読書・水彩画

明け暮れる読書と水彩画の日々

水彩画(風景)

2010年01月11日 | 水彩画

増尾城址公園を描く
  今回の水彩画は各自素材を持ち寄って風景画を描いた。
  正直いうと写真を見て描くのは余り好きでない。臨場感がないから。
  とはいうものの、この寒い時期に外に出て風邪でも引いたらうまくないので「ま、
 仕方ないか」。
  昨年暮れに近くの増尾城址公園近くの雑木林の風景を描いたが、その際今度
 はここを描こうと写真に撮っておいたポイントがあったので、今回はそれにした。

  なぜそのポイントに絵心を魅かれたかというと、杉やスダジイなどが立ち並び
 薄暗い木立の向こうに、城址の土塁と思しき小高い丘があって、その周囲だけ
 木立もなく明るい。そして杉の木立と地面には木漏れ日がまだら模様をつくり、水
 彩画向きかなと思ったから。

  木漏れ陽の部分を塗り残したら随分コントラストが強く感じられるが、水彩画
 の場合、見た目より少し強調したくらいが丁度いいとも言われるので、これでも
 いいかと思う。

  なるたけ丁寧には描かず、雰囲気中心にという先生のアドバイスは分かるもの
 の、性分というものがあって、ついあれもこれも・・・ということになってしまう。
 「綿密な観察と大胆な省略」は永遠の課題である。

   

     (以上この項終わり)

 

コメント (2)
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水彩画の描き初め・続編

2010年01月08日 | 水彩画
静物の背景色を改訂
  昨日の描き初めの静物画。背景がなんとなく気になっていたので彩色をやり直し
 ました。
  いつものようなパターンになってしまって、締まらないのですが、今度こそ工夫を
 します。
  参考までに並べてみます。背景がいかに大事か良く分かります。

  
    マーメードF8 粗目

   

  (
以上この項終わり)
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水彩画の描き初め

2010年01月07日 | 水彩画

とりあえず静物画
  次の水彩画教室は「風景画」をやることになった。それぞれ過去に描きたいと
 思った光景を、写真やスケッチで持参して、それを見ながら描く趣向。
  それはとりあえず昨年訪れた妙高高原の風景にすることにして、今日は手近な
 題材をテーマにして、「静物画」を描いた。
  描き初めだ。

  吾輩が無類の芋焼酎愛好派と承知している某氏から、本格芋焼酎原酒(27度)
 1.8L入り壺(鹿児島・鹿屋「財宝」)を頂いた。この壺を中心に、リンゴ、ポンカン
 レモン、ゆずなどを配した。
  少し左が寂しく見えたので、焼酎・ビール用の陶器製カップを添えた。

  果物の中に意外な色を見出して、その色を加えることで見事な質感を表す人が
 いる。その感性が羨ましい。吾輩の場合一向に表現方法が進歩しない。人さまの
 作品を見たときには「なるほど、そうか。そういうことか。」と感心するが、身に着か
 ないのだ。
  少しくたびれた「ゆず」はどうしてそれらしく見えないのか。

  背景色はいつもながら苦労する。

  

  (以上この項終わり)

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第86回箱根大学駅伝

2010年01月03日 | その他

東洋大総合優勝・大方の予想通り
  箱根駅伝が終わった。結果は東洋大の総合優勝。しかも連続優勝。選手層の
 厚さと、「柏原」という「やまのぼり」の切り札選手が健在なので、他校は予想を覆
 すことができなかった。
  吾輩は走らないが、弟や甥っ子は中学や高校時代に長距離で鳴らした時期も
 あったとかで、もしかしたらその血は吾輩にも流れているか・・・。水彩画仲間の
 H氏はちょっとしたランナーで、名のあるレースは欠かさずエントリーしており、こ
 としの「東京マラソン」にも当選したので、多分今頃は調整に余念がないはず…。
  
