リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

若き二人の演奏家(2)

2007年10月09日 07時54分41秒 | 音楽系
少し前に東京在住の知り合いのギタリストTさんに会って、Hさんのコンサートを聴きに行くという話をしたら、彼女は人気だから会場は一杯になるよ、って彼は言ってましたが、実際その通りでした。会場近くの地下鉄から地上に上がると雨が少し降ってて、すぐ近くのコンビニでビニール傘を買いました。そこから会場までどのくらいあるかわからなかったので、とりあえず買ったんですが、結果的には傘はあまり必要ないくらい近いところに会場はありました。着いたのは開演30分以上前でしたがもう何人か外で待っている人がいました。

開演ころには約100人入る小さなホールは満席でした。プログラムはなかなかユニークなもので、バッハ、スタジオ・ジブリ作品の音楽、アストリアス、武満、2007年にHさんがスイスの作曲家に委嘱した作品などでした。恥ずかしながら、ここに私の作品も入れてもらったんですけど、時代的にもジャンル的にも超広範囲の作品を並べたものでありながら、それぞれが不思議と共存していました。これはやはり彼女の実力というものでしょう。

終演後は、関係者と打ち上げに行きまして、遅くまで楽しく過ごさせていただきました。遅くまでいろいろ楽しい話を伺い、地下鉄の最終に飛び乗ってホテルに着くことができました。