 中国電力は、原子炉設置許可申請に関する説明会を祝島で開こうとしたが、住民の抗議活動、3日連続の阻止活動により島に上陸できず

2010.4.15~16 中国電力は、15日140人、16日120人体制で社員や警備員、作業員を建設予定地の海岸に動員して仮桟橋を囲む安全柵の設置を試みたが、反対活動をする約70人が現地で抗議を続け、取り付けは阻止された

2010.4.28 中国電力は、原子炉設置許可申請に関する島内説明会開催を島外の同社施設(上関町)で開き、住民約20人が参加した

2010.5.10 上関原発建設計画に反対する祝島住民ら約50人が、全国から集めた「原発建設計画中止!」を求める238,875人分の署名を経済産業省に追加提出
署名提出は昨年10月(612,613筆)に続き2回目で、合わせて851,488筆となった

2010.5.31 上関原発計画の原子炉設置許可申請に関する初の現地調査のため、経済産業省原子力安全・保安院が建設予定地・田ノ浦を視察した

2010.7.29 原子力安全・保安院は、上関原子力発電所について、耐震性を確かめるための事前地質調査が不十分だとして、中国電力に対し、異例の追加の調査を行うよう指示をする方針を決定、「耐震性の重要性について中国電力の認識が甘いので異例の対応を決めた」と発表した
これを受け、同日より中国電力は追加調査を開始した



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◎上関原発を巡る裁判の現状


●漁業権・・・・一審で祝島漁民の許可漁業・自由漁業の権利を認めたが、二審では認めず原告敗訴、現在上告中

●神社地・・・・原発に反対していた四代八幡宮の林春彦宮司を解任させ、八幡宮所有の"神社地"を売却した問題で、反対地主が氏子の権利を主張して提訴。一審は棄却、高裁への訴訟準備中

●自然の権利訴訟・・・・上関町長島の自然環境の保全、原発施設による災害防止などを目的として、公有水面埋立法に基づく免許取消を求める訴訟。自然及び自然と共に生きていきたいと思う人々が原告となり、自然のために裁判を起こす「自然の権利」訴訟。

●田ノ浦での妨害行為をやめるよう求める仮処分申請・・・・田名埠頭で阻止活動を行った島民の会38人とシーカヤッカー1人に対し、中国電力が原発建設予定地である田ノ浦海域において埋め立て工事の妨害をしないようにと提訴

●田ノ浦での反対活動に対して中国電力が損害賠償を求める訴訟・・・・反対活動による妨害で、埋め立て作業ができず、敷地造成工事が遅れたため作業員の人件費、船や重機を手配する費用などに損害が出たとして、祝島の住民2人とシーカヤッカー2人を相手取って約4800万円の損害賠償を求めて提訴




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◎中国電力、国の今後の予定

原子力発電所1号機の許可申請は経済産業省の審査を経てから、原子力委員会と原子力安全委員会に諮問され、チェックを受けます
この間、地元住民から意見を聴く公開ヒアリングがあると言われています
そののち電力会社は設置許可を受けて本体工事に着手することになります
原子力安全・保安院が申請データの安全審査を行うのに2年程度が必要とみられています
中国電力はそれも考慮してか、1994年の上関原発計画発表以来8回目となる着工時期の延期を発表、建設計画を約2年延期したことを、経済産業省に届け出ました

『中国電力株式会社上関原子力発電所原子炉設置許可申請に係る意見聴取会AB合同グループ第1回(原子力発電安全審査課)』が2010年3月16日東京・霞が関 経済産業省別館10Fにて開催されました
このような聴取会が今後、何十回と続きます
1号機・・2012年6月着工、2018年3月運転開始
2号機・・2017年度着工、2022年度運転開始



































2012年 飯のコース(基礎)日程のお知らせ

2011年11月12日 11時17分44秒 | マクロビオティック料理基礎 飯(はん)
来年から、飯のコースの春夏、秋冬の編成を止め、1~6月(前期)、7月~12月(後期)の2期に分けることにいたしました。