  今年の「箱根駅伝」は、途中棄権となるような身体不調もなく、割と平穏なレー
 ス展開だったのかもしれない。ただシード権争いは熾烈で、かつての優勝校も予
 選から上がってきた大学に抜かれタジタジの場面が幾度もあった。気の毒では
 あるが結果がすべて。

  現役リタイア後、東海道を皮切りに幕府五街道を歩いて以来、正月は「箱根
 伝」観戦が欠かせなくなった。小田原から元箱根までのコースは街道とはいささ
 か異なるが、概ね街道筋と駅伝コースが重なるため、苦労した道中の沿道風景
 がレース中登場することもあって興味がいや増す次第。
  わが母校「中央大」は今年も4位。復路で頑張って、一時2位に迫る勢いであっ
 たが、選手層の薄さから追い上げが利かなかった。
  中央大はかつて箱根駅伝の王者で、1926年(大正15年)の初優勝を皮切り
 に14回の優勝を果たした。とりわけ圧巻なのは昭和34年(1959年)からの6連
 覇である。その後1996年(平成8年)の優勝以来優勝からは遠ざかっている。
 やはり力のある選手を多く抱えていないと、200キロを超える10区のコースを
 巧みに走り抜けることは難しいのだろう。

  今や「箱根駅伝」はお正月の風物詩の一つである。キリン一番搾りなんぞを片
 手に、炬燵でぬくぬくとTV観戦するのも気楽でいいけれども、一度沿道か大手町
 のゴール辺りで生の熱気に触れることも大事かもしれない。
  身長175センチで46キロというスリムな選手が走っていた。多分骨と筋肉だけなのだ
 ろう。長い脚ですいすいと箱根道を下っていく姿を見ていて、惰弱な己れの姿を
 顧み、反省することしきりであった(その時だけ)。

     
     地生えの万両       狂い咲きの海棠      山茶花         にほい水仙

 (以上この項終わり)

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新しい年が明けて

2010年01月01日 | その他

新年のご挨拶
 このブログをご覧いただいている皆さま。新年おめでとうございます。あまり変わ
 り映えしないページではありますが、本年もご愛顧のほどよろしくお願いいたし
 ます。 

  昨夜は遅くまで起きていて、どこかのチャンネルで新年のカウントダウンを見て
 いました。布団の中で聞いた除夜の鐘は、なぜかいつもの年よりもはっきりと聞
 こえてきました。NHKの永平寺などの鐘ではなく、Liveの除夜の鐘です(およそ
 2キロ離れた「妙蓮寺」という日蓮宗の寺。わが家の菩提寺)。風の向きで鐘の
 音や電車の音が結構間近に聞こえて来るのです。いつもは朝の勤行の前(6時)
 に鐘が衝かれ、夜は除夜の鐘だけ。だからことさら鐘の音が身に沁みる。

  今年に入って4人目の孫(女児)が無事に誕生した。吾輩の古希も難なく通り過
 ぎたし、それを機に叙勲という栄誉にも与ったりした。ところが一方、我妻が思わ
 ぬ難病を告げられ暗然としたり、古くからの親友がかなり高ステージの癌を宣告
 され入院することになった。さらには三番目の姉が突然脳梗塞で倒れたりして、
 諸行無常を改めて痛感する年であった。
  一昨年長男を産んだ三女は、また夫の里カリフォルニアに帰ることになってクリ
 スマスイブに日本を後にしてしまった。府中市に住まっていた長女の家族は転勤
 で遠く広島に居を移してしまった。急に身辺は寂しくなった。
 たった1年でもこれだけ有為転変がある。

  新年を迎えてこの一年にどんな抱負があるかと言えば、長年放置していた中
 山道を歩いた記録を何とかしなければと思っている。二つのボランティアグルー
 プの活動はもちろん、狭いながら畑も待って居る。妻の体調が許せば、カリフォ
 ルニアの家族も訪ねたい。広島を訪ね、ついでに道後温泉など四国観光をとい
 うのは妻の希望である。その間に水彩画を描いて、好きな本を読んで・・・、そん
 なこんなで今年も暮れるのかもしれない。
 
 (この項終わり)

 

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