マクロビオティックな歯医者さんの食と暮らし                   食養塾 無何有庵の日々

無(む)と空(くう)の癒しの時間の中で、心食動息の一つ一つを共に考えていきたいマクロビオティックなスペース。

丸亀教室の卒業制作。

2013年02月26日 19時34分11秒 | マクロビオティック料理基礎 飯(はん)
無何有庵料理教室の講師を勤めてくださっている中原あさ先生は、<natural food te-ma>というパン教室を主宰されていて、無何有庵にマクロを習いに来て下さり、そのご縁で、3年前からマクロビオティック対応のパン教室を始められました。昨年からは、パン教室のスペースで、マクロビオティック料理教室のベーシッククラスをしてくださるようになり、私も、いつものお礼に、理論を担当させていただいてきました。

そして、無事、今日卒業式&卒業制作の日を迎えることができました。

生徒さんも、あさ先生も、一年間お疲れ様でした。

皆さんの卒業制作を見せて頂いて、あさ先生が一生懸命育ててきただけのことはあるなぁって、関心をいたしました。

きちんと、基礎を大切にしながら、アレンジもし、盛り付けもとても素敵になさっておられて、何より美味しいお味でした。

理論を担当させていただきましたから、もちろん、私の生徒さんでもありますが、初めてのご挨拶をしてから1年。今日を迎えることができたことをとてもうれしく思いました。

今日、私は、うっかりカメラを持参しなかったため、写真を取ることができませんでしたが、たぶん、今夜あたりに、中原先生がブログに写真を載せてくださると思うので、あさ先生のブログを貼っておきますね。

とても、素敵なお料理を見せて頂けると思います。

4月からは、第2期生のクラスが始まります。
丸亀の周辺の方は、ぜひ、ご参加くださいませ。

また、ステップアップクラスもスタートします。
無何有庵の羹のコースと同じ内容です。
こちらも併せて、お勧めのクラスです。

あさ先生は、私にはない柔らかさをお持ちで、いつも、やんちゃな私をしっかりサポートしてくださって、感謝しきれないくらい、感謝しています。
素晴らしい先生のもと、マクロビオティックが学べるなんていいですね。

写真は、昨年9月のte-maのベーシッククラスのお料理です。

































4月からの薬膳のクラス、どうしようかなぁ~。

2013年02月19日 17時05分06秒 | マクロビオティック薬膳<神草の慧古>
先週末は、いつもの女子会<四季のJ.YAKUZEN>を開催いたしました。

このクラスは薬膳茶を楽しみながら、中医学のお勉強もするというものなのですが、
そろそろ一年の過程が終了。

次の内容をどうしようか悩み中です。

ステップアップとするのか、おさらいとするのか。
今のクラスの継続とするのか、新期メンバーとするのか。

ちと、しばらく悩ませてね~。


さて、今回は、季節の食材を生かした内容です。


初めのウエルカムティは<きんかん湯>





きんかんをスライスして、水から30分くらい煎じます。
甘みを入れてもいいのですが、今回は塩を少しいれました。

理気作用があり、気のめぐりが悪い時にはいいですね。
二日酔いにもおすすめですよ。

季節の薬膳茶は、<春>を意識して、<菊花枸杞薄荷茶>です。
主に肝に帰経する食材が、春の不調を整えてくれます。







薬膳プラスは、春の蓬を練り込んだフォカッチャのピザです。





蓬は中薬では艾葉(がいよう)といいますが、今からの季節野の恵みとして簡単に手に入るものなので、綺麗で安心な環境にある香りが強く、柔らかいものを摘み取って使われるといいですね。

それぞれの特徴や効能を調べ、立膳をいたします。



食材同士が相乗効果となる組み合わせなのか、相殺、相克となる組み合わせかを知り、植物の持つ力を生かせることが大切です。



春からの新期の薬膳は、薬膳めしと薬膳スープ、薬膳茶と薬膳パンの2本立てとしようかなぁ・・・。う~ん、悩む(-_-;)






































