マクロビオティックな歯医者さんの食と暮らし                   食養塾 無何有庵の日々

無(む)と空(くう)の癒しの時間の中で、心食動息の一つ一つを共に考えていきたいマクロビオティックなスペース。

光の世界

2012年09月28日 17時41分13秒 | 庵主の日記
九州へ出張するために、JRに乗って移動中です。

香川を出るまでは
まだまだ田舎道なので田んぼのあぜに
真っ赤な彼岸花が満開でした。
今日は、台風前とは思えない、いいお天気です。
雲一つない、すっきりした青空は、すっかり秋の様相で
瀬戸大橋からの景色は、穏やかで、橋の上からでは波もなく静かでした。

そうこうしながら、博多を通過するところです。

最近特に感じることがあります。

出会う人から発せられる
光のようなものです。


どんなもの?と聞かれると、説明しにくいのです。
目に見えるものではないので、
光を見るというよりは、感じるといった不確かなものです。

この夏、何度か東北の子どもたちと交流する機会にめぐまれました。

私は、その子どもたちに、光を感じる子どもたちと、感じることのできなかった子どもたちとふた通りの感じ方をしたのを強く感じました。

暖かい春の陽射しのような気持ちの時と、冷たい冬の寒空のような気持ちになる時。

ボランティアの仲間に、可愛らしく思えた子どもと、そう思えなかった子どもがいたと
ストレートに表現してしまって、怒らせてしまいました。

たしかに、これは失言でしたが
どう表現をすればいいのか私のアタマもココロも、整理がつかなかったのです。
ただ、違和感を感じていました。

そして、今思うに、光を感じることができた、できなかったという、表現で言葉にできそうです。

東北の子どもたちに限らず大人も、傷ついているということです。
可愛く感じた、つまり光を感じた子どもや大人たちは
私たちを信じ、ココロを開き、天真爛漫に笑っていました。
そして、どうしても可愛く思えなかった、つまり光を感じることができなかた子どもや大人たちは、
私たちを、心底信頼してくれていなかったのかもしれません。
光を感じることができなかったのは私ですから、私たちではなく私をと言った方がいいかもしれません。

いずれにしても、ボランティアで、少しの時間を過ごしただけで、主催していたのではないので
袖が擦れ合ったくらいの交流でしたから、気のせいと言われればそうかもしれません。

きっと、どちらも傷ついていることには変わりないと思うのですが、
歴然と、光を発する量が違っていたと感じたのです。

3・11の災害で、がれきの撤去や、炊き出しのボランティアをしていた時と、今では、
ボランティアのあり方はおおきく違ってきたようです。

ただ、総てを提供する「give」な方法から
共に生きる「共生」を考えて行かなくてはいけないのかもしれません。

光を感じることができなかったのは、giveに対して、不満や、感謝の気持ちを持たない言動を垣間見たことも
大きく影響していると思います。

ひとの笑顔を引き出すことは本当に難しいことデスね。

あれもしてあげよう、これもしてあげたい、と、自然に思う
人のココロが、そう簡単に伝わらないという瞬間にいたのです。
よかれと思うことも、そうではない。

ボランティアの難しいところです。


こんな書き方をすると、友人を怒らせてしまったように、主催者の方に誤解を招くかもしれません。
どうか、批判をしているのではないことをご理解いただきたいです。

友人曰く、「子どもは、みんないっしょや。俺は、みんな可愛かったけんな。たまさんがちゃんとかかわらんかったけんやないんか?」と怒られたけど、
そして、この夏は、珍しく気持ちが疲れていたのも事実だけれど、
それでも、光の子どもと、闇の子ども(この表現は言葉が見つからなかったので良くないと思うけど使いました。)がいた、そう見えたことは事実なんです。

みんなが、光に包まれるようなことをしたいです。



武生あたりまでくると、雲が広がってきました。
この空と同じように、ちょっと、ココロが疲れてきたので、
今日は、ここまでにしておいた方が、賢明です。


うまくまとまっていないけれど、ここしばらくのモヤモヤを整理しておきたかったので
徒然に書き留めておきます。

佐世保まで、あと一時間です。


お菓子を断る事

2012年09月28日 17時06分30秒 | スタッフのブログ
歯科衛生士の今川さえです。

来院されているお母様方が良くお困りなのが、お菓子について。
何処かで出された時に、
『断りにくくって
『せっかく出して頂いたものをお断りするのも申し訳なくって
という事です。

断るという事は、お相手の好意を無にしてしまう感じがして、抵抗を感じますよね。


娘が出来て、私もお菓子を勧められる機会がうんと増えました。
希羽を連れて親戚の家に行くと、必ずと言っていいほど
『これ食べるかなぁ??
と、お菓子やジュースを出して下さいます。

そんな時私は必ず、
『すみません
この子、産まれてすぐ飲み込むのが苦手だったので、そういうの食べさせてないんです。。。
お気持ちだけありがとうございます
本当にすみません。
ありがとうございます。』
とお断りしています。

勿論、他のお母様のように申し訳ない。という気持ちもあるのですが、結局食べないし、はじめにお断りしておかないと、
『あ、この子はお菓子をあげてもいいんだな。』
というイメージが付いてしまうと、2回目以降、余計に断りにくくなるのは間違いないですもんね。



希羽はと言うと、お菓子やジュースを食べさせたことがないので、それらを見ても何の興味も示しません。

しかし、何か出してあげなくっちゃという親戚の気持ちも分かります。
結局、どうしても勧められた時には、
『本当に、お茶で充分です。
お茶が好きなので
と、お茶を頂くようにしています。

『本当にお茶だけでいいの??
手間がかからん子やねぇ。』
とお断りしているのに、逆に誉められる事が良くあります


先日びっくりしたのは、私が不在で主人と希羽2人で親戚のお家にお邪魔した時の事。
お菓子と果物を出して下さって、
『これ食べる??』
と言われ、少しだけしゃべれる希羽は、
『いらない
と自分で断ったそうです。

