３月３日 長野県青年団結集会

第32回長野県青年団結集会、本林実行委員長挨拶。佐賀で行われた全国青年団結集会で教員の方と話して、過酷な仕事ぶりに想像と違った。賃上げは不況ではしょうがないとか、せめて賃下げにならなければいいとか言われる。しかし、幸せな暮らしに一歩でも近づくように頑張ろう。

オオサワ現地実行委員長挨拶、私は自分で納得できる生活をするために働いている。賃金は労働の対価です。納得がいかなければ労働組合で要求するしかない。

第３２回長野県青年団結集会、宮下県労組会議副議長挨拶、福島原発事故は想定外ではない人災だ。1000万人署名頑張ろう。3.11集会行う。ぜひ参加してください！25年ぶりに国鉄闘争が解決した。産別を越えた闘いの成果です。

全国青年団結集会事務局の星さんの挨拶。13年間で55万円の賃下げになっている。賃下げでデフレ社会の悪循環になっている。すべての労働者の賃上げを。

　
私からは、以下の通りあいさついたしました。
　第３２回長野県青年団結集会に参加された青年女性労働者の皆さんに敬意を表します。
　昨年は３．１１東日本大震災で２万人近い人々が犠牲となる、あるいは行方不明となりました。要北の方のお話で、「さっきまで元気に話をしていた人が突然いなくなる悲劇を引きずりながら復興の険しい道を歩いている」と聞きました。
　さて今春闘は、経営側は超円高の進行、タイの洪水による生産拠点の消失などを理由に定期昇給さえも抑えこもうとしていますが言語道断です。リーマンショックで非正規労働者の首を切り大企業は労働者から搾り取り内部にため込んだ利益は２５０兆円を超えています。この過剰資本はリーマンショック以前と同様に投資先を探し、国債・証券・資源・食糧などに流れ込み、懲りないバブルに向かって再び歩き始めるという資本主義社会の業の病にとりつかれています。
　この過剰資本を労働者側に取り戻すことが今春闘の課題です。官民の垣根を越えて、正規非正規の垣根を越えて団結した力を発揮すれば必ず賃上げを勝ち取ることができます。
　政治の課題もまた同じです。野田政権は、あくまでも消費税増税に固執していますが、消費税が導入されてからの総額が２２０兆円、一方で企業減税が２００兆円ですから、企業減税をするために消費税を導入したということが明白です。
　大衆課税の消費税ではなく、法人税を１０年前の水準に戻す、所得税の累進課税の強化、資産課税の強化など「富めるものからとる」政治闘争を強めなければなりません。
　２０１２春闘は労働者運動の前進に向けた始まりの年と必ずなります。働くものの立場で政治を変える社民党も皆さんとともに戦うことを申し上げ連帯の挨拶といたします。共にがんばりましょう。