リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

インプラント

2007年10月04日 11時24分38秒 | 日々のこと
先日歯医者さんでインプラントの手術を受けました。インプラントは人口歯根とも言って、抜けてしまった歯のかわりに、直接骨にチタンのネジみたいなものを埋め込んで、それをベースに歯を作るというものです。(あまり正確な表現ではありませんが・・・)

私の場合左下奥歯が2本欠損していまして、その2本をインプラントにしてもらったわけです。これは別に放っておいてもいいんでしょうけど、欠損した奥歯の上の歯はあるので、やはり相方は必要だと思って、決断いたしました。インプラントは高額なので、はやり決断になるわけです。欠損している奥歯は、虫歯だったと思いますが、抜いてしばらくはあごのバランスが変で、顎関節がちょっと妙な感じでした。しばらくしたらその妙な感じもなくなっていきましたが、今度インプラントにしたら逆にまた違和感を覚えるのかもしれません。

手術自体は簡単なものだと言われていましたが、手術の何日か前に、うどんやで読んでいた新聞にインプラントのことについての記事が出ていました。そこには、手術失敗例について載っていまして、なんでも骨の奥の方の神経を「ネジ」が欠損させてしまうと口の神経が麻痺して、食べるものがぼろぼろ口からこぼれる状態になってしまうそうな。うーん、ちょっとビビッてしまいましてやめよかななんて思いましたが、幼なじみの歯科医K先生を信頼することにしました。

手術自体はあっという間に終了しました。というか、点滴の中に精神安定剤が入っていたらしく、ほどんど寝ていまして、終了数分前に目覚めた感じでした。手術後は発熱したり腫れや痛みが出たりすることがあるそうですが、そういうことはまったくなく、抜歯したときよりも何もなかったくらいです。これも名医K先生のお陰です。手術の翌日、翌々日レッスンを入れていたんですが、大正解でした。K先生、およびスタッフの方々ほんとうにありがとうございました。

今回はいわば土台をうめこんだだけでして、実際に歯の形になるのはもうすこし先です。久しぶりに左の奥歯をかみしめることができる日が楽しみです。