リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

シベリウス

2006年05月22日 21時13分01秒 | 音楽系
シベリウス4の案内がヤマハから届きました。シベリウスというのは、いうなれば楽譜のワープロソフトです。リュートタブラチュア用にはジャンゴという専用のものを使っていますが、五線譜はシベリウスを使っています。古楽器と言えどもITの恩恵にたっぷりあずかっているわけです。(笑)

シベリウスを買ったのは3年くらい前ですが、その時はバージョン2でした。スイス在住のリュート奏者今村泰典さんもシベリウスを使っていますが、彼は英語版のバージョン3を使っていました。楽譜清書ソフトにはもうひとつ有名なフィナーレというのがあります。日本ではフィナーレを使っている人の方が多いようですが、ヨーロッパで見聞きした範囲(要するにバーゼル近辺だけですが(笑))ではシベリウスを使っていた人ばっかりでした。

実は私はフィナーレも持ってるんですが、操作の感じはシベリウスの方が直感的な感じですね。聞いた話では、バッハのカンタータのスコアとパート譜を1週間もかけずに一人で制作する人がいるらしいです。オリジナルの手書き譜を見て、きちんと間違えずに現代譜にしあげるのならすごい話だけど、ホンマかしら?

日本版のシベリウスはヤマハの都合で結局バージョン3は飛ばされて4が出ることになりました。オリジナル版だと4はとっくに出ていたんですけど、まぁ結局ヤマハの開発スタッフが少なすぎるということなんでしょうね。フィナーレの方は英語版に合わせて日本語版もバージョンアップされてくるのに、シベリウスはひと商売し損なってますね。

バージョンアップの方法は葉書に必要なことを書いて送る方式ですが、私はカードで落としてほしいので、カードの番号も書きました。バージョンアップ案内の封筒を見ますと、プライバシー保護用のシールが入っていまして、これを葉書に張って送るわけです。クレジットカードの番号丸出しの葉書では、えらいことになりかねませんから、当然と言えば当然ですが、貼ってみてびっくり。

シールの裏が黒くなってないもんですから、スケスケ。(笑)ちょっとライトや御天道様にかざすだけで丸見えです。これは危険ですねぇ。セキュリティのため結局そのバージョンアップ希望連絡用の葉書を二つ折りにして封筒に入れて送りました。ヤマハさーん、そこんとこもうちょっとしっかり考えてねー。