リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

サマーセミナー(3)

2007年08月16日 11時02分35秒 | 音楽系
セミナーの2日目の夜は講師コンサートなので、到着一日目のよるは早速リハーサルが入ります。今年通奏低音を担当した曲は、オットテールの組曲変ロ長調、エマニュエル・バッハのソナタト長調、クヴァンツのソナタハ長調の3曲でした。弾きにくい調がはいってなかったのでよかったです。(笑)ま、そんなことは言っていてはいけないんですが、正直ホ短調とかロ短調の曲は開放弦が少ないので、疲れます。あ、今回は特別な調が入っていました。オットテールの変ロ長調組曲の第2ガヴォットが変ロ短調なんですよね。ヴァイスのロジー伯のトンボーと同じ調ですけど、どんなリュートにとっても大変弾きにくい調です。 ソロはヴァイスのへ長調ソナタから、プレリュード、アルマンド、クーラントを演奏しました。ログハウスの奏楽堂は古楽の演奏には最適で本当にきれいに響いていました。