すすめて下さった方に一言だけいらないと言った娘の無礼さに、申し訳ない気持ちになりましたが。。
その方は、
『まぁ!
お母さんのしつけがいいからやね!
すごい!』
と誉めて下さったそうです。


・普段母親が断っている様子
・自分でどれを頂いて、どれを食べたらいけないのか
1歳児ながら判断して言動したことにいろいろと考えさせられました。

母親が、何処かでお菓子を
『すみません。
ありがとうございます。』
と頂いていたら、食べていいものいけない物が分かっているお子さんでも、いつもお母さんがそうしているように、
『すみません。
ありがとうございます。』
とお菓子を頂くでしょう。


母親や父親、大人の真似をして子供は成長します。
お相手のお気持ちも大切ですが、子供が食べ物を選択しやすい環境にするのも親の務めだと感じる今日この頃です。

子宝が授かる料理教室

2012年09月28日 09時56分45秒 | マクロビオティック料理基礎 飯(はん)
最近、不妊治療をされている方が、本当に増えてきました。
それでも、なかなか子どもを授からなくてと、ご相談に来られる方がなんと多いことでしょうか。

そして、女性の問題だけではないことも知っておいてほしいことです。
ご主人の精子の数が足りないとか無精子とか・・・。
女性の問題と同じくらいの確率で、男性の問題も発覚します。

マクロビオティックの料理教室をはじめて、一番感じるのが、皆さんの体が温かくなってくるということです。教室に来られなくっても、診療室に治療に来られている皆さんも、食事の指導を受けますので、歴然とかわってくるのです。

診療室では、常に体温の管理を致しますが、料理教室では、お一人お一人はかったわけではありません。しかし、作られるお料理の味の付け方とか、盛り付け方を見ると
とてもおだやかになっていくんです。

さみしい盛り付けだったり、反対にてんこ盛りな盛り付けだったりする方は、
心身のバランスが大いに崩れている傾向があります。

ただ単に体温が上がればいいということではなく
温かみのある体温になるという感じです。

女性として、男性として、それぞれの両性を併せ持ちながらもそれぞれの性を発揮する。
冷たくもなく、熱苦しくもなく、丁度いいという位置に立つということです。

無何有庵の料理教室では、マクロビオティックの考えに基づいた料理のテクニックもご指導たしますが、むしろ、テクニックよりも直観力を磨いて頂けるような教室を目指しています。
感覚に任せた味付けや盛り付けではなく、心身が整うように考察する、それは、目に見える世界だけではなく潜象の世界の両方を直観できるためのガイドです。

そして、心身が温かみのある体温になった時、
不妊で不妊治療迄しても妊娠しなかった女性が、自然妊娠をすることができるのです。
さらに、助産院で自然なお産を実現します。

松見歯科の患者様、つまりは無何有庵でご指導させていただいた不妊治療でも妊娠できなかった女性の最高齢は44歳。もちろん、初産です。

妊娠をあきらめかけている方、一度、無何有庵で心身が温まるお料理を体験してみませんか?

基礎クラス<飯のコース>が10月から新期スタートです。

まだ、受付致しておりますので、興味のある方は一歩踏み出されてはいかがでしょうか?

もちろん、不妊でお悩みの方だけではなく、気を整えたい方、健康を目指したい方、お料理がうまくなりたい方、それぞれの目的でご参加いただけます。



お問い合わせ、お申し込みは、松見歯科診療所 087-881-2323 メディカルコンシェルジュ 升本まで。






































子供の歯並びを考える at 松見歯科診療所 2012.11

2012年09月25日 09時09分29秒 | スタッフのブログ
先日、摂食・嚥下機能の発達と障害を勉強してまいりました。
人は急に食べられるようになるわけではなく、ほ乳やおもちゃをなめたりしながら食事をすることを覚えていきます。

最近、口を開けて食事をするお子様。
食べ物が口の中に入ると、過敏に反応するお子様が多いように思います。
口の中に食べ物が無くなる事が、必ずしも食事が出来てる事とイコールではありません。

摂食機能発達段階で、そのお子様・時期に見合った離乳食が出来ていないと、舌や嚥下の機能がうまく引き出してあげられません。
機能がうまく発達していないと、誤嚥やむせ、楽しいはずの食事が楽しめない時間となってしまいます。

退化病・歯列不正・嚥下障害が密接に関係していると感じる時間となりました。


今回の講演会はそのあたりも含めてお話しできたらと思います。

日時:2012年11月17日(土)
   9:00~12:00
場所:松見歯科診療所
   高松市香西西町7
電話:087-881-2323
   日・月休診
費用:200円(昼食の玄米おむすび代として)
参加人数把握のため、事前に電話連絡の上お子様とご一緒にお越し下さい。
当日参加されたお子様の歯並びを当院歯科衛生士が拝見し、アドバイス致します。
また、実際に治療中のお子様の様子もご覧いただけます。


ただいま、2ヶ月に一回開催しておりますが、好評のためお早めにご予約下さい。

新しいけれど昔のまま

2012年09月22日 18時59分32秒 | マクロビオティック料理基礎 飯(はん)
こんにちは。
今日は、秋分の日ですね。そしてお彼岸の中日。
お月さまがきれいな季節になりました。

あいにく、今日はスカッと秋晴れとはいきませんで、曇り空ですが
風はさわやかです。
食器を洗っていると、格段に水道の水が冷たくなってきたのがわかりますね。

庭の木々も実りの季節となり、秋のあかちゃんがいっぱいです。紫式部やツリバナはまだまだ黄緑色だけど実をつけてますよ。

さて、昨日はマクロビオティック料理教室の基礎クラス<飯のコース>の第4回目を開催いたしました。

今回は「マクロビオティックと暮らし」についてお話をいたしました。

私たちは、生命を守る最も基本の「食べもの」についてさえ、「今、自分が、何を、どのくらい食べるべきか」の、正しい感覚を失ってしまい、天然の甘みと、化学合成品の判別もおぼつかなくなってしまいました。