マクロビオティックは基礎が大切。

2013年02月19日 14時42分20秒 | マクロビオティック料理基礎 飯(はん)
マクロビオティック料理教室「飯のコース」は、マクロビオティックの基礎を学んで頂くためのクラスです。

でも基礎って、知識の習得ではないのです。

勘働きといいますか、宇宙の秩序に逆らわず、寄り添い、宇宙そのものに同化する、自然のあり方を感じる、そんな時間の共有です。



飯のコースを半年過ごすと、なんだか魔女になっていく感じ(笑)

だって、なにやら、ぶつぶつ呟いて、ことこと時間をかけて、ぐつぐつ美味しいにおいを醸し出します。ほら?「おいしくなれ、おいしくなれ、ぶつぶつ、ことこと、ぐつぐつ・・・」って聞こえてきませんか?



穀類を大切に真ん中に置き、野菜をキラリ~ンと美味しく変身させ、あるときはごちそうに、あるときはお薬に、あるときはお化粧にって魔法をかけて、家族を健康にしてしまうんですから。やっぱり、魔女みたい。

























無何有庵マクロビオティック料理教室基礎クラス「飯のコース」第19期生の魔女たちです。
もうすぐ、卒業。輝いていますね。


































-1歳からの子育て「母乳育児編」

2013年02月19日 14時04分19秒 | 子育て講座 ココロビオティックセミナー
昨日は、日曜日の休診日を返上して、-1歳からの子育て講座<ママクラブ>を開催いたしました。月に一度、シリーズで開催中の講座です。

今回は「母乳育児」についてお話させていただきました。

何故母乳育児が大切なのか、母乳と人工乳の違いをいろいろお話しましたが、
幸せなお産も、幸せな子育ても、子どもの数だけあるわけで、
こうしないといけないということをお話しているわけではありません。

理想と現実のギャップで苦しむなら、理想なんて捨ててしまえばいいと思います。

ただ、ちょっとの工夫や努力で理想に近づけるのであれば、やってみる価値はあるとも思うのです。

松見院長が、この講座をやると決めたのは、あまりにも子どもたちを取り巻く環境が悪くなり、目に見えて子どもの成長が阻害されている臨床を毎日見るからです。
松見歯科に通う子供たちは、ちょっとしたことで、素晴らしい変化をいたします。

たとえば、いつもキーキー言って走り回っていた子が、うんと落ち着いて笑顔が増えたり、注意欠陥・多動性障害つまり、ADHDと診断されて薬を飲んでいた子どもが、きりっと顔つきが変わり、なんと、100点を連続20回近く取ることができたり、ママもびっくりの変化を起こします。

何が起きたんだって思われるかもしれませんが、本来あるべく食事に変え、本来あるべく体の構造と機能をちゃんと使えるように、ちょっとしたメソッドを実行しただけなのです。

それでも、それまでの何年かは、ママも子供もいろいろな苦労をされてこられているわけで、それならば、できるだけ生まれた時から、リスクを背負わないですむような、子育てができるといいなということで、この講座が誕生いたしました。

以前、ココロビオティックセミナーとして全国で開催させて頂いていた私の講座と、院長の話をセットに、座談会方式で開催いたしております。

子どもがほしいと思っているご夫婦や、今まさに妊娠中のママ、そして、もう子供はいて、これから生む予定はないけれどっていうお母さんもご参加されています。
また、流産をされた方や、出産が大変だったというママもおられます。

実は、私自身、子どもを産んだ経験がありません。
我が息子は、夫の前妻との間に生まれた子で、彼が8歳のときに私が松見家に嫁ぎ、それからの縁です。
夫は、私との間に子供を欲しがりましたが、私は、実子ができたときに、二人の子供をわけ隔てなく同じように子育てできるんだろうかと自問自答・・・、まして、40歳ちかくになっての初めての子育てでしたから、息子一人で精一杯だったし、息子のことがとてもかわいかったので、もう、充分。子どもは産まないと決めたのです。

