リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

男声合唱を楽しむ会

2007年08月20日 13時26分12秒 | 音楽系
昨日はアマチュア合唱団「男声合唱を楽しむ会」のサロンコンサートの伴奏をいたしました。このグループは2003年設立の合唱団で、もともとは三菱系の会社で合唱団を経験されていた方たちが現役を退いて新たに設立した合唱団だそうです。従って団員の年齢は団塊の世代以上の方が多いですが、皆さんかくしゃくとされていて活動に取り組んでいらっしゃいます。

今回伴奏を依頼された曲はピルコントンのRest, Sweet Nymphという曲でした。先日リハーサルをしたんですが、その時、この際だからソロも弾いてくださいって頼まれまして、ソロ曲(シチリアーナ)も弾くことに。

会場は金山の名古屋市音楽プラザ1Fの音楽サロンです。最初に依頼をうけたとき、この音楽サロンというところはてっきりコンサートホールだと思っていたんですが、リハーサルのあとでそこを案内していただいたら、そこは喫茶店みたいなところだとわかり、生音では厳しいと思いました。そういうときの強い味方は富士通テンの製品群で構成したPAシステムです。こういう音楽ホールじゃないところで弾くときは、聞こえてなんぼということに結局なってしまいますので、ホントに有り難いシステムです。

この会場に来る時に、名古屋の市民会館の横だと聞いていたんで、市民会館を目指して行ったんですが、その市民会館の名前が名古屋市民会館じゃなくて中京大学文化市民会館に変わっていたのでびっくり。あとでホームページで調べたら、ネーミングライツというのを中京大学が年間5000万で買ったとか。うーん、これって安いのか高いのか。

立ち見(立ち聞き?)も出るほど盛況の本番はラジオのパーソナリティを務めてらっしゃる伊藤春雄の軽妙な司会で進んで行きました。伊藤さんはかつては三菱関係の企業に勤めてらっしゃったことがあったそうで、さすが三菱系の企業出身の方の集まり、人材の層が厚いです。

リュートはルネサンス時代のマドリガルのレパートリーを持っているので、ときどき合唱団から伴奏の依頼がきます。今年の初めには女性合唱団のコールリリアスと共演させていただきましたが、こういったアマチュア合唱団のみなさんとリハーサル、本番そして打ち上げに参加させていただくのは本当に楽しいものですね。「男性合唱を楽しみ会」の皆さん、お疲れ様でした。また今後ともご活躍ください。