リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

ロバのパン

2006年05月07日 18時59分16秒 | 日々のこと
ロバのパンって聞いて、子供の頃の回想シーンが出てきて懐かしくなる方は、ある程度以上の年齢の方でしょうね。

家内と近場ツアーの途中、住宅展示に寄りましたら、あの懐かしいロバのパン屋さんがありました。(ツアーと言っても、自転車で市内をうろうろしていただけですけどね(笑))昔はいろいろなおじさんやおばさんがお菓子を売りに街角に来ていました。よく来たのは、「ピー焼き」といって、小麦粉、卵、砂糖などを溶いたものを鉄製の型に入れて焼いたお菓子を売るおじいさんでした。私たちは「ピーピー焼き」って言ってましたけどね。

ピーピー焼きはいつも来ていたので、あんまりありがたいものとは思わなかったんですが、(それでも結構買って食べていました)ロバのパン屋さんはめったに来ないレアものでした。そのレアものが、なんと住宅展示場にありました。あの懐かしいメロディとともに・・・途中でリタルダンドしてフェルマータがあるのも昔のまま(笑)

即、大人買いです。何せ、子供の頃とは雲泥の経済力がありますから。(笑)40何年ぶりに食べたロバのパンですが、懐かしいですね。もう味そのものは忘れていますが、パン生地とチョコレートクリームのとろりとした感触は昔のままでした。それにしても味は意外に淡泊な感じでした。昔のものってそんなもんだったかもしれませんね。

ロバのパン屋さんにどこから来たのか聞きましたら、四日市の郊外からとのこと。お店は出していなく、軽自動車の店で移動しながら販売しているそうです。ということは探して買うのが大変そう。そういうと、毎週の土曜日の午後は桑名市の深谷というところにいつもいる由。何でもお得意さんがいるので、いつも土曜日に届けがてらそのあたりで商売するそうな。やりましたね、重要情報ゲットです。もし桑名近在にお住まいの方でロバのパンを食べたいという方は土曜日の午後に桑名市の深谷(258号線の高架のあたりだそうです)にゴーです。