季節の流れが地球環境の影響か、少しずつずれていて、陰(秋冬)、陽(春夏)の分け方にそぐわなくなってきたこともありますし、冬と夏を経験できる方が、より、陰陽の使い分けや調整方法がわかりやすいのではないかと思います。
飯のコース2012年の前期(第17期生)1月スタートは金曜日クラスになります。
7月後期からは、第18期生の受け入れとなります。

<講座概要>

マクロビオティックのベーシックな食事スタイルのご指導と、季節、時間、性別、年齢、体質、体調などに合わせた食事の調整法、マクロビオティックの考え方や哲学を自然科学(宇宙、進化、生命、人体、物理、宗教、哲学などなど)の領域から捉え、判断力を高めていくためのアプローチをさせていただきます。

基礎だからこそ、深く充実した内容です。
料理・内用お手当実習(約3時間)+外用お手当実習(約1時間)+理論講座(約1時間)、試食、片づけから成ります。お手当は、内用、外用によって時間がかわります。
開催時間は10時~15時を予定しておりますが、少し時間のゆとりを持ってお越しください。
子どもさんのお迎え等のある方は、中座していただいて結構です。

このコースは、基本的にはマクロビオティック料理初めての方を対象としています。
玄米ごはんの炊き方からマクロビオティック理論、陰陽の話、食事の調整法、お手当て実習など即実践できるようにご指導致します。

また、基本をしっかりと学びなおしたい方にもお薦めの講座です。前期、後期と食材、メニューの違いもありますので再度受講される方、理論のみの受講も受付いたします。


■全12回・6ヶ月。
■歯科診療を受診される方は34,800円(2900円/1回あたり。)
■受診されない方は48,000円(4,000円/1回あたり。)
■単発での受講も受け付けています(1回4,800円)。
■陰陽がわかりやすいテキストブックは2,500円で別売となります。
■理論のみの受講につきましては、3,000円×全11回となります。
(全ての料金は税別の金額です)


スタート時間に遅れないように、10分前には集合願います。
できるだけ歯科受診の上の受講を頂き、総合的な健康管理をお薦め致します。レギュラーの方は、理のコースを必須で受講(受講料735円)願います。
主食の話、玄米の話、パンについて、砂糖の害などのお話になります。
全回、理のコース受講修了者には、修了証書を授与いたします。

飯のコースの様子はこちらから。

さらに、インターンシップ制度として、飯のコース、羹のコースを卒業した受講生の中で、審査の上、研修生としてアシスタントに入ることができます。経験を積んだ後は料理講師、カフェの開業、マクロビオティック指導士などの分野で活躍できるように指導いたします。



飯(はん)のコース 第17期 (2012年前期)基礎 

金曜日 10:00~

■第1回 1月13日(金)

       <料理>玄米の炊き方(圧力、炊飯器)・・・玄米と健康について(好転反応など)
           きんぴら牛蒡(季節の調整)
           ごま塩 (季節の調整)
           厚揚げとふのりの味噌汁(豆味噌)

       <手当>《三年番茶の煎じ方・お手当て》

       <理論>マクロビオティックとは<陰陽について・・・宇宙の法則>

■第2回 1月27日(金)

       <料理>南瓜入り小豆粥(ありがとう)
           ひじき蓮根 (季節の調整)    
           油揚げと青菜の味噌汁(米味噌)

       <手当>《梅醤番茶》

    <理論>マクロビオティック食事法<進化と食べ物>      

■第3回 2月10日(金)

       <料理>茶飯(圧力鍋)
           黒胡麻豆腐
           切干大根と高野豆腐の焚いたん
           玄米団子スープ(麦味噌)

       <手当>《蓮根湯》

       <理論>マクロビオティック観<身体と心の構造と機能(感受性について)>    

■第4回 2月17日(金)

       <料理>三色丼(圧力鍋)
           梅牛蒡          
           葛きりと無水煮温野菜の和え物
           人参の花びら菓子

       <手当>《生姜油》

       <理論>マクロビオティックと暮らし<太陽と地球と月・・・気候風土>
                            
■第5回 3月 2日(金)

       <料理>冬のちらし寿司                  
           冬の酢の物
           茶山椒                      
           玄米粉のクレームブリュレ

       <食養料理>《小豆かぼちゃ》

       <理論>マクロビオティック食事法の調整<太極図と五行>

■第6回  3月16日(金)

