リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

アキーラ社からガット弦を買う(2)

2007年08月22日 01時00分38秒 | 音楽系
アキーラ社のMimmoに注文のメイルを出しましたら、すぐに返事が来ません。いつもなら即時に返事が来るのに。3日くらいしてアキーラ社の事務をされている方からメイルが届き、Mimmoは夏休み中で次の週に帰ってくるとのこと。弦が届いたのはそれから10日くらい後でした。

さっそく封筒を開けて中身を確認してみました。注文したのは、0.40ミリ(1コース用)0.50ミリ(2コース用)、0.66ミリ(3コース用)で、それぞれ使用する本数の倍の本数を注文しました。1コースの細い弦(直径0.40ミリ)にはhalf-rectifiedタイプはありません。これは細すぎるので研磨できないということでしょう。

さっそく張ってみました。まず1コースからです。なかなかいい音でさすがガットだなと思いながら、440HZのソまであげてしばらくしたら、プツンとナットのところあたりから切れてしまいました。なんじゃこりゃ?この弦ははずれだったかなと思いながら、もう1本あるので張ってみたら、また同じようにナットのところあたりでプツン。どうも楽器の方に問題があったようで、ナットの溝が鋭角すぎたのか、ペグに弦がはさまったのかどちらかが原因と思われます。そこをなおしてみて原因を特定しようにももう弦がありませんので、1コースははやばやとあきらめましてもとのナイロンに。(笑)