リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

サマーセミナー(4)

2007年08月17日 18時36分31秒 | 音楽系
最終日の午前中は受講生による終了演奏会です。このセミナーに参加される受講生の皆さんはめちゃくちゃ練習熱心な方ばかりで、レッスンが終わったあとも夜な夜な練習に励んでらっしゃいます。24時間音出しオーケーのペンション平川ならではですね。その甲斐もありコンサートではすばらしい演奏を聴かせてくれました。
このセミナーは、地方自主発信型として継続している唯一のものと言ってもいいと思います。以前は古楽講習会ということで、どこかの出版社とか楽器会社がスポンサーになり何回か開催された例はいくつかありましたが、いずれもせいぜい数回(つまり数年)程度しか続いていません。この名古屋バロック協会のセミナーがもう何年続いているかは、数えたことがないので正確には言えませんが、20年以上は続いていることは確実です。
スポンサーがないから続いているとも言えますが、その陰にこのセミナーを支えている何人かのスタッフの方たちがいることを忘れてはいけません。
来年もまた多くの方に集まって頂き、古楽の楽しみを味わっていただけたらと思います。