おそらく、数万年前までの私たちの祖先の人々は、他の生物と同等に、鋭敏な体覚をもっていたに違いありません。そして、人間が他の動物と異なる方向をたどることになった、大脳皮質の発達も、その初期にはこの体覚に基づいて、つまり「アタマはココロと一体となって、イノチを守るために働く」という本来のまともな姿を保っていました。

本来、科学や哲学というものは、人間の生存意欲と好奇心から出発して、自然界や人間社会の現象事象の実相を探り、その本質本性を追求して、実生活の幸福向上に奉仕しようとする学のことをさします。

実際人間にとって最も必要なことは、自分たちの常識を健全に育成することにあります。

それによって私たちは時々刻々起こってくる身のまわりの事柄を判断し、処置し、未来を予見して、出来る限り将来の仕合せをはかって、生命を全うすることができるのです。

全ての生物は、本能や学習によるチエによって、自分の食べるべきものを選択し、その年の寒さや地震を予知して、安全に暮らすべき場所を定め、敵から身を守って、ふさわしい異性にめぐり合い子孫を残しています。
他の生物がいずれも備えているこのチエを、最も進化したはずの人類はどのように発達させてきたのでしょうか?

あらゆる学問が出そろった感のある今日ですが、それら従来の学問は全て人間の側からの判断を出ないものです。神や仏を云々する場合でさえ人間の側の視野です。要するに人類は「人間意識」の自我の伸長につれて、かつて人類が持っていた宇宙を生みだした天然と密着した一体感を喪失し、直感性能は退化し、人間の側からの視野に固定してしまったのです。

私たちはこのことを直感し、人間の側の意志やハタラキを極力抑えることにより天然の姿を感受して、人間の社会を離れ、できるだけ人間的な欲望や関心を没却する修業を志し、それによって、生物本来のあり方を学ばなくてはいけません。

見えているものだけが世界だと考える現代の科学や思想は、これほどまでに人間を退化させるものなのだろうかと驚きます。

この世の中はどんどん、天然、自然の宇宙の小さな形見を捨て、見えている世界さえ味気ないものにしてしまっています。

たとえば、かつて住んでいた京都の地には、鴨川の流れを見ながら走る京阪電車がありました。
冬には都鳥(ゆりかもめ)を数えたり、春には桜の花を愛でたりと本当に四季折々の風景がありました。
しかし、今は地下にもぐり、この風物詩は通勤通学の途には縁遠くなりました。
暗い、狭い、地下の中をただ走るだけです。

都会に行くと、ビルからビル、屋内の通路でつながって、家を出てから帰るまで、外の空気を吸うことがないという方もいるでしょう。
高層マンションにお暮らしの方は、窓を開けることはできないというお宅もあります。
確かに、快適な暮らしを目指した結果のことだと思いますが、
風のさわやかさや冷たさ、雨の優しさや厳しさ、太陽の暖かさや眩しさも感じることができないようなことになっています。

ふと、散歩道に咲く花を見つけるということもないのです。

見えているものの世界だけを信じている現代人は、モノトーンで自然の音の無い、人工灯に彩られた、空虚な世界でますます四面楚歌になってきているのです。

見えない世界を観るどころの話では無くなってきています。

マクロビオティックは、見える世界と見えない世界の全てが宇宙であると教えてくれます。

宇宙の95%以上が解明できていないと言われますが、つまりは、見える世界と見えない世界では、見えない世界の方が断然大きいということなのです。

たった5%の見える世界だけしか信じることができないなんて、氷山の一角だけで物事を判断するようなものです。しかもその世界が、地下道のようなものになっているとしたら(驚愕)。

まずは、外に出ることです!

どんなに都会に住んでいても青い空が見えるはず。公園の小さな森が目に入るはず。
そうすれば、人の優しさや、季節の安らぎや、本当の幸せが見えてくるはずです。

ほら、見えない世界が少し見えてくるでしょう。

そして、見えない世界はもっともっと奥深く、広がり、あふれてくるのを次第に感じることができるようになるのです。そんな生き物が本来持っている不思議な力は、天然、自然との関わりの度合いによって、大きくなったり、小さくなったりするのです。

香川県高松市には、庵治石で有名な土地があります。海に面しています。
春、桜の花が満開になる頃の新月の夜、海辺の波打ち際に何人ものあやしい影が顕れます。
何をしているのでしょうか?

そう、フグが産卵のために一斉に波打ち際にやってきているのを、タモですくっているのです。

フグは、毎年毎年、春の桜の咲くころの新月の夜、やってきます。
カレンダーも、時計も持っていないフグたちなのに、間違いなく、やってくるのです。

海の満ち引き、月の満ち欠けが彼らを正確に動かすのです。

私たち人間も、本来、満ち潮で誕生し、引き潮で息を引き取ります。
しかし、ゴールデンウイークとか、土日にはあまり生まれたり、死んだりしないようになっているのを知っていますか?
休日の前後に出産が多かったりする話をよく耳にします。
つまり、人工的にコントロールされているのです。

生まれたときから本能を壊されてしまう現代人だからこそ、マクロビオティックが教えてくれる生き方が大いに役に立ちます。

現代人に伝えたい新しい考え方です。
現代人が忘れてしまった昔のままの暮らし方です。


第4回目のお料理は、



三色どんぶり・・・植物タンパクのグルテン、お豆腐にくちなしで色づけたソイエッグのそぼろ、小松菜の醤油炒めをかけて、自家製紅ショウガをかざりました。



葛切りと無水煮野菜の和えもの・・・秋の味覚をふんだんに入れました。梨もはいっていますよ。



梅牛蒡・・・牛蒡は皮もむかず、水にさらさずに、灰汁をうまみにかえて、味付けは梅干しだけ。



牛蒡と蓮根と人参のきんぴらスープ・・・根野菜がおいしくなる季節になりますね。





人参のムース・・・人参の甘みだけのムースです。






































2人目を妊娠しました

2012年09月19日 09時59分24秒 | スタッフのブログ
歯科衛生士今川さえです。
ご報告です。

2人目を妊娠いたしました。

今まで通り、希羽を連れて患者様を拝見しております。

しかし、希羽の時には全くと言っていい程つわりに苦しまなかったのですが、今回希羽の時よりもつわりがきつそうです。
体調管理に努めますが、ご迷惑をおかけする事があるかもしれません。

