最近にしては極珍しい透き通った朝でした。
春にこれだけ山の稜線がハッキリ見える日はとても少ないので嬉しかったです。
午前中はヒンヤリとして寒かったのですが午後は16度までになって、仕事でも動きやすい1日でした。
さて、タイトルの「寄り道」です。
昨日のギャラリー・春秋山荘に行った際のこと。
12時オープン(~18時)で朝一の仕事を済ませ、余裕をもって10時に出発したら空いていた
こともあり、11時過ぎには到着してしまっていました。
初めて行ったところなのですが途中に【毘沙門堂門跡】という道標がありましたので、少し下車して
散策してみることにしました。
急峻な石段の上にある本堂への表門にあたり 寛文五年(1665年)に建立された阿吽の二天像が護る
仁王門。
ほぼ終盤も過ぎた梅の木とちらほら咲き出した桜の両方が一度に観られました。
幹から直接1輪だけ咲いていたのは驚きでした。
まだ若い桜は素直に育っていて、樹齢を重ねた桜は2本の幹がトルネードして対照的でした。
ご本尊の毘沙門天がこちらを見据えていらっしゃいました。(堂内撮影禁止)
元禄元年(1693)移築完了禄高1700石拝領とありましたが鮮やかな色合いでしたので、たぶん
ここ数年のうちにリフォームされたのだと思いました。
まだまだ若い沈丁花がほのかな香りを放っていました。