リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

アキーラ社からガット弦を買う(3)

2007年08月23日 12時08分16秒 | 音楽系
2コースと3コースは切れることもなく無事張ることができました。でも張った弦は音程がむちゃくちゃ悪かったり振動不良で開放弦で音が揺れたりでだめでした。で、残りのもう1セットを張ってみましたら、今度は多少ましでした。でも2,3コースのうちそれぞれ1本は音程が悪く、2コースは3フレットから、3コースは7フレットあたりからかなり下がってしまいます。もう予備はありませんから替えることはできません。ま、使えなくはないのでそのまま張っておくことにしました。音自体はなかなかいい音です。

男性合唱団のリハーサルもバロック協会のセミナーのときもガットのままでしたが、やはり湿度が高いとかなり音は鳴らなくなります。普段練習している部屋はダイキン工業のうるるとさららで湿度も押さえられているのでいいのですが、一旦外に出るとだめですねぇ。日本の夏はヤワではないです。ということで、結局2,3コースのガットはナイルガット弦にとり替え、男声合唱団の本番はナイルガットで弾きました。

今回ニュータイプを使ってみての感想ですが、2、3コースは今までのより耐久性がありありそうでした。1コースに関しては、耐久性を見る前に切れてしまいましたのわかりませんが。でも相変わらず精度が悪いのが気になります。でもこれはナイロン弦でもナイルガット弦でも同じで、1発で全ていいのがあたったというのは希で、いつも細い弦は2,3セット余分に買っておいてそれから選ぶということをしています。太めの弦や巻き弦は比較的いいのですが。倍お金を払ってもいいから、精度の高い弦が欲しいんですけどねぇ。