申し訳ありませんが、よろしくお願い致します。

現在、2人目の妊娠を通じて、子供によって母体の体調の違い、第一子と共にお腹の子供を育てていくという事を経験中です!
また、つわりから得られることもあると思っています!

母子ともに今後ともよろしくお願い致します。

秋の味覚

2012年09月18日 23時48分29秒 | 庵主の日記
お騒がせな中国問題ですが、
なぜか我が家の食卓も中国三昧な休日でした。



さぬき市のお祭りで、おばちゃんパワーをちょいと使ってみたら、8本2000円の格安でゲットできた松茸さま。

もちろん、中国産ですが、
庶民の食卓には、これでも贅沢な秋の味覚でございます。

友人ご夫婦と我が家の4人で
お腹一杯、松茸鍋を堪能した土曜日の宴。
ひとり500円と考えれば、リーズナブルでございます。

中国の松茸くんは、こんなに友好的なんだけどなぁ・・・。

































マクロビオティックベーシッククラス 丸亀教室

2012年09月18日 22時33分42秒 | マクロビオティック料理基礎 飯(はん)
今日は、月に一度の、丸亀の中原あさ先生のnatural food class te-maで、マクロビオティックの基礎クラスを開催いたしました。

お料理は中原先生のご指導のもと、私は理論を担当させていただいております。

今日のテーマは、「子どもの食事法について」でした。

胎児のときから、大人になるまでの20年あまりの期間の食事学について、人間のカラダのシステムや成長の仕方などを知り、応じた食事のあり方をお話いたしました。
2時間ほどのお話なので、ブログに全てを書くのは大変なので割愛いたしますが、
子育ては、子どもの社会性を育てることであり、その時期、時期のステージにしっかりとアプローチすることが大切になります。

たとえば、母乳育児と「断乳」について言えば、
歯が生え始める生後半年目から心づもりがはじまり、歯が生えそろう2歳までには断乳を完了させるのが望ましいと言うお話をいたしました。

松見歯科が母乳育児を推奨する中、その芯を支えてくださったのが故山内逸郎先生の教えでした。
山内先生は、母乳は3歳でも4歳でもあげればいいとおっしゃられていましたので、そのように指導させていただいておりました。

しかし、マクロビオティックの創始者である故桜沢如一先生は、1年で断乳という厳しいことを著書に書かれています。

このことのギャップについて、私なりに考え見出した答えは、桜沢先生の時代には、母は子を8人、10人と産み子沢山が当たり前だったため、母体を整えるためには、1年で断乳する方がいいと考えるからと解決していました。

ですから、当時は、母乳は子どもがほしいというだけ、欲しいという期間与えればいいと申してまいりました。

しかし、数年前に全国でさせていただいた子育て講座「ココロビオティックセミナー」の開催に当たって、資料をまとめる中、桜沢先生がおっしゃられた1年で断乳の意味は、私の推測とは違ったのではないかとの考えに至りました。

歯科医院に従事する者として、歯の成長はとても大切な子育てのポイントと考えます。
生後半年目に歯が生え始め、その頃に必ず乳児がする行動「なめまわし」についての考察として、このなめている物は食べてもいいものかそうでないものかの確認作業と考えます。

ちなみに、私たちのカラダは、口から肛門の内臓系と、無脊椎から脊椎動物に進化したときに手に入れた、背骨、あばら骨、頭、手足といった体壁系と言われる後付けの機能に二分されますが、この二つの系統をつなげるのがなんと「口」なのです。そして、この口でなめまわしをし、なめたものを感受するわけです。

内臓系のシンボルは「心(臓)」であり、体壁系のシンボルは「脳」です。

私たちが、何かを思うというとき、胸のあたり(つまり心)であったり、頭(つまり脳)であったりするのはこの二つの大きな系統から身体が成り立っているからです。
ついでに言うならば、思うという漢字「思」は田と心からなります。
田は頭(脳)を俯瞰で観た時の象形文字であり、つまりは脳と心の両方の合体が思うという漢字に書き表しているのはなるほど本当に感心してしまいます。

つまり、口で感受したものを、もともと生命の根源としてある内臓系の心に伝え思い、電気信号により体壁系のシンボルである脳に情報を流し思うわけです。

甘いやカライ、かたいや柔らかい、丸いや角いなど、感受した情報をを心で受け止め脳に記憶をさせ蓄積するのです。

そして、経験を積み重ねて判断をしていくわけです。

その結果、こっちの水は甘いよ、こっちの水は苦いよと物事をちゃんと理解し、区別し、選択することができるようになるのです。

ですから「なめまわし」行動はしっかりさせてやることで感受性を育てることになるのです。

そして、母親は、そのころにそろそろ離乳の準備を心づもりする時期になります。

乳歯は2歳くらいで生えそろいます。
上下左右20本の可愛らしい歯です。
歯が生えそろう頃には、次のステージ、母乳から食物の摂取に移り行く時となります。

その頃に、だらだら母乳を上げていては、子どもの自立を阻害します。

きびしい言葉ですが、犬でも猫でも、そして野生の動物は全て「断乳」をするのです。
そうしなければ、自分で餌を獲ることができないのです。

この時に食事のおっぱいと心のおっぱいの使い分けをしながら、上手に、次のステージに上げてあげることが子育ての初めの試練となるのです。

さらに、6歳くらいになると、初めての永久歯6歳臼歯という大臼歯が生えてきます。一生一番長く使って行く大切な歯です。これを皮切りに、乳歯は次々と大人の歯に生え変わって行きます。

