QUADERNOという言葉はイタリア語でノートブックのことですが、この名がついた商品があります。富士通から出ている手書きのメモやPDFへの書き込みができる超軽量・薄型電子ペーパー、QUADERNO FMVDP43Cです。
FMVDP43Cはカラー表示ができるモデルで昨日発売されたばかりです。サイズはA4とA5の二種類があります。発売は明後日11月22日です。これのモノクロモデルがあるのかと思って末尾に「C」がつかないFMVDP43を検索してみましたがありませんでした。FMVDP42もなくひとつ前のモデルはFMVDP41のようです。
金曜日発売の新モデルはA4サイズが税込み79800円です。数年前にGVIDOという名のA4見開き電子ペーパー楽譜リーダーが発売されました。お値段は税込みで20万弱でしたが、私は品定めに東京銀座の山野楽器までわざわざ見に行ったことがありました。高くても使い勝手がよくて有用なら大枚払ってもいいかなと思ったのです。しかしよかったのはA4見開きで軽量ということだけで、運用的重要点であるアプリ、ファイル管理、メモリ、処理速度、フットペダルなどの付属品等はiPad とは全く比較にならないレベルでした。
この税込み79800円はなかなか微妙なお値段ですね。私はすでにiPad Air 13 inchを買って使っているのですが、iPad Air 13 inch+Apple Pencil Proのお値段の約半額です。さすがに今乗り換えるつもりはありませんが、一番の差は重量です。iPad Air 13 inchが618gであるのに対してQUADERNO FMVDP43Cは368gです。この368gは魅力的ですね。さらに一世代前のカラー仕様でないモデルだと約6万円です。
今楽譜リーダーとして練習も本番も使っているiPad Air 13 inch+Apple Pencilは非常に高機能でメモリなんか128Gもあり楽譜リーダーとしては完全にオーバースペックです。(128G以下のモデルはありません)使用アプリのFor Scoreも高機能です。もう少し軽かったら言うことがないなという気持ちがあるので368gは魅力的に映りましたが、QUADERNO FMVDP43Cのアプリなどの使い勝手はどんなものなのでしょうか。気にはなります。