子どもを産まないと決めた理由の一つに、当時、花粉症持ちで(今だってちょっと邪食に走るとすぐにぶりかえす)、それまで花の独身を謳歌してきた私は、喫煙もショートホープを一日4箱位吸うようなヘビースモーカーで、喫煙歴20年というつわものでしたから(笑)、夫からすれば、こんな私が子供を産んだらろくな子が生まれないということで、一年くらいは避妊することを押し付けられました。なんだか、私カラダって、汚いの?って、すごく傷ついてそれがトラウマになってもいたので、主人には何も言わず、自分の中で子どもは産まないと決めたのでした。

その私が、子育て講座をする理由は、子どもを産まなくとも、産めなくとも、もし、うまく出産ができなくとも、あるいは障害を持つ子を産むことになったとしても、女性として、知っておいてほしいことがあるからなのです。

子どもを産まなかった私だけど、子育てしてきた私のたくさんの失敗とたくさんのコンプレックスとたくさんの涙と、そして喜び。きっと、女性の数だけあると思うのです。

理想を知ることはとても大切です。でもそれ以上に大切なことは、イノチに向き合うこと。イノチとイノチで対峙することなのではないかなって思うのです。
私なんかは、息子に虐待しそうなくらい腹を立てたり、叱ったりしたことがあります。息子も傷ついただろうし、私も傷ついて、挙句の果てには無関心な主人に腹をたてたり。自分のお腹を痛めていないし、そんなダメダメ子育てだしって、ダメな自分にがっかりしながら、どれだけ育児書を読んだかわかりません。でも、ものの見事に五万とある育児書が一冊たりとも何の役にも立たなかったという笑える事実に直面して、はじめて、子どもの数だけ子育てがあることに気がついたのです。

親の役目って何だろう?
育児書を読めば読むほど、お母さんはこうあらねばならないと思ってしまって、自分も子供も理論でがんじがらめにしてしまって、本当のことを見失ってしまっていました。

そんなとき、ふと、カラダの事、進化のことや構造や機能、発達と、どの子も同じような過程を経ていく自然な姿に目が向いて、改めて、歯の成長と合わせてみると、ものの見事に子どものカラダがココロの成長と繋がっていることを発見したのです。

そう、親の役目って、年齢とともに変化する成長を知り、次なるステージにいかにスムーズに歩んでいくかを見守ることだということなんですよ、きっと。

離乳食にしても、断乳にしても、わけがある。いつ、どのくらいの時期に、どのように導けばいいのかが、ちゃ~んとあって、それは、自然界を見渡すと容易にわかることだったのです。20歳のころに、親知らずが生えるのも、意味があるのです。

そして、そのことは何より自分を知るということに繋がり、子どもやパートナーに限らず、親や、兄弟などの家族との関係性をもよりよくする鍵となるのです。

もし、子どもがいない方も、産めない方も、この子育ての鍵を知ると、まるで子育てしたかのように女性として豊かに生きていけると思うのです。つまりは、自分育てができる子育て講座なのです。

自分の子育ては失敗だった、って思っているお母さんも、きっと、取り返しがつくということに気が付きます。

だいたい、私なんかたった一回しかしていない子育てなんだから、そんなにやすやすと育児書通りにうまくいくはずがないじゃないですか!ね~っ。(笑)あ、息子よごめん。かあちゃん、ダメダメだったね~。許せ!



松見歯科の子育て講座「-1歳からの子育て・・・ママクラブ」に一度遊びにきませんか?
次回は3月17日(日)9:00から開催です。
ご予約くださいませ。





































初めてのマクロビオティック。

2013年02月13日 17時57分47秒 | マクロビオティック料理基礎 飯(はん)



春の訪れを少しずつ感じるこの頃ですが、無何有庵でも、クラスの卒業式の季節となりました。一年を終え、あるいは半年を終え、皆さんが、自信を持って胸を張って卒業頂けることが、講師陣の願いですし、喜びでもあります。

そして、その後は、新しい顔ぶれのクラスがスタートします。今年も4月スタートのクラスが基礎クラス、応用クラス、薬膳クラス、望診法クラスと、続きます。

無何有庵の教室は、少しでも季節を感じ、狭いながらもガーデンビューで、庭の緑の中で学んでいただけるよう、自然を取り込んだくつろぎのスペースです。ゆったりとした時間の流れを感じて頂けることと思います。

最近は、今まで以上に、マクロビオティックが楽しくて、本当に出会うことができて良かったっておっしゃってくださる生徒さんがとても増えました。

私がマクロビオティックを学び始めた時は、まだまだ市民権のないマイノリティなものでしたから、マクロビオティックに魅了されながらも、多くの人と楽しさを共有できるような環境ではありませんでした。

だから、今、まさに学びのスタートに立たれている生徒さんは、たくさんの同志とともに声高らかにマクロビオティックを学んでいることを宣言しても、決して異端にはなりません。むしろ、時代が求めている最先端なイメージすらありますから、世の中のド真ん中を堂々と歩くことができる素晴らしい環境が整ったことが、「楽しくてたまらない」につながるのではないかと思います。

楽しいマクロビオティックの実践を、謳歌してほしいと思います。

まずは、基礎のクラスから。



4月から<飯のコース>が新期スタートいたしますよ。
第20期生!どんな方にご縁を頂けるのでしょうか、楽しみです。

20期生に臨むことは、未来を見つめる目を養うことです。
食にまつわる環境がどんどん悪化する中、どうしても子どもたちを守らなくてはいけません。
私たち講師の後に続いてくださる方をしっかり養成して、子どもの健康を育む力のある方を創造したいと思います。もし、本気で取り組みたいという方がいらしたら、是非、この機会にご参加ください。


もちろん、お気軽にご参加いただいて大丈夫です。
まずは、ご自身を見つめる機会になればうれしいです。
楽しくも、日々の暮らしに役に立つマクロビオティックをはじめませんか?




<講座概要>


マクロビオティックのベーシックな食事スタイルのご指導と、季節、時間、性別、年齢、体質、体調などに合わせた食事の調整法、マクロビオティックの考え方や哲学を自然科学(宇宙、進化、生命、人体、物理、宗教、哲学などなど)の領域から捉え、判断力を高めていくためのアプローチをさせていただきます。

基礎だからこそ、深く充実した内容です。
料理・内服お手当実習(約2時間)+ 外用お手当実習(約1時間)+ 理論講座(約1時間)、試食、片づけから成ります。お手当は、内服、外用によって時間がかわります。
開催時間は10時~15時を予定しておりますが、少し時間のゆとりを持ってお越しください。
子どもさんのお迎え等のある方は、中座していただいて結構です。

このコースは、基本的にはマクロビオティック料理初めての方を対象としています。
玄米ごはんの炊き方からマクロビオティック理論、陰陽の話、食事の調整法、お手当て実習など即実践できるようにご指導致します。

また、基本をしっかりと学びなおしたい方にもお薦めの講座です。前期、後期と食材、メニューの違いもありますので再度受講される方、理論のみの受講も受付いたします。


■全12回・6ヶ月。
■歯科診療を受診される方は34,800円(2900円/1回あたり。)
■受診されない方は48,000円(4,000円/1回あたり。)
■単発での受講も受け付けています(1回4,800円)。
■陰陽がわかりやすいテキストブックは2,500円で別売となります。
■理論のみの受講につきましては、3,000円×全11回となります。
(全ての料金は税別の金額です)


スタート時間に遅れないように、10分前には集合願います。
できるだけ歯科受診の上の受講を頂き、総合的な健康管理をお薦め致します。レギュラーの方は、受講期間中に食改善のお話・理のコースを必須で受講(受講料735円)願います。
主食の話、玄米の話、パンについて、砂糖の害などのお話になります。
全回、理のコース受講修了者には、修了証書を授与いたします。

飯のコースの様子はこちらから。

さらに、インターンシップ制度として、飯のコース、羹のコースを卒業した受講生の中で、審査の上、研修生としてアシスタントに入ることができます。経験を積んだ後は料理講師、カフェの開業、マクロビオティック指導士などの分野で活躍できるように指導いたします。自己申告頂ければと思います。



飯(はん)のコース 第20期 (2013年春夏)基礎 

金曜日 10:00~

■第1回  4月 5日(金)

       <料理>玄米の炊き方(圧力、土鍋)・・・玄米と健康について(好転反応など)
           きんぴら牛蒡(季節の調整)
           ごま塩 (季節の調整)
           厚揚げとふのりの味噌汁(豆味噌)

       <手当>《三年番茶の煎じ方・お手当て》

       <理論>マクロビオティックとは<陰陽について・・・宇宙の法則>

■第2回  4月19日(金)

       <料理>黒豆と小豆の豆ご飯
           ひじき蓮根 (季節の調整)    
           野菜の蒸し煮サラダ
           油揚げと季節野菜の味噌汁(米味噌)
          
       <手当>《梅醤番茶》

    <理論>マクロビオティック食事法<進化と食べ物>      

■第3回  5月10日(金)
       <料理>茶飯(圧力鍋)
           黒胡麻豆腐
           切干大根と高野豆腐の焚いたん
           よもぎの白玉団子スープ(麦味噌)

       <手当>《第一大根湯・第二大根湯》

       <理論>マクロビオティック観<身体と心の構造と機能(感受性について)>    

■第4回  5月17日(金)

       <料理>三色丼(圧力鍋)
           梅牛蒡
           無水煮野菜のピュレ ベリーヌ仕立て
           玉ねぎのスープ          
           人参の花びら菓子と豆乳ムース

       <手当>《生姜シップ》

       <理論>マクロビオティックと暮らし<太陽と地球と月・・・気候風土>
                            
■第5回  6月 7日(金)

       <料理>夏のちらし寿司                  
           春雨サラダ
           茶山椒
           炒り玄米のスープ                      
           玄米粉のクレームブリュレ

       <食養料理>《蓮根湯》

       <理論>マクロビオティック食事法の調整<太極図と五行>

■第6回  6月21日(金)

       <料理>ひじきの混ぜご飯(炊飯器)  
           飛竜頭
           蓮根の棒煮
           豆乳チャウダー
           玄米あられ

       <手当>《椎茸スープ》

       <理論>マクロビオティック栄養学<献立の立て方>

■第7回  7月 5日(金)

       <料理>南瓜入り小豆粥
           昆布と干し椎茸の佃煮
           精進出しのお吸い物
           甘酒の葛餅

       <手当>《枇杷の葉の温灸》

       <理論>マクロビオティックと家族1<子どもの食事、子どもの成長>

■第8回  7月19日(金)

       <料理>変わり稲荷寿司(低圧炊飯)
           梅酢の巻き寿司
           きんぴら牛蒡の揚げ春巻き
           キュウリの冷汁

       <手当>《青菜パスター》

       <理論>マクロビオティックと家族2<大人の食事、生活習慣の改善>

■第9回  8月 9日(金)

       <料理>精進カレー
           冬野菜のラタトゥイユ
           車麩のカツ
           玄米ポタージュ
           
       <手当>《豆腐パスター》

       <理論>マクロビオティック医学<望診法>

■第10回 8月23日(金)

       <料理>玄米五平餅
           季節の生春巻き
           ひとくちお萩
       
       <手当>《小豆かぼちゃ》

       <理論>マクロビオティック気学<精神の開発法>

■第11回 9月 6日(金)

       <料理>基本食と基本の調理の復習
           きんぴら牛蒡、ひじき蓮根(乙女:サムライ)
           玄米土鍋炊飯
           玄米団子のお月見スープ

       <手当>《時雨味噌》
       
       <理論>マクロビオティック総論

       
■第12回 9月20日(金)

       卒業制作
       審査
       卒業パーティ&卒業式

献立は、材料調達の都合で変更する場合がございます。ご了承願います。


<講 師>
理 論 担 当  松見 千奈美
料 理 担 当  中原 亜 智
アシスタント 小山 郁 子


お申し込みは、松見歯科診療所 087-881-2323 メディカルコンシェルジュ 升本まで。

卒業制作。

2013年02月04日 16時15分35秒 | マクロビオティック料理応用 羹(こう)
土曜日は、マクロビオティック料理教室<羹のコース(応用クラス)>の最終日。卒業制作&卒業式の日でした。

羹のコースは文字通り羹(あつもの)つまり、おかずを極めるクラスです。
素材別、カテゴリー別に毎回20品前後のお料理を創作し、オリジナルレシピを構築します。

基礎クラスの(飯のコース)で、しっかり基礎の理論とお料理を習われた後、このクラスでマクロビオティックを自由に表現する力を身につけて頂くことができます。

●玄米
●出汁、スープ   
●野菜    
●雑穀        
●フェイクフィッシュ
●フェイクミート
●乾物
●豆類
●ソース、ドレッシング、たれ
●和のスーツ
●洋のスイーツ

毎回、それぞれのテーマにそって、いろいろなお料理を作り上げることで、メニュー開発やレシピの立て方、味の組み立て方、アレンジ力、表現力、盛り付け方などなど、回を重ねるごとに知らず知らずにメキメキ腕を上げていかれます。

そして、その総決算が卒業式の前に開催する、卒業制作の発表です。

各自でテーマを決めて、前菜、主食、主菜、副菜、汁物、デザートのフルコースを作り上げ、盛り付け、試食し、最優秀賞を決めます。

今期は、身内にご不幸があった方、体調不良の方、出席日数が足りなくて次期に繰り越された方がいらしたので、最終4名のエントリーとなりました。





11時頃から、各自家で準備されてきたお料理の仕上げ、盛り付けを始めました。
















 



密封容器に詰めて持って来られたお料理。お皿を選び、いよいよ盛り付けです。
所狭しと置かれた容器。
クーラーバッグに荷物がいっぱいです。



最終の仕上げに、皆さん真剣な表情です。





講師陣が見守る中、着々と出来上がっていきます。







Nちゃんは、玄米のリゾットをメインに、米粉のワッフル、かぼちゃのポタージュ、玄米スムージーを作られました。ご主人と二人暮らしで、ご主人に美味しいって食べてもららうことがいつもの目標。ご自身の体調管理にもマクロビオティックが役に立っています。
玄米をあまり食べてくれないご主人に、それぞれのお料理に玄米を忍ばせています。リゾットは、焼きリゾットにしたくて、ご主人の出張時に毎日毎日試作を繰り返されたそうで、なかなかうまくいかず、今回は器に入れての出品です。スープひとつとってもいろいろな野菜が入っており、とろみに玄米ごはんを使って、複数の手間をかけて作っています。優しい美味しさがお人柄を表わすお料理となりました。

















歯医者にも通っておられるNちゃんは、このクラスにも、歯医者にも、通うのが楽しみで楽しみで本当に本当に来てよかったとおっしゃってくださいました。
講師冥利につきる言葉を頂いて、私たちもとてもうれしく思いました。ありがとうございました。








Mちゃんは、奈良から一年間通ってくれました。
正食協会の中級まで受けておられましたので、羹のコースからの受講です。本当は前期の受講でしたが、途中、妊娠出産と子育てのため一旦お休みを挟み、今期、再開いたしました。
一番初めに、子どもができないことを涙でお話されたのは、前期生のココロに残っておられると思います。そして、間もなく、妊娠し無事に女の子を授かりました。今は第2子が宿っておられます。
彼女のご主人は、普通にサラリーマンをしていたのですが、彼女の希望もあり、会社を辞め、今はお百姓さんになる選択をされました。奈良のご実家の畑をいずれは受け継いでいくつもりです。おじいちゃん、おばあちゃんが、お二人の本気度を試されて、まだまだ畑は譲ってはもらえていませんが、農業学校などに通いながら暮らしています。自然の中での生活を大切にし、自分で作った野菜だけを使って作られました。卵などは貴重品(平飼いの有精鶏卵は1個50円もしますから)でなかなか買えないとおっしゃってますが、質素だけれど豊かな暮らしを楽しんでおられます。

家で採れたもの、近くの自然の中の恵みを、素敵なお料理に変身させました。
一つ一つ、丁寧に作られ、盛り付けも綺麗に仕上げました。もちろん、おいしかったですよ。

そして、今期の最優秀賞に輝いたお料理でもあります。
最優秀賞は、同期のメンバーとアシスタントが投票して決めました。
みんなの素直な評価は、とても意味のあるものですね。
これから、ご自身とご家族のフィールドを大切に、多くの方にマクロビオティックを伝えるお役目を担って頂ければと期待しています。
頑張った甲斐がありましたね。
涙の受賞でした。







































卒業証書、最優秀賞記念品を受け取り、感慨深い表情のMちゃんでした。



こちらは、2年前の力作!(笑)
今日はママと一緒にお料理を並べました。






Tちゃんのお料理はとても気が整い、気持ちのいいお料理でした。私が手直しするところは何一つない、完成度の高い盛り付けで、お味もとても上品でした。
節分の前でしたので、恵方巻きをイメージされた玄米巻きずしは梅酢でシャリを作られ、あっさりとさわやかなお味でした。

かぼちゃ饅頭の中にもちゃんとあんを仕込んで、手間を惜しまずに作られました。

押し付けのない優しさと控えめなお人柄が十分にお料理に反映されていて、けれどもちゃんと存在感を示されている、大人なお料理でした。

講師も、学ぶことの多い作品でした。

















後はよき伴侶を見つけることが今年の目標ですね。素敵な出会いがありますように。






栄養士のEちゃんは、栄養学に疑問を持ち始め、いろいろ考える中、マクロビオティックを学ぶことになりました。とても研究熱心で、何事もやりぬく強さを持たれています。
飯のコースでは、最優秀賞を取られただけあって、今回の作品も、同期の皆さんから「わ~!」ってため息が漏れるほどの力作で、出品数もさることながら、一つ一つ丁寧に時間をかけて作られました。

炒り玄米や鉄火味噌、漬け物、発酵食品などの食養のテイストもしっかり盛り込みながら、和会席をマクロビオティックで表現された、豪華なご馳走メニューです。

今回のポイントは、出汁をしっかりといい素材とこだわりの調味料を使ってベースにしたところだそうで、銀あんも美しい仕上がりでしっかりとした味を出すことができました。
手を抜くことなく作られたお料理は、きちんと盛り付けされて、学びの成果を十二分に発揮なさいました。

























































目に、口に美味しく、その上で、心と体に美味しいお料理の献立を目指して頑張ってほしいと思います。これから一つずつ歳を重ね、深みのあるお料理が作れる素質を持っておられるので、ますます成長されることをとても楽しみにしていますね。





たくさんのおもてなし料理でしたが、植物性なので、お腹にもたれず美味しく頂きました。
皆さんの健闘にココロから拍手を送ります。
一年間、お疲れ様でした。

そして、ありがとうございました。




































つわりの研究結果

2013年02月01日 11時16分59秒 | スタッフのブログ
妊娠7カ月になりました。
お腹の中で動いている我が子の成長を感じる日々です。
希羽も
『おねえさんだから!』
と、色々手伝ってくれたり、自分で自分の事をしてくれるようになっています。
また、
『ちーちゃん、ののはねぇねだよ~(^-^)』
と、お風呂上がりにお腹にクリームを塗るのを楽しい日課にしてくれています。
毎日お腹に話しかけることでお姉ちゃんの自覚が出てきたのでしょうか?(●^o^●)


私自身は妊娠後期に差し掛かり、つわりが少し落ち着いてきました。
第一子では経験しなかったつわりへの、私なりの対処法2つをご紹介したいと思います。

つわり中まず、自分の身体を観察したのが、つわりの時に気持ち悪くなるからだの場所です。
どうやらつわりの時に気持ち悪く、吐き気を催す部分は(私だけかもしれませんが?)咽頭扁桃と口の中の不快感から始まりました。

咽頭扁桃とは、ご飯粒が鼻に入った時に留まっているあたり。
鼻と口の境目です。
普通に呼吸をしているのに、しかも鼻炎などもないのに、咽頭扁桃が乾燥する感じが出てくると、決まってつわりがひどく、吐き気が強くなってきていました

食事もしていない・お腹の中も空っぽで、食欲もない。
そんな時でもつわりがありました。
吐き気と嘔吐するけれど、何も吐く物がありません。
胃が出てくるのではないかと思うほど強い嘔吐の時にまず試してみたのが鼻洗いです。

<鼻洗いのやり方>
①直径10㎝程度の両手つかみのあるスープカップにぬるま湯を入れる
②両方の鼻の穴をしっかりお湯につける
③両鼻でお湯を吸い、吸った勢いで鼻からお湯を出す
この時、顔が前傾すると痛みが強いので、直立している時の顔の角度を維持するのがポイントです。
朝の洗顔時・お風呂に入る時にすると効果的です。

朝晩の鼻洗いを習慣にして、咽頭扁桃が気持ち悪くなってくる前に鼻洗いをしておくと、つわりが出てきてもすぐおさまったりして、楽でした。



そして、食後の口の不快感も吐き気をもよおす原因の一つでした。
例えるなら、食事をするたびにひどい二日酔いの時ような口の違和感。
口の中がもわっ…とするというか…、質の悪い空気をずっと口に含んでいる感じ。
食後1時間はこの感じが続きます。

食事の度に口の中が気持ち悪くなるので、
『またあの不快感がやってくるのかなぁ…。。』
と食事がおっくうでたまりません。
食後、お茶を飲んでも何を食べても、歯ブラシをしてもこの感じは変わりませんでした。
不快感が強いので、会話をするのも抵抗がありました。

どうやら妊娠中は、
①ホルモンのバランスで唾液が粘り食べかすが残りやすいから。
②唾液が酸性に傾き、口の中の細菌が増えやすいから。
③食事の回数が増えて、お口の中が汚れやすいから。
④つわりなどで、歯磨きがしたくなくなるから。
(金沢医科大HPより)
口の中が気持ち悪くなるらしいのです。

酸性に傾くのを中和出来れば、この口の違和感は無くなるのでは??
と思い、口の中の不快感に対しては、アルカリ性の重曹水でうがいをしてみました。
<重曹うがいのやり方>
①500mlのお水に重曹を3gとかす
②食後(歯ブラシ出来ていなくてもOK)30秒重曹水を口に含んでグチュグチュうがいをする
それだけ。
重曹は自然食品店の物が安心かと思います。

この重曹うがいをした後は口の不快感が全くありません!
し忘れるとやはり不快感が著しいのです。
口の不快感に悩まされ、食事がおっくうになっている妊婦さんにお勧めです!

また、食事をすると誰でも口の中が酸性になります。
砂糖を含む物やパン食は酸性度がより高くなり、中性に戻って来るのに時間もかかるため、虫歯のリスクが上がります。
100%虫歯予防できるわけではないので、まずは砂糖や果物・パンを食べないことが先決ですが、
食後、重曹うがいをする事は虫歯予防にも繋がります。


つわりでお悩みの方がいらっしゃいましたら、鼻洗いや重曹うがいをしてみて下さいね。