12歳頃になるとまた大人の大臼歯が生え始めてきます。これを12歳臼歯(第二大臼歯)と言いますが、丁度この頃に乳歯は全て大人の歯に生え変わりを完了するのです。

そして、最後に親知らずが20歳前後に生えてきます。

半年(おくいはじめ)、2歳(幼稚園・保育園)、6歳(小学校)、12歳(中学校・思春期)、20歳(成人)。

これが、子どもの成長に大切な節目となる人生のステージのステップアップの時期と重なるわけです。

歯の成長と、心身の各ステージとが本当に見事にオーバーラップしているのがわかっていただけると思います。その時々に、ちゃんと応じたステージにアプローチしてあげることこそが子育てなのです。

そして、歯に応じた食べ方がある。つまり、年齢に応じた食事法があるということなのです。

詳細はまた、講座を受講してください。

まあ、そんな話を皮切りに、子どもの食事法をお話いたしました。

いろいろ、実践をなさってくださいませ。



本日のメニューは、マクロビオティック精進カレーでした。
8月をお休みさせていただきましたので
2回分の講座がずれる形になりましたので、レシピがちょっと夏仕様でごめんなさい。

おいしかったですが私は鼻水が出てきました。
ちょっと、秋には陰性強いですね。
お味噌など、陽性なものを入れましたが、香辛料も相当入りますので、
これからは、ちょっと控えめにお作りくださいませ。







来月は大人の食事学についてお話をしたいと思います。









































10月から新期。マクロビオティック料理教室<飯のコース>第19期の受付が始まっています。

2012年09月14日 10時42分02秒 | マクロビオティック料理基礎 飯(はん)
朝、起きてすぐ、教室の掃き出しの戸を開けて、外の空気を部屋中に取り入れます。
庭には、遅咲きの水連が咲き、水連鉢の中のめだかも元気に泳いでいます。
今年は、まゆみの木にたくさんの実がぶら下がっています。まだ、黄緑色で、赤く色づくにはまだまだ残暑が厳しいのかな?

無何有庵の教室は、ガーデンビューで、庭の緑の中で学んでいただけるよう、できるだけ自然を取り入れています。ゆったりとした時間の流れを感じて頂けることと思います。

さて、10月から、基礎クラスの<飯のコース>が新期スタートいたします。

ここ数期、料理は中原先生に完全におまかせしてきましたが、
今回は、久しぶりに私も料理の指導をさせていただこうと思っております。

食にまつわる環境がどんどん悪化する中、どうしても子どもたちを守らなくてはいけません。
私たち講師の後に続いてくださる方をしっかり養成しておきたいと思います。

もちろん、気軽に参加していただいて大丈夫です。
もし、本気で取り組みたいという方がいらしたら、是非、この機会にご参加ください。



<講座概要>

マクロビオティックのベーシックな食事スタイルのご指導と、季節、時間、性別、年齢、体質、体調などに合わせた食事の調整法、マクロビオティックの考え方や哲学を自然科学(宇宙、進化、生命、人体、物理、宗教、哲学などなど)の領域から捉え、判断力を高めていくためのアプローチをさせていただきます。

基礎だからこそ、深く充実した内容です。
料理・内服お手当実習(約2時間)+ 外用お手当実習(約1時間)+ 理論講座(約1時間)、試食、片づけから成ります。お手当は、内服、外用によって時間がかわります。
開催時間は10時~15時を予定しておりますが、少し時間のゆとりを持ってお越しください。
子どもさんのお迎え等のある方は、中座していただいて結構です。

このコースは、基本的にはマクロビオティック料理初めての方を対象としています。
玄米ごはんの炊き方からマクロビオティック理論、陰陽の話、食事の調整法、お手当て実習など即実践できるようにご指導致します。

また、基本をしっかりと学びなおしたい方にもお薦めの講座です。前期、後期と食材、メニューの違いもありますので再度受講される方、理論のみの受講も受付いたします。


■全12回・6ヶ月。
■歯科診療を受診される方は34,800円(2900円/1回あたり。)
■受診されない方は48,000円(4,000円/1回あたり。)
■単発での受講も受け付けています(1回4,800円)。
■陰陽がわかりやすいテキストブックは2,500円で別売となります。
■理論のみの受講につきましては、3,000円×全11回となります。
(全ての料金は税別の金額です)


スタート時間に遅れないように、10分前には集合願います。
できるだけ歯科受診の上の受講を頂き、総合的な健康管理をお薦め致します。レギュラーの方は、受講期間中に食改善のお話・理のコースを必須で受講(受講料735円)願います。
主食の話、玄米の話、パンについて、砂糖の害などのお話になります。
全回、理のコース受講修了者には、修了証書を授与いたします。

飯のコースの様子はこちらから。

さらに、インターンシップ制度として、飯のコース、羹のコースを卒業した受講生の中で、審査の上、研修生としてアシスタントに入ることができます。経験を積んだ後は料理講師、カフェの開業、マクロビオティック指導士などの分野で活躍できるように指導いたします。



飯(はん)のコース 第19期 (2012年秋冬)基礎 

金曜日 10:00~

■第1回 10月 5日(金)

       <料理>玄米の炊き方(圧力、土鍋)・・・玄米と健康について(好転反応など)
           きんぴら牛蒡(季節の調整)
           ごま塩 (季節の調整)
           厚揚げとふのりの味噌汁(麦味噌)

       <手当>《三年番茶の煎じ方・お手当て》

       <理論>マクロビオティックとは<陰陽について・・・宇宙の法則>

■第2回 10月19日(金)

