こんにちは「中川ひろじ」です。

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故竹内久幸さんを偲ぶ会

2023-06-30 08:17:20 | 

本年2月6日前社会民主党長野県連合代表・元県議会議員竹内久幸さんが逝去されました。享年70才でした。6月25日社民党長野県連合は第31回定期大会を開催し、終了後「故竹内久幸さんを偲ぶ会」を開催しました。個人の意思で「派手なことはやってくれるな」ということもあり。社民党として思い出を語る場として開催をさせていただきましたが、阿部長野県知事、信毎中谷圭治論説副主幹をはじめ各界からお集まりいただきありがとうございました。あらためて故竹内久幸さんのご冥福をお祈りするとともにご家族の皆様にお悔みを申し上げます。

           

(写真は、会派の事務局の生島さんの提供です)

本日は、故竹内久幸さんを偲ぶ会を呼びかけさせていただいたところ、奥様の八重子様、阿部長野県知事、信毎の中谷さんをはじめ、各界からお集まりをいただき、まことにありがとうございます。

 竹内久幸さんからは、ご遺族に「あまり派手なことはしてくれるな」と言い残されたと聞いておりますが、新型コロナの中で私ども社民党として、県連合の代表をつとめ、また長く議員活動をされてきた竹内さんの思い出などを語る場をつくりたいとお願いをさせていただき今日の偲ぶ会の開催となりました。

 本日は、主賓として阿部守一長野県知事をお招きしておりますが、竹内さんは阿部知事を倉田さんと一緒に最初に押し出したお一人でもございます。

 また、もう御一方信毎の中谷さんをお招きいたしました。今日のしおりににも挟んでおきましたが、3月5日の信毎の社説欄に、竹内さんが田中知事時代に提案した「治水・利水ダム等検討委員会条例」について触れていただきました。

 お二方からお話をしていただき、ご遺族のご挨拶、献杯ののち、こちらからお願いをさせていただいております皆様に竹内さんを偲び思い出などを語っていただくこととしています。どうぞ、本日はよろしくお願いいたします。

 さて、私が竹内さんを最初に知ったのは、松本市役所を退職し当時社会党の青年組織であった社青同の専従となり、その9月に行われた長野市議選、竹内さんにとっては3期目の選挙でございました。石渡の事務所に1ヶ月ほど泊まり込み、労働組合の青年部の皆さんと共に青年共闘をつくり、毎晩職場のことを話しながら行動に出かけました。本番では、遊説隊長をまかされ、手慣れたウグイスの皆さんのアナウンスを見よう見まねではじめて選挙のマイクを握り以来、マイクをもって話すことが病みつきとなりました。

 そのとき、竹内さんから聞いたエピソードを二つご紹介いたします。一つは、竹内さんの前任の市議会議員で後援会長をされていた藤倉さんのことです。竹内さんの住む地域は長年水に悩まされていました。藤倉さんは「カッパと長靴の20年」という冊子を発行されていましたが、いつでも水があふれる現場に飛んでいけるように車にカッパと長靴をいれていて、竹内さんもそれに倣っているというお話でした。雨が降り川の水があふれるたびに、自ら土嚢を積んでいたのが竹内さんです。その経験が、後の浅川流域治水対策連絡会の中で、上流部と中流部、そして下流部がそれぞれの役割を担い総合的に治水をしていこうという、今でいう流域治水の考え方につながっていったのではないかと思われます。

 もう一つは、選挙の話です。この3期目の市議選は、「竹内は大丈夫だ」という宣伝がかなり広く行われていたと記憶していますが、夜行う選対会議で「何よりもそれが一番怖い」と大沢事務局長と話し、最後まで「この選挙は大変厳しい」ということを言い続けました。その際、竹内さんから教わったことは「情勢の意思統一」の大切さです。選挙に限らず、様々な運動をすすめる際に、運動をになうすべての皆さんと情勢の意思統一をしっかり行うことが大切だということを、実際の運動の中で教えていただきました。なかなか、竹内さんのように一貫して厳しく情勢を見続けることは難しいことです。情勢だけで選挙が戦えるものでもありません。目的に向かって仲間が心ひとつに活動をしていくためには何よりも情勢の意思統一が大事だということです。

 その後、私は社青同本部に行き、戻ってきて山口わか子さんの秘書をして、社民党県連合の幹事長となり、山口さんの後、2010年から9年間竹内さんに県連合の代表を務めていただきました。この間に民主党との連立政権への参加と離脱、国政選挙への候補者の擁立、新たな候補者の発掘のための政治塾の開催、一人区となった参議院県選挙区における市民と野党の統一候補の実現など、退潮傾向にあった社民党の運動の先頭に立っていただきました。あらためて心より竹内久幸さんに感謝を申し上げます。

 奥様の八重子さんも青年運動時代からのお付き合いをいただいてまいりました。八重子さんはいつも明るく竹内さんを、時に叱咤激励をしながら支えている姿に接するたびに「いいご夫婦だな」と思っておりました。長年にわたり激務をこなしてきた竹内さんを支えてこられた内情を詳細に知る由もありませんが、さぞかし大変だったであろうと思います。それだけに共に歩いてきて来られた竹内さんがいなくなってしまったことで大きな悲しみの中におられることと思います。亡くなられたとはいえ、竹内さんはきっと八重子さんを見守っていて下さっていると思います。ぜひ、小泉さんとお茶飲み話に県連合へお出かけをください。

 主催者としては、まとまらないようなお話となりましたが、私なりの竹内さんとの思い出を語らせていただきました。終わりに、竹内久幸さんの安らかなることをお祈りし、また重ねて、本日お集まりいただきました皆様に心より感謝を申し上げご挨拶といたします。

 

 

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