リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

続諸戸氏庭園

2007年10月22日 09時39分24秒 | ローカルネタ
西諸戸と東諸戸の間に水路があるんですがそこに立って、今の六華苑と西諸戸を見てみましたが、なんと広大な敷地に豪壮な邸宅があるんだろうと、今更ながら驚きました。その富の集積の度合いは現在ではありえないレベルのものだったんでしょうね。でもその集積された富はいわば再配分みたいな感じで、一般庶民がそのすばらしさを享受できる。極端な富の集積で苦しんだ庶民も多かったでしょうが、中途半端に富が拡散してしまって、何も残らないよりはましなのかも。

でも戦争中の爆撃目標のすぐ近くであるにもかかわらず、よく空襲からまぬがれたものです。倉の一部は被災したそうですが、米軍も爆撃目標をきちんと見ていたということでしょう。それに敷地が広大なので近所からの延焼をまぬがれたということもあるでしょう。
富が再配分された(されつつある?)以上、今度はわれわれ桑名市民が守っていく番です。出せるお金には限度がありますが、何らかの形でしっかりと支えていきたいものですね。