       <料理>黒豆と小豆の豆ご飯
           ひじき蓮根 (季節の調整)    
           油揚げと季節野菜のの味噌汁(米味噌)

       <手当>《梅醤番茶》

    <理論>マクロビオティック食事法<進化と食べ物>      

■第3回 11月 2日(金)
       <料理>茶飯(圧力鍋)
           黒胡麻豆腐
           切干大根と高野豆腐の焚いたん
           根菜の団子汁(麦味噌)

       <手当>《蓮根等》

       <理論>マクロビオティック観<身体と心の構造と機能(感受性について)>    

■第4回 11月16日(金)

       <料理>三色丼(圧力鍋)
           梅牛蒡
           玉ねぎのスープ          
           葛きりと無水煮温野菜の和え物
           人参のムース

       <手当>《第一大根湯・第二大根湯》

       <理論>マクロビオティックと暮らし<太陽と地球と月・・・気候風土>
                            
■第5回 12月 7日(金)

       <料理>冬のちらし寿司                  
           七福煮なます
           茶山椒                      
           玄米粉のクレームブリュレ

       <食養料理>《椎茸スープ》

       <理論>マクロビオティック食事法の調整<太極図と五行>

■第6回 12月21日(金)

       <料理>ひじきの混ぜご飯(炊飯器)  
           飛竜頭
           蓮根の棒煮
           
           玄米あられ

       <手当>《生姜シップ》

       <理論>マクロビオティック栄養学<献立の立て方>

■第7回  1月11日(金)

       <料理>南瓜入り小豆粥(ありがとう)
           昆布と干し椎茸の佃煮
           玄米団子汁
           一口お萩

       <手当>《青菜パスター》

       <理論>マクロビオティックと家族1<子どもの食事、子どもの成長>

■第8回  1月25日(金)

       <料理>変わり稲荷寿司(低圧炊飯)
           梅酢の巻き寿司
           葛餅

       <手当>《豆腐パスター》

       <理論>マクロビオティックと家族2<大人の食事、生活習慣の改善>

■第9回  2月 1日(金)

       <料理>炊き込み玄米ごはん           
           きんぴら牛蒡の揚げ春巻き
           玄米ポタージュ
           りんごの無水煮
       
       <手当>《枇杷の葉の温灸》

       <理論>マクロビオティック医学<望診法>

■第10回 2月15日(金)

       <料理>玄米五平餅
           冬野菜のラタトゥイユ
           蕪蒸し
           茶巾しぼり
       
       <手当>《小豆かぼちゃ》

       <理論>マクロビオティック気学<精神の開発法>

■第11回 3月 8日(金)

       <料理>基本食と基本の調理の復習
           きんぴら牛蒡、ひじき蓮根(乙女:サムライ)
           玄米土鍋炊飯

       <理論>マクロビオティック総論

       <手当>《時雨味噌》

■第12回 3月22日(金)

       卒業制作
       審査
       卒業パーティ&卒業式


<講 師>
理 論 担 当  松見 千奈美
料 理 担 当  中原 亜 智
アシスタント 小山 郁 子


お申し込みは、松見歯科診療所 087-881-2323 メディカルコンシェルジュ 升本まで。

四季のJ.YAKUZEN <お茶会>

2012年09月12日 15時53分28秒 | マクロビオティック薬膳<神草の慧古>
毎月第2土曜日の夕方5時30分~7時30分までの2時間。
薬膳茶の教室をいたしております。

毎回ウェルカムティと実習薬膳茶を楽しんでおります。
それぞれの素材の効能や特長を知り、いろいろ応用できるように効能を調べたり献立の組み立て方を学んで頂いております。

食養塾 無何有庵は、松見歯科診療所が併設している
お口とカラダとココロの健康を取り戻す、守る、作る為のスペースです。

お口の健康状態を診ていると、からだの健康も同じように連動していて、
口腔内の問題の有無によってあるいは、発生、治癒によって、心体の問題も起きたり治ったりします。
西洋医学では、身体を細部にまで分けてしまっていて、からだは一つで、全部つながっているんだということを
忘れてしまいがちです。
そして、薬をたくさん出したり、手術をしたりする治療が最前線です。
最先端医療は、DNAや細胞の小さな所を観ています。
からだ診ずして、顕微鏡を覗いている状態です。
ひょっとしたら、あなたのかかりつけの病院の先生は、あなたの顔を見ていないかもしれません。
カルテとレントゲンと、パソコンと顕微鏡・・・。

どうして、歯医者が薬膳なのかっていうと
東洋医学は、西洋医学と違い、カラダは一つという整体観念があります。
無闇に薬を使わずに、まずは家庭でできる予防を大切にします。

歯とからだは切り離せないと考える私たちは、この東洋で生まれた医学にとても共感をいたします。

西洋の医学と東洋の医学を上手に取り入れることで、
より、人間らしい医療を提供できるのではないかと考えています。

そんな思いで作った食養塾 無何有庵では、診療室ではできない、予防のための食医学を学んで頂けるスペースなのです。



先日の薬膳茶のクラスでは、秋に備えてのお茶を作りました。

枇杷茶



生姜桂枝茶







そして、薬膳プラスとしての軽食、無花果パン



ご興味のある方は、ぜひご参加くださいませ。


































飯のコース(マクロビオティック基礎クラス)第3回 開催しました。

2012年09月12日 13時03分13秒 | マクロビオティック料理基礎 飯(はん)
7月から始まった18期生のクラスですが、8月を夏休みにいたしましたので
9月の初回はだい3回目の内容です。

マクロビオティックの考えに基づいた基本食ですので、一汁二菜程度の献立です。



今回は茶飯と切干大根の焚いたんと、ごま豆腐、キュウリの冷汁でした。





キュウリの冷汁は、そろそろ季節に合わなくなりますが、名残りの夏を楽しみました。




また、ごま豆腐は、京都のたん熊さんのパリ支店で料理長をされていた方に教えて頂いたレシピで作りました。
コレがまた絶品なんです。まだまだ残暑が残る9月なので、今回は白胡麻仕立てにいたしました。


