リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

奇妙な日常

2021年08月01日 16時11分24秒 | 日々のこと
テレビのニュース番組を見ていましたら、東京のコロナ感染者が激増している状況をいろいろな角度から報道していました。続いて専門家が出てきて事態の深刻さを伝えてみました。

昨日は東京の感染者4000人を突破し、私が適当に数字を出した7000人越えもひょっとしたらと思わせるような恐ろしさです。番組で専門家はパラリンピック開催についても言及し、とても深刻な状況を伝えていました。

するとアナウンサーが突然表情も声も明るく変え、「さて、次はオリンピックの話題です。金メダルは・・・」なんて話し始めました。見ていた私は「えっ?」「コロナ感染が深刻なにのにこの展開って何?」と思わずつっこみたくなりました。まぁ暗い雰囲気を明るくするためにそうしたのかも知れませんが。

熱海の土石流災害もまだ行方不明者がいますし、全国的にデルタ株が広がりつつあるといういわば国難の時期に、それらのニュースの後に金メダルのニュースが混じりはしゃぐという異様な光景は何なんでしょう。アナウンサーも個人的には違和感を感じていて自分の仕事が嫌になりはしないでしょうか。まぁそんなヤワなメンタルではあの世界を渡っていけないでしょうけど。

こんな妙な状況を導いたオリンピックもある意味国難と言っていいのかも知れません。コロナ禍も国難、オリンピックも国難、2つの国難が覆いかぶさったこういう状況はもう大国難です。。オリンピック関連の様々な光景は一生涯で滅多に見られないことだと、ノコノコと地方から東京に出かけている素朴なオリンピック好きがいるようですけど、わざわざ密のところに出掛け、ひょっとしたらお土産も頂くなんて、まぁ今はさすがにやばいのではないでしょうか。