ソウル市の行政視察三日目の朝食はソウル市庁近くのスケソウダラの干物のお粥でスタートしました。
左が旧市役所、右が新市役所。
市庁の地下には市民が自由に発言できる場所があります。
出迎えてくれた国際課アジアチームのリーダー。
最初に、ソウル市の福祉政策の説明。高齢化、子どもの貧困、障害者などの対策として、これまでの待つ福祉から訪問する福祉への転換を進めています。そのために、社会福祉人材や訪問看護師を2015年に606人拡充、2017年には2450人拡充して対応する。
そして福祉相談専門官が、ワンストップで様々な相談にのります。
さらに、地域の様々な人材や機関を集め繋いで住民が主導する地域の計画を立て実践します。
これらの政策をすすめるため2015年209億ウォンから2017年769億ウォンにふやしています。
日本でも地域包括ケアシステムと趣旨は一緒だと思いますが、地域コミュニティーが崩れているなかで実現のためには、いかに市民に参加してもらえるシステムを構築できるかが課題だと感じました。
続いて、ソウル市において進められている非正規職の雇用改善についてブリーフィングを受けました。
パクウォンスン市長になって、非正規雇用の問題は単なる「労働問題」ではない。共生社会と持続可な未来のためにも必ず解決しなければならない重要課題として取り組まれています。
ソウル市では、約400万人の雇用のうち32%にあたる128万人が非正規雇用でした。そこで直接雇用の非正規職1369人を正規化し、公務職に位置付けました。次に間接雇用労働者を段階的に直接雇用に変えて、次に正規職に変えていきます。
パクウォンスン市長とは、懇談できませんでしたが、市長と同じく市民社会運動をしてきたパスンチョン副市長と懇談できました。都市の再生について政務担当副市長です。
お昼は、同じく市庁近くの韓国ウドンのお店で人気のウドンをいただきました。
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