茶飯は、大豆を炒って使います。陰性の強い大豆をそのままお米と炊くと、青臭くておいしくありません。
節分の時に撒く豆くらいに炒るのがコツです。
じっくり淹れた三年番茶をそそぎ、圧力鍋でほっこり炊き上げます。
鍋のふたを開けると、一番上には大豆がびっしり。陽性化された大豆は、こげ茶色になっています。
それでもご飯の上にあるということは、相当陰性だということが判りますね。
お豆腐などの大豆製品が、そのままだと身体を冷やしてしまう理由がそこにあります。



マクロビオティックの基本食と言えば、おかずはきんぴら牛蒡、ひじき蓮根、切干大根の焚いたんと三種の神器のように挙げられます。
それくらい、身体にとって大切なお料理で、時間をかけて作りたい品々です。
今回は切干大根の焚いたんを作りました。
砂糖などいれなくとも、切干大根の甘さだけで十分なおいしさが引き出されます。



松見歯科では、子どものおやつによく切干大根を薦めます。
干したままを食べると、じわっと大根の甘みが口に広がり、乾燥していますから、噛むことの練習にもなります。自然の甘さは、子どもたちの歯の育成を阻害しません。むしろ、しっかり噛むことで、顎の成長を促します。昔の方の伝統的な保存食に感謝です。

今回も、美味しくいただくことができました。

さて、生徒さんに出していた宿題は、食についての新聞作りでした。
それぞれの家族や友人、周りの方々に、食の大切さを伝えるための手作り新聞です。
早速作ってきてくれました。
松見歯科の掲示板に掲示していますので、ぜひご覧ください。
かわいい手描きのイラストや工夫をこらした文章や構成。とてもよくできていましたよ。


































マクロビオティック料理教室<飯のコース(基礎)> 秋冬新期クラスの日程がきまりました。

2012年09月07日 15時45分50秒 | マクロビオティック料理基礎 飯(はん)


10月から、マクロビオティック料理教室<飯のコース(基礎クラス)>2012年秋冬クラス(第19期)がスタートいたします。

2012年は試験的に、1月クラス、7月クラスの半期で開校しましたが、やはり、春夏、秋冬のほうが、季節を取り込みやすいので、現在18期生のクラスが進行していますが、この秋から秋冬クラスを同時に開催することになりました。第19期生募集です。

マクロビオティックは、自然な生き方の実践です。

無限の宇宙の秩序の中で生かされている私たちは、宇宙に存在するあらゆるものを食べて生きています。この地球上に誕生した生物の進化の摂理にしたがい、私たちはミネラルと水と生物を食べて生きています。また、地球をとりまく空気も、呼吸器官や皮膚を通じて食べています。これらは、私たちが普段食べ物と呼んでいる、いわば物質的食べ物です。

私たちは、日々生きていく中で、長波から短波、高周波から低周波に至るあらゆる振動を感覚器官とカラダ全体に取り込んでいます。たとえば、触覚=固体、味覚=液体、嗅覚=気体、聴覚=大気中の振動、視覚=光の波です。さらに、環境のいたるところに存在する放射線や波も同じです。

たとえば、植物が発する身近な波動や振動もあれば、地球を越えて何億光年も離れたところから降り注ぐ宇宙線や波もあります。これらは、私たちのカラダの表面からその一部を電磁波に転換して経絡を通じて体内に循環させます。この電磁波によって、私たちの60兆個の細胞や腺、器官、カラダ全体に充電され、そのエネルギーによって、人間は動き、消化し、呼吸し、排泄し、考えることができるのです。これら、振動、波動、放射線、種々の光線といった物質化されていない目に見えないものは精神的食べ物といもいえるのです。その一部はなくてはならないものですし、その一部は、避けて通れないものでもあります。つまり、私たちがコントロールするのはとても難しいものです。

昨年の3.11以降、私たちは、人工的な放射能による環境汚染を余儀なくされ、物質的食べ物も、精神的食べ物も放射線を気にしながら生活せざるを得なくなってきました。また、農薬や化学物質、薬品、合成添加物、遺伝子組み換え食品、などなど、食の環境は悪化するばかりです。

そんな中、唯一私たちが私たちの意志でコントロールできるのは口から摂取する物質的食べ物、つまり普段の食事です。

私たちが最低限持っていなくてはいけない知識=常識(経済優先の都合によって作られた常識ではないもの)を得ることによって、何をどのように食べて生きていくかを実践しなくてはいけません。特に子どもたちは、大人と比較して様々なものに対する感受性が高く、影響を受けやすいため、真剣に取り組まなくてはいけません。

つまり、今こそ、マクロビオティックなのです。

子育て中のお母さん、これから出産を控えている若い女性に是非、参加していただきたいと思います。
半年12回のコースです。あっという間の期間と感じてくださると思います。
お仕事などおありだと思いますが、万障お繰り合わせて時間を作ってください。



<講座概要>

マクロビオティックのベーシックな食事スタイルのご指導と、季節、時間、性別、年齢、体質、体調などに合わせた食事の調整法、マクロビオティックの考え方や哲学を自然科学(宇宙、進化、生命、人体、物理、宗教、哲学などなど)の領域から捉え、判断力を高めていくためのアプローチをさせていただきます。

基礎だからこそ、深く充実した内容です。
料理・内服お手当実習(約2時間)+ 外用お手当実習(約1時間)+ 理論講座(約1時間)、試食、片づけから成ります。お手当は、内服、外用によって時間がかわります。
開催時間は10時~15時を予定しておりますが、少し時間のゆとりを持ってお越しください。
子どもさんのお迎え等のある方は、中座していただいて結構です。

