リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

ネーミングライツ

2024年11月16日 11時09分59秒 | 日々のこと

最近あちこちでネーミングライツとやらで今までとは名称が変わってしまっている施設が増えてきました。1967年開館の桑名市民会館は途中から柿安シティーホールになっています。新しいホールを作ったの?とか四日市シティーホールって葬儀会館があるので柿安も葬儀場経営に乗り出したのか!と思う人も出てくるかも知れません。

名古屋高速を東新町出口で降りて信号待ちをしていて(だいたい赤信号にひっかります)目に入るのがハウスメガシャキ歩道橋だったんですが、今は名前が変わってナントカ法律事務所歩道橋になっています。名古屋市民会館も2回くらい名前がかわっています。

これらは皆ネーミングライツという枠で企業が公共物の命名権を一定期間お金を払って買った結果です。企業は宣伝になるし所有管理している公共団体はいいカネになるのでウィンウィンでしょうが、そこにひとつ抜け落ちている大切なことがあります。

それは一般市民ユーザーからの視点です。確かに企業と公共団体にとっては好都合でしょうけど、一般市民にとってはランドマークともいうべき公共物の名前がコロコロ変わるのはとても不便です。

当局が宣伝収入を欲しいのであればそこに広告を掲載・表示募集すればいいのでは。やれるのはそこまで。そもそも公共施設は税金で作ったものであってみんなのものです。それを当局と企業で私物化してはいけません。それ以上踏み込んでその施設の名称を変えユーザーに不便を強いるような制度は止めてもらいたいところです。もっと別なところで節約をしたらどうでしょうか。ただ個人的にはハウスメガシャキ歩道橋という名称はとても気に入っていましたが(笑)