       <料理>ひじきの混ぜご飯(炊飯器)  
           飛竜頭
           蓮根の棒煮
           玄米あられ

       <手当>《第一大根湯》《第二大根湯》

       <理論>マクロビオティック栄養学<献立の立て方>

■第7回  4月 6日(金)

       <料理>炊き込み玄米ごはん           
           冬野菜のラタトゥイユ
           玄米ポタージュ

       <手当>《玉ねぎの皮のスープ》

       <理論>マクロビオティックと家族1<子どもの食事、子どもの成長>

■第8回  4月20日(金)

       <料理>変わり稲荷寿司(低圧炊飯)
           梅酢の巻き寿司
           葛餅

       <手当>《椎茸スープ》

       <理論>マクロビオティックと家族2<大人の食事、生活習慣の改善>

■第9回  5月11日(金)

       <料理>玄米五平餅
           きんぴら牛蒡の揚げ春巻き
           蕪蒸し
           茶巾しぼり
       
       <手当>《青菜パスター》

       <理論>マクロビオティック医学<望診法>

■第10回  5月18日(金)

       <料理>黒豆と小豆の豆ご飯
           昆布と干し椎茸の佃煮
           玄米団子汁
           一口牡丹餅

       <手当>《豆腐パスター》

       <理論>マクロビオティック気学<精神の開発法>

■第11回  6月 1日(金)

       <料理>基本食と基本の調理の復習
           きんぴら牛蒡、ひじき蓮根(乙女:サムライ)

       <理論>マクロビオティック総論

■第12回  6月22日(金)

       卒業制作
       審査
       卒業パーティ&卒業式


<講 師>
理 論 担 当  松見 千奈美
料 理 担 当  中原 亜 智
アシスタント 小山 郁 子


お申し込みは、松見歯科診療所 087-881-2323 メディカルコンシェルジュ 宮本まで。



































今日のつむぎのランチ

2011年11月11日 14時03分45秒 | 庵主の日記
おとといに続き、今日もお外ランチ。
院長、ごめんなさい(^^)/
無何有庵の生徒さんの初「つむぎ」を果たすため(笑)、ご案内いたしました。

玄米菜食・オーガニック料理 つむぎ さんは、松見歯科から車で10分かからない生島にあります。

毎日でも行きたくなるお料理の美味しさと、このアクセス!
ありがたいですね~。

今日の「網代弁当」1000円は





わたしが頂いたのはこちらのランチプレート 850円





どちらにもデザートがついています。
今日は、甘酒プリンにリンゴの無水煮を添えたやさしいお味の一品でした。
すみません、写真とり忘れました。

ビルドさんとはまた違う和の雰囲気です。

明日は綾歌の岡田にある「綾歌ライフ」さんでイベント出店されますよ。
綾歌ライフさん:丸亀市綾歌町岡田西1785(ナビで検索してくださいませ)
「つむぎ」のおいしいコロッケと玄米おむすび、スイーツが楽しめますよ。
ぜひ、お運びくださいませ。



































伝統食を作ろう<庫裏のコース>のご案内

2011年11月10日 16時51分46秒 | 伝統食をつくろう 庫裏(くり)のコース
冬到来ということで、庫裏仕事も忙しくなってきました。
松見歯科診療所 食養塾 無何有庵では、伝統食を学んで日本の食文化を守っていけたらなって思いで<庫裏のコース>を定期開催いたしております。

11月、12月は味噌作り、年越し蕎麦を作ります。
是非、ご一緒に作りませんか?

<11月の庫裏のコース>

黒豆の味噌を作ろう♪

日 時 11月30日(水)13:00~15:00

参加費 5,500円

*黒豆の味噌+干し芋の作り方をレクチャーします。
お味噌は3kgくらいお持ち帰り出来ますので味噌を漬ける容器をご持参ください。








<12月の庫裏のコース>

年越し蕎麦を作ろう♪

日 時 12月28日(水)10:00~13:00  
      
参加費 3,000円

*蕎麦がきも作ります。





お申し込みは松見歯科診療所 087-881-2323 メディカルコンシェルジュ宮本まで。