このコースは、基本的にはマクロビオティック料理初めての方を対象としています。
玄米ごはんの炊き方からマクロビオティック理論、陰陽の話、食事の調整法、お手当て実習など即実践できるようにご指導致します。

また、基本をしっかりと学びなおしたい方にもお薦めの講座です。前期、後期と食材、メニューの違いもありますので再度受講される方、理論のみの受講も受付いたします。


■全12回・6ヶ月。
■歯科診療を受診される方は34,800円(2900円/1回あたり。)
■受診されない方は48,000円(4,000円/1回あたり。)
■単発での受講も受け付けています(1回4,800円)。
■陰陽がわかりやすいテキストブックは2,500円で別売となります。
■理論のみの受講につきましては、3,000円×全11回となります。
(全ての料金は税別の金額です)


スタート時間に遅れないように、10分前には集合願います。
できるだけ歯科受診の上の受講を頂き、総合的な健康管理をお薦め致します。レギュラーの方は、受講期間中に食改善のお話・理のコースを必須で受講(受講料735円)願います。
主食の話、玄米の話、パンについて、砂糖の害などのお話になります。
全回、理のコース受講修了者には、修了証書を授与いたします。

飯のコースの様子はこちらから。

さらに、インターンシップ制度として、飯のコース、羹のコースを卒業した受講生の中で、審査の上、研修生としてアシスタントに入ることができます。経験を積んだ後は料理講師、カフェの開業、マクロビオティック指導士などの分野で活躍できるように指導いたします。



飯(はん)のコース 第19期 (2012年秋冬)基礎 

金曜日 10:00~

■第1回 10月 5日(金)

       <料理>玄米の炊き方(圧力、土鍋)・・・玄米と健康について(好転反応など)
           きんぴら牛蒡(季節の調整)
           ごま塩 (季節の調整)
           厚揚げとふのりの味噌汁(麦味噌)

       <手当>《三年番茶の煎じ方・お手当て》

       <理論>マクロビオティックとは<陰陽について・・・宇宙の法則>

■第2回 10月19日(金)

       <料理>黒豆と小豆の豆ご飯
           ひじき蓮根 (季節の調整)    
           油揚げと季節野菜のの味噌汁(米味噌)

       <手当>《梅醤番茶》

    <理論>マクロビオティック食事法<進化と食べ物>      

■第3回 11月 2日(金)
       <料理>茶飯(圧力鍋)
           黒胡麻豆腐
           切干大根と高野豆腐の焚いたん
           根菜の団子汁(麦味噌)

       <手当>《蓮根等》

       <理論>マクロビオティック観<身体と心の構造と機能(感受性について)>    

■第4回 11月16日(金)

       <料理>三色丼(圧力鍋)
           梅牛蒡
           玉ねぎのスープ          
           葛きりと無水煮温野菜の和え物
           人参のムース

       <手当>《第一大根湯・第二大根湯》

       <理論>マクロビオティックと暮らし<太陽と地球と月・・・気候風土>
                            
■第5回 12月 7日(金)

       <料理>冬のちらし寿司                  
           七福煮なます
           茶山椒                      
           玄米粉のクレームブリュレ

       <食養料理>《椎茸スープ》

       <理論>マクロビオティック食事法の調整<太極図と五行>

■第6回 12月21日(金)

       <料理>ひじきの混ぜご飯(炊飯器)  
           飛竜頭
           蓮根の棒煮
           
           玄米あられ

       <手当>《生姜シップ》

       <理論>マクロビオティック栄養学<献立の立て方>

■第7回  1月11日(金)

       <料理>南瓜入り小豆粥(ありがとう)
           昆布と干し椎茸の佃煮
           玄米団子汁
           一口お萩

       <手当>《青菜パスター》

       <理論>マクロビオティックと家族1<子どもの食事、子どもの成長>

■第8回  1月25日(金)

       <料理>変わり稲荷寿司(低圧炊飯)
           梅酢の巻き寿司
           葛餅

       <手当>《豆腐パスター》

       <理論>マクロビオティックと家族2<大人の食事、生活習慣の改善>

■第9回  2月 1日(金)

       <料理>炊き込み玄米ごはん           
           きんぴら牛蒡の揚げ春巻き
           玄米ポタージュ
           りんごの無水煮
       
       <手当>《枇杷の葉の温灸》

       <理論>マクロビオティック医学<望診法>

■第10回 2月15日(金)

       <料理>玄米五平餅
           冬野菜のラタトゥイユ
           蕪蒸し
           茶巾しぼり
       
       <手当>《小豆かぼちゃ》

       <理論>マクロビオティック気学<精神の開発法>

■第11回 3月 8日(金)

       <料理>基本食と基本の調理の復習
           きんぴら牛蒡、ひじき蓮根(乙女:サムライ)
           玄米土鍋炊飯

       <理論>マクロビオティック総論

       <手当>《時雨味噌》

■第12回 3月22日(金)

       卒業制作
       審査
       卒業パーティ&卒業式


<講 師>
理 論 担 当  松見 千奈美
料 理 担 当  中原 亜 智
アシスタント 小山 郁 子


お申し込みは、松見歯科診療所 087-881-2323 メディカルコンシェルジュ 升本まで。





































まめまめづくし。

2012年09月06日 17時39分35秒 | マクロビオティック料理応用 羹(こう)
本当に久しぶりのブログ更新ですね。
いつの間にか9月。
もう秋ですね。

季節の食材もそろそろ穀物が収穫の時期を迎えてきました。

マクロビオティック料理教室<羹のコース>では、食材別に使いこなすことができるようにカテゴリーを組んでおりますが、今回はズバリ<豆>です。

これから、いろいろな豆が収獲されますが、その前に、腕を磨いておきましょうってことで
いろいろなお料理を作りましたよ。









さてさて、今回は何種類つくったのでしょうか・・・。

































来月までに、各自、レシピを起こして作成してきます。
添削をして、また、アドバイスを返します。

皆さん、がんばって